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騒ぎ大きくなりすぎだよな。
[と、ウェンデルへと告げて。]
……後悔ばっかじゃ、どうしようもないからな。
[はふ、と小さくため息をついた。
そして、ノーラ達の方へ視線をやって、事態を認識すると。]
…黙ってやられるわけにはいかないな。
[と呟いて、包丁を取りに厨房へと向かう。]
カルメンは、わたしたちの仲間。
あなたも仲間になればいいわ。
[カルメンと話している青年の背後から話しかける。
傷を負えば人狼と化す。そんな伝承もあることを知ったから]
ねえ、カルメン。
[今度は伸びた爪でエーリッヒの腹を背から刺し貫いた。
加減の仕方など知らない。ただ深く抉る]
仲間になれたら、エーリッヒさんも一緒に逃げましょう。
他の人も、仲間になったら一緒で何も問題ないわよね。
フフ、フフフフ!!
[楽しそうに、愉しそうに哂う]
[大きくなりすぎ、というのには頷く]
喰わねえと、狂うんだよな、人狼ってのは。
[そんな事を言って、かすかに笑った。
が、ノーラ、シンの動きに、彼女の方へと手を伸ばす]
<<シンお前、何してるんだ。
こんなところで動いちゃ、バレんだろ――>>
[焦ったような声]
<<落ち着け、一緒に行くんだろ>>
[爪も牙も持たぬ人狼はエーリッヒに本当を告げる。
顔を寄せるが重さを掛けることはせぬまま
金糸と亜麻色が重なり距離を縮める]
人狼、なの。
人間じゃないの。
[能力的には人間と変わりなく
血をおいしいとも思えず不完全な存在]
私は、エーリッヒになら……
殺されても構わない。
[手が重ねられたままある事が嬉しく
それを解くことなど女には出来なかった]
そこに篭ってろ
余計な事すんじゃねえぞ
[声を投げた後、厨房へと向かったアーベルに声を投げておく。
それから、シンの様子に、彼女を追った。
エーリッヒを襲うのをとめる事は出来なかった]
<<落ち着け、シン。
もう、大丈夫だろ。腹がへってんなら、また一人喰えばいい。
人として殺すんじゃ、喰えねえぞ>>
[エーリッヒに意識を傾けすぎていたからか
ノーラの様子には気付けなかった。
名を呼ばれ、漸く彼女に眸を向ける]
――… ノーラ?
[くちびるで紡ぐ音]
《 シン、……何、を… 》
[驚きの色滲ませた聲が次いで漏れる]
<<人狼の因子を持たない奴を襲った所で、
そいつは死ぬだけだ>>
[知りえる知識を、彼女へと伝える]
<<カルメン、離れとけ。いつものシンじゃねえよ>>
[飛び散る友人の血が女の顔に赤い花を咲かせた。
鮮血から伝わる温もりに、漸く何事が起きたのか女は理解する]
ラーイ――。
[微笑む人狼の魔眼の緋色に見詰められ
女の喉から、ひゅうと笛のような音が零れた]
……嘘、だよね。
こんなのって、ないよ。
[譫言のように呟いて、傷付いた友人に手を伸ばす]
そういや、さっき言ってたな。
[と、ウェンデル>>28に言い。
厨房から、父親が残して行った純銀製の包丁を取り出したものの。
ウェンデルの言葉>>30に、一瞬反論しかけたものの。
本の記述を思いだして、その場に留まる。]
[名を呼ぶ声>>34に、薄らと目を開く。
浮かべたのは、苦笑]
……は。
冗談だ、って言えりゃ、よかった、が。
[は、と一つ、息を吐く。
息と一緒にあかいいろが落ちた気がした]
わり……まもれなくて。
もうちょい早く、割り切りつけりゃ、よかっ、た。
[ぽつり、と紡ぐ声は掠れがち]
…お前、俺も苦手なんだけど。
[思わずアーベルに半眼になって答える。
少し気が抜けたようで、笑った]
襲われそうになったら、俺でも刺せ。
生きたければ、躊躇うなよ。
……エーリッヒを、見てやってくれ。
カルメンは、仲間だけど、人狼じゃない。
[そっと、言葉を伝える]
<<そうね……>>
わかったわ。
[仲間から、人の名を呼ばれたから。
そこで動きを止め、再びナイフを構え直した。
もうそんな風に装っても無駄とは知っているけれど]
殺そうとするのなら、殺すわ。
私は生きたい。逃げたい。
[人間達の顔を、見回した]
ラーイ、だめだよ。
私、さっき、君の言葉を聞いたじゃないか。
……だからラーイも、約束、守ってよ。
[涙で霞む視界の向こう、ほたりと幾つも
あかいいろが落ちた]
お願いだから、……死なないで。
[力尽きようとする友人に近付き、頭を胸元に抱き寄せ
此方に視線を向ける魔物を睨みつけた]
[何が起こったか直ぐには理解出来ない。
エーリッヒの手が落ちて床へと頽れるを見て
漸く彼の身に起こった事を朧に感じ取る]
や、ぁ。
――エリィ…ッ
[覚悟をしていたはずなのに
目の前で其れをみてしまうと焦りを覚える。
追いすがるように手を伸ばし
赤く染まる腹の傷口を押さえようとした]
……死なないで。
死ぬべきは、私、なのに。
[ゲルダを殺し、欺こうとした罪。
罰を負うべきは自分だと思う]
あー…。わるい。
[そういや、そうだった。と呟きつつ。]
了解、まかせとけ。
[と請け負い、包丁一本と救急箱を持ってエーリッヒの元へ向かい。
できるだけ手早く自分に出来る処置をエーリッヒに施そうと。]
[ノーラを庇うように、一歩、前へと出る。
睨みつける少女へと視線を向ける]
――ノーラが言う通り。
人狼が居ないって証言してくれさえすれば
俺らは何も手出ししない。
水が引いたら出て行く。
生かす手伝いなんかしたくないってのなら、
殺してやる。
[どうする、と、
選択を促すように、視線を向けたまま]
……痛いとこ、つく、な。
[>>44 約束を持ち出されれば、こちらとしては何も言えず。
一つ、息を吐いた。
ノーラの声>>43が耳に届けば、ふ、と、そちらを見やり。
それから、彼女を睨むミリィを見て]
……無理、は。
するな、よ?
[小さな声で、ぽつり、それだけ告げた。**]
あとで覚えとけよな。
[アーベルの言葉には、そんな風に言葉も返す。
何か思い浮かぶわけも無かったが。
そして序に、付け加えた]
あとライヒアルトもな。宜しく。
[彼らが生き残れるかはわからない
ただ、邪魔さえしなければ生きても良いと思うのは変わりなく、
彼らも生きれば良いと思う。
治療を願うと、男は少し、笑った**]
[人狼が持ち掛ける取引に女は瞬いた。
少女たちを無残に喰い殺した彼らを許せなかった。
魔物に屈するくらいなら、このまま殺されても構わないとさえ思った。
けれど、腕の中にある友人の命を思い。
喘ぐように息を吐く]
……お前たちなんか、どこへでも行けばいい。
私の魂が欲しいのなら、売ってやる。
でも、ラーイが死んだら
私はお前たちを――絶対に赦さない。
[俯き、唇を噛み締めた**]
[アーベルが近付く気配に顔をあげた。
彼の手にある包丁には警戒の色を滲ませるが
隣にある救急箱と、彼に殺意が無い事に緊張を僅か解く]
アーベル ?
[潤みを帯びた蒼が彼が何を為すかを不安げに見詰める。
エーリッヒが紡ぐ声は酷く苦しげに聞こえて泣きそうに歪む顔]
そんな覚悟、勝手にしないで…ッ
エリィまで……、私をおいてくの …?
[いやだと首を振る様は駄々をこねる子供のようだった**]
赦してなんて言わない。
言えるわけがありませんわ。
[エミリーの宣言に、唇を歪めて呟く。
こんなこと希まなかった。けれど最後をこうしたのは自分]
<<ありがとう>>
[同胞に囁き、外に出ようと視線を逸らした**]
水が完全に引くまでには、更に長い時間が掛かった。
ようやく人が普通に通れるまでになった後。
外から訪れた人々はどこか空気の淀む村に驚いた。
緘口令が敷かれたか、事件のことを口にする者はいない。
それでも何か良くないことがあったのだとは旅人の噂になり。
いつしか歪み、呪われた地であるかのように言われて。
村は寂れていってしまった。
- CAST -
Gerda=Kahler ------ mu_mu
Reichard Heidelbeere ------ tasuku
Erich=Ghiglia ------ rokoa
Beatrice Ciro ------ shuchan
Wendel Sennett ------ hishou
Abel Alessandri ------ rinne
Brigitte=Baal ------ akIka
Carmen Lachner ------ helmut
Nora=Quelle ------ Mey
Emilie Koseba ------ ひびの
Romi=Marion ------ nadia
Johanna・Kaunitz ------ t_nuke
- NPC -
Guenther・Kaunitz
Gasthausbesitzerin (Alessandri)
Weiss=Marion
Parassi
Vizekopf
Wachen
Kaufleute
Dorfbewohner
...
/*
お疲れさまでございました!
幕下ろしましたので中発言も解禁です。
ロールもまだやりたいものがあれば気にせずどうぞ、ですがが。
今回はご参加いただきましてありがとうございます。
至らないところ満載の村建て兎猫です。
参加者の皆様には本当に感謝しております!
なのにバタバタしまくりで、毎回本当にごめんなさいorz
ちょっと息切れしているので、全体感謝と謝罪だけひとまず。
/*
お疲れ様でしたー。
何か自分で良く分からん動きになってました、すみません。
狂わないって難しい←
とりあえずヨハナさんとベアトリーチェさんは遠慮なく突いておきます。
[つんつくつんつく]
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