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─広場・噴水傍─
要らんプライドの高い連中が多いんだろうよ。
んなもん豚の餌にでもしてやりゃ良いのに。
[青年とのやり取りで少しずついつもの軽口が戻って来る]
[それからふと、隻眸を青年へと戻して]
時にアーベル、お前は現状で信じたい奴ってのはどれくらい居る?
[唐突にそんなことを訊ねた]
[エルザの別れの呟きにも反応を返すことなくジッと地面を見ていたが]
…………脳無しの自衛団単体であそこまでの調査は考え難い
誰かが独自で調査して情報を流した、といった所か
……となると
[そう呟いて、頭に浮かべるのはそういうことに長けてそうな二人
ただ、カヤについての情報を容赦なく流す方といったら]
…………これは、ますます早めに手を打たないとね
[ポツリと周りに聞こえないようそう呟く
そうして、人が集まってきたのを見て取ると、ケースを手にその場を後にした]
[周りで交わされる無責任な会話は届いている。
眉を顰めて見せたけれど、特に何か言うことも無い]
ええ、また。
[剣士に片手を上げて見送った。
その姿が見えなくなる頃]
…じゃあ、すみません。
ぼくもこれで。
[彼もまた別れを告げて、その場を立ち去って行く]
[大通りの方面に言っては自衛団と鉢合わせそうだから、広場へ向かった。
程なく、噴水の近くに弟や他の皆の姿を認め、痛まない方の手を振った]
アーベル。ここにいたのね?
[そのときには、口調は至って普段通りだった]
─広場・噴水傍─
あは……餌にされた方が、迷惑しそうだね、それ。
[軽口に、冗談めかした口調で返す。
それでも、声は微か陰りめいたものを帯びていたが]
……え。信じたい……ヤツ?
[向けられた唐突な問い。蒼は不思議そうに、瞬いて]
ん……あんまり多くない、かも。
信じる、って決めたのは、二人。
信じたいけど、なんとも決め手ないのが一人……かな。
[信じる、と決めたのは、姉と、今言葉を交わす男。
信じたいのは、幼い頃から、兄のように思っていた人]
[呼びかけてくる、聞き慣れた声。
はっとしたよに、そちらを振り返る。
肩の上、隼もばさ、と翼を広げて]
姉さんっ!
……なんとも、ないっ!?
[とっさ、口をついたのはこんな問いかけ]
ああ、ライヒアルト君も。
[去ってゆく姿に軽く手を上げる]
[見送った後に深呼吸]
[動きだそうとしたところに人がやってきた]
このタイミングで。
何か情報が増えたんですか。
「今の子供も犯人ではありえません」
はい?
「気にしていたから先に調べるようにと言われました。
ですがそれこそ不自然なほど何も出てきませんでした」
それはつまり。
「あやふやな証言以外は何一つ出てこないのです。
詮議でもそういうことになるかと」
[上げられた手の主を見やり、会釈を返す。
弟の反応には、きょとりとして]
……平気よ?
[軽く首を傾げて、笑った]
そっちのほうこそ、無茶してない?
[平気、という言葉と、笑み。
思わずじ、と見つめつつ]
……自衛団の連中と、やり合った、って聞いた。
あいつら今、気ぃたってるし……何か、されてたりしないよね?
[確かめるように、問う。
口ぶりから、現場に居合わせたなら騒動拡大させていたと予測するのは容易いか]
俺は……無茶は、してないよ。
[今の所は、ではあるが]
「結果が出たらまたお伝えしにきます」
[それだけを伝えるとお仕着姿は去っていった]
[下を向き乱暴に頭を掻く]
不自然なほどにって、何だよ。
それとも本当に無実だったのか?
だとしたら。
[頭痛がした][危惧しているもう一つ]
[議会やその周辺に黒幕がいるというのならば]
[連行された者達もどうなっているのか]
……まだいるかな。
[噴水の方を振り返った]
─広場・噴水傍─
[青年の返答に、ふむ、と一つ唸り]
[己の周囲に残る人物を確認してから]
……俺の場合、今事件の犯人ではないと思っているのは4人居る。
自分で調べた奴と、事件に対する姿勢から判じた奴らだ。
その他に、信じたいと思っていた奴が一人居る。
[言葉の中に微妙なニュアンスが交る]
お前は、もし信じたい奴が事件の犯人だったとしても。
情に流されずに居られるか?
[青年が信じたいと思う人物の詳細は知らない]
[だから、そうなった時のために解決したいという意思を保って居られるのかと]
[その確認を取っておこうと疑問を投げかける]
[ヴィリーとアーベルを見比べて、少し不思議そうにする]
……いつの間にか仲良くなったのかしら。
[そんなことを言ってから、弟の視線を受け止め]
やり合った、って。
……乱暴なことは、してないわ?
[してない。されていない、とは言っていない。
予測は立ったし、否定の先も感じ取れた。
だから、逆もまた、悟られるのだろうけど]
カヤちゃん、連れてかれちゃった。
結局、何にも出来ないのね。
[極めて、軽い口調で。肩を竦めた]
[目的の人物の周囲には人影が増えていた]
[蒼髪の姉弟][エルザは信用していいと言われたが]
[今これを伝えたらまた騒ぎになるような気がした]
[伝えるのにどんな顔をすればよいかもわからない]
後で、だな。
……荷を片付けてくるか。
[どうにも店を開いている余裕は持てそうに無く]
[ならば幾つかは今のうちに処分した方が良いものもある]
[噴水脇で交わされている会話の内容も知らず]
[エルザの手の程度も知らないまま]
[宿の方へと*戻っていった*]
……信じたい、と、思っていた……?
[投げられた問いかけもさる事ながら。
微妙な言い回しには、疑問が僅か、生じるものの、今はそれは置いておいて]
ん……その時になってみないと、わかんないかも、知れない。
けど……。
[ここで一度、言葉を切り]
信じたいって思える相手が、こんな騒動引き起こしてるんだとしたら。
俺は……ぶん殴ってでも、止める。
[迷う事無く、言い切った]
[相手の疑問には敢えて答えず]
[僅かに時間をかけて、それでも言い切る返答に口端を持ち上げた]
良い答えだ。
それを聞いて安心した。
[そう言葉を繋げ、徐に立ち上がる]
続きはまた今度だ。
俺は宿に戻る。
何かあれば来い。
[そう告げてゆるりとした足取りで歩き始めた]
[問いの内容と、微妙にズレた姉の返答に、は、と息を吐く]
……怪我とかしてるなら、ちゃんと、手当てしてよね。
[言ったのは、それだけ。
カヤの事には、何も言えずに。
立ち上がったヴィリーの言葉の真意は未だ掴めず、やや戸惑うものの]
ん。わかった。
[何かあれば、という言葉には、素直に頷いた]
[二人の間に交わされる会話を、黙して聞いていた。
弟の出した答え。
まだ、じんとした痛みの残る腕に敢えて爪を立てる]
……知らないうちに、大人になるものよねえ。
[立ち去るヴィリーの背を見送りつつ、
本人を目の前にして、しみじみと呟いた]
――信じていたのよ。
[過去形で話すことに、また、違う痛みを覚えた]
何かあるのなら、話してくれるんじゃないか、って。
でも――勝手な思い込みだったのかしらね。
[少女のことを話しているようで、
別の事を話しているようでもあった]
いっつも、そうなんだわ?
[終わりは弟を見て、笑いながらの台詞。
細めた眼は、現在ではなくて昔を見ている]
無理してでも、聞いておけばよかったかな。
逃げていたら、駄目なのよね。
[手当てとの指摘には、はいはい、と笑って。
くるりと踵を返すと、自宅に向かって歩みだした]
[それからすることは、普段と、何も変わらない。
怪我の所為か、他の理由か。
少しばかり覚束ない部分が、ありはした*けれど*]
[姉弟に対し後ろ手に手を振り]
[広場を去り宿屋へと向かう]
[信じたかった者]
[潔白を証明するための調査は逆の結果を引き起こした]
[けれど誰が犯人と結果が出ても]
[為すべきことは変わらない]
[それが己に課せられた制約故に]
─ →宿屋─
[借りた部屋へと戻ると]
[置いてあった荷物から術符を取り出す]
[残っているのは6枚]
[今連絡に使えば、残るのは5枚]
………。
[その残りの5枚を、ジーンズのポケットへと捻じ込んだ]
……それってどういう……。
[しみじみとした呟きに、ぽつ、と突っ込みを一ついれ。
続いた言葉に、口を噤む。
話していない事。
数え上げたら、キリがないのは、自覚していて。
けれど。
どう話していいのか、わからないままで、ずっといて。
だから]
俺には……わかんない、よ。
[唐突と言えば唐突な言葉を小さくもらして、蒼を伏せ。
それから、自分も家へ向けて歩き出す]
…………。
[途中、立ち止まって空を見上げる。風が妙に、落ち着かないような*気がした*]
……アロー、レダクティア。
調査の結果クロを発見。
直接取材を試みる。
…文句言うなよ。
直接話さなきゃならねぇ相手なんだ。
[連絡した声はいつもより真剣味を帯びたもの]
[相手には止めても無駄と言うのが伝わったことだろう]
[声を刻み、術符を燃やす]
[同僚から返って来たのは了承の言葉一つだった]
……ライヒ。
おめぇの信じるものは、一体何なんだ…?
何で、俺を呼んだんだ──。
[信じたかった相手に対し疑問は尽きない]
[浮かぶ疑問は全て直接会って聞こうと]
[そう考えながらしばしの時間を*過ごす*]
―宿舎―
[神父に挨拶を済ませ、部屋に戻る。
念の為にカーテンを閉めてから、『端末』の向こうの同業者に向けて囁く]
――決行は--時。
先に言った通り、手助けは必要ない。
[相手には明瞭に届く筈の声にも、それを発する表情にも、感情は*浮かばなかった*]
―宿裏―
[決行時刻。
宿舎を抜け出して、対象の泊まる宿の裏に立つ。
周囲に人影は見えない]
少し遅かったか。
[できるなら宿に戻る前に捕らえたかったが、と洩らしながらも、仕事に入る。
宿の外壁に背をつけて、右手を伸ばし、自身の左腕を切るように動かす。
同時に足許から伸びる影の左腕が切り離され、形を変え、蛇のように壁を這って行った。
今回の仕事では初めて使う手段。
感覚だけで操るそれに不安はあったが、部屋へと滑り込んだ『影』は対象を取り込み、ここまで運んで来る筈だった]
…!
[が、強い抵抗を受けて、影は跳ね返された。
届くのは風の音。
微かに舌打ちし、影を呼び戻す。
動揺か相手に気付かれた為か、彼はいつものように痕跡を消す間もなく、*その場を去った*]
―自宅―
[帰り道、思う事は色々とあったけれど。
ともあれ、帰りついてから何よりも優先させたのは、姉の手当てだった。
どこか覚束ない様子に、不安はあるものの。
それに、何をどうすればいいのかの答えは出せぬまま、自室へと戻った]
……なぁ。
俺、どうすればいいんだろ?
[ベッドに寝転び独りごちる。
答えは当然の如く、なく。
いつしか、そのままうとうととし始め――]
……な……に?
[言葉では表せない感触。
視覚で捉える事のできないそれが、一体何かはわからないものの。
少なくとも――好意的な意思を持つ存在とは思い難く]
……『護れ』っ!
[とっさに上げた、声。
波長を合わせた位置を中心に、風が渦を巻くのが伝わってくる。
風の舞は功を奏したか。
違和感は、遠くなる]
……上手く……行った?
[零れ落ちる、掠れた呟き。
しかし、この場では確める術はなく。
いつの間にか滲んでいた汗を拭うと、風が何か伝えてこないか、しばし*意識を澄ませた*]
―どこかの店―
いや、それで構いません。
即金で足が出ないなら御の字です。
[笑われた][随分焦っているなと]
……そりゃまあ。
3年も一緒に旅すればただの連れでもなくなるってもので。
[心の中で失ってしまった家族の形]
[気づけば少女がそこにいた]
無事に片付いたら仕入れにも来ますよ。
ベッティと一緒にね。
その時はあれこれ教えてやって下さい。
[商売用の笑顔を浮かべる]
[余裕は失っていないと見せ付けるように][取り繕うように]
[老爺の店を出ると隻眼の記者が泊まっている宿を目指した]
―ヘルガの宿―
はは、別に女将を敬遠したわけじゃありません。
そう邪険にしないで下さいよ。
[女将の皮肉に首を竦め][ヴィリーの所在を尋ねた]
[顔を合わせればどこか様子が違うようにも見え]
[訝しみながらも目的を済ませてしまうことにした]
一つ、不確定の情報が来たから伝えておく。
カヤ君は犯人ではないみたいだ。
少なくとも調べて「何も出てこなかった」ということらしい。
扱いもそうなるだろうと言われた。
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