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君は監視役がいても無理をしそうなんですよねえ。
そうじゃありませんか?
[烏に尋ね]
[しかしイレーネの好奇心に満ちた若い声に、]
弾けますよ?
[にっこりと答えた]
天国と地獄とか。
イレーネが聴きたいのは僕の演奏らしいですから、
若者の邪魔をしないで下さい。
[そんなことは言っていないが、敢えて強引に重ねた]
[クレメンスの質問に、ザフィーアがどんな反応を示したかは見ていなかった。
それより先にと、音楽室へと足を向ける。
布は押し付けた]
天国と地獄。
[題名だけではすぐに曲が思い出せずに。
まさかそれが現実に阿鼻叫喚を引き起こす曲だなんて]
どんな曲だったかしら。
[弾いて欲しいと言わなかったのはセーフか。
それともすでにこの時点でアウトか]
ユリアン君も隅におけませんねぇ
[どこか親父くさい言葉(もちろん親父なのだが)]
二人きりになっても、嫌がることはしてはいけませんよ?
[しかし押し返されたタオルはどうしようかと思った]
[使うのも微妙だろう(当然ながら)]
あ。
[ユリアンの言葉でかろうじて救われたか。
それは自分だけではなく、休んでいる人々も、だ。
移動し始めるユリアンの後を反射的に追いかける。
数歩歩いてからクレメンスを振り返って]
タオル、ありがとうございました。
[ぺこりと頭を下げ、手に持ったまま音楽室の方へ]
そうですね、ええと。
…ユリアン君の演奏が終わったら、ひきましょうか?
[にこにこと笑って、彼のタオルもイレーネに押し付けていた]
ええ。またあとで
気をつけてくださいね。
[何にとは言わなかった]
ああ、ちなみに俺は集会所に戻るつもりだ
村にはいけないようだし、特に見るべきものもないだろうからな
[そう続けて言うが、それでもすぐ動かないのは、森に慣れているらしいアーベルとは違い、ナターリエを置いていくというのも気が引けていたからで、ただ束縛する気もなく
集会所に戻るなら共に戻るだろうが、一人でなにかしたいようだったら、素直に別れて*集会所に戻るだろう*]
そうですね、時間があったら?
[危険は先延ばしになっただけだったかもしれない。
その間に何とかなるといいのですが。
押し付けられたタオルもごく自然に受け取ってしまって。
まあ後で一緒に洗っておけばいいのだろう、きっと]
はい、またあとで。
[気をつけて、というのには小さく動きを止めて。
一拍遅れてから小さく首を傾げてみせた]
[音楽室に入れば、様々な楽器が並んでいた。
弦楽器のケースを懐かしそうに撫でたりもするか]
ユリアンの好きな曲、教えて。
[それから端の方へと座って。
静かにユリアンの演奏を*聞くだろう*]
[背後の会話は聞こえなかった]
[音楽室へと入り、ピアノの音の調子を二、三、確かめる。破滅的演奏のあとにも関わらず、特に調子が狂っているわけではなさそうだった。
椅子に手をかけると、ザフィーアは邪魔にならないようにと思ったのだろう、窓際へ飛んでいく。眼差しは厳しかったが]
出来るかなあ……っと。
[左手だけで、記憶の中の歌のラインを辿る]
[遅れて入ってきたイレーネの姿に一度手を止め、ケースを撫ぜる様子に、何か習っていたのかと思ったが、尋ねることはしなかった。
代わりに、投げられた質問に、ゆっくりと首をもたげて]
んー……
好きなのは、これかな。
[昨日も弾いた曲を、やはり片手だけでなぞる――『月の光』]
―広間―
疲れているでしょう?
これを
[と、疲れが見える人たちに温かい渡す]
[怪我にはふれるだろうから、強請られなければあげるつもりはない]
[一節を終えたところで、指を離す。
夜の音色が昼のひかりに溶けて、消えた]
でも、今日弾こうと思ったのは、別でさ。
[一音一音、確かめるように、白と黒の鍵盤に触れていく。
記憶の水底を揺らして、白い雪の降る光景を思い浮かべて]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles...
[左手に右手を添え、眼を伏せる。
たどたどしい音の連なりは、流れる指先によって、旋律へと変わりゆく。
窓は開けていた。
音は彼方へと、飛んでいく。
羽ばたく鳥のように]
[*蒼い空へ*]
[遠くへとゆく音を見るように目を細めた]
[何かを口にした]
[それは決して、人の耳には届かなかった]
[かわいそうに、と]
[それだけ*だった*]
[恐らくは考え事もあったのだろう。ユリアンはおろか、続いた羽音にも気付かなかった。
或いは気付いたとして、「食事途中に席を立つな」という両親の教育が枷となったかも知れない。]
・・・・・・・
あ。逃げてるし。
[容器が空になり、漸く顔を上げた。
慌てて立ち上がったところで届く音。それはやがて聞き覚えのある旋律を紡ぐ。]
・・・・・まぁ、良いか。
弾けてるなら、大丈夫かな。
[少女より優秀な監視役はしっかりとついているのだろう。音が途切れたら、探しに行けば良い。
ぼんやりとそんなことを考えて、元通り座り込んだ。]
だと良いね。
[クレメンスの言葉に呟く。]
でも、無理だろうね。
・・・・・人狼がいるから。
[俯いていたから、その後に続いた言葉に気付くことはない。
こちらの表情を見せることも、*また。*]
[クレメンスの問いに、カラスは肯定の響きの声を返したかも知れず。
とはいえ、それを肯定と判断できるかどうかは聞き手次第だったろうか]
[そしてそんなやり取りの事など知る事無く。
カラスの相棒は森を出て、集会場への帰途へついていた]
……まだ、結構残ってるみたいだな……。
ま、今の内は警戒してそうだけど……。
[厄介に変わりねぇ、と呟いて、集会場へ。
途中でわかれた二人は戻ったろうか、などと考えつつ、歩みを進め──]
……ん?
[ピアノが紡ぐ、良く知った旋律。
くすり。
笑みが掠める]
……ちょっと、久しぶりかね。
[そんな呟きを漏らしつつ、中へ。
広間を覗き、マテウスたちが戻っているなら挨拶をして。
いなければ、中の様子に声は出さずに。
二階へ上がって着替えを用意してから再び一階へ。
冷えた身体を温めるべく、風呂場へと向かう]
ふわ……生き返る……。
[ずっと雪の中にいたせいか、湯の温もりに口をつくのはこんな声。
弔いの際に移った鈍い赤い色や泥を洗い落とし、身体を確りと温める]
…………。
[湯から上がり、着替えて。
蒼の髪を拭きつつ、ふと、壁の鏡を見る。
舞い降りる、奇妙な沈黙]
……諦めねぇ。
[零れ落ちる、掠れた声]
例え……戻る事が、できなくても……。
俺は……絶対にっ……。
[低く、呟く。
その表情は長く伸ばした前髪に隠され、はっきりとはわからない]
……行くか。
[小さく呟いて、風呂場を後にする。
広間に向かい、置き去りのままの本を今度こそ確保して。
……壁を殴った音の事を問われたら、多分笑って*誤魔化すけれど*]
[傷の疼きは多少収まり、テーブルの上で銃の手入れをする。
右手によく馴染む、無骨な拳銃。
殺すためだけに作られた、鉄の塊。]
やりたくない…って訳にゃいかないもんな…。
[武器をとり、殺さねば…次はわが身。
幾度もそう言われ、そう生きて来たとはいえ、
躊躇わず出来るほどは強くない。
銃口は空に向けられたまま。]
[夕日が森の向こうに沈む頃、男は大鍋の中のポトフに塩と胡椒を振り入れて最後の味付けを終えた。マスタードとピクルスの瓶詰めも見つけて、薬味用にとテーブルに出しておく。バケットは切らずに籠に置くだけにした。まだ食欲の無い者も多そうだ]
ちょっとさみーかね。
[味見しながら目分量の調理だったので、あまり腹は減っていなかった。暖炉に薪をくべて火力を調節し、ついでに外に積んである薪を取って来ておこうと勝手口から建物の裏手へと向かう]
[細い縄で縛った薪の束を肩に抱え上げ、男は紫紺の宵闇に染まりつつある空を見上げる。寒々と頼りなげにまたたく星と、昨夜より僅かにいびつに見える青白い月の面が見えた]
今夜は何も起こらねえといいがな。
[呟いた白い息が闇に溶ける。それは、その言葉の空しさを示してでもいるようだった]
[天に上り逝く者に鎮魂の祈りを]
[やがて全ては終わり]
[すぐ側で交わされる会話に漸く一息ついて]
[森へ向かうと言うアーベルに不安になりながらも、
森には慣れていると言う彼を見送って。
マテウスがこちらを見てどうするかと問う]
[集会場に戻ると言う彼に、もう一度、弔いの跡に目を向けて]
そうですね…もう彼らにしてあげられる事もありませんし。
集会場に戻りましょう。
[そう返して、共に集会場へと向かって]
[さくさくと、雪を踏みしめて]
[誰に聞かせるでもなく言葉を落とす]
神の前では皆等しく…
命ある物は等しく神の子であると。
そう教えられてきましたのに……。
[怒りではなく、ただ理不尽な、行き場のない思い]
[普段は持たない感情を持て余して]
[マテウスが何かを返したかもしれないが、それには答えずに]
冷えた時は、温かいものが必要ですわね。
[と、できるだけ明るくそう言って]
[冷えているのは、体なのか心なのか。多分両方で]
[だから]
[集会場に戻ったなら、温かい飲み物を*作るだろう*]
[鈍い光を放つ鉄の塊。実物を見る機会など無かったから、最初は良く分からなかったのだが。]
・・・・それ。
[正体に思い至って、息を飲んだ。
が、アーベルが姿を見せると意識はそちらを向く。]
お帰り、ベルにぃ。
・・・ユーリィに逃げられた。
[壁の音は聞こえなかったか、聞いていなかったか、兎に角少女の耳には届いていなかったから、掛けたのは少し不機嫌そうな言葉だけだった。]
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