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…
わたくしは直接見ていませんから、何もいえませんが。
[昨日のことは話されても...にはわからない]
…今は、食べましょう?
[smile]
……なるほどね。
状況は、わかった。
[頷くエルザに、短く返す]
『……ま、状況がどんなモンだったにしろ……女が見て、平然とできるレベルじゃねぇのは、確かだしな』
[首の状態を思い返しつつ、心の奥で呟いて。
同時に感じる、疑問]
『しかし……その力の由来が、血脈だとしたら。
……俺は……?』
[心の奥で呟きつつ。左手は半ば、無意識の内に右手の銀糸を掴んで]
…yes,
でも止められても、わたくしにはそのようなことできませんよ。
[アーベルの言葉に、悪戯げな微笑み。]
主よ、あなたの恵みに感謝いたします。
[聖句を述べると...は、作り手の二人にも感謝を捧げて、ナイフをハンバーグに入れる]
……だから、止めねぇっつーの。
[投げやりに言いつつ、左手を銀糸から離して。
自分も食事を取り始める]
……ん。美味いな。
[一口食べて、こぼれたのはそんな一言]
[周りの話を聞きながら。皆が漸く食事を始めたのを見て、一度厨房へと引っ込む。無駄にならなくて良かった。
大きめの籠にパンを幾つか載せ、テーブルの真ん中に置く。]
宜しければ。
[そう言って、僕自身も席に着き。食事を取りながら頭の中で話を整理する。
面倒などと言っていられる状況では無さそうだ。]
[口元に運びながら、]
えぇ。美味しいですね。
[smile。
アーベルの言葉を聞いて、...はその微笑みのまま頷いた。]
…これくらいで、もう、十分になってしまいますね。
[熱のあった体ではと、...は苦笑する。
半分ほど残されたhamburger]
[その場にいる全員に向かって]
…食事が終わったら、話したいことがあるの。
[気遣わしげにベアトリーチェに目を向ける]
[けれど首を横に振った。彼女もまた、聞くべき話だ]
つきあってもらってもいいかしら。
[エルザの言葉にふと顔を上げ肯く]
[動きが完全に止まってしまった手は、そのままになり]
…ごめんね、折角作ってくれたのに。
[残してしまって、とベアトリーチェとエーリッヒに謝った]
[ややあって広間へ、おかわりの分を女性の前へ。
人狼の血。力。昨夜聞いた話と今の話。混乱しそうになりながらも頭の中で纏める。
如何して僕が。
人狼の血を引いているから?それが本当だとして、だから何だと言うのだろう。
そんな負の感情は平静な表情の下に押し込めた。]
話?
ええ、構いませんが・・・
[蒼髪の女性の声に、訝しげに視線を。]
嗚呼、いえ。
無理はなさらずに。
[残したと謝罪する2人にはそう告げる。全て残されるよりは幾らかましだ。
それから自分の分を完食して、女性へと視線を。]
…ごちそうさま。
[静かに立ち上がり、語りかける]
みんなに聞いて欲しいの。
あたしが感じたのは、「死」だけじゃなかった。
あの子を死なせた誰かが言った、奇妙な言葉も聞いたのよ。
今なら、たぶんその言葉の意味が分かるの。
[ある一カ所の窓をじっと見つめながら]
死に行く子は、こんな言葉を聞いたの。
『一人、多すぎた』
『二人で十分なのに』
『余分な駒は、片づけよう』
あたしはその言葉を感じたわ。でも…昨夜は、意味が分からなかった。
それでは残しておきましょうか。
[シスターに微笑み。
それから話し始めた女性の言葉に。]
彼、・・・は何と?
[男なのか女なのか、それすら分からない。“彼”と称することに少し躊躇ってから、尋ねる。]
余分な駒……。
はん……随分と、好き勝手に言ってくれるもんだねぇ……。
『不良品、不用品は即消去……ってか?
『協会』といい勝負……いや、あっちよりもタチ悪ぃ、な』
[冥いものを帯びた言葉は、心の奥でのみのもの]
シスター。
あの子を殺めた者は、あたしには分からない。
でも、神だとすれば、それは、あまりに…。
ねえ、何故、その子が「余分」と言われたか分かる?
[手が震えた]
[じっと見つめていた窓に向かって歩いていく]
こんなこと、信じたくないけど確かめなくちゃ。
あの子の霊が、あたしに分かれば。
[それは、庭に面した窓。少女の首が見つかった穴に最も近い]
[窓を開ける]
[エルザを照らす、少し欠けた月。なにかを抱き止めるように腕を広げる]
おいで…。
[吹き込んでくる風]
[呆然と、言葉を返すことも出来ずに聞いていた。
けれど最後の言葉は何故か聞き逃すことが出来ずに]
何故、余分と言われたのか?
[聞きたくないと思いつつも、続く言葉に集中していた]
[駒という言葉への不快感は...は持たなかったけれど。]
no,わたくしにはわかりません。
そして恐らく、その主は神ではありませんわ。
神は無意味な殺生を嫌っておられますもの。
[言うと少し楽になる。]
…余分と、言われた理由は?
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