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[血がとんだのだろう、布団も赤い部分があるように見える。
だけれど、そんな細かなことを、観察することなんて出来なかった]
――は、……なん、のじょうだ、
[ひゅっと喉が鳴り、咳が落ちる。動揺が、体を蝕む。
くそ、と小さく言葉が落ちるけれど、それよりも力の入らない手がスマホを落とすほうが先。
ライトは消えてしまったけれど、見てしまったものは覚えている]
[リアルを知らなかった彼女だと認識したのは、その髪の色。きていた服。今あの場に居ない、このおかしな場所に居る人だということだけ。
人の死体など、しかもこのような状況のものなど、ドラマの中の世界でしか見ることのできないものだ。
少なくともそう、思っていたのに、
彼女は木の床の上、倒れ付していたのだ。
ぴくりとも動かずにいるそれに覚えたのは嫌悪感で、吐き気と咳とが収まらず、口元に手を当てた]
んでまぁ、戦利品がこんな感じっと。
[床に置いた色々を示す。
先の桶のようなものや、メモに使えそうな紙やら、ちょっとした小物が多い]
まー、あんなん気にしなくていいっスよ。
ちょっとやり過ぎな感はあるし、引く気持ちは分かるケド。
[処刑台に関してはそう言い切った]
─ 集会場・広間 ─
[krutと共に外に出ていたichinino・albatrossの補足>>57>>65も、現状の気味悪さを更に感じさせるものでしかなかった。
物はある。だが、物しか無い。
この村にいるのは、ここにいる人間だけ─それは、何度もブラウザの中で繰り返した状況ではあるけれど。
そう思って周囲を無意識に見回して、ふと。]
……人数、足りなくね?
[mibouの不在を知ったyuyuが、彼女を探しにいったことに気付いていなかった。]
[それでも、へたりこんで、落とした端末を口を押さえていない手で寄せ、119を押す。
通話ボタン、――つながらない。つながらない。
そうだ、ここはおかしな場所だから、つながるわけはない。
大声はまだ出せそうになくて、震えながら、片手で操作して、音楽を呼び出した。
流行のポップス、一番上にあった曲。
大音量で流したそれは、多分広間まで伝わるだろう。
異変を覚えた人がきてくれるまで、いや、それからも暫くは動く事はできない。
ただ室内から目を背け、廊下をむいていたから、誰かが来たら口元押さえた手ははずさずに、時折咳き込みながら、もう片手で室内を示すのだった**]
んお、それはきっとyuyu師がmibouを探しにいったからだな。
[ふと飛び込んできたつぶやきに>>79、作業の手を止め顔を上げた。]
すぐに戻ってくるかと思ったんだが……。むう。
[そういって、再び手元に目をおとして作業を優先させた。
yuyuのことを信頼しているからでもある。
しばらく、異変に気づくまで**]
─ 集会場・広間→奥部屋前 ─
え?
あ、本当だ。
mibouさんとゆうさんがいな…
[自分の疑問を聞いたichininoの声>>81に不在者を把握した、ところでこの場に場違いなポップス>>80が耳に届いた。
それが何を意味するのかは解らないが、流しているのは恐らくこの場にいない者のどちらかで。]
・・・ちょっと、様子見てくるわ。
[誰か一緒に来るなら、止めることなく。
駆け出した先、へたりこみ口を押さえる裕樹と変わり果てたmibouの姿を、目にすることになる。**]
(……正直、冗談であってほしいんだけど)
[処刑台。
ソレは嫌でも、ひとつの予測に結びつく。
ぐるっと頭の中を回るのは、届いたシステムメッセージ]
…………。
[ふる、と頭を振る。
なんだか、寒気を感じたような気がして。
自分で自分を抱えるように腕を回して目を伏せた。**]
yuyuさん気をつけてね?
[迷子のmibouさんを探しにいくのを見送りながら、今の私はイチお姉さまのそばにいたい気分だから同じく集会場に残って、携帯ぽちぽち。
うーー、ネットゲームつながらない……これが一番きつい。
イベントーが アイテムがー、出してた露天だいじょうぶかなー……?
そんな心配よりまず帰れるかなんだけどね。
Pecheさん達が帰ってくるとイチお姉さまの裁縫タイムを眺めてたよ。
もちろん目にはお星様キラキラなー勢いでみてたよ。いつか自分もこうやって作れるように……]
そのうち…教えてもらいたいな。
[つぶやく声と一緒にイチお姉さまちょっと見て、返答もらえたんだっけ?すぐにあわただしくなってうやむやだったっけ?あれちょっと記憶混乱かもー、
だってあんなことが……]
─ 集会場 広間 ─
[yuyuが広間を出て行くのは目端に捉えて。
laurusの頷き>>83には、「そうか」と短く返す]
集会場の中は何かあったか?
[外へ出ると同時に集会場の探索に出たlaurusからまだ聞いていないなと思い出し、そう問いかける。
一通りのことは聞くことが出来たか。
それを聞いている間に遠くから何やら音楽>>80が聞こえてくる。
様子を見てくると言って立つfunny>>84が見えれば、脱いでいた靴下を履いて自分も立ち上がった]
俺も行く。
[こんな時に広間に届くほどの音量で音楽を流す意図が知れない。
奇妙さを覚え、共に行くことを選択した]
―広間―
こーゆー時こそ前向きに!
常に最悪を想定して、とか正しいかも知れないケド、オレ好きじゃねーんスもん。
大体あんなもん使わねぇっしょ誰も。
[苦笑>>83に返る笑みに苦いものはない。
いつも通り明るく、やはり言い切った]
……ん?
何か聞こえねーっスか?
[そのうち聴こえてきた音>>80に上を見る。
それが“最悪の事態”の知らせだとは気がつかず**]
─ 集会場 一番奥の個室 ─
[funnyと共に廊下を駆け、音のする方へと急ぐ。
廊下は少し暗いが明かりはつけない。
いや、つけられないが正しい。
カメラのライトで見える範囲は高が知れてるためだ]
あっちか。
[音はどんどん大きくなっていく。
それに連動して、嗅ぎ慣れない、けれど本能的に忌避する臭いが目指す先から漂ってきた。
それに対し顔を顰めながら先を急ぐ
辿り着いたのは個室が並ぶ場所の一番奥の部屋。
扉が開いている部屋を覗くと、廊下側を向き口元を手で押さえるyuyuが居た]
何があった。
[その問いかけはfunnyからもなされたか。
yuyuは咳き込みながら、もう片方の手で室内を示す。
その仕草をするだけで、何か言うことは出来ないようだった]
……………。
[部屋の中、そこに何かが”ある”。
臭いは部屋の中から強く漂って来ていた。
流石に灯りなしでは視認が難しかったため、携帯を取り出してカメラのライトを点灯させる。
近付いた先でライトに照らされる、あかいいろ。
視界に入ったものに思わず息を飲んだ]
っ─── 、
[妙な声を上げぬよう、腹にぐっと力を込める。
赤くなったmibouの姿。
人では為し得ない痕がそこにはあった]
───……funny、そいつを頼む。
俺は他の奴らに伝えてくる。
[ライトに照らされたmibouの姿は、恐らくfunnyにも見えたことだろう。
ライトを消して部屋を出ると、funnyにそう頼み広間へと戻った。
先ほど部屋の中に入った時、靴下の裏についてしまったのだろう、広間へと急ぐ軌道を示すように、廊下に赤い足跡が浮かんでいる。
それは広間に近付くに連れてどんどん薄くなっていった]
私もいくよ。
[音楽が気になったし、なんかこう、落ち着かない感じ。
確かめないといけないって感じと、行かないほうがいいってなんか警鐘みたいな、虫の知らせっていうんだっけこれ?
あれ、違うような…
とりあえず足はkrutさん追いかけてたよ。
室内に先に入ったkrutさんが立ち止まってて、そっちに近づくの…足……なんだろうゆっくりしか進まない。
二人の様子とかみてるとさぁ……ねぇ……?]
─ →集会場 広間 ─
[薄く赤い足跡を残しながら辿り着いた広間。
入るなり低い声で見てきたことを皆に告げる]
…mibouが殺された。
場所は個室が並ぶ区域の一番奥の部屋だ。
………人がやったとは思えない傷跡が残ってやがった。
[そこまで告げれば何が起きたかは容易に知れよう。
”始まってしまった”、そう思う者も少なくは無いのではないか]
[その伝達の後、その場に立ったまま広間に居る者達に問いを一つ投げかける]
───……誰か、単独行動した奴は居るか?
[誰かがmibouを殺すのを目撃した者が居るなら、それこそ騒ぎになっているはずだ。
それが無いと言うことは、誰にも知られずにmibouを襲ったことになる]
2人組で行動した奴もだ。
『人狼』は、2人居るそうだからな。
[パソコンに書かれていたシステムメッセージは、今は変わってしまっているのだろうか。
役職配分にあった数を口にして、反応を窺うように皆を見た。
ポケットの中では通信出来ないはずの携帯が*震えている*]
[様子を見に行くには十分と思える数の人が広間から出るを見て
瑠衣は其処にとどまることを選んだ。
ふと、広間に置かれたパソコンの方へと歩み画面を覗く]
――…え。
[パソコンに映し出されていたのは二日目のシステムメッセージ。
お馴染みの襲撃システムメッセージに微かに表情が強張る]
これ、誰か触った――…?
あ、あ、操作、出来ないはず、だっけ。
[思い出せば柳眉は顰められる]
うん、わかった……
[見上げる目はちょっと浮かない様子になっちゃったかも。
先にあるものは、見なくてももうなんとなく分かるしね……。
皆に伝えるって居なくなった姿を見送ったよ、じーってフェルさんも気遣ってくれたような気がする。
でも私より一番大変そうなのyuyuさんな気がするよ]
大丈夫……?
[声かけてとりあえず手を差し出してみたけど、しゃべることできないみたい?
よっぽどすごいのかな?見なくてよかった……よね?]
[様子を見に行ったkrutが戻れば
不吉なシステムメッセージから目を逸らし彼の方を見遣る。
告げられた其れはシステムメッセージと一致して]
う、そ……。冗談、だよね。
そんな、だって、……
[動揺が滲み声は震えていた]
人がやったと思えない、傷跡、だなんて、まるで……
[ふるふる、と首を振るは信じたくないとでもいうかのよう]
[単独行動と言われれば口篭るも]
――…此処に来てから広間で暫く話をしてたけど
外の様子が気になったから、途中で玄関に出たわ。
その時は、一人、だったわね。
[自らの行動を思い返しながらそう告げる]
あれを――…、みて。
一日目のシステムメッセージだったのに
今は、二日目のものに、変わってる。
[手の届かぬ位置からパソコンを指差した]
[第一の犠牲者がmibouならばダミーは彼女。
ならば彼女の役職は、村人なのだろうとぼんやり思う。
村が二日目になったのであれば――。
思考はふ、と途切れて]
『人狼』がこの中に居る、と?
[krutの考えを確かめるようにぽつと紡いだ**]
[気を付けて、と言われて笑って頷いたのに、こんな状況になってればザマァない。
近付いてくる足音、情けないと思いつつも喉は空気を通すばかり。
視線は生者の姿をとらえて、少し、笑みを浮かべようとした。
ごめん、とか、そんな言葉も出ない。
何があったのか、それを示すには手っ取り早い方法。
片手を、まだ音楽の鳴るスマホを持つ手を、室内へと向ける。
krutがライトで照らしだすその姿を、裕樹は見なかった。
息を落ち着けようと、呼吸を繰り返す。
お荷物だとかそんな事を考えながら、自分をfunnyに任せる声を、ついてきたcookeyに見ないよう勧める声を聴く]
[若い子に、これ以上、面倒事を押し付けるわけにはいかない。
端末を片手で叩いて、音を止める。
室内の様子にはもう目をくれなかった。
funnyへ、次いでcookeyへ、視線を向けて。
大丈夫かと問う彼女へは、一つ、首肯を返す。
そういう事をしていたら、少し落ち着いた心地になる。口元から手を離して]
悪い
[声は震えていただろうけど、きちんと音の形をとった。
息を吸って、吐いて。]
大丈夫、だ。お前らは、大丈夫か
[呼んであんなものを見せてしまった、後悔。krutにも後で謝り、そして感謝を伝えなければと、室内の様子を意識から外してゆく。
見上げて、それから、立ち上がるために床、壁についた手が震えているのは、止める事なんてできなかったけれど、自分を支える事くらいはできるはず**]
[マリーに差し出された手を、取ろうか少し手を向ける位置に悩んだけれど、
だいじょうぶ、ともう一度言って、壁に手をつくつもり**]
[ものを作っている時は、いい。単純作業ならなおさらだ。
自分が誰かなんて考えなくていい。
自分に自信が無くたっていい。よわいもつよいもない。
手を動かせば、出来るんだ。そこに心がこもるかどうかは別の話。
ヨワムシヨウコにも出来ることはある。今がそれだ。
ichininoであることを少しの間、忘れることが出来た。
が、cookeyのつぶやき声>>86で我に返り]
ん?うん
[もちろんだよ。と言おうとして。
音楽がなる。>>80
場違いなBGMか何かだろうかなんて思ういとまはあったろうか。
幾人かは立ち上がって、広間を出て行ってしまった。]
なんだ、これ?え?あ、うん。頼むよ。
[その背中に声を投げて、己は裁縫道具を手にしたままとどまった。]
[krutの足は大丈夫だろうか?
出来上がってきた、いくつかの布靴の仕上がりを確認しながら]
そうだ、特別にあいつの名前を刺繍しておいてやろう?
あ、名前知らない……IDでいいか。
[試しに一つ手に取って、刺繍してみたりして。
しかし手が滑り、刺繍は意図せぬところへささってしまっていく。]
このミスはひどい。冗談であげるにしてもあんまりだな。
というか、絶対に、あげたら口をきいてもらえなさそうな仕上がりになってしまう……。
[誰にも見られていないのが不幸中の幸いだ。あわてて糸をひもといた。
明かりも十分で無い中で刺繍なぞしたせいだろう、目も疲れている。
どうりで手元も狂う訳だと眼鏡を外し、目頭を右手でそっとおさえた。]
[眼鏡をかければkrutが戻ってきたことに気づき、おもわず手元の刺繍が完全にほどかれたか確認してしまう。
のんきな気分はここまでだった。
「殺された」>>95]
へ?何言ってるんだ?
………………………たちの悪い冗談だったら、怒るぞ。
[分かっているつもりだ、彼がそんな冗談を言わないであろうことは。
さっき、妄想を笑い飛ばしたはずなのに?
背中がぞくぞくと、寒い。そんなまさか、そんなばかな。
人がやったとは思えない?
心の声がわんわんと頭の中で唸る。
ヨワムシヨウコ?泣くのかな?リアルに耐えられなくて泣くのかな?
だまれ!これが人狼ゲームならば、私は「ichinino」だ。]
単独行動、したな。探索のとき、村の端で出られるかどうか試した。
くるく……krutとalbatrossは別の方向を向いていたな、わずかの時間だけれど。
そのあと、私とkrutが二人で集会場まで戻った。albatrossとは一旦分かれた。
[krut>>96もそれは分かっているはずだけど、他の皆にも伝えるため。
作業の手を止めて、なるべくはっきり伝わるように声を出した。]
[ruinsが“箱”をのぞいていたので>>97、もし人狼ゲームが始まったのならメッセージにも変化があったのだろうか。
己は立ち上がると、足の調子を確かめてから布靴を履いた。大丈夫、歩ける。
krutの足下が気になってみれば、わずかに血がにじんでいた。先ほどまで出血は無かったはずだ。何を意味しているかは理屈の上では分かるが]
おい、その靴下はもうやめておけ。
私のお手製の布靴だ、感謝して履けよ。
[そういって、一足を彼に投げた。残りの完成品はその場に残しておく。]
[広間に戻ってきた面々とは入れ違いで出て行こうとする。
この中で年長者は、yuyuの次には己だと思っているから。ichininoだから、しっかりしないといけないから。]
私も見てくるよ。
[本当は一人では不安だ。でも、まだ現場を見ていないから実体感がないのが幸い……なのだろうか。
出来れば信頼できるものについてほしいが、yuyuは茫然自失状態だ、となれば残るはkrutだが彼の性格上きっとついてきてはくれない。世の中そんなに甘くない。
案ずるより行動しよう、独りさっさと現場へ向かう。]
―→一番奥の個室―
しまった、明かりを借りてくるんだったな。
そういえば……私はケータイ、持ってないのだろうか。
うーん、確か充電器からはずしたばかりで……
[壁に手をあてながら、ぼそぼそつぶやいてこちらに来たばかりの頃を思いだす。
そして、目的の場所に近づくほど強くなるにおい。
思わず鼻と口を手で覆った。
手の感覚が壁の終わりと扉の開いていることを教えてくれて、部屋の中を覗き込む。
いやなにおいだ。背中が怖い。
何かがベッドの脇にある。あれだろう。
これはリアルなんだ。]
[どっと汗が湧き出てくるのが分かる。鳥肌が全身に立つ。頭から血の気が失せていく。
まだ人伝いに聞いたときは実感できていなかったんだ、本当に理解していなかったんだと今更気づいても遅い。
やがて目は暗闇に慣れてきて――
ばたばたばたと、走って広場に戻った。顔を真っ青にさせてへたり込んだ**]
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