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─ 少しあと ─
アーベル。今から時間は平気?
さっき言ってた図面、見せたいと思うんだけど。
[場が少し落ち着けば、友人へと声を掛ける。
先の約束を果たそうと、彼の部屋にか自室に誘い、]
そういえば…。
[口にしたのは、話の途中。
ふと思い出したように口にした]
思い出したよ、夢の中の歌。
ほら…幻燈歌って、アーベルも知っているだろ?
あの御伽噺に出てくる歌。
あれを聞いた気がして…いや、夢なんだけどね。
その一節が、
[言葉を切って口ずさむ]
双花支えしは見出す者たち。
神より授かりし力持て。
闇に潜みし、月のいとし子たちを見出さん──…
……。見出す…ってところに、少し。
引っかかったんだと、思う。
[結局、話の途中でやはり難しい顔になってしまった。
クロエ自身にも良く分からないのだ。
だから上手く説明出来ずに、困って首を横に振る]
……夢なんだけどね。
[結局は同じ言葉を繰り返した。
生ある月のいとし子を見出すもの……と。
詠われた力は未だ自覚を得ずに、方向を定めることとなる。
夜半。再び夢の指し示すは、蒼い瞳の友の姿であった**]
はい、紅茶が冷める前に。
[ライヒアルトの言葉に同意するように頷き、同じく注意してもらったおかげで、
帰りは3度ほど滑ったり躓いたりしたが、ライヒアルトにその度に助けられて無事に屋敷へと]
ただいま戻りました。
[3人そろって戻ると出迎える姿はあっただろうか?
どちにらせよハンスやライヒアルトに続いて玄関へとつくと戻ったことを告げる言葉を屋敷の中か出迎えた人に届ける]
あ、ライヒ…アルトさん。
[呼び方を間違えかけながら呼びかけて]
私は一度部屋に戻りますね。
[そう告げて、個室へと向かおうと、ライヒアルトが一緒にくるならば特に断ることなく行動は一緒になるかもしれない]
[気にしなくて良いとアメリアは言うが
水の冷たさを思えばやはり気になってしまう]
ありがとう。
また頼むこともあるだろうけど
食べるだけ食べて何もしないのも、ね。
何だか落ち着かないから手伝わせて。
[代謝は良い方なのだろう。
冷えていた身体は食事を済ませる頃にはあたたまっていた。
ごちそうさまと呟いて男は食器を持ち立ち上がる]
―厨房―
[アメリアから少し遅れて厨房にゆくと
言葉通り片付けの手伝いをするため手袋を外す。
包帯の巻かれた手で水仕事をし
終われば水気を拭きとるが革手袋は付けない]
お疲れさま。
[湯の支度をしようとする彼女に声を掛けてから
先に広間に戻ってゆく]
[漆黒が難しい装いをなれば僅かに苦笑する気配。
クロエの額へと手を伸ばし掛かる前髪を軽く撫でやる]
内容を思い出せたなら、それは夢でなく、
誰かが歌っていたのかもしれないね。
どちらにせよ、引っ掛かりを覚えているなら
それには何らかの意味があるのだと思うよ。
[彼女が口にした一節をなぞるように小さく歌う。
それから連想されるのはお伽噺の中に出てくる
特別なちからを持つ存在ではあるが――]
――…クロエ。
その話は、……確かな事がわかるまで
あまり口外しない方が良いかもしれない。
夢であれ、現であれ
お伽噺の存在に聞かれては拙いからね。
[子供に言い聞かせるような言葉だが
その響きは対等な存在に向ける真摯さが滲む。
己の考えは口にするもクロエがこうと決断するなら
それを阻む心算は無かった。
彼女に向ける信頼は仕事のみではなかったから]
[右手の甲に蒼き花を宿した日から
己の役割を考えぬ日は無かった。
果たすべき役割も、覚悟も疾うに心のうちにある]
気になるならギュンター殿に意見を聞くのも良いかもしれない。
あの御仁なら信用できるし、頼りにもなる。
年の功は侮れないよ。
[クロエの話を聞くうちギュンターの存在を思い出した]
そういえば、広間にいなかったね。
もう部屋に戻ったのかな。
[彼が何処にいったか知らぬままことと頸を傾げた**]
― 厨房 ―
あ、そうなんだ。良かった。
[包帯を巻かれた手について、痛みはない>>79と聞けば安心して笑顔を浮かべた。
先程のローザの件もあって、すこし心配しすぎだったかもしれない]
包帯の予備なら、あるよ。
じゃあ後でもって来るねー。
[湿布用の練り生薬や傷薬なども配達しているので、それらと一緒に包帯なども籠に入っていた。
水仕事とお茶の準備を終えた後で、包帯を2〜3巻渡しただろう。
その後は、昼食や夕食の支度のほか、屋敷周りの雪かきなどをするようなら手伝ったり。
お風呂を借りたりローザの様子を見たり、おにゃのこを愛でたり。
橋が落ちたほかにこれ以上の異常事態が起きるとは思わずに、人様の屋敷でもいつも通りのペースでのほほーんとすごしていたことだろう**]
―回想 ―
[玄関にアーベルとエーリッヒの姿が見えると、パ、と笑顔になって。
エーリッヒの言葉>>27に、きゅーんとしながらも頷いて。]
心配した。
森の方危ないから、行くなってユリお兄ちゃんに言われたから行けないし。
[普段頭を撫でてくれる手が、いつものように伸びてこなかったことに眼を瞬かせたものの。
後で撫でて貰えばいいと考えて。]
うん!
たまーに、こんな風にみんなでお泊まり会があるといいなっ。
[今回は緊急事態だ、という事は少女も理解しているから。
クロエ>>34に言葉を返した。
クロエへの手伝い>>38は、むしろ率先してお手伝いをした。]
―回想2―
うん、そうだねー。
[クロエ>>46にこちらも同意する。
巻き込まれたエーリッヒ>>52に、笑い声を立てて。
知らず気を張っていた少女の心も、安堵していた。
その後はエーリッヒに頭を撫でて、とお願いしたり。
夜はお風呂に浸かって、自室で毛布などに包まって寝た。
――翌朝、悲劇が起きているとは、思いもせずに。*]
―翌朝―
[次の日の朝。
少女にしては珍しく、普段より早く目が覚めた。
理由は分からないけれど、目が覚めたのだから、と着替えを済ませると、
少女より早起きな事の多い祖父がいるだろう階下の広間の方へと向かった。]
――あれ?
お祖父ちゃん?
[普段なら既に暖炉の火は起こされているはずなのに、火の気は存在しなくて。]
……どこいったんだろ?
外、かなぁ?
[しばし少女なりに考えて。
広間に「お祖父ちゃんを探しに、お外に行ってきます。」と書き置きを残し、
全体的にモコモコしたピンク色のコートを着て、外へと。]
[少女が最初に向かったのは、村へと続いていた橋の方。
跡形もなく無くなっていた橋に少し呆然としたものの、
目的の人はいなかったため反対側―屋敷の裏手、森の方へと。]
……森の中に入らなきゃ、いいよね。
[言い訳めいた事を呟きながら歩いていると、
屋敷の裏、森近くにある木の根元に座りこんでいる祖父の姿。]
─ 翌朝/広間 ─
[温泉で温まってぐっすり眠れたおかげか、早くにすっきり目が覚めた。]
……橋の様子でも、見に行ってみましょうか。
[昨日は見に行けていないし、向こう岸で誰か気づいてくれているかもと階下に降りる。]
でも、一人で行くのは怖いわね……。
[広間に誰かいたら声をかけてみよう。そう思ったのだが。]
あ……これ、ベアトリーチェ?
まさか一人で探しに行ったのかしら……。
[テーブルの上に見つけた書き置きを読んで、心配そうに眉を下げる。
昨日、森は危ないと彼女自身が行っていたし、森には入らないと思いたい。
でもギュンターが見つからなくて、つい足を延ばしてしまったりしないだろうか。
少し外の様子を見て、ベアトリーチェの姿が見えないか探してみよう。そう思い玄関に向かう。]
お祖父ちゃん! 探したんだよ!
[声を上げて、祖父の元へと走ったが、
呼びかけに反応しない事に違和感を感じて立ち止まる。]
……お、祖父ちゃん……?
外で寝ちゃ、駄目って、言ってたよね…?
[おそるおそる、と言った風に木の根元に座りこんだまま祖父に、
声を掛けながら近づくと、違和感を抱いた理由が見えた。]
………ぅそ、でしょ ぉ、じぃ…ちゃ……
[喉を噛み切られ、鼓動の源が存在する場所は、何者かに抉り取られ空洞と化していた。]
お、じぃちゃ…、うそ でしょ?
ねぇ…、起きてよ…。
起きてよ……!!
こんな…、こんなびっくり、とか…。どっきりとか、あたしいらないよぅ…!!
[がくがくと物言わぬ祖父の体を左右に揺らす。
祖父から流れ出ていた命のいろが、少女の手を、服を汚していく。
祖父が亡くなってからどれほどの時間が経っているのか、少女には分からないけれど。
手を離した一瞬、少女に揺すられていた祖父の体は、少女とは反対方向に倒れこむ。]
[そこで漸く。
漸く少女は現実を認識し。]
おじぃ……ちゃ……ぃゃ、
ぃやぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!
[普段は出すことのない大声―絶叫と呼べるソレを出したあと、少女は意識を飛ばし倒れこんだ。
横倒しとなった祖父の遺体と、少女の近くにアーベルが納めた剣が鞘がなく、使用されず綺麗なまま状態で転がっている。*]
[玄関の扉を開いて辺りを見回してみたが、ベアトリーチェもギュンターも見当たらない。
ちょっと探しに行くべきか玄関の扉を開いたまま考えていた、その時。
冬の静かな空気を、悲痛な叫びが切り裂いた。]
なっ……!? 今、の…。
[扉を開け放したまま慌てて屋敷の外に出て、声が聞こえてきたと思わしき方へと走り出す。
やがて屋敷の裏手に出ると、地に倒れた少女と誰かを見つけた。]
やっぱり、ベアトリーチェ…!
ど、ど、どうしたの……
──ひっ!?
[倒れている少女に駆け寄ったが、傍らで横倒しになっている誰かが死体と気づくと体が硬直した。]
えっ? な、なんで……ギュンターさん!?
お、狼……?狼にやられたの……!?
ベアトリーチェ。に、逃げましょう。起きて……!
[ここは危険だと思い、震える体と手でベアトリーチェを抱き起こそうとするが、血に濡れた遺体なんて初めて見たから恐ろしくて*足が動かない。*]
[少女が叫んで意識を失ってから、カルメンが亡くなった祖父と少女を見つける>>98まで、然程時間は経っていない筈なのだが、
少女を抱き起こそう>>99と、体に触れると発熱しているのが分かる。
抱き起こそうとしたカルメンが、その事に気づくかどうかは分からないが。]
─ 夜 ─
[寝る前に風呂へ向かった。
温かな湯に浸かって、少しぼうっとしたかった。
カルメンや他の誰かには出会ったか。
ひょっとしたらミリィの突撃まで受けただろうか。
どちらにせよ、穏やかな夜だった。
───夢も、とても穏やかな夜だった]
─ 朝 ─
[目覚めはすっきりとしたものだった。
夢でまでアーベルのことを見た気がする。
よほど気になっていたか、頼る気持ちがつい浮かんだか]
やれやれ…。しゃんとしないと。
[さらと長い黒髪に指を入れて、息をつく。
少しの間そうしてから、手早く常の身支度を整えた。
そうして当然のように、広間へと向かう]
ん、ただいま。
[広間に戻れば出迎える声。
あたたかい空気に、ほっと息を吐きながら]
ああ、紅茶は任された。
ライヒさんたちにも、約束したし。
[紅茶の準備を、というミリィには、元よりそのつもりだった事もあり、引き受ける旨を伝えて。
外から戻ってきた者たちや、望む者に紅茶を振る舞いつつ――その間も、翠にはどこか、何か物思うような翳りが宿り続けていた。**]
─ 外 ─
え…… 、
[思わず、足が止まった。
冷え切った空気の中、血の匂いはそう濃いものではない。
けれど、…だからいっそう、顔色を失った死が無残だった。
ギュンターの胸にぱくりと開いた穴は、
老戦士の命がとうに失われていることを雄弁に告げる]
ギュ ンター…
カルメン、ベアトリーチェ
[それでも歩を再び進めたのは、まさか少女もと思ったからだ。
必死に少女に呼びかけるカルメンの背に、音は届いたか。
どうにか彼女たちの元へ歩み寄り、
ベアトリーチェを抱き起こそうとするカルメンに腕を添える]
カルメン、
[落ち着かせるように、再び女友達の名を呼んだ。
しっかりしなければならないと思えば、少し気分もしゃんとする。
クロエ自身の手も膝も震えている。
けれどまずはカルメンを立ち上がらせて、
ベアトリーチェを中に運ぼうとする方に意識が向いた]
[ギュンターをこのままには出来ない。
剣だって回収したかった。
鞘は見当たらなかったけど、
これはクロエにとっても大事なものなのだ]
……。
[ぎゅ。と、唇をかみ締める。
遠く、昨日響いた狼の咆哮を聞いた*気がした*]
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