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[新たに広間へ現れた年端の代わらぬ少女に、目を丸くする。
赤毛の少女も、金髪の少女も、彼は知らなかった。
蒼髪の青年も、茶髪の青年も、彼は知らなかった。
辛うじて、コーネリアスさんの事は、鈍い痛みと共に思い出したけれど。
――いったい、どうしてこんなに人が集まっているのだろう?]
…っ!
あ、うん、はい…そうだよね。
[ぽんと頭に乗せられた温かな手とからかいを含んだ声に、日常を感じて笑みが浮かぶ。次いで、余計な記憶も思い出す。]
あーっ、そうだ! 酷いじゃないですか昨夜騙してっ!
ボク本当に怖かったんですからね!
[怪我人を起こさぬよう、客人の少女たちに聞かれぬよう、小声で猛抗議。]
―広間―
[暫し傷ついた男の様子を眺めていたが、深く眠った様子に一つ息を吐いて]
眠る事は良い事だ。
何よりも体力の回復に繋がるから。
後は、食べられるようなら何か口にしてもらえると良いんだけどね。
[そう言って。
見ず知らずの者にこうも気にかけてとも思うが、これは性分。
そしてふと目をやればいつの間にやら人が集まっていて、それに気付かぬほどに怪我人が心配なのかと自問して]
おや、いつの間にか人が増えたみたいだね。
[そういって笑いかける]
[少女の言葉に相槌を打つように頷き返す。
今会えるか、という問いには難しい顔をし、上を見上げた]
今…ですか…
[この館の主人は今日はまだ姿を見ないかの女性と共にいるのかもしれず、少しだけ言い澱んだ]
今日はお客様が多いもので、少々お待ちいただけるとありがたいのですけれど…
……お急ぎ、でしょうか?
[二人の少女から声を掛けられれば、僅かにはにかみながら静かにドアを開け、中に入る。
その仕草は、周りから見ればやはり本来の歳相応ではなく、幼く見えるのだろう。]
[しかし少女はそんな事を気にも留めず、金糸を僅かに漂わせながら小さく会釈をして、薄紅色の唇を僅かに開き――]
皆さんも…ここにお泊りの方ですか?
私も、昨日からお世話になっています、ウェンディと申します。僅かな時間ですが、よろしくお願いいたします。
[当たり障りの無い挨拶を述べる。
途中、ツインテールの少女の視線を僅かに感じたが、さして気にも留めず微笑を向ける。それは旅の途中で得た処世術なのかも知れない。]
[浮かんだ笑みにこちらも笑みで返し。
それから、小声の抗議にわざときょとん、とした表情でまばたいて見せ]
えー、騙してなんてないよお?
幽霊と勘違いしたのはトビーくんだし。
コーネリアスさんが優しいのはほんとだし。
[少なくとも、嘘は言ってないよー、と。
平然として言いつつ、くす、と笑んで]
…ほんと、何処へ置いたものやら…。
癖なんですよねぇ、持ち出したものを何かの拍子に置き忘れるのが。
…姉にも、よく怒られたものです。
[やや寂しげに笑いつつ。]
戻りましょう。先ほどの方の様子も気になりますし。
こんなに人がいたの……!
[来た時は寒々しいとさえ思えた広間が、今では狭く感じられるくらいだ。
計ったかのように一度に訪れた男達を、ヘンリエッタはざっと観察した。
皆、比較的若い者ばかりだ。アーヴァインの年齢に該当しそうなのは一人だけ。
その一人は明らかに聖職者と判る出で立ちだ。
ここに、自分が探す人物はいそうにない。]
また人が増えていますね、今晩和。
[ が、中に入って早々に見えたのは懲りもせず首を動かそうとして悶絶するトビーの姿。思わず苦笑が浮かぶ。]
……お前な……、いっそ其の頭、押えててやろうか。
『ばらの下で』と言う言葉はね、今この時に使うべき言葉なんですよ。
[先ほど閉じた扉の方に視線を向けつつ。]
そうですね、戻りましょうか。
[新しく来たと思われる金髪の少女が、見た目よりも大人びた挨拶をするのに少し違和感を覚えながら。
それでもまだ挨拶をしていない者たちにと此方も挨拶を]
ウェンディっていうのかい?
あぁ、そう言えばまだ挨拶をしていない人たちがいるんだった。
俺はナサニエル=ウォーレス。
暫くの間よろしくな。
[きょとんとした表情に、この子悪魔ー!と内心で叫ぶも口にすればその報復は以下略で。]
ぅー、勘違いしてるって判ってたくせにー!
”優しい”コーネリアスさんにも悪い事しちゃったじゃないですかー!
[やや涙目なのは、首の痛みのせいだ。絶対にそうに違いない。
無駄と知りつつ、なけなしの意地で言い返しては見たものの。どんどん集まる客人の前で、これ以上己の恥を晒すのは耐え難く。]
……もーいいです。
お風呂行って来ます…。
[逆に今なら空いてるだろうと、*浴場へと向かった。*]
[ ウェンディと名乗った少女の挨拶を耳にすれば、再び人当たりの良さそうな表情に戻り会釈をする。同様に、彼女と同い年くらいに見える赤髪の少女にも。]
俺はハーヴェイ=ローウェル……
とは云っても、此れだけの人間が居ては覚えるのも大変でしょうから、まあ適当に。
[ 例の怪我人の様子を見ていたらしいナサニエルへと視線を移して、]
……其方の方の具合は?
[少し瞳に心配そうな色を宿して問い掛ける。]
[使用人の少女の困ったような表情に、少し逡巡した。
当り前だ。彼はこの館の主。見知らぬ人間が突然尋ねて来て会わせろと言って簡単に会えるものではない。けれど]
急ぎ…じゃないけど、大切なことなの。
[次の言葉を言うのに、震えないよう息を吸い込んだ。心臓が一つ、大きく打つ]
娘が会いに来たと、伝えて頂戴。
[金の髪の少女の挨拶にかしこまって会釈をする。やはり綺麗な方だと思う]
ウェンディ様、ですね。
ネリーと御呼びくださいませ。
[他のまだ紹介を済ませていなかった者たちにもどうぞお見知りおきを、と付け加えた]
[蒼髪の青年に声を掛けられれば、ふわりと微笑んで頷き]
はい。あなたは…ナサニエルさんと仰るのですね?
僅かな期間ですが、こちらこそよろしくお願いいたします。
[優雅に会釈をすれば、長い髪が一筋、頬に零れ落ちた。]
[入ってきた金髪の少女の、外見よりも大人びた挨拶に戸惑いつつ、礼を返し]
ボクはメイ=エアハート。まあ、よろしくね?
[簡単に名乗ってから。
浴場に向かったトビーの言葉に、悪戯っぽく微笑んで]
だって、反応が逐一素直なんだもん……。
[既に聞こえていないのは承知の上で、こんな呟きをもらす]
[茶髪の青年と、綺麗な緑色の髪を結ぶ少女の声を聞けば、やはり先程度同量の笑みを傾け]
ハーヴェイさんと…ネリーさんですね?
よろしくお願いいたします…。
私の方こそ…滞在するのは僅かな時間なので、覚えられる前に立ち去ることになりましょうけども…。
[最後の言葉には、少し物寂しそうな声色を混ぜて…]
[ハーヴェイの問いかけに、ちらりと怪我人を見遣って]
ん?今は落ち着いてるみたいだな。
よく寝てるぜ?
[相変わらず身動きもしない男に少し不安は残るが。
そしてウェンディが挨拶を返すのに少し苦笑して]
そんなに改まらなくていいよ。
俺の事はナサとでも呼んでくれればいい。
[ 彼の少年ではメイには敵わないだろうなと内心思いながら、些かがっくりとした様子で去っていくトビーを見送る。逃げたか如何かは敢えて置いておく。]
かと思えば、今度はルーサーとコーネリアスが遣って来て、俄かに騒がしくなる広間。……騒がしいのが苦手な彼にとっては、少々溜息を吐きたくなる状態か。然し其れを表に出す事はなく、普段通りに会釈。]
今晩和、ルーサーさん、コーネリアスさん。
……全くですね。アーヴァインさんが喜びそうです。
[少年が立ち去るのを、視界の端で捕らえながら、短髪の少女の声に振り向き、笑みは変わらず浮かべたまま――]
メイさん…ですか。よろしくお願いします。
[頬に掛かる一筋を気にせず挨拶を交わし]
所で…そちらで横になられている方は…何処か具合でも?
[僅かな不安を口の端に浮かべて。問い掛ける。]
[少女から告げられた言葉に、僅かな空白を経て目を見開いた]
え…
お嬢様でいらっしゃいます、か?
[娘がいる、などとは聞いていなかった。けれど]
…それは、とんだご無礼を。
[少女のその言葉を疑う様子もないのは、知らな過ぎる故にか。
あの女性の件も原因としてあるのかもしれなかった]
[広間はいつにも増して賑わっていて。
亡き姉が存命だった頃に行われていた茶会を思い出させた。
客人たちに軽く挨拶すると、恰幅の良い年配女性の使用人に、客人に軽いものでも振舞うようにと指示を出す。]
[賑やかになってきたなあ、と思いつつ、新たにやって来た面々にこんばんわ、と挨拶して。
ウェンディの投げた問いに、つられるように眠り続ける男に目を向ける]
……怪我して、運び込まれたらしいけど……。
ああ、私も自己紹介をしなければいけませんね。
ルーサー・オブライエンと申します。
見ての通り、牧師をしております。
[帽子を取って、初対面の子供達に挨拶する。]
[ナサニエルから返された言葉に、微笑みは僅かに苦い色を湛える]
ナサ…さんですか?
じゃぁ、お言葉に甘えて…そう呼ばせていただきますね?ナサさん?
[そして背後から感じる新たな人の気配に、宿泊客が自分ひとりだけじゃないことを感じ、僅かに安堵を覚えながら振り返り――]
―部屋―
[今日はどうやら騒がしいのはわかっていた。それでもベッドから起き上がる気にはならなかった。
それでも眠れないのは、わかっているけれど。
夜、少しは、彼の部屋にいたけれど、眠る前に出てきてしまって。
それから、薬を飲んで。]
飲みすぎてしまったかしら……
[一目瞭然のことに、困ってしまう。
見つかったら怒られてしまうかしら。
そっと、鞄の奥に瓶を隠す。誰かと共に眠れば、数日は保つだろう。]
[ 視線を赤髪の少女から金髪の少女――ウェンディへと戻せば、]
ああ。そう……、なんですか。
斯く言う俺も、明日には去るかもしれませんが。
[苦笑を浮かべながら話す言葉は、年下と見て取れるにも関わらず、彼女の口調につられつい丁寧語になってしまう。
ナサニエルの返した科白を聞けば、其れは好かったと安堵したように頷いた。]
[他者の視線が、自分に注がれるのを感じ、頬が熱くなる。
この視線は、好奇なのだろうか? それとも敵意? そこ迄考える余裕は彼女にはなかった。]
これを。
[言って、懐に抱いた包みをネリーに差し出す。]
アーヴァインさんが母にくれたものよ。
彼に見てもらえば判ると思う。
[ 娘騒動も気にならなくは無いが、其れよりも此の大人数の空気は、彼にとっては耐え難いものと感じられて、]
……来て早々ですが、本日は失礼しますね。
[其れではと微笑と共に頭を下げ、去り際に後程で構わないから、食事を宛がわれた部屋に持って来て欲しいと頼んで、広間を後にする。]
それでも、行かないと心配かけてしまうかしら。
……何か、食べないと駄目ね。
[そっと絨毯に足をつける。柔らかい。
脱いでそのままにしていた浴衣をたたむと、手早く服を着込む。
広間へ向かおうかしら。
階段を降り、その入り口の手前]
今日は、とても賑やかねぇ……
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