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─厨房 カウンター寄り─
いや、あの様子を心配しない方がおかしくね?
[>>484 真顔った。とても真顔った]
起きてても寝てても状態変わらんて、あんま良くないってことじゃねぇの、それ?
まぁ、言いたいことは分からねぇでもねぇけどよ…。
…あんまそう言う事言うなよ。
[口が尖がった。
美味いとか不味いとか、そう言う問題じゃねーだろ]
[>>485 大丈夫そうと聞いて、オレはほれ見ろって顔をした。
けど続いた言葉と表情に、ぬ、と声を漏らす]
そんなにか…。
[独り言もでかい声で言ってたらどうしよう…。
自覚無いってこわいね]
―厨房入り口付近―
ちゃんとゼルギウスに見てもらっておいで。
[エーリッヒに向ける心配げな視線は変わらない。
こちらの方まで来ているエルゼリートの方が、彼には詳しいだろうかと視線を向けて。
それから、エーファの言葉には頷く]
フォルカーの分もあるからね。
座っていて。
[一緒にいるならちゃんと二人分のつもり。
厨房の中に入ってゆく。スープを火に再びかけて、お皿を準備して、とりあえずはカウンター傍の様子をうかがう]
─回想・厨房─
─…え…?
[二回目と。さらりと言われたゲルダの言葉>>411に驚き彼女の顔を見た。
半ば反射的に以前のことを聞こうかと思ったけれど、すぐに浮かんだのは何も力を持たない方が二回も巻き込まれたりするだろうか、ということ。
団長のことは、遠目だったから大丈夫だといわれたけれど、それよりも先に聞いたことの驚愕の方が大きくて。
スープが出来上がったと聞けば、用意した皿に注げるように並べ、程なく準備は済み広間へと運ぼうとしたものの、ゲルダから二度目ということをエルゼには言わないでと口止めを願われ>>427れば、頷いた。]
えぇ…言いません。
ゲルダさん…どうか、お気をつけて。
[そう、真摯な表情で彼女を見つめ、頷いた。
自分の想定が正しければ、彼女は力あるもの。
それが人に恩恵を与えるか危害を加えるかはわからないけれど、これが知られればきっと彼女は危険にさらされるだろう。
今でも安全というわけではないけれど、自分のせいで人が危うくなるようなことはしたくなかった。]
[そんなやり取りを済ませた後、スープの乗ったトレイを手に広間へと向かった。
フォルカー達の姿が無いのに気付くとどうしたのかと心配し問いかけるが、誰かから所在を教えてもらえば安堵して微笑み、スープが欲しいと言う方に配膳して。
ナターリエの姿を見れば、昨夜はありがとうございました、と礼を言い。
彼女の髪が真珠の髪飾りで彩られているのを見れば、その愛らしさに可愛いと微笑み、とても似合うと賞賛した。
その後は、ゆっくりと時間をかけてスープを飲み、広間での会話に耳を傾けて。]
─回想・終了─
―二階/個室―
[クレメンスの見解>>482に同意の頷き]
見極める力があると分かったのは
養子にして頂いたずっと後でしたから。
[それが分かってからも変わらず情をかけてくれた養父。
不気味な力と思われても仕方ないと思っていたのに
伝承を語り聞かせてくれたのだから感謝こそすれ、で]
― 二階/自室 ―
[男は嘘はついていなかった]
[過去に「場」が整い、覚醒した「獣」の何割かは、自らの正体を知られる事を恐れて、か、悲しんで、か…或いは身近にある故に早々に気付かれてしまったからなのか、己の肉親や、身近な者…時に最も愛する者を、初期の生け贄に選んだのだ、と、教えられもし、実際に目にもしてきたのだから]
天の配剤ってのは、見事なもんだ。
[薄く笑って、ナップザックの底、縫い付けて隠してあった、もう一つの布袋を解く。袋の中に隠されているのは、一振りの銀のスティレットと、赤い丸薬]
………神の祝福あれ。
[目を細め、十字架に似た短剣の柄に軽く口づけて、内懐に備えられた鞘に隠す。赤い丸薬は、胸のポケットに無造作に突っ込んだ]
─厨房→カウンター─
[ゲルダに視線を向けられて>>494、ひょいひょいとカウンターの方へ出て行く]
ま、ゼルギウスに見て貰うのはオレも同意かな。
ああ、器片付けて良いんだな。
[言ってエーリッヒが持って来た盆を持とうとする。
が]
………エーリッヒくぅん。
これ、なにかなぁ?
[オレはあるものを見つけて、エーリッヒににっこり笑う。
親指と人差し指で薬の袋をつまみ上げた]
薬、飲んで無いの?
―広間・カウンター傍―
あ、わ、ごめんなさい、……
[ゲルダを手伝おうかと立ち上がるが]
[座ってと言われ、迷った挙句に近くの椅子に座った]
[白猫の鳴き声を聞いて、視線はそちらに降り]
……どう、したの?
[いつかの見習い薬師とのやり取りを思い出してか]
[そっと問うのは彼女に]
―浴室―
ああ、久しぶり、だな。
[それから微かな笑みと共にかけられる言葉、一緒だというエーファの言葉はなによりも嬉しく、同じような笑みを返していた。
そっとエーファの体のあちこちに触れながら、向こうがくすぐったそうにしたならば、こちらもなにかむず痒さを感じたりと。
久しぶりにじっくりと感じとる姿は、微細な違いは確かにあり、それは自分たちだからこそ気づいたものか、あるいは他人にも裸の二人を並べてじっくりと観察でもすれば、気づくのかもしれない程度のものだったか]
―二階/個室―
見つけてから……。
[ライヒアルトの言い分>>488は多分正しい]
その通りね。
[見つけてしまったからこそ二人に打ち明けて
名乗り出ることを選ぼうとしている]
私が見つけて告発すれば……
その人は殺されてしまうのでしょう。
[思いは口にせぬまま困ったように眸を伏せた。
消え入るような声音が耳朶へと触れる]
――…ラーイ?
[言葉の意味を尋ねるようにおとうとの名を呼んだ]
司祭様も知っていただなんて。
[激情はすぐに冷めていく。
そうあれと教わり、そうあろうとしてきた成果だろう。
>>502クレムの手が乗れば首を振って、払うように]
子供じゃないから。離して。
……双花の片割れ。
やっぱり。クレム兄が、朱花。
[ブルリと震える]
俺だけが。何も知らなかったんだ……。
―浴室―
[向こうの手が頬に触れる頃、こちらも同じようにして頬に触れていて]
エー、ファ?
[かけられた言葉は決意の現れにも聞こえたが、それより他の何かも感じていた。
戸惑いを含んだ疑問は言葉に。けれど疑問の言葉はその名を紡ぐだけに。
それがなんなのか自分でもわからなかったから]
―二階/個室―
同じ気持ち、ね。
[兄弟の言葉に微かな笑みを見せる。
仲が良いとヴィリー>>455にも言われたことを思い出し
きょうだいだから思いまで似るのだろうか、なんて。
けれど続けられたクレメンスの言>>502]
まずはおにいさまから、って……
え……、おにいさまが、朱花……?
私が支えるべき、双花……。
[さらりとした告白に驚いたように目を瞠る]
―浴室→広間―
[それから、体を洗ったり済ませて元の服に着替えながら]
エーファ、後で着替え貸してもらってもいい?
さすがにこれだけだと困るしな。
[こちらの希望は聞き入れてもらえたかどうか。
どちらにせよ、連れだって広間にもどることに]
殺されてしまう。
そうだけど。だけど。
[殺すのに躊躇いがあるのか。
ナータの諭しに声は小さくなるばかり。>>506
名を呼ばれた時に反応を示さなかったのは、クレムからの告白に気を取られていたからか。深緑は兄のような人をじっと見ている]
―厨房・カウンター近辺―
[そうこうしているうちにスープは温まり、それをお皿に移すと、カウンターまで運ぶ]
お待たせしたね。
パンとかも食べられそうかな。
[ゆるく首を傾げて尋ねる。エーリッヒには、やっぱり心配げな視線を向けて、とりあえずは先のごとく、頭に手を伸ばした]
─カウンター─
あい……。
[注意しろ>>509と言われて、流石にオレは大人しく従った。
からかいの種にしかならんものな、オレの場合は…。
その後、薬を飲んで無かったエーリッヒの返答>>511に、オレはまた翡翠を細める。
…やっぱコイツ何か変だよ。
爺死んでショックってのと、また違うくね?]
あー……そうか、そう言うのがあるのか。
んじゃ、はい。
これ捨てるわけにも行かねぇだろ。
器は片付けてくっから。
[オレは摘まんだ薬の袋をエーリッヒの前にぶら下げた。
返される翠の瞳にやはり違和感を覚える。
……既にラリってるとか、そう言うことは無いだろうな?]
ね…ゼル。
エーリッヒさん、診て差し上げた方が良いんじゃないかしら。
[少し離れたところから見える彼の様子はわからないけれど、白猫の鳴き声はどこか不安げで。
同じように不安げな表情を浮かべ、ゼルを見た。
団長の訃報には他人である自分ですら発作がおきかけた、近親者である彼のショックはいかばかりだろうと。]
― 二階/自室 ―
[暫く後、向かいの部屋の扉が開いた気配に、薄く扉を開け、隙間から廊下を覗く。遠目に見ても具合の悪そうなエーリッヒが、階下へ向かうのが見えた]
随分参ってるみたいだねえ。
[気の毒に、と、一瞬真面目に一人ごちて、その姿が見えなくなるのを待って、そっと部屋を出る]
[とりあえず、色々思うことはあるが。
後でエーリッヒさんとは オ ハ ナ シ が必要そうかもなぁ。なんて、寒気とかに襲われそうなほど綺麗な笑みを浮かべて]
そりゃもちろん、後で…ね。
どっちかというと精神のほうがまいってるだろうしね…
[そればかりは薬でどうこうの問題でもないし、飲みすぎはかえって毒となる。
いっそ強制的な意味で眠らせるほうが楽かもしれないなんて物騒なことも考えつつブリジット>>517に答える。
[十五年前、直接手を下した訳ではないが
少女だったナターリエの告発で見極めた相手が殺められた。
手を下した者と同罪で女の手は既に血塗られている。
神につかえる身でありながらその資格をその時手放してしまった]
――…誰も傷つかぬ道があれば良いのにね。
[小さな声で紡ぐおとうと>>513に柔らかな声で言い添えて]
[訊いてはみたけれど、白猫の言葉が解るはずもない]
[何だか元気がなさそうなのは感じ取れたけれど]
[白猫のもどかしさが伝染ったように、困った顔をして]
……え、と……
[振り返り、少し離れた位置にいる薬師を見た]
[同じタイミングで、ブリジットがエーリッヒのことを口にしていたか]
[エーリッヒの部屋から広間に戻るときに、
ヴィリーが言っていた伝承>>457は知っていた。
弟妹がもし、そうであって最初の者に選ばれたとしても、
すまない、と思いこそすれ、それが己の天命であると割り切ってしまうかもしれない。]
まぁ、言ってどうなるってわけじゃないし、
風呂に入ったりしなけりゃ浮かばない痣だからな。
[ラーイの言葉>>507に少しおどける様に肩を竦めた。
子供達のお風呂タイムは世話したりなんだりで、
一緒につかる、ということは記憶にあまりなかったから。]
今回はどうなるかわからん。
知っているのは、お前ら二人と、エーリッヒ、ヴィリーくらいなもんか。
残念ながら俺は、蒼花が誰かは俺は知らない。
[知ってる人間を指折り数える。
表立って蒼花を探せないのが痛いが、それはしょうがない。]
─カウンター─
おぅ。
[置いといて>>521と言われて、オレはエーリッヒの前に薬の袋を置いた]
…うん、そうだな。
薬師に怒られるな。
[エーリッヒの言葉にオレはしみじみと言って頷いた。
薬師に該当するのは、ゼルギウスじゃなくてお袋さんの方になったけど。
ゲルダの手から逃げるような仕草をする様子に、オレはまた翡翠を細めて。
けれど痛みのせいとは気付かなかったから、盆を持って厨房へと移動するのだった]
[そうして視線を動かせば、当然エーリッヒの傍にいるエルゼやゲルダの姿が目に入る。
厨房の中でゲルダから聞いた言葉>>509を思い出し、目を伏せた。
彼女は二回目だといい、銀のナイフを持っているからと笑っていた。
一回目も、きっと今回と同じようにどなたかが亡くなった。
笑って言えるようになるまでに、どれだけの苦痛があったろう。
そう思えば、問いただすことも追求することも出来なくて。
ただ、銀のナイフを持っているならば彼女はきっと人狼ではない。
何の力も持たぬ身は彼女を守れない。
ならばせめて彼女のことを人狼に知られぬように口を噤もうと思った。]
さすがにいつも飲む薬のんでなかったら……
[とブリジット>>524へはそんな半端なところで言葉を区切った。
こんなところで親子と思われてるなんて知らない...は、エーリッヒが自棄になってる可能性もなきにしもあらず、心のケアまで薬師ができるのかといえば、なんとも微妙だ。などと、これでも慎重に考えていつつ]
ま…薬師にできることなんてたかがしれてるからな
[こういうときばかりはそう思わずを得ないよなぁと自嘲的な笑みを浮かべた]
[頭の中はぐるぐるとしている。
ヴィリーに揶揄られた声が思い出される。>>455
ナータを傷つけるつもりならば自分が。
親しくない者から愛称を呼ばれてまた睨んだりはしていたが。
けれどあの時は殺そうとまで思ったりはしていなかったはず]
誰も傷つかない道……。
[頷くというよりは俯いた。>>520
それはもうありえない道だから]
エーリも知ってるんだ。ヴィリーさんも。
でも、そんなのはもう、どうでもいいよね。
クレム兄も危険に晒され易いってことは、間違いないんだ。
――されど甘美なるその花は。
時に強く、激しく、月の牙を引き寄せる。
[エーリと一緒に調べた伝承の一節を諳んじる。
そういうものなのだというのは。知っている]
― 広間 ―
[ヴィリーに中指立てられてたので、けらけら立てていた親指をくるりと下に向けたりと。
そんなやりとりをしていたら、スープの声には遠慮なくこちらも欲しいと声をかける。
運ぶゲルダには礼と謝罪を告げた。]
おっと、手伝わなくて悪い。
お嬢は大丈夫そうネ。
ゼルが厨房にいたのは見てたから任せたケド。
ゼルは有り難うね。
[そう、一度主の顔色を伺うように顔を見て。
問題無さそうだと知れば、ゼルギウスに礼を言い、スープを口に運んだ。
飲み終えれば軽く片付けて、一旦広間を出て部屋へ戻ると二階へと上がった。
エーリッヒとは途中ですれ違うが、猫に睨まれても無視されても、軽い笑みを浮かべるだけだった。]
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