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えーと、だから、あれだ。
『本』としての形にはなんないけど、俺の綴りたい言葉、覚えててくれるんなら、今からテレーズに頼むよりはお前にやってほしいかな、って。
……そう、思う。
[過ぎた時には何も出来ない。それへの慰めなどは上手く浮かばない。
なら、できるのは、今の肯定。
例え儚く消え行くだけだとしても。
この青を見た思いを、内に秘めたまま消えるよりは、という思いもまた強いから。
それをなすならば、と紡いだ言葉は、先に告げられた望み、それに応える、という答えでもあった。*]
― →メリルの自宅兼工房 ―
[何歩か歩を進めて辿り着いたのは、茶器の受け取りのため何度か足を運んでいた場所だった。
呼ばれるままに乾燥小屋へ向かい、扉を同じように通り抜ける]
こんな風になってるんですね。
[完成前の器が並ぶその場所へは、踏み込むのは初めてだった。
しばし物珍しそうに周囲を眺めた後、示された場所を見る]
……わあ。
[感嘆して、思わず、といった風に顔を綻ばせる]
これ、蓮華草ですよね?
こんな形のカップ、初めてみました。
[手に取って、本来の置き方のように返そうとして。
当然のように指はそれを擦り抜ける]
……見たかったです。完成した所。
[手を名残惜しそうに引っ込めながら、眉尻を下げぽつりと呟いた]
このカップには、どんな香草茶が似合うかなって。
テーブルクロスやナプキンも、その色合いも。
道具とかお茶菓子とか――
たった一席設けるだけでも、考えることって一杯あるんですよね。
[呟きながら、自身の身に咲いた花とよく似たその形を、指先で撫でるように触れる。
脳裏に一瞬で広がった茶席の光景を、形にする術はもうない*]
/*
うん。
確定してから日本語が散歩に出ている事に気づいたが、細かい事は気にするなw てことでひとつ。
しかし、なんというか。
言葉は大量に知ってるだろうに、話すときの語彙が少なすぎるよな、俺ってw
─ 都市の通り ─
……あぁ、そっか。
目の前で見ちゃったのか。
──…どうでもいい?
そう、誰かが言ったの?
[目の前で消えたのは自分も見たから、それを聞いた時には声のトーンが落ちる。
自分は一人だけだったけれど、それが複数なのだとしたら。
ミケルは首を横に振った>>935けれど、きっと、辛かったはずだ。
その後に続いた言葉はミケルの想いには聞こえず、言葉は再び疑問の形を取る]
ん?
あぁ、花は多分、咲いたよ。
扉、開いてたから。
[あたふたするのには思わず小さく笑いが漏れた。
離れようとする動きに逆らわず、ミケルの頭からも手を離す]
/*
ちと離れてた。
自分の馬鹿さに凹んで来たぜ。
……どーっすかね。
とか言ってる前にメリルさんがどうにかしてくれそうな気もする。[観覧もーど]
─ 都市の通り ─
[ユーリとミレイユの話の邪魔にならぬよう、少し離れようとして。
目の前に居たはずのエトとミケルの姿がどこにも見当たらないのに気づいた。
どこに行ったのだろう、と浮かんだ疑問はすぐに消えた]
…また刻が、動いたのね。
[二人も死神に刈られてしまったのだろう、と。
その呟きを耳に拾ったのは、傍らのテレーズ位だったろう。
次いで思ったのは、死神に憑かれているらしいコレットは今どうしているだろうということ。
けれど、それを口に出すのは憚られて。
向かいたい先をテレーズに問おうとしたところで、聞こえた声>>892に視線を向け]
そんなに考えることがあるんだ。
ユーリの仕事って、すごいやりがいがあるものなんだね。
アタシも、ユーリにこのカップが使われるところ、見たかったな。
[ユーリの指先がカップの輪郭をなぞるのを目にする。
この繊細な指が紡ぎ出す憩いの時。
それを見るも感じるも出来ないことは、とても残念に思えた]
─ 都市の通り ─
…そうね。
もっと、ノっくんに色を作って欲しかった。
ノっくんが作ってくれた色を、使いたかったわ。
[苦笑に返す笑みは弱く。
差し出された右腕、色褪せた華に微か眉が下がるも口には出さず。
その手に繋いでいたテレーズの手を重ね、自分は左に手を伸ばして]
ありがとう。
それじゃ、悪いけどちょっとだけ付き合って?
[そういって向かった先は、自分の幾つかの心残りの内の、ひとつ]
─ 白花亭 ─
…こうしてみると、私も結構書いてたのねぇ。
[料理屋の奥、部屋に並べられているのは冊子がぎっしり収まった棚。
その中の、自分が書いたレシピの数を指差し数えて]
…できるなら、もっといっぱい、書きたかったけれど。
[小さく呟きを落とすと、苦みの残る微笑みを笑顔に変えて]
私やお父さんが、ここにあるレシピを開いたように。
私が書いたレシピも、この先ここに生きる人が見てくれたら良いな。
ノっくんの作ってくれた色なら、ずっと綺麗なままでいてくれると思うもの。
― メリルの自宅兼工房 ―
[カップを見ている一瞬は、自分を近くで見ている眼差しの事も忘れていた。
彼女の肯定と続く言葉に瞬いて、ようやくそちらを振り返る。>>953]
僕の……ですか?
[言われて指先でなぞる、鏡がなければ見えぬ位置の褪せた花]
そうだったのですか。
……まるで『死神』の象徴のように思っていましたけれど、本来の花の在り方は、こうして見る人の心を和ませるものですものね。
なんだか、考えを改められた気がします。
[自身の身に宿った蓮華草。
それに対する思いが変わったのは、間違いなくメリルがこうして作品として昇華してくれたからだった。
だから眉尻を下げての説明に、少し寂しげな顔で頷いて]
やりがい、ですか。
[自身の掌と、男にしては細い指に視線を落とす]
確かに、香草茶の味を作るのも一席を整えるのも、すごく楽しくて。
誰かが美味しいと言ってくれたり、喜んで貰えたら嬉しかった。
……でも、時々立ち止まると、ふと考えてしまうんです。
僕の仕事って、本当に意味のある事なのかって。
[歴史を持たず、形も残らず。
ほんの一時の憩いを生み出すために、一生を費やした。
けれどそれも、こうして途切れてしまえば、歴史の流れと日々の生活に飲み込まれていく儚いものに思えた]
─ 都市の通り ─
[こくんと一つ頷いて。
それから、続く質問には、答えようと口を開いたけれど、すぐに閉じた。
誰が。
それは、メリルにも、知らせないほうがいいんじゃないか、と。
傷つくんじゃないか、と。
だから首を横に振る。
言えない、と。]
扉…?
[何の扉かはわからなかったから、問い返すが、
それは一度ちょっと離れてからだ。
離れた感覚にちょっとほっとしてから、首を傾げて問うのだった。]
─ 白花亭 ─
[白花亭の奥へと踏み入ったのは初めての事。
思わずきょろりと周囲を見回して]
[サリィの指先がなぞる棚に並ぶレシピの数に瞬いた]
…そういや結構色々新作食べさせて貰ったもんなあ。
[小さな呟きひとつ切りで、苦い微笑みには笑みだけを。
はっきりと、確実に頷きを返して]
きっと見てくれるさ。
親父さんも見て、少しずつ取り入れて。
きっと幾つも幾つも、定番メニューになってくと思うぜ。
…綺麗なままかどうかは扱い次第かねー?
[けら、と笑うのは、笑みを深めさせたかったのがひとつ。
少しだけ、自分の色、に、泣きそうになったのが、ひとつ]
意味の無いことなんて無いよ。
意味が無いならそもそもやらない、続かない。
ユーリの香草茶は、沢山の人を幸せにして来たよ。
香草茶の飲み方に新しい形を作ってくれた。
それって凄いことだと思うよ?
記録として残してあるなら継いでくれる人も居ると思う。
そうじゃなくても、ユーリの香草茶を飲んだ人は「こんなことをしてくれた人が居るんだよ」って後世に伝えてくれると思う。
意味の無いことなんて、絶対に、無い。
[言い切る形は願いも含まれていたが、本当にそうだと信じているのが分かる口調。
想いは伝わる、繋がると信じているが故の言葉]
― 山頂 ―
そうだっけ?
[メリルの後ろに隠れる小柄な男の子。
それがクレイグを初めて見た時の印象。
おとなしかった彼の姿を知っていながらとぼける言葉を向けた]
――…ん。
[短く上がった一音に頷くように一度瞬いて]
そう、なんだ。
[呟きに対する肯定の響きはあっさりと返す事が出来たけど]
[テレーズへの麗句に己の抱いていた印象が確かと知る。
客観的にみてもそうなら、叶わずとも仕方ない。
諦めることになれたが故の思考]
……あー、僕に可愛げがないのも認める。
しっかりものの、兄貴分だし?
[そう見えるように振る舞ってきたから
苦笑浮かべながらもそんな返しをした]
…………。
[クレイグに褒められるテレーズが羨ましいと思う。
複雑な思いを抱きながらもそれでもテレーズを大事に思うのは
小さな彼女を一目みて、守るべき妹のような存在と思えたから]
――――。
[諦めていたから、続く言葉に驚いた。
何を言われたかわからぬ風に二度三度瞬きを繰り返す]
ああ。
[漸く理解したのかぽつと声が零れて]
クレイグにそう言ってもらえるのは、嬉しいよ。
そういうの、言われた事無かったからさ
ちょっと照れくさいけど。
[はにかむような表情を浮かべた]
[伝えた願い、望みに返る声が聞こえる]
僕でいいの?
[自分で言い出した事なのに思わず問い返した。
慰めよりも、欲しかった言葉が其処にある。
だから、本当に其れを受け取ってもいいのか途惑いが表に現れた]
クレイグの綴る物語が出来上がるのを楽しみにしてる。
ああ、それまでは、――…
[消えたくないな、と微かな声で呟いて
器を失った雪花はまだ知らぬ『天上青』の物語に思い馳せる]
――…ねぇ。
[呼びかける声はこれまでよりも少しだけ高い。
それでもテレーズの音域には届かぬヴィオラの響き]
『私』もクレイグの声が好きだよ。
少しだけ不器用で、でも真っ直ぐな話し方も、好ましく思う。
キミの綴る文字が、とても好きだったんだよ。
[何処か謡うように想いを言葉にのせる。
左肩に咲いた待宵草のように綻ぶかんばせ。
語り部見習いだった頃の素直さで
繋いだままの手が離れぬようにささやかな力を込める*]
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