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人狼。隠れてる。
おかしな動きしたら、狙う。
[宣言しながら、まだどこかに迷いはあった]
クロ、違うなら。
変なことしないで。
[幼馴染を疑いたくはなくて、続けた声は懇願に近かった]
少しは落ち着いたようなので、よかったです。
[コップを持つ手をぎゅっと包むように握ると、微笑みかけながら顔を覗き込み]
つらいとは思います……。
けれどもベアトリーチェちゃんのことを心配する方達もいます。
早く元気な姿になれると、私も嬉しいです。
[やさしく語りかけた]
― 3階/ベアトリーチェの部屋 ―
[息を殺し、足音を立てぬようにしながら、旅人は少女の部屋の扉をそっと開ける]
…お嬢ちゃんの具合は、どうです?
[部屋の中には、ナターリエとミリィの姿もあったろうか、旅人はぎこちない笑みを浮かべながら、そう問いかけ、後ろ手にドアを閉めた。紙のように白い顔をいぶかしがられもしただろうけれど、張り付いたような笑みを浮かべたまま、ベッドへと近づいていく…マントの下で短銃を握りしめたまま]
─ →2階 ─
[パン作り終わったし、部屋で休も思て2階行ってん]
……ん?
ハンスさん何してはるんやろ。
[そしたら丁度、ハンスさんが3階行くんが見えた。
3階行く用てあったやろか。
ギュンターさんおらんくなってもうたし、エイリは下おったし。
首傾げながら見とったら、ハンスさんの姿見えんくなってもうた]
んー……。
[考えたけど、ハンスさんことよぅ分からんし、思い当たることもあらへんかった。
やけど気になったさかい、ベスん様子見るついでにうちも3階に向かってん]
―ベアトリーチェの部屋―
[ベアトリーチェの手を離し来客にそちらを向く]
ああ、ハンスさん。
今ちょうど目を覚ましたところでして。
[ベッドに近寄る様子や、笑顔に若干の違和感や不自然さは感じたかもしれない。
けれども何かをするとは思ってもおらず、そのままこちらに近寄るのに何をするでもなく視線をむけていた]
ハンスさんもお見舞いに?
―広間―
――…もう一人は。
俺を見出そうとしたらしい。
[僅かに苦い表情を浮かべる]
牙の主でないと、言っていたよ。
[ふ、と息を吐き出し、革の手袋を脱ぎ
アメリアから貰った真新しい包帯を外してゆく]
勿体無い事をさせてしまった。
名乗り出るのがもう少し早ければ
違った結果があったかもしれないのに。
[微か後悔の念を過ぎらせて晒した右手の甲には蒼花の痣]
もし…人狼が本当にいるのなら。
私も、
…──── 探すよ。
[ぐ。と、顎に力を入れて宣言した。
守られ守るのなら、意思の力で探さなくてはならない]
[エーリッヒの呼びかけに視線を上げる]
『幻燈歌』の一節だね。
小さい頃に、よく聞かされた。
[彼が連想したのと同じものだと頷く]
二人は居ないはず。
どちらかが勘違いをしているか。
――…嘘をついているか。
― 回想・ベアトリーチェの部屋 ―
はーい……っと、ナタちゃん。
[控えめなノックと声>>311に、小さく返事を返して扉を開ける。
先程、外でも見かけたナターリエの姿。
聖職者の服装というのは、見ていてなんとなく落ち着いてくる。特に人が亡くなった直後だと、尚更に。
逃げられなかったら、ベアトリーチェの傍に行く前に、ちょっと甘えるようにぎゅーっとしてみたりもしたかもしれない。
同じ聖職者でも、流石に異性のライヒアルト相手にはぎゅーはしないが]
あ、うん。おねがいしまーす。
[目を覚ましたベアトリーチェが水を欲しがり>>366、ナターリエが水を汲みにいく>>370のを、礼を言って見送った]
リーチェちゃん、具合わるいところ、ない?
[まだベアトリーチェはベッドの中だろうか。
額をそっと撫でて問いかければ、熱が下がってきたのはわかっただろう]
うん、また寝れば大丈夫になると思うの。
[体調はまだ万全、とはいかない。]
…うん。
早くエリお兄ちゃんたちに、元気な姿、見せなきゃ…。
[優しく語り掛けてくれるナターリエ>>394に、頷く。
祖父の死は、とてもつらい。
けれど、まだ少女には慕っている人がいるから。]
――あ、おじちゃん。
……? どうしたの?
[ハンスの声>>395に気付くと、ドアの近くにいる旅人を見た。
微かな違和感を感じて首を傾げる。]
ユリアン。
ライヒアルト修道士は調べようとしたのか言っていた?
人狼じゃないなら、知っておきたい。
[理由はそれだけではないけれど。
口にすることはなく、思い描くはかの修道士のこと]
― 現在・ベアトリーチェの部屋 ―
そういえば、ご飯。
カルメンさんが作ってくれたそうだよ。
リーチェちゃんとナタちゃんも食べるなら、ここに持ってこようか?
[ナターリエが戻ってきて、ベアトリーチェが水をおいしそうに飲むのを見守りながら。
そう2人に尋ねていたころだったろうか。ハンスが部屋にやってきたのは…]
ハンスさん、具合悪い?
大丈夫?
[ベアトリーチェの具合について尋ねるハンス>>395の顔色が青いを通り越して白くなっているのを見て、心配そうに尋ねる。
まさか銃を隠し持っているなどとは思わずに、薬の入ったかごを手に近づいたかもしれない]
―ちょっと前―
まだちょっと熱い感じするけど、もうちょっと寝れば。
[ミリィの問いかけ>>404に、微笑を浮かべて答え。
カーディガンを上に羽織る動きは、大分楽になっているのがわかるか。]
─ →3階 ─
[トン、トン、てリズミカルに3階に行く階段上ってく。
上り切って廊下に出た頃にはハンスさんの姿はもう見えんくなっとった]
おぅ……どこ行ったか分からへん。
[どっかの部屋に入ってもうたんやろか。
行くっちゅーたら……んーーーーー。
分からんくて階段上って直ぐんところで立ち尽くしてしもうた]
[ライヒアルトの秘術は失敗したのだと思い込んでいるカルメンは、アーベルが何故そんなに険しい顔をするのか解らない。首を傾げながら『幻燈歌』の一節を聞き。]
え……? もう一人……。
[アーベルやエーリッヒの話を聞いていても中々理解が追いつかなくて、ライヒアルトの秘術についての自分の解釈を言い出せないでいる。
ただ、アーベルが右手の甲を晒すと目をパチパチさせて。]
それ、は……?
[なんて珍しい痣だろう。まるで花のようで、綺麗。]
?
なにを?
[言葉の意味を理解するのに少しかかり、反応が遅れる。
止めようと手を伸ばすが、向こうの方が早いだろう]
なぜ、ですか?
[傍にいたはずなのにと、自分のドジさを後悔しながらも、そう問いかける声はなるべく落ち着けて、
下手に刺激をしないようにと]
連れて、って。
――…どこに?
[少女が13歳の平均より色々と幼いのは確かだが。
未だベッドの中にいる少女は、抱き取ろうとする旅人の手>>407を避ける事が出来ずに。
その手の中に収まる事となる。]
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