情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―エルザの部屋―
[エルザを見つめてじっとしている]
[取り出した服を着替えさせられていく時も何だか嬉しそうにわらっていた]
[左の人指し指には湿ったシルクのハンカチが巻かれていた]
[ザムエルがしてくれたもの]
[着替えを終えて、やはり少し大きかったかしらと思いながら]
[指に巻かれたハンカチに気付いて、湿ったそれを外した方がいいかと思うものの、気に入っているようなのでそのままに]
さぁ、ベッドに入って?
ここに居てあげるから。
[と眠る事を促して。
小さな声で子守り歌を歌いながら]
[動けないまま視線を上げて、エーリッヒの顔を見る。]
…俺ぁ、やれることはやる主義だ。
ましてそれが、この状況を何とかする手段であり、俺にしかできねぇってんなら尚更な。
難しいことは抜きにして、とりあえずヤツらを見つけて始末しねぇと俺らは生き延びられねぇし、たとえ見つけられなくても、コイツだけは違うって判りゃ、ソイツを助けられるだろ。
…だからやる。嫌だからやらねぇってのはただの駄々っ子だ。
[掠れた小さな声だが、それでもきっぱり言い放つ。]
つかんではだめですよ
[頭を撫でる手を止め、傷口に向かう手をつかむ]
言いたくないなら、無理に聞きません。
でも……
[微笑んで]
いつでも、言いたかったら、言ってくださいね
あなたも、大切な幼馴染なんですから。イレーネ
[気にはいっているが湿っている事に頓着していないようだった]
エルザ……寒い…
[ベッドに促されるままに中に入ったブリジットは、布団を口元まで引っ張ってエルザを見上げる]
そうか……。
[返って来た返事に、小さく呟き。
それから、微かな笑みを浮かべる]
……強いね。俺とは違う。
俺は、自分を失いたくないから、逆らってるだけ。
そのせいで、殺されるかも知れないってわかってて、それが怖いのにさ。
[自嘲的に言いつつ、右肩を掴んで]
……答えてくれて、ありがとう。
ゆっくり、休んでくれよ?
[静かな口調で言うと、不安げな仔猫を肩に乗せて。ゆっくりと二階へ上がって行く]
[ブリジットがベッドに入るのを見届けると、ポンポンとあやすようになでながら]
大丈夫、ちゃんとここに居るからね?
[そういって眠れるようにと子守り歌を歌って]
どうしてそう言うのですか?
[苦笑する。手をそっと離す]
[頭を撫でる]
イレーネ、あなたも私の大切な幼馴染です。
私があなたから離れるわけはありませんよ?
[あなたに嫌われても、と微笑み]
Sleep, baby, sleep,
Thy papa guards the sheep;
Thy mama shakes the dreamland tree
And from it fall sweet dreams for thee,
Sleep, baby, sleep,
Sleep, baby, sleep,
Our cottage vale is deep;
The little lamb is on the green,
With woolly fleece so soft and clean,
Sleep, baby, sleep……
[静かにゆっくりと子守り歌を歌って]
[いつしか自分もゆっくりと眠りに*落ちるだろう*]
─二階・個室─
[部屋に入り、窓辺に寄って。
しばし、ぼんやりと外を見つめる。
遠くを見るような瞳に、仔猫が不安げに鳴いた。
その頭を、そっと、撫でてやって]
俺、馬鹿なんだろうな。散々言われてるけど。
でも……与えられた役目より、大切なものがある……あの時は、そう思ったから。
[小さく、息を吐いて]
俺は、今でも……変わってない。
ルーツィア……もしかすると、お前のところに行けるかも、な。
[かすれた呟きをもらした後。*ベッドに入って目を閉じた*]
…どうしても……
[俯いたままに、ランプを自分の手元に引き寄せ]
………大切…だよ、大切な……幼馴染…………
…だから、……駄目…なんだ………
[嫌うわけはない、と首を振る]
[イレーネの頭を、そっと撫でる]
[やさしく]
無理には、聞きません
だから……そんなこといわないでください
私があなたから離れるなんて、ありませんから
[微笑んで]
[イレーネの言葉に、そっと頭を撫でて]
いいえ。私も
[そして、そっと額にキスを]
[昔のように挨拶のキス]
今は、ゆっくり寝てください。
怪我も、体調不良も、癒すように
[微笑んで]
―→自室―
[机に向かう]
[小さな明かりをつけて][ペンを取る][日記を開く]
[文字を重ねる]
[書いているのは]
[今日のこと][料理][人]
[オトフリートが出て行くのを見送って]
[窓からは月明り][カーテンを閉める事も無く]
[目を閉じて、そっとランプを撫ぜる]
Lizzie Borden... took an axe,
Hit... her father forty whacks.
When she saw... what she had done,
She hit... her mother... forty-one.
[途切れ途切れのマザーグース]
[何を想ってそれを紡ぐのかは、*彼女のみが知る*]
―二階・個室―
[不意に。
違和感を感じて、目が覚めた]
……?
[違和感の元は、右の肩。
蒼の花。
そこに感じるのは、いつもの疼きとは違う――冷たさのようなもの]
……この、感じ……。
[微かに……覚えがある。
『記憶』の中に。
以前、自分と同じ、しかし、色の異なる花弁を広げていた者がいて。
その者が、死んだ……殺された時に]
……まさかっ!
[とっさに部屋を飛び出す。
向かう先は、朱の痕を身に宿した少女の部屋]
……ベアトリーチェ、いるかっ!?
[いささか乱暴なノックと共に呼びかけるが、返事はなく。
開けるぞ、と声をかけて扉を開ける。
機械類の並ぶ室内に、その主の姿はなくて]
……どこへ……下か!?
[ばたん、と乱暴に扉を閉め下へ]
[階下に降り、居間を見回す。しかし、探す相手の姿はなく、苛立ちが募った]
どこに行ったんだよ…まさか、外か!?
[中にいない以上は、それ以外に考えられず。
止める者がいないのを幸いと、外へ飛び出した時]
……っ!!
[感じとったのは、獣のざわめきと、血の匂いと。
それが兆すのは]
……人が……死んだ……。
……くっ!
[走る。
気配を感じる方へ。
場所は、さほど遠くなかった。
集会場から僅かに離れた場所。
不自然に穿たれた、穴。そこに群がる、影]
……貴様らぁぁぁっ!
[絶叫。
影たちがこちらを振り返る。
奇妙な沈黙。
通常ならば襲いかかってきそうなものだが、何故か、獣たちは低い唸りを上げて散って行く]
……。
[それを見送り、穴の中を覗き込む。
……目に入ったのは、ある程度予測していたもの。
それも。予測をやや、越えた姿で]
……ベアトリーチェ……。
[白の上。
紅の華が、鮮やかにその花弁を開いて。
それを構築する真紅が血でなければ、それは、幽玄たる造形とも見えたかもしれない。
その華の中央に横たわるのが彼女である、と。
辛うじて認識できたのは、白と紅の中に金色が見え隠れしているが故だろうか。
気づくのが遅かったためか、華奢な身体は狼たちに食い破られ、真紅をあちこちに散らしている。
話に聞いただけで実際には見る事のなかった朱の痕が、紅の狭間に、僅か、見えた]
……くっ……。
[つきり、と。
蒼の花が、痛みを伝える。
これを見てもなお抗うのか。
そんな嘲笑が、聞こえた気がした]
うるせえ……俺は……俺はっ!。
[誰に向ければいいのかすら、わからない、叫び。
それが空へ消えると、上着から薬のケースだけを取り出して、少女の上にふわりとかけた]
……寒い、もんな。
ちょっと待ってろ……みんなに手、借りて……迎えに来るから……。
[小さく、小さく呟いて。
ゆっくりと踵を返し、*集会所へと*]
─エルザの部屋─
[冷たい体はベッドの中で温もっていた]
[寒いものは消えて満たされている]
[ベッドから起き出すと左指に巻かれた、湿ったままのシルクのハンカチを撫でた]
[陽の光が差し込む窓にくてんと額をくっつけて外を見つめる]
[離れた場所に集まっている黒い点々]
[そして赤い色を見つけた時、ブリジットの瞳孔が大きく見開かれた]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新