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まー…傷の方はあらかた治してもらったっぽいし、たいしたこと無いさね。
…それよりあれさ。燃料切れそ…
[ブリスはじめ、心配そうな声にへらりと答えて。
衣服はまだそのままだったが、事故った時の打撲やら擦り傷もかさぶた残してほぼ完治。
流石にレーザーでの火傷は多少痕残っているかも。]
いや、な、なんでも…な…
あ、身体、大丈夫?
[火竜に声をかけられると、ようやくなんとか笑い止み、時空竜同様案じる声をかける]
[アーベルとミリィの様子に、首を傾ぐ。…何だろ?
じぃ、と何かあるのかと思って見つめてみたけれど、
一瞬だけの光を捉えることは出来なくて、眉を寄せた。]
……行かないの?
[周囲に、ガード・ドロイド?の気配は無いけれど、
やっぱり落ち着かなくて。うろ、と視線を巡らせる。
何の話だろう。――すぐ、終わるかな?そんな事をぼんやり考えて]
[ダーヴィッドが昼にドロイドと戦っていたなんて露知らず。降りて来た姿に、よーす、と挨拶して]
良いタイミングで来たな。
丁度飯だぞ。
[ユーディットがテーブルに並べる料理はまさにダーヴィッドのために用意したような量で。その数にちょっと呆気に取られていたかもしれない]
大丈夫、ならいいんだけど…。
[でも違和感は消えず、ダーヴィッドを心配そうに見ていたが]
丁度良く、ご飯出来たみたいだよ。
…わぁ!
[ユーディットの声に小さくニコリ。
振り返れば運ばれてきたババロアに歓声を上げた]
[しばし、アーベルたちと空を見上げていたが、決心がついたのか、アーベルの横に立ち、見上げると、ねぇ、と声を掛ける。]
……えーと、アーベル。十年前なんだけど、その、もしかして。アーベルって、人間界のずっと東のほう。えっと、樹竜の里って所なんだけど。そこに、もしかして居なかった?
[そう問いかけ、ジッとアーベルの顔を眼を見つめる。]
そか。
[火竜の言葉には、とりあえず疑いは差し挟まずに、見送り、笑いすぎて涙目になった目を擦って]
まだ、戻ってない人達、どうしたかなあ?
[そんなことを呟きながら、屋外へと出る]
…いえ、芽吹く所を見られるとは…思っておりませなんだ故。
[無事に帰るにせよ、そうでないにせよ、機会はなかろうと。
そう思っていたが故に嬉しかったのだと、淡い菫色の瞳が揺れる。
籠を差し出されれば、悩むように見つめて。
遠慮がちに紫の果実へと指先を伸ばし、一房取り出して礼を言う]
…では、これを……いただきまする…。
[双葉の横に腰を下ろし、紫の粒を一つ口に運ぶ。
口内に広がる自然の甘みに、私は目元が綻ぶを感じた]
[いつもと変わらぬようにも見える若竜の様子に、微か、眉を寄せつつ]
見える傷は、治してもらえたようだし、燃料の方は……。
[ユーディットの運ぶ料理を見やって]
まあ、供給されそうだが。
『……別の傷は、大丈夫なのか?』
[最後の部分は、竜のみの間で意を結ぶ言葉で、静かに問われ]
[やってきたダーヴィッドに軽く手を上げ。]
[クラウドは自身の体を包み込んでいた羽をもぞもぞと動かした。]
[その後にユーディットの運んできたムニエルに目をまぁるくし。]
わーぉ……。
うん、ジャストタイミング。
ダーヴィット様もおはようございます。
[当然、昼間の騒ぎの内容は知らないので屈託なくにこりとと微笑みぺこりと頭を下げた。]
だいぶ風通しがよくなっていたので、応急処置を施したのですが・・・。
寒いでしょうか? 体調に影響がでるようでしたら、別の方法を検討した方がいいですね。
十年前。
人間界。
東、
樹竜の里。
[反芻するかの如く][少女の言葉を繰り返す]
[眼鏡の奥][赤の瞳を見つめ返す][片側の青]
……………、
[暫しの沈黙。]
ふーん。じゃあ、よかったじゃない。
[おめでとー、とのんきな一言、もうひとつマスカットの一粒。
葡萄を選んでその房を手にする様子をのんびり眺めたあと]
…そういや、さっき無事がどうだの何だのって言ってたけど。
ひょっとして、あれのことかい?
[マスカットを先ほどまでつまんでいた指が館を指差す]
寒い?…あ。
[炎竜の視線を追いかけて氷窓に気が付いた。
寒くなることに関しては何となく慣れてたみたいです。
というか無意識に自分の周囲は調節しようとしていたというか。
別に無差別状態を体験してきたわけでもないはずなのですが]
うはは、くすぐったいのかこうすると。
[笑い出すマテウスを見てもう少しだけむにってから手を止めて]
さて、飯も出来たようだし食うとするか。
お前さんそっから入って来れ無いなら持って来ないとな。
[どれ食うよー、と訊ねながらまずは魚のムニエルを食いそうな分確保。ついでに自分の分も]
< みんなが離れて、猫はようやく起き上がろうとし始めました。
まえあしに力をいれて――あら、ようやく、青い布がないことに気が付きました。
あらあら。どこで落としたのかしら。
きょろきょろとあたりを見て、猫はそこに見つける事ができませんでした。
よいしょ。
無理矢理、たちあがって、ちょっとふらつきました。もいちど、おすわり。 >
[そのころ。
猫は何事もなかったかのように軽く廃墟化したように感じなくもない館の中を尻尾を引きずりながらのちのちと歩く。
あっちを見ては驚き、こっちを見ては触ってみてびっくり。
一応飼い主を探しているようにも見えたけれど、そのまま猫は広間に現れるだろう。
階段を二段三段ぴょんと飛び跳ね、何かご飯のいいにおいがしたものだから誰かご飯を自分に分けてくれそうな人を探してその足元にすりすりとよっていくだろう]
[知らず翠の果実にも視線を向けつ、私は彼の麗人の言葉に頷く]
…ええ。
赤毛の…竜の御方が怪我をされてお戻りになり、広間にも急に現れて……あのよな惨状に。
怪我をされた方はもう、治療なされてお元気なようですが…。
[声が沈むは、怪我ではなく不調な存在を思い浮べたゆえか]
「……起きた?」
[話の輪から離れていた従魔は、白猫が起きた様子に気づいてそちらを見やり]
「あ、黒い子も」
[更に、黒猫の姿も見つけて。
嬉しげに、にゃあ、と鳴き真似]
…あら?
[陽光の気配纏う黒猫が広間に入ってくれば目をぱちぱち]
どうしたの、お腹すいた?
[ヘルガの気配は…と探ればどうやら外にあるようで。
何か食べる?と聞いてみたり]
……?
[先程目に映った光]
[此方へと寄ってくる、ちから]
[少女から][意識を移して][手を伸ばす]
[指先が触れた瞬間、]
< 猫、ソファでもう一度、たちあがりました。
さて、ここ、どこなんでしょう。
なんだか、微妙にいまさら、さむくなってきました。
――広間だって さとるのは、なかなか困難なようです。 >
!
[二人を見比べるように見上げていたが、
ふと、こちらへと走り寄る紫の雷に気付いて。目を見開く。
何だか、雷鳴の気配が強くするけれど――]
うわ。
[手を伸ばすアーベルの指先から、火花が散って。
眩しさに思わず目を閉じる。]
何名か戻っていない人がいますね。
ドロイドのことは、皆が知っているんでしょうか。
知らずに遭遇すると大怪我してしまいそうです。
[全員に紅茶をいれて周り。マテウスのところには蜂蜜の大瓶を置いてソファーに腰掛ける。]
[にゃーん。
黒猫シシィはおなかがすいた。
眼鏡竜の傍らの従魔に尻尾をふりふりふってみたらご飯をくれそうなちび影の足元へ。
だって一番やさしくしてくれそうなんだもの。
白猫さんにはにゃーんとひとつないて。
ご飯食べないの?そんな風にいいたそう]
< セレス……子どもの言葉に、猫はにゃあ。と頷きました。よっつの足で、なんとか立っているんですけど、ここから、どうやって移動しようかしら。
黒猫のそばにも、いきたいのですけど。
でもそれより、ほんとうは、青い布をさがしに行きたいのですけど。
飛び降りるのが、こわいわけです。羽根を、ちょっとうごかしてみる けれど。 >
[運ばれてくる食事に早速取り掛かる。
相変わらず、必死でがっつくわけでもないのに、安定して着実に消えていく目の前の山。]
…ま、寒いっちゃ寒いけど…なんとか。
食って身体あったまれば気になんなくなるとおもう。
[付け合わせの野菜をもきゅり。]
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