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[後ろから付いてくる孝博にちらりと視線を向けると]
……良くない結果は推測出来ているが、その過程はいくつもあり得る。
だから、単独行動を避けようと貴様等を連れてきたのだが。
[そして視界に入ってくるのはあり得ないはずの桜の花弁。]
くっ、やはり、か。
――さっちゃん、強い。
[考えるより、先に、つい呟いて。]
………うん。ありがとう
ここに、いる。
[少し、笑えた気がしたけど、よくわかんなかった。]
[頭を撫でてくれるるりおにーさんは、とても優しくて。
なんだか、いっぱいみんな、いてくれて、うれしいなって思う。
こくん、って、頷いた。いっぱい。]
――るり、おにーさん、男のひと?
[顔をあげたら、目が合った。なんだかちょっと、ふわふわしてる気分。]
うん。
わかった。
[水が飲める様子までを確認し、玲の謝辞には曖昧に笑う]
一応、どういたしまして。
[軽く症状の説明を蓮実がして。彼が榛名の元に向かえば、小百合の腕を突き、部屋の外に促そうと。
声を出さずに、聡のこと、と口を動かせば意図は伝わるだろうか]
[呼びかけに、答えはなく。
逡巡の後、抱き起こした身体は、軽い──軽すぎて、戸惑った。
軽さの理由は単純な──質量の喪失。
心臓と、身の内を巡る紅と。
それらを失した身体は軽く、冷たく]
……なん……で。
[掠れた声が、零れ、そして]
……なんで、なんだよっ!
[それに続いたのは、絶叫。
それに答えるものはなく、ただ、はらり、薄紅が舞い落ちた]
れ…ちゃ……、わ…くな……。
[玲が謝る様子にゆっくりとした動きで首を横に振ろうと。起き上がるにはまだ身体に力が入らず、結果蓮実の手も借りることになった。玲に持ってもらったコップから、ゆっくりと、少しずつ水を口に含んでいく。それはほんの少しの量だったが、榛名の口の中を冷やし湿らせ。コップから口を離すと、ほぅと一息ついたかのように息を吐いた。
蓮実の言葉を聞くと]
で、も、わた…は、ちいさ…ころ…ら、み…なに、か…つづけ…る…。
[気にするなと言われても、元来このようなことは気にしすぎるところがあり。自分に非があると思い俯いてしまう]
気にしないで。
気になるならほら、本のお礼ってことで。
[榛名にはそう軽く告げる。]
精神的…かぁ。
[蓮実からそう告げられて、思い浮かぶ原因が一匹。
十中八九アレよねアレ。とは思ったが、玲と榛名に配慮して口にはせずに。]
いえいえ、お互い様ってね。
[自分が事故を起こした時の事を思い出しながら、蓮実にそう返したり。]
そう、
あまり一人でうろつくことはお勧めしない、けどね?
特に聡はトラブルメーカーのようだから。
[立ち去る背中にそう声をかけるが聞こえていたのかいないのか聡の背中を見送り、涼の方に視線を移してわらいかけて]
若いというか、幼いというか、
いろいろとしてくれるね彼は。
[それは涼にかけた言葉のことでか、
それともトラブルを起こしている様子のことか]
[薄紅色の花弁を吹き散らす桜。
その根本に史人を見つけ駆け寄るが、その腕に抱かれた人物に目を細める。]
……まさかと思ったが。やはり綾野か。
[その言葉は、この事態を予見していたような言葉。]
ソレって、・・・今のと、何か関係あるん?
[妙に確信めいた言葉に、急に切れた腕に視線を向けながら問う。
やがて見えてきた光景に、 ぴたりと足が止まった。]
・・・・・は?
何だ、コレ・・・・
[唖然と落とした言葉に被さる、絶叫。
はらり、花弁が舞う。]
何、で?
はて…私は迷惑と思ったことがないのですが、玲ちゃんはどうですかね?
[と、隣の玲に榛名にも聞かせるように問い
部屋を出る裕樹と小百合には無言で会釈をして見送った]
ううん。
心を乱したりしちゃいけないのに。
乱されたりしちゃいけないのに。
私は…特に。
[小さく息を吐いて、もう一段落ち着けたらしき榛名に首を振りながら小さく笑う。コップはまだ持ったまま]
そんなこと言ったら。
私はずっと村の中で一番下で。
兄さんや綾姉、榛姉や琉璃兄に助けてもらい続けてきたよ?
[きゅっと。空いている手で榛名の腕を軽く握った]
[近づく人の気配に、ふと、視線をそちらへ向ける]
晴坊っちゃん……。
やはりってのは……どういう、事だ?
[掠れた声は、いつになく低く、くらい響きを帯びて]
[くすりと笑いかけながら再び涼の頭を撫でて]
利吉さんのことさがしてるんだっけ?
ごめんね、ボクもどこにいったのかちょっとわからないんだ。
旅籠に来る前は一緒にいたんだけど用事があるとかで。
うれしい?
そう、力になれたのならよかったよ。
それと、うん、お兄さん。
間違えないでね?
[念を押すようにもう一度そして聡のことについては曖昧な笑み]
すべてができることよりも強くなることよりも、
もっと大切なこともあるとボクは思うけどね。
[くすりと笑いかける]
[史人や晴美にかなり遅れて、丘を上る。
立ち入りが禁じられている筈の其処には、今はかれらだけ。]
なァ、一体何が――
[2人の後ろから、戸惑ったような声を投げる。
視線は、史人の腕の中でぴたりと止まった。]
[蓮実に会釈を返し、小百合とともに部屋の外へ]
すまない。どうにも落ち着かなくてな。
どこか、座れる場所に行くか?
[眉尻の下がった、困ったような笑い顔]
なあ。さっき…何がどうして、ああなったのか…分かるか?
それがどうにも、気になって。
…うん。
でもだいじょーぶだよ。
りきっちゃん、見つけたら、ぎゅーってするだけ
おにーさん、まちがえない。
覚えたよ
[うん、もう間違えない。]
――たとえば、どういうこと?
もしも、それは玲ちゃんでも、琉璃さんでも、史人でも、誰かが倒れたとしたら榛名さんはどうします?
看病したりしますか?もしそうならばそれは迷惑だと思いますか?
[口早に、考える間を与えないように。という意図も含めて言い]
それで榛名さんが迷惑じゃないと思うならば、多分周囲もそう思っているのではないですかね
――綾野、おねーサン?
[その人の名前を、呼んだ。
真っ赤に染まった白。]
・・・・何だよ、コレ。
何が、どーなッて・・・・血?
[染めるモノの正体に気づけば、口許を押さえふらりと後退さる。
史人の言葉に、ゆると視線を晴美に。]
利吉さんのことが好きなんだね。
[くしゃりと頭を撫でて]
たとえば?
そうだね、仲間を思いやる気持ちとか、
あとは自分のできないことを認めることとか?
そのためには強くなくてもいいと、ボクはね。
弱いことも必要なんじゃないかなって。
[蓮実に軽く首を振って、裕樹に続いて外に出る。
落ち着かないと苦笑する様子に、そうねと小さく返して。]
ああ…えーと。
…さっちゃんと言い合って、ね。
アイツが榛名さんのコンプレックスを、思いっきり刺激するような事を言ったみたい。
[隣で聞いていたので、具体的に何を言い合っているかは知っていたが、詳細は暈しながら、おおまかに説明する。]
[史人の低く暗い問いかけに目を伏せ僅かに思案するが、応急処置で結んだ袖を解き、患部の血を拭き取りそこを見せる。
左の二の腕。そこでうっすらと血を滲ませあったのは桜を模した複雑な紋様。]
これが、
この村をつかさどる者としての証であり。
この村に俺を縛り付ける鎖であり。
とある罪を顕現させた契約(ギアス)だ。
恐らくは、この出血も桜の開花が契機となってのことだろうj。
りきっちゃん。
大好きだよ。
りきっちゃんが大好きだから、りきっちゃんがいればいい。
…おかーさんとかも好きだけど、りきっちゃんがいちばん好き。
[立ち上がる。うん、元気出さないと]
――弱いことも。
うん。
……そう、なのかな。
なのかな……
……わかんない。
鎖……罪の、契約。
[晴美の腕の、桜の紋章を見つつ、小さく呟く]
……巫女に、関わるもの……か?
[問いかけは、疑問というよりは、確かめの響きを帯びて]
[少し困った。でも笑う。]
――でも、もう、だいじょうぶ。
おばあちゃんのとこ、戻らなきゃ。
[*るりおにーさんは、どうするんだろ?*]
原因は…予想通りと言えば、予想通りだな。
けれど問題は、聡自身、何の罪悪感も抱いてなさそうなところか。
とは言え、俺は叱れる程大人でも、人生経験豊富でもないしな。
…ま、長い付き合いになるわけでもないし、気にしなくても良さそうか…?
[ぽり、と頬を掻いて]
長い付き合い…できるかと思ったが、ああも村の内外を分けられるのは少しきついな。
[ぽつり、呟いた]
・・・・ギア、ス?
何だよ、ソレ。
[晴美の言葉に、痣に、ただただ呆然と。]
・・・意味分かんねェ。
[眉間に指先を、掌で顔を覆うようにして。
ぽつりと呟いた。]
玲ちゃん。…ま、厳密に村の人間とは言い切れない私の言葉なので聞き流してくれて結構ですが
外にはよからぬことをする者も確かにいますが、それだけではないのですよね。
榛名さんを運ぶのを手伝ってくれた裕樹や小百合さんも外から来た人間ですしね。
全員が全員ではないのです…そうでなければ史人も外で生活したりなどしないでしょうしね
[独白するようにぽつりぽつりと言い、しばらくの間*そこにいて、榛名が寝たならばそっと部屋を後にするだろうか*]
[史人の問い掛けに僅かに思案するが]
……ああ。
[短く肯定のみ。詳細はまだ語る気はないようだ。]
恐らくはこの出血も桜の開花が原因だろう。
……そして。そして綾野がこの開花に関わっていることも予想はしていた。
[そう言うと、史人の抱える綾野の遺体に歩み寄り、その衣装の右腕を捲る。
するとそこにあったのは晴美のものと対になる桜の紋様。]
祀の櫻木、政の西行院。
これが、それぞれの当代と次代にのみ伝えられる、それぞれの役割に殉じることを誓う契約(ギアス)。
おそらく何らかの形で繋がりがあるんだろう、な。
そのうちわかるようになるかもね。
[微笑みかけながら]
まぁ、わからなくても困らないことだし。
大丈夫だよきっとね。
[その声は優しく、そっと頭を撫でながら]
大丈夫ならよかった。
うん、涼ちゃんが元気になってくれてボクもうれしいよ。
おばあちゃんのところ?
それじゃあ一緒に送っていってあげるよ。
[笑いかけて涼をそのまま家に送っていった]
まぁ他に怒らすような人あそこに居なかったしね。
アレにはアレの譲れないもんがあるんだろうし、信念貫くのはいいんだけど。貫く相手を読み違えてるのよねぇ。
だから空気読めないって言われるわけだけど。
[と、小さく溜息をついて。]
あはは、そうね。ほっといていいと思うわよ。
私も半分くらいはほっといてるし。
…まぁ生まれたときから身についた習性っていうか、そういうのはそう簡単に治るもんじゃないし。こういう事もあったしで、仕方ないわね。
あ、裕樹が悪い事したわけじゃないんだし。余り気にしない方がいいわよ?
多分気にすれば、よけいに溝が出来るんじゃないかしら。
[向こうも気にしてるかもしれないしねーと小さく笑んだ。]
[晴美の説明も聞こえてはいたが、返す言葉は無かった。
やがて、深々と溜息を吐く。
顔から手を離した。]
・・・・なァ、取り敢えず、さ。
綾野おねーサン、どッかに・・
このままにゃ、しとけねーだろ。
[遺体からは微妙に視線を外しながら、弱々しい笑みを浮かべてみせた。]
それ、は…。
[蓮実の言葉に俯く。
確かに裕樹には昨日から好感情を持っていた。小百合は率先して榛名を運んでくれた。けれど自分は何と言った?]
『外のものに心惹かれてはいけません』
[ずっと言われ続けてきたこと。外との接触を完全に絶つことなど不可能で。外に出る若者も増えてきた村で。
だからこそ、年少者に村の古老が口を揃えて言い続けてきたこと]
…兄さんも。
[声は萎んだように小さく。蓮実の顔を見ることはなかった。
見ることが出来なかった]
……そうか。
[短い肯定と、その後の説明に、小さく呟く]
……開花に関わっている……綾が死んだから、桜が咲いた?
それとも……桜を咲かせるために、綾が、死んだ?
いや……別に、どっちでも、かまやしねえ……か。
[『過程』や『理屈』は、正直な所、どうでも良かった。
問題なのは、従妹が。
自分にとって、大切なものが、失われた──理不尽に奪われたという『結論』で]
…………。
[ぎ、と。きつく唇を噛み締める。
そのまま噛み切らんばかりの*勢いで*]
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