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オトフリート!
[傾いだ身体を労わるように手を差し出し、その瞳を見て表情を曇らせる。
それ以上言葉をかけることはできず。]
[アマンダは、零れ落ちた石榴色の液体に目を瞬く]
…あ、大丈夫?
ん、こんばんは。
[アマンダが手を伸ばす前に、ハーヴはグラスを片付ける。
きれいになったカウンターに、岩清水と果物と、それからもう一杯の石榴色。
アマンダはそれをベアトリーチェへと渡し、自分は無色透明な岩清水で口を湿らせてから、問いかける]
…皆、どこだろ。知ってる?
[千花はカウンターに降りてお食事タイム]
ないものなど、見せろとは言わん。
あんたの領域は『混沌』。
そして、俺は虚無。
どちらも、どこにでもあり、どこにもない。
そんな不確かなものを求めるのは、とっくに飽きたさ。
ああ……儀式中に、何やら言ってたな。
俺の目的の中には、確かに彼女を探す事も含まれていた。
命竜王の頼みとしてな。
それから……あと、なんだったか。
ああ。
ここに来た理由か。
俺にとってのはじまりの世界を無に帰しかねない力がある地。
そこが不安定になったから、引き寄せられた。
それ以上でも、それ以下でもない。
[今にも均衡が崩れてしまうのではないかという気配。
それだけの力が動いた。
そしてまだ力は、司る者たちの言動に反応して動いていて]
っく。
[少しでも加減を間違えればこの場の空気は一気に崩れかねない。
既に宥めるのではなく、ただ崩れないようにするだけ。
それだけでも精一杯だった。
握った手から流れ込んでくる月闇の力が、ギリギリの所でそれを支えてくれている]
……心配するな。
100年ばかり、生命を削ったが、何事もない。
[言葉を失う若竜に、静かに告げる。
微かに紅を帯びた紫の瞳、そこに浮かぶ刻印は、冥い光を放っていた]
[静かに、オトフリートを見つめる]
それがあなたの考えですか。
では、お望み通り、私の考えを申しましょう。
私は、まさに、あなたとティルを疑っている。
オトフリート、あなたは、何かに呼ばれて来たのだと言った。
それが鍵の書に呼ばれてのことだとしたら、あなたこそがアレを開く者なのではないですか?
時空を司る、古き竜、虚無の申し子。
この世を虚無に返すのが、あなたの役目なのではないのか?
そして、ティルは、永い時を、一つのものを守り続けていた。だが、その時が尽きかけている。
力があればと、思ったのではないですか?
大きな力があれば、時を引き延ばすこともできると。
−Kirschbaum・一階−
[ゆっくりゆっくり、意識が巡ります。足りないこどもには、いろんなことが起り過ぎていて、追いつけずにいるのでした。もしかすると、そのうちに手遅れに、いいえ、もう手遅れになっているのかもしれません。けれどもベアトリーチェには、どこか遠い出来事のようにも思えてしまうのでした。
グラスを持ち上げると、柘榴石のいろをした液体が揺れました。]
オトフリート。私から見ればお前も、其奴も大差ない。
いつまで膠着状態を続けるつもりだ。やるならやれ。やらぬのなら鎮まれ。
[小さな呻き声に、ブリジットを睨んだ。]
力在るものが心を乱すことは好ましくない。
[クレメンスの言葉を、呻吟する。]
生命を削った、って。
[サラリと言われた言葉に思わず横から呟いて]
……え?
[今まで思ってもみなかった視点を告げられ、一瞬呆然とクレメンスとオトフリートを見比べた]
ティルの事は、知らん。
勿論、裏づけがないというのは自由だ。
そこで論じても、時間の無駄だからな。
そして……どうやら、あんたは時空と言う力を、多少取り違えているようだな。
時空の領域は、無限。
そしてその無限は、天聖の悠久と対となり。
ただ、あるがままに全てを見続ける。
不変にして不変たる事、それが時空の属を宿すものの在り方だ。
そして、俺は。
この世界の消滅など、願わん。
それをするくらいなら、自らを虚無に還し、たゆたう。
[クレメンスの言葉に、...は叫んだ]
ティルじゃない。
ティルは決して「鍵の書」なんて触れていない。
ハインリヒさんの捕らえた力が翠樹としても、
アレはティルが使った力じゃない。
僕はティルがどんなに遠くにいても、
ずっと側にいたから、それは間違いない。
[きっぱり言い切った]
[ミハエルの言葉に、微かに笑んで]
俺は、落ち着いているが?
文句は、人の言葉の裏を取ってごねたがる、そこのおっさんに言ってやってくれ。
ぶっちゃけるが、今のでかなりへたばってんだ、こっちは。
[ミハエルの言葉を耳にして、小さく吐息を零す]
やれやれ、確かにここで言い争ったところで、意味は無い。
私としたことが、対なる者の命の乱れに、柄にもなく引きずられたようですね。
[いつものように笑み、オトフリートを見つめて頷く]
解りました、それがあなたの真実なのでしょう。ですが、私はそれを信じることが、まだ出来ません。
『うん、ありえない』
[今までなら、そのまま揺らいだままだっただろうか。
けれど今回はすぐに立ち直ってオトフリートの方を見た]
想いはしたよ
手にいれようかと。
ながきときを待っても戻らぬ彼女に。
[心の魔にあっさりと言い切った]
だけれどそれを手にいれたからとて、かの女が産まれるとは限らない。
もう僕にはかの女のことがしっかりわからないのだから。
なればかの女の産まれるかもしれぬ
それを待てる時間を望む。
かの女の幸せだけが「幻」とかの女にいわれた僕の望みなのだから
言いがかりは、方便か?
罪をなすりつけ、逃げるための。
[神父の瞳は底知れなく思えた。]
輪が一つ、消えたと聞いたが。
[先達の同族に眼をやり、訊く。]
[アマンダはハーヴに告げられる言葉に、小花散るグラスを傾ける事も忘れて聞き入る。
ベアトリーチェの様子まで、気が回らない。気付けない]
[千花は聞いているのかいないのか、回復の為にか果物を黙々]
[ダーヴィッドの言葉には肩をすくめる]
あなたは、同族の言葉を疑いはしないでしょう。魔を信じよと強制するつもりもありませんが、先に罪を言い立てられたのは、私。
私から見れば視点は逆です。致し方ありません。
[先に気が附いたのは、ベアトリーチェだったでしょうか。]
……アマンダ?
アマンダは、どう思う?
[その問いかけの意味は、どんなものか、自分でもよくわかりませんでした。]
[――そうして、最後に、
オトフリートとミハエルが 「イレーネとティルが」
何かあったと叫んで消えたと聞いて、グラスの中身もそのままに立ち上がり身を翻す。
片手で攫うように千花を抱いて]
――行かなきゃ! イレーネ! ティル!
[後ろも見ずに、夜の道へと駆け出していく]
[クレメンツの声にくすりと笑って]
生憎、僕には男色の気も少年趣味もないんでね。
せっかく恋人になるんなら大人の女性がいいな。
…真面目に話すと、まあ何故だか知らないけど、
現状唯一僕が使える技でね。ティルと交信できる。
ティルがハインリヒさんを襲った大きな力を放ったとしたら、あの時僕の側にいた「はな」が教えてくれただろう。今日みたいにね。
[ふんわりふわり。ティルの額から三つ花の蝶が飛び出して、...の手のひらに止まった]
[ふと、気づいて目を向けるは北の遺跡。
ゆっくりだが、じわじわと高ぶってくる封護結界の力。
奪われたものを取り返すべく、無差別に引き込み捉える力。
再封の為に渡された指輪で、この力を制御できぬだろうか?
唐突に、そんなことを思いつく。]
[額から抜け出た花は。
ふわり ふわり]
……花はカにて香あるもの
風の力に近しいものゆえ、君に近付いたのだろう
なぜかわからないけれど、僕にはユリアンのコエが届くし
ユリアンにもそうなのだろう
…………
[ただ不安そうに、亀裂の入った目がユリアンを見る]
[問いは届きはしなかったようで、ぽつんとベアトリーチェだけが取り残されました。ハーヴェイに、「行かなくていいのか」と訊ねられたかもしれません。]
うん。ベアトリーチェは、よいんだ。
[グラスをかたむけて、ゆっくりと喉に流し込んでゆきます。]
……駄目だと、云われているから。
[微笑って、云うのでした。それは、ぽっかりと空虚な笑みでした。]
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