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ああ、ブリジット
[顔色は抜きにしても、まだ一度も見てなかったためブリジットの無事だった姿>>281にはほっとしつつも、盆の上のコップに水差しより水を注ぎ差し出した]
―二階・双子部屋→―
[妹にやや遅れて、今日はエーファによく似た感じに髪も整えていた。
昔は、よく意識して同じにしていた気がする。
いつからか、自分の方が変えるようになって、両親が二人の区別つくようにと用意したリボンも使わなくなっていた。
あのリボンはどこにやったっけかなとふと考えたり、二人並ぶと今日はより見分けがつきにくくなっていたかもしれない]
大丈夫、なんとか。
見られたのは俺の不注意のせいだし。
[事情をよく説明してなかったので、向こうが疑問の様子を浮かべるなら昨夜のことを話すだろうか]
とりあえず、行こうか。
[事情を説明したなら少し急かすように、そうでなければ促すようにだっただろうか]
─広間─
[自衛団員と、ナターリエ、アーベル、それぞれの問答に、小さく息を吐く]
……石頭の配下は、そろって石頭、ってか。
[吐き捨てるよに呟いて。
>>284 頭の上に手が置かれると、くらい翠をクレメンスに向けた]
やめとけ、って、言われても、さ。
悠長に、構えてらんない、し。
……伝承を、なぞる事が、是とされたなら、どうなるか。
俺は、その記録を、幾つも見てきたんだから。
[かすれがち、途切れがちの声で綴るのは、緊張を抑えているから。
自衛団員の思考はわかる。恐らくは、動揺もしているのだと覚れもする。
なんでかんで、団長が慕われていたのは、知っていたから。
勿論、だからと言って一方的な通達を容認できるわけではないのだけれど。
逃げられない、という認識もあったから。その思いをそのまま、言葉に変えていく。
真白の猫が、不安げに、鳴いた]
― 広間 ―
[建物の中に戻ったのは、丁度、自衛団員達と入れ違いだった会話のいくらかは耳に入っていたかもしれないが、それには言及せず、ずっとここに居たであろうクレメンスに視線を向ける]
で、やっぱり人狼探して殺せって?
[相も変わらず、問う言葉は端的]
[クレメンスから掛かる声に一度其方に顔を向けて]
ただいまです、おにいさま。
[いつものように笑みを浮かべることが出来ぬまま声を返す。
皆殺し、などとアーベルの口から漏れれば
ライヒアルトの手>>287と重なる女の其れがピクと震える]
……考えなしでごめんね。
[詰所であった事を思えばおとうとの考えが正しかったと知れて
素直に小さな声で彼にあやまる。
繋いだ手から伝わる温度に励まされる気がしたけれど
常よりその温度が高いように感じられもして]
ラーイ、もしかして、まだ熱があるの……?
それとも、私の手が冷たいだけ……?
[菫の眼差しはライヒアルトの手へと落とされた]
あー、まいったね。
薬師にとって商売繁盛ってのは目出度くないんだけどね。
ま…精神的な負荷って大きいからね。健康なやつでも崩れる。
[そうすると病気なやつはもっと危険なわけだとは口にはださずにゲルダ>>289に答えて]
んー…そですね。
できればスープ系頼んでもいいですか?
こんなときなんで、しっかりしとかにゃならんので
─ →広間─
[宿屋に戻ったら、中からも自衛団員が数名出て来た。
何だ? 何かあったのか?
オレの瞳は去って行く自衛団員達を追うも、奴らは答えはくれなかった。
まぁ声かけなかったからな。
でも疑問は直ぐに解決することになった。
先に入ったヴィリーが問う声を聞いたから>>293]
……は、マジ、で?
探すったって、手段もねぇのに、どうやって。
手当たり次第に、とかじゃねぇだろうな。
[問うようで、誰に問うたかも分からない声は、多少震えていたかもしれない]
─ 広間 ─
っと、お帰り。
[自衛団員の方にばかり気が行っていた為、遅れながらナターリエに軽く声をかける。自分の言葉に反応していた事は知る由もない。
その後でヴィリーが戻ってくるのが見えたらひらと手を振った。]
旦那もお帰り。昨日も大変だったのに、報告とかお疲れサン。
[顔に残ったあざに、昨日の事とか思い出し、常の笑みを浮かべながら軽い労いを。]
うん。素直でよろしい。
[案の定呼吸の調子が悪くなっているブリジット>>297にいつもの薬師モードでいってから、一度カウンターのほうへといって]
― →カウンター内―
水、ここに置いとくな。
エーリッヒさん。飲むように
[と、水差しとコップを載せたお盆より、コップと水差しを置いた後、ぴっとエーリッヒへと指差して端的にいい、また厨房へと引っ込んだ]
― →厨房―
― 厨房 ―
[苦しそうな様子のブリジットに心配そうな顔をするも、
しっかりと薬を飲んでいる様子に、本当に大丈夫なのかな、と。
そんな顔をゼルギウスへと向けて]
健康が一番ってね。
でも君がいてくれて…良かったというと何か語弊があるね。
こんな事態に巻き込まれないほうが何よりだから。
[困ったような口調だった]
わかった。
まあパンもあるから、少し作っていくよ。
ブリジット、も、飲めるかな?
スープを作ったら。
―二階・個室―
[支度の終わった姉は、いつもより女の子らしく見える]
[そのことに瞬きはしたが、意図を問うことはしない]
なんだか、懐かしい、ね?
[ただ思うところは同じだったよう]
[僅かにはにかんだ]
……見、られた?
[夢うつつで聞いた言葉の意味はやはり分かっていなかった]
[事情を説明されたなら]
そ、うだったんだ。
[まるで自分のことのように、眉を寄せた]
[もしかしたらそれ以上の反応だったかも知れない]
ううん。謝らなくていいんだ。
俺はエーリを手伝って色々見てたから気になったんだし。
[ナータの手が震えたのに気がついて、アーベルに渋い顔を向けた。>>283
否定しないのは、そうなりかねないとも思っているからだった]
え?もう大丈夫だよ。全然普通に動けるし。
ナータが外から戻ってきたところだからじゃないかな。
[熱があるかと聞かれて、きょとんとする。>>295
菫色が注がれると何となく落ち着かなくて、できるだけ自然になるように力を抜いて手を放そうとした]
玄関付近に居て、昨日の夜一時を共にしたライヒアルト
[ゲルダの大丈夫かなという顔>>301にはなんともいえない顔をする。
発作ようの薬を飲むこと事態そもそもよろしくないわけだが、現状だけ考えると十全とはいえないのが本音だ。主に環境が悪いのはいうまでもないが]
そうそう、そういうこと。そんで商売あがったりで俺と母は飢え死に…はしたくないけど、あーいいですよ。むしろ外側にいたらそれはそれでやきもきするんでしょうしね。
[困った口調には気にしない気にしないといいたげに軽く手を振って答え]
お願いします。俺料理の腕とかは壊滅的なんで。
―広間―
……探す、手段。
[エルゼリートの言葉>>298をなぞるように小さく呟く。
柳眉を寄せて、繋いだおとうとの手に縋るように微かに籠もる力。
アーベルからお帰りの声>>299が掛けられれば、はっとして]
ただいま、です。
[顔をあげきょうだいにしたように声を返した。
ライヒアルトの言葉>>304にはうん、と頷き]
それならいいの。ラーイが大丈夫ならそれで……。
ん、……ラーイの手に冷たいのがうつっちゃうね。
[気配を感じてかそろと手を緩めおとうとを解放する]
それ、本当ですか。
[改めてヴィリーにも礼を言おうかとして。
さらりと暴露された事実に表情を険しくした。>>306]
ヴィリーさんが一緒で良かったです。
……俺もついて行くべきだったかな。
[男が二人いたら抑止力になったかも、という意味だけれど。
その場にいたら、止めるどころか過剰防衛をしでかしそうな口調で呟いた]
ごめんなさい、心配かけて。
スープなら、多分大丈夫です。
私もお手伝いしますね。
[戻ってきたゼルと、気遣ってくれたゲルダ二人ともにそう言って。
スープを作ろうかというゲルダにちゃんと返事をしていなかった為に改めて頷き。
微笑みはしたものの、青褪めたままなのは自衛団員の通告ゆえ。]
―二階・個室→―
なんか、そういう気分だったんだ。
[懐かしいとの言葉に頷きながら、自分でもその理由を問われるとうまく答えることができない。
ただはにかむ妹を見ていると、自分も同じ笑みを返していた。
それから事情の説明をし、まるで自分のことのように反応をする妹]
ごめん、今度から、気をつけるから。
[自分だけのことには思えない何かがやっぱりそこには働いて、再度謝っていた。
それから急かすように部屋を出ようとしたところで、もう一度の尋ねる声]
大丈夫だよ、もう。
[声の調子はいつもよりも落ちていたが、嘘を言っているつもりもなかった。
それでも部屋を出てから伸ばされる手にはそのまま撫でられていた。
自分がするのもされるのも、二人の間では一緒なようで違うような、そんな気がする]
[兄のような人も思考は同じだっただろうか。>>309
エーリと会話しているその人の方を、またちらりと見た。
その会話自体は途切れ途切れにしか聞こえていなかったけれど。
目が合ったなら、なにやら頷きあったかもしれない]
うん、大丈夫だよ。
[こっちが冷たくなるのは気にしなくてもいいけれど、と笑ってナータから完全に手を離した。>>312]
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