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[剣を振り上げようとするのを、力づくで押さえつける]
[ワイヤーを直接握っているこちらと、長得物に巻きつかれている相手、単純な力学的関係は悪くない]
[一拍の膠着]
[ワイヤーを握る右手に力を込め、一瞬ナイフを握る左手を自由に。最小の予備動作で投擲]
(これはかわせる体勢ではない)
(先刻と同じやり方で弾くにせよ、一瞬でも剣の方の力が抜ければ剣を奪う)
(少なくとも、見極める!)
─中央ビル・二階個室─
[二階に用意された個室、その一つに落ち着いて、は、と一つ息を吐く]
……ってと。
どこから動いて行きますか、ね、と。
[呟きながら、確認するのは端末のデータ]
……ま、結果的にとは言え、『漆黒』には世話んなった訳だし。
お楽しみに付き合うのは、かまやしねぇんだけどな。
[呟く刹那、常磐緑の異眸は冥い。
しかし、その色はすぐに、失せて。
傍目、無機質ともいえる色を瞳に織り成すと、端末のデータを入念にチェックして行った]
[振り上げを阻もうとするかのようにかかる、力。
僅かな空白に放たれる刃。
それに対し、向けたのは、微かな笑み。
す、と、自由な左の手が上がり、飛来する刃へと翳される。
右手の剣は未だ膠着を続けたまま、しかし、ぶれた様子もなく。
翳した左の掌を貫く、という形で、投げつけられたナイフを受け止めた]
……それで、終いか?
[紅い色を零しつつも、動じた様子などは微塵もなく。
右の手に、より一層の力を込めて、ワイヤーを振り払おうと試みた]
――中央ビル・4階食堂――
[先客――エルザと挨拶を交わし食堂の内部へ。
自分たちから少し遅れて、青い髪の青年も食堂内へと入って来る。
珈琲を一杯飲み干していなくなった彼の事は、その場ではほとんど記憶に留めぬまま]
いっただっきまーす!
[自分の前に運ばれてきたココアに口を付ける]
お、美味しいだよ!
[一口飲めば、瞳を輝かせてそんな感想を。
コクのあるカカオの香り、ミルクや砂糖の配分。
どれも申し分ないもので、思わず表情も笑顔になった]
ぷは、ご馳走さ――まっ!?
[息を吐きカップを置こうとしたその時、何気なく窓越しに外の景色を見て。
一瞬瞳に映った光景に我が目を疑った。
見間違いではないか、と、思わず周囲の表情を伺う]
(今の……ビルから人が……?)
[がた、と音を立て立ち上がった娘を、他の者はどのような視線で見たか。
しかし娘は彼女らのことなど、ほとんど視界に収めぬまま]
あ、ありがとなユーディットさ!
じゃあ、また後でな!
[慌てたように食堂を出、ビルの階段を駆け下りて行く。
肩にはしっかりと鉄槌を担いで。
向かうは、今し方人が飛び降りたと思われる方向]
[モニタールームに向かえば一瞬でその場の様子を見られる事は、残念ながら娘の思考回路にはなかった]
――中央エリア・屋外へ――
チッ…
[戦闘に入って初めてこぼした声は、舌打ち]
(半端な攻撃は意味が無いか)
(なら!)
[ワイヤーに込めた力を急に抜き、再び一気に肉薄する]
[構え直す暇は与えない、しかしこちらも先ほど回収したナイフを抜く暇がない]
[狙うは超至近の肉弾戦]
(剣は左手でいなす、右手で、素肌の部分を掴めば…!)
[『世話になった』と言っても、それは文字通りの結果論。
自分を捕え、好き勝手に実験と改造を施していた組織の研究施設を崩壊させ、自由を得るに至った切欠が、『漆黒』の工作員の活動だった、という程度のものではあるが]
……ん、ま、基礎は抑えた。
後は、と……。
[小さな声で呟きつつ、個室に用意されていたシリアルバーを一口齧る]
俺向きのフィールドを、見つけとくのがベスト、かね。
[呟いて、もう一口。半分まで食べたところで、残りはポケットに押し込み]
んじゃ、ま。
散歩にでも行きますか。
[何気ない口調で言いつつ、窓を開け。
そこからふわり、下へと飛び降りた]
─ →中央エリア・屋外─
―中央ビル4階食堂―
ありがとうございます。
[美味しいと言われれば嬉しそうに微笑んだ。
店で出すものには到底及ばないのだが、ここではそれでいいのだろう。喫茶室の要員として来たわけではないのだから。
あの青年が無言のまま去るのは視線で追いかけたが、その場で後を追うことはしなかった]
あら…。
[オクタヴィアを見送ってそうしないうちに、ロミの声が上がった。視線を追いかけ、宙を降りてゆく人影に少し驚いた顔にはなったが、ロミのそれとは理由が違う]
まさか、こんな最初から出てこられるとは。
噂というのも本当にアテにはならないものですね。
勝ち残れば手が届くとか、そんな話を聞いてたのに。
[ローザやエルザはどんな反応をしていただろうか。
慌てず残された食器を片付けてから、食堂を後にした]
[不意に崩される均衡。
真紅の刃は、微かに揺らめく]
……ほう。
[一気に距離を詰めてくる様子に、上がるのは感心したような声]
飛び込んで、勝負をかける、という所か……!
[楽しげな様子は崩さぬまま。
飛び込んでくる所へ向けて、真紅の刃を振り下ろした]
─中央エリア・屋外─
……ん?
[外に飛び出し、最初に感じたのは、違和感]
なんだ……誰か、早々とやりあってんのか?
[感じたのは、微かな血の気配。
右の瞳が、探るようにきょと、と動いた]
……見物、行くか。
[ごく呑気な口調で呟くと、ばさり、と片翼を広げ。
気配を感じる方へと移動してゆく]
[振り下ろされる紅刃、しかしほんの刹那の差で、]
(間に合った!)
[思考するより早く、相手の右手首に左手の甲をあてて剣を逸らす]
[同時にその右手が相手の首に食い込む。突進の勢いのまま押し倒すようにして押さえつける]
[キン、と青白い燐光が輝度を増し、その右手から、生物を芯から焦がす電激が迸る]
――中央エリア・ビル街――
はあっ、と……。
こっちで、合ってた、だか……?
[遠目に見た人影を探し求め、林立するビルの谷間を駆ける。
その足取りは、鉄槌を担いでいるにも関わらず、少女の身軽さを失ってはいなかった。
しかし、所詮は生身の体。息も切れれば疲れもする]
…………?
あの、音は……。
[やがて聞こえてきたのは、自然が決して発する事のない、不規則に交錯する金属の音。
少しだけ足を止め、そして意を決したように戦いの見える場所まで近付いていく]
[果たしてその歩みは、決着の瞬間に間に合うか――]
[剣の振れは隙を生じさせたか。
真紅の刃は青の死神を捕える事無く、逸らされ]
……むっ……。
[首にかかる手に、呻くような声が上がる。
崩れる態勢。しかし、笑みは絶える様子はない。
それはそれで、異様な様と見えるか。
青白く煌めく燐光の導く電撃。
その衝撃に、黒衣に包まれた身体は痙攣し。
空白を経て、力が抜けた]
─中央エリア・ビル屋上─
……おっと、これはまた。
[舞い降りた先、眼下に広がる光景。
口をつくのは、こんな一言]
『総帥』閣下と、『青の死神』、ね。
……ウォーミングアップにしちゃ、スケールでかいんでないかい?
[呟きは、どこか呆れたような響きを帯びるものの。
常磐緑に宿る光は、険しさと好奇心を半々に湛えたもの]
[電撃を止めると同時に痙攣が収まり、総帥の身体から力が抜けた]
…はぁぁぁぁー…
[荒い息を一つつき、右手を解く]
[電撃は総帥の脳を破壊し尽くしたはずだ。今はまだだが、やがて彼の鼻と耳からどろり、と血が流れ出すだろう]
[仮面を外し、総帥の左手に刺さったままのナイフを抜き取りながら、立ち上がる]
[ナイフを抜き身のまま提げて、踵を返し、歩き出した]
(もうこんな場所に用は無い、さっさと脱出に移らねば…しかしその前にあいつに…)
[倒れた黒衣は、しばし、そのまま動く事はなく。
ヒトであるならば、或いは、死神の予測通りとなったのだろうが]
……ふ。
話には、聞いていたが。
中々の、威力だな。
常人ならば……否、並の『新種』ならば即死……と言った所か。
[不意に上がる、声。
一拍の間を置いて、ゆらり。
黒が翻った]
[全く唐突に背後に巨大な気配が現れた。同時に跳び退りながら振り返る]
[そして、声と共に立ち上がる姿]
…化物め。
[ギリリ、と奥歯を噛み締めながら]
[提げていたナイフを右手に持ち替え、構える]
─中央ビル一階・モニタールーム─
……あら、あら。
[煌めきの刹那の決着。声には僅かに驚きの色]
本当に、楽しまれたようで。
[敬愛する相手が崩折れるのを見ても焦る様子は無い。その間にもモニターの中で『総帥』は起き上がる]
あの方に土をつけるなんて、力はお持ちのようですわね。
その力は認めますけれど……。
[モニターの前で腕を組む]
───お仕置きは必要かしら?
[鶸色が細められ、鋭い光を宿した]
[鶸色はモニターの中の青を見詰める。しばらくそうした後に、ふ、と視線を別へと移した]
……けれど、それは追々ですわね。
まずは自分の役目を果たしませんと。
稚拙な方法かも知れませんけれど、やってみる価値はありますわよね。
準備が間に合えば良いのですけれど。
写しやすい方はどなたかしらね?
[クス、と言う笑みを浮かべながら、鶸色は再びモニターへと向けられる。ちらほらと、ビルの外に人影が映っていた]
――中央エリア・屋外――
[そして少女は、眼前に広がる光景に、再び足を止めることとなる。
そこにあったのは――青白い光を纏う青年と、痙攣し崩れ落ちる男の姿]
なっ……人、殺し……?
[困惑した表情で後退る。
この場が命懸けの戦いの場である事など、とうに知っていたはずなのに――まだ『その時』ではないと、心構えをしていなかった]
え……というか、この人……!?
[まさか。そんなはずがない。
彼が予測通りの人物であるなら、こんな所で死ぬはずが]
っ!
[そして、予測は当たった。彼は、死んではいなかったのだ。
ゆらり、と立ち上がる姿を茫然と見詰めていて。
一瞬、身を隠すという判断を忘れていた]
─西部・廃墟─
[ぴちゃぴちゃと響く水音。
彼女に押し倒されているのは、彼女をここまで連れて来た組織の男。
その胸元は肌蹴て、ぬらぬらと濡れていた。
紅潮したその肌に舌を這わせつつ、彼女の目が見据えるのは離れたビルの屋上。]
……あーら、残念でしたぁ♪
しかし、あれが『総帥』ですかぁ。
ふふふ、何て得体も底も知れない波動。怖い怖い。
[化物、という言葉に、深紫の瞳がほんの僅か、細められるものの。
口元には、変わらぬ笑みが浮かんだまま]
……ふ、血の気の多い事だな。
しかし、本番前に消耗を重ねるのは愚策ではないのかな?
気が済むまでやり合いたい、というなら、構いはせぬが。
次は、私もコレを抑えられるとは限らぬぞ?
[楽しげな口調で言いつつ、す、と手を翳す。
路面に転がっていた真紅の刃が、ふわり、とその手に納まった]
何分、これも『飢えて』いるのでな。
魂魄の保障は、出来かねる。
―中央ビル・4階食堂→モニタルーム―
[数人が出て行くのを見送り、最後にロミが窓の外の何かに気づいた時、
自分もそちらを見て総帥の降りる姿に気づく。
外に出て行くロミも見送り、ユーディットの言葉に]
暇つぶしやきまぐれの類でしょうか?
それほどに自身の力に自信はあるのでしょう。
あ、手伝いますよ。珈琲のお礼というにはさしたものではありませんが。
[ユーディットと食器の片づけをしてから、自分も食堂を後にした。
向かう先はモニタールーム、屋外にいくよりは着くのは早いだろうと思ったから。
ユーディットは一緒だったかもしれない。
そこには先客がいて、ちょうど総帥が起き上がる姿がモニタに映っていた。]
こんにちは、オクタヴィアさん。
これから始まるところですかね?終わるところですかね?
─中央エリア・屋外─
……ま、そーなるわな。
この程度で『堕ちて』くれるようなら。
こんなでかい組織は支えられんだろ。
[何事もなかったかのように立ち上がる、黒衣の姿。
零れ落ちるのは、呆れたようなため息]
……漆黒なる流星、束ねし者……か。
スケール、でけぇわな、アレは。
─中央ビル1階・モニタールーム─
[鶸色は複数のモニターに映し出される光景を順次確認していく。カルメンの姿もあったかも知れないが、それは呆れと共に捨て置いた]
あら、御機嫌よう。
今終わったところですわ。
[何を意味するかを悟り、簡潔に言葉を返す]
何か見たいものでもありまして?
―中央エリア屋外―
[廃ビルの一つの中からスィと姿を現す。
一度部屋に入ったはずなのに、短時間でどうやってそこまで移動したのか。そんな能力を持つとはどこにも記載されていなかった]
…ふぅっ。
[数区画先から殺気混じりの気配が届いてくる。
少し立ち竦んでから、静かにそちらへ向かい歩き始めた]
―ビル4階・食堂―
結構なお手前で。
[人気の無くなった食堂内。
カップを置いて、代わりに目を向けるは端末]
色々と来てはるんやなぁ。
外のことはよう知らんうちでも、聞いたことある名前もあるし。
[傍の虎を見れば尻尾を振られる。
何を思うか小さく頷いて、扉に目を向けた]
─中央ビル1階・モニタールーム─
[オクタヴイアの視線の先、そこに目当ての光景があるだろうとモニタを見る。
カルメンの姿が最初に見えて、首を傾げ、すぐに総帥達を映すモニタを見つける。
それと同時に返された返答]
そうですか、残念ですね。
[それは本当に残念そうに、ゆっくりしていたのは自分でもあるのだが]
総帥の姿、しかも戦うもの。
これほど興味深いものは早々ないかと。
これって、過去の記録映像とかは見れるのでしょうかね?
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