情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
― 森の中 ―
そうですね、私の力は確かに、貴方がたよりは大分強い。ですが強い力というのは、時によっては危険を呼ぶものでもあるということです。
[仔犬の言葉には、魔は、もっともらしく、そんな風に返す。それはフォルカーの呟きに対する答えにもなっていたか>>54]
影輝の属の方は他にもおいでのようですし、混沌と秩序という両極端な王の欠片が飛び交うような状況です、世界そのものが均衡を欲したとしても不思議ではないでしょう。
[影輝の精霊王の子として、フォルカーが予測した事象には本心から肯定の意を示す。
ただし、本来為されるべき均衡の作用を、己の存在ひとつで微妙に崩しているのは、無論口にしない]
─ 森の中 ─
[強い力が危険を呼ぶ、というのは幼い頃からよく聞かされていた事。
だからこそ、律する術を身に着ける、というのは大事な事で。
そのための修行なんだよなあ、なんて、ふっと、意識は遠くを彷徨う]
……世界そのものが、か。
まあ、確かに。
俺たち以外にも、ヴィオとかお姉さんとかも来てるわけだし……それ、ありそうだよね。
[告げられぬ意は知る由もなく、示された肯定>>59からこんな結論に達した後。
同意を得て、時空の属を感じる方へと向かう事になる……のだが]
……なんか。
嬉しそうですね。
[やたらにこにこして見える様子>>60に、思わず飛ぶのはこんな突っ込み。
ともあれ、楽し気なミハエルの様子>>56にほんわかしつつ、力を感じる方へと向かって]
……あ。
[道の先、広がる湖。
その畔に佇むひとの姿>>38に、は、と息を吐いて]
……ときりゅーさん、やっぱりいた。
[ぽつ、と小さく呟いた後、そちらへと歩み寄った。*]
─ 湖畔 ─
……ん。
[光鎖揺らめかせ、さてどうするか、と。
思案巡らせていたら、こちらに近づく気配が感じられた]
影輝の気……この感触は、やっぱり坊ちゃんか。
[小さく呟き、右手を軽く回す。
その動作に伴い、漆黒の光鎖はその長さを縮めて右腕の周囲をくるりと取り巻く程度になる。
完全に解除しないのはまあ。察してくれ、という所で。
ともあれ、近づいてくる姿が見えたならは、と小さく息を吐き]
やれやれ。
なぁんで、ここで君にまで会いますかねぇ……。
[紫紺の瞳の少年に向けて、ぼやくように呼びかけた後]
ついでにそっちも。
なんでいやがるかな。
[ついで扱いと共に、この中では一番の旧知に向けるのは半眼ジト目。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新