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[ぼそぼそと呟く]
そう。そうね。
ノブは、客観的に、誰から見ても人間だったものね。
人狼にとっては・・・誰からも分かる人間がいるくらいなら、誰にも分からない人間ばかりの方が、疑心暗鬼になってちょうどいいですもんね。
可能性としては充分あった。
それを、私達の誰も気づかなかったのは怠慢以外の何物でもなかった、ということかしら。
[がしゃあん、とけたたましい音と共に風呂場の扉が壊れる。
そのまま中へと転がり込み、]
ディーノっ!!
[必死で名前を呼ぶ。その先。
多少湯煙でけぶってはいたが、そこにディーノの無事な姿があることは明白で。]
…よ、良かった……。無事だったんだな……。
[一気に力が抜け、風呂場の床にへたりこんだ。
「どうしたの?」との声に、はっとなって視線を上げ。
湯船に戻る直前のディーノが、見えたような見えなかったような。
目をぱちくりとさせ。
いや見間違いだ。
ふるふるふる、と頭を振った。]
い、や……もしかして、お前が人狼に……襲われたんじゃないかって、さ……。
[リディアは人狼。そう言ったエリカの言葉だけは確かに聞き取れて。
なんとなく悪い予感と、物音のした方向は一致していて。]
…ノブにぃっ!!!
[覗きこんだ部屋の中、あまりに酷く殺され、喰い散らかされた残骸。
それは、先日見たあの女性の遺体の有様とは、あまりにかけ離れていて。]
……ちっくしょう!!! 復讐って奴かよっ!!
[込み上げてくる憤りに任せて、ドア脇の壁を殴りつける。
無残に嬲り殺された姿は、リディアを殺した彼への制裁のように思えて。]
…ちくしょぉ……。
[目の前に広がる、真紅の光景が歪んでいく。]
〔にんまりと笑うノブの姿〕
〔車椅子に油を注してやろうと思っていた〕
〔昨日、二人の占い師から人間だと言われた〕
…っでだよ…ちくしょう…ちくしょう…ちくしょっ!!!!!
〔自分でも抑えられない感情に身を任せ、力任せに車椅子を殴る。己自身が頑丈な造りにしてあったため、びくともしなかったわけだが〕
〔殴った拳の痛みに、多少正気が戻ってきて、今、この部屋に、自分と、ノブだったもの以外の人間がいることに気づいた〕
…なんで、何で死んでんだよ…ノブにぃ。
てめーだけは生き残るつもりだったんじゃ…ねぇのか…よ。
[罵声は嗚咽へと変わり、零れ落ちる雫は頬から顎へと流れ落ちる。]
僕が、人狼に?
[言われて、ああ、と納得する。心配して来てくれたのか。確かに自分は襲われる可能性がある。それを心配して彼は飛び込んできたのだ]
うん、何とも無いよ。
心配して来てくれたんだね、ありがとう。
[扉を壊してまで飛び込んで来たことはともかく、心配してくれたことはとても嬉しくて。にこりと浮かべた笑みは多少呑気にも見えただろうか]
さて、差支えが無いのならば、私が自警団を呼んでこようかしら?
怯える人。
[ランディを見つめる]
呆ける人。
[フランを見つめる]
悲しむ人。
[レッグを見つめる]
この中で、まともに動けそうなのは私ぐらいのようですしね?
[周りの人間を見つめ、そして、もう一度ノブを見つめる]
[壁に手をつきつつ、ゆっくり、ゆっくりと歩いていく。
その後を、黒猫が心配そうについてきた。
どこに行けばいいのかは、声の交差が教えてくれるから、迷う事はなく]
……ノブさん……なの?
[そこだけ騒がしいその場所にたどり着き、誰の部屋かを認識すれば。
零れ落ちるのは、小さな呟き]
……リディアを……殺した、から?
〔冷静なシャロンの声がする。一瞬腹の底が煮えくり返ったが、「自警団」という単語のおかげで、また現実に引き戻される〕
ああ…。頼む。
詰め所は宿からそう遠くない…。
広場までの道に団員がいるはずだから…そいつに伝言してくれりゃぁ…いい…。
〔やっとの事で搾り出した声は、酷く掠れていて、己の発したものとは思えなかった〕
了解、と。
それじゃ、ちょっと出かけてくるわ。
―――ああ。あまり動かさないほうがいいわよ。
人狼が憎いと思うなら、少しでも情報は残したままでね。
[いつも通りの顔と声で、いつも通りの足取りで、シャロンが宿屋を抜け出して、詰め所へと]
[微笑んだディーノの顔を見れば力が抜け。
ほっとした、直後。喉から堰を切ったように言葉が溢れ出した。]
ああもうばかか、お前は! 俺は、もしかしたら死んでるんじゃないかって、お前が…そんなの、怖すぎて……! 全然笑えねぇよそんなの…!!
[言葉が滅茶苦茶になる。
何か目にじわり、と滲んだ気がして、ぶるぶるっと頭を振った。]
[歩いていくシャロンを見送った後。
ふらり、と。そんな感じで、部屋の中を覗き込む。
紅に染まった亡骸の周囲には、微かに白い光が浮かんで視えて]
……っ……。
[凄惨な様子に、身体が震えた。その場に座り込みそうになるのは、辛うじて抑えて]
こんなの……こんなの、やだ、よ……。
パトラッシュ…。
[相手の口から漏れ出た言葉が胸に突き刺さる。その絶望を味わった自分が、今度は相手に味わわせようとしていた]
ごめん…。
そうだね、僕は自分が味わった恐怖を君に味わわせるところだったんだね…。
[どうしてそこまで頭が回らなかったのだろう。傍に居た存在が永遠に失われる怖さは知っているはずなのに。しゅん、と視線を落とし、謝罪の言葉が再度漏れ出る]
…ごめん…。
〔人狼が憎いなら、動かさないほうがいい…〕
ははっ…。
動かすも何も…。
俺が動けねぇよ…。
〔手元の眼鏡をノブにかけてやりたかったが、立ち上がることも出来ない。どんな表情で絶命していたのかさえ、無様に床に座り込んだ己からでは伺うすべも無かった〕
ちく…しょ…。
〔ギリ、と、歯を食いしばって、嗚咽を堪えた〕
〔ふと、目の前をフランが進んでくる〕
フラン?
おい、フラン、やめろ!近づかなくていい!
〔なんとかその足を捕まえようとした〕
[床へとへたり込み、しゃくり上げるような嗚咽。
涙に歪んだ視界は、ただただ赤く。]
…ノブにぃ……
[ろくに動けぬながらも、さまざまな事を知っていた年上の彼のことを、兄貴分として羨望の眼差しで慕っていた幼い頃。
捕まえてきたクワガタムシや野いちごと引き換えに、語ってくれた外の世界の話。
子供の数の少ない過疎の村では、腹を割って話せる男友達など少なくて。
ただ、零れ落ちる涙をとめることができずに。]
[二歩目]
[その足は前に出なかった]
[バランスを崩して倒れこむ]
だってあのままじゃ。
[それでもなお]
[視線はただベッドの方に向けられて]
[呟く]
[鳩は、いつものように手紙を回収されず、ご褒美の餌も貰えない事を不思議に思っているのかいないのか、
静かにテーブルの上に佇んでいる。]
……あ……鳩?
[舞い降りたそれには、見覚えがあった。
時々、ノブの家の方へと飛んで行くのを見かけていたから]
ノブさんに……会いに来た……のかな?
[ちょっとだけ、遅かったね、と呟いて。
静かに佇むそれに、寂しげな笑みを向ける]
[詰め所の中は騒然としていた。
そこに入り、宿屋の中でまた誰かが殺されたということを言うと、
またか、という声と
マジか、という声と
事件を俺が解決してやる、などという勇敢な言葉は聞こえず、ただ怯え惑うような姿だけ]
(ま。平和な村だったようですし。当然でしょうね)
[と、冷たい目で見透かしていたが―――思いついたように、もう一言]
・・・そう言えば、村に入り込んだ大きな犬がいること知っているでしょう?
あの犬・・・喋ったわ。
人狼伝説と、喋る犬。
―――何か似ていないかしら?うふふ。
…もう…熱さも…寒さも。
ノブには関係ないんだよ…。
関係、ないんだ…よ…。
〔テーブルの上の鳩をただただ見つめるだけで、それ以上、どうする事も出来なかった〕
[しばらく、鳩を見つめて。
それから、ふるり、と首を振って]
あの……ね。
みんな、に……聞いて欲しいこと……あるんだけ、ど……。
[わずかに掠れた声で、座り込む皆に呼びかける。
妙にふらつくのは、熱のせいか、他に理由があるのか。
それは、わからないけれど]
いや、
[首をゆっくりと横に振る。
ディーノが謝る様子を前に、頭が少し冷えた。]
いいんだ。俺も取り乱しすぎた。
不安ならちゃんと傍に居るべきだったんだし、な。
[こっちこそごめん、と謝って俯き。
ふと風呂場のタイルに目が留まった。
そしてようやくこの状況に思いが至る。]
って、いつまでもここ居るわけにいかねぇよな。
悪り、俺出てるから!
[脱衣所の外にいるけどな、と付け加えて。踵を返して壊れたドアの外、脱衣所の扉の向こうへ。]
〔エリカの声に、顔を向ける〕
ここでいいんなら…聞くが。
出来れば酒場の方がいいだろう。
すまん…手を貸してくれんか?
ちょっと自分ひとりでは、立ち上がれそうに無いんだ…。
〔情けなく、哀願した〕
[―――数刻立ったころ、シャロンが自警団を引き連れて戻ってくる。
その内の半分は物々しい武装をしている。
武装をしていない半分から、さらに半分減ってノブの部屋へと。
もう半分は、各々のすぐそばで待機する。
そして―――武装した自警団達は、喋る犬を探して、宿屋の捜索へと]
[のろのろとランディを見上げて]
[しかしどこまで言葉が届いているのだろうか]
[ただぼんやりとその顔を見て]
……?
[聞こえてきた声に]
[耳に入ってきた音に]
[首を傾げた]
あ、うん。
[外に居ると告げて出て行くパトラッシュを見送って。そにより驚きで忘れていた今の状況を思い出す。物凄い格好で話してたんだなぁ、と恥ずかしさに顔を赤らめ顔半分を湯船に沈める]
………。
[不安なら傍に。あの時ディの傍に居れば自分はディを失わずに済んだのだろうか。人狼はディを襲わずに居たのだろうか。逆に好都合と2人とも殺されていたのだろうか。自分はこの場に居なかったのだろうか──]
[色々考えてみるも、答えは出てくるはずも無く。湯船から出て簡単に身体を洗うと、湯を浴びてから脱衣所へと戻る。鏡に映った自分を一瞥し、身体の水分を取ってから着替えを着込む。湿った髪の水分を乾いた布で吸い取りつつ、脱衣所の外へと出て行った]
ここで話すのは……よく、ないよ……。
[だから、移動しないと、と頷いて]
……手?
ボクの力で、ランディさん引っ張れるかなぁ……?
[冗談めかした口調で言いつつ、それでも、と思った所に。
聞こえてきた、物々しい音]
……なに?
[困惑しつつ、音のする方を振り返って]
[脱衣所前のドアで、座って暫く待つ。
ディーノはディという存在を人狼によって失った。
ディはディーノを守ってくれた。
自分には何が出来るだろう。
ぼんやりと考える。
俺は、『魔女』を死なせてしまったのに。]
[と、不意に『パトラッシュ』が警戒するように耳を立てた。
がちゃがちゃと重い音が、宿の入り口から聞こえてくる。]
あぁ? 何だ?
[涙に濡れた目で周りは見えずとも、その大仰な重い金属音は耳に届いていて。
袖口で瞼を拭い、立ち上がる。]
…自警団?
[3人も死者が出ている。それを思えば武装してくるのも仕方が無いとは思ったが…]
お待たせ。
[外に居るパトラッシュにそう声をかけて。警戒するような雰囲気に小さく首を傾げる]
どうしたの?
[パトラッシュの視線は宿の入り口へ向かっている。何だろうと思い、歩みをそちらに向けた]
[重ねて耳に届いてきたのは]
[冷たい金属の音]
[ビクリとした]
な、に…?
[少しずつ]
[意識が戻ってくる]
[音のする扉の方を振り向いた]
自警団……?
[レッグの言葉に、首を傾げる。
そう言えば、シャロンが呼んでくる、と言っていただろうか]
でも、それにしては……。
[やけに物々しいような、と。
どこか不安げに呟いて]
ああ、いや……
[振り返って、出てきたディーノに口ごもる。自分にもよく状況が把握できていないから。]
[物々しい音は明らかに複数。土臭い匂い、汗の匂い。鉱夫? 重い音を伴わない気配が複数、手前角の新しいノブの部屋に入った。その周囲にまた気配がいくつか。
がちゃがちゃという音は宿全体に、――散った?
一体何事だろうと訝しみながら、廊下の先を覗きみる。
鉱夫……いや、自警団の男の一人と目が合った。]
「居たぞ!!」
[叫ばれて、一瞬、頭に疑問符が。
しかしそれが浮かぶ間もなく、その男はこちらを指差し、大声で男の背後にのたまわった。]
「あの犬だ! 捕まえろ!!」
自警団…?
何か、あったのかな。
[2階で起きた惨劇は知らない。自警団の来る理由が分からなかった。酒場に出ようとした時に聞こえたのは、「あの犬だ! 捕まえろ!!」の言葉]
……え?
[事態が飲み込めず、呆けたように声を漏らす]
[現場を片付けに来た自警団員に頭を下げ、その場を離れるように言われる。
合った視線は、恐怖と疑惑に彩られたまま逸らされる。]
…リディ、人狼だったそうです。
[見知った大人にそれだけを告げ、その場を離れようとして…風呂場のほうでの騒ぎに気がついた。]
まさか、犯人が?
[「あのデカい犬、狼なんだとよ!」
団員の一人がそう言い捨てて。
…確かに、怪しいとは思うものの…何か釈然としないものを感じた。]
[何も思考にはならなかった。ただ、本能で身体を翻す。
男たちが追ってくるのとは反対方向に、宿の裏口を目指して。]
[後ろから幾つか追いかける音があったが、構わない。構っていられない。「なんでもいい、宿の外へ逃げろ!」と体中から警報が鳴っている。]
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