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「よかったら」?
[鸚鵡返しに問い返しては見たが、実際のところさほど気になったわけではない。
なので、その後の言葉が出てこなかったら、それ以上問うようなことはなかった]
ああ、いいよいいよ。
報酬は、食事でな。
[無かったが、結果、同じことを言った]
ははっ。
まあ、冗談だけどな。
メシはまた露店巡りするか、フーゴーのところで食うからいいよ。
おや、レナーテさんは同じ宿だったのか。
[宿の食材も大丈夫なのだろうかと]
[一瞬思ったりもして]
俺も戻らないと。
昨日もかなり待たせてしまったからな。
へ。
師匠さんも同じ宿かい。
[少しだけ目を丸くした]
なんだいなんだい。
世間は狭いね。
[言ってから、不意に宙を見上げて]
……同じように、犯人も、アタイが関わった中にいるのかね。
そんなことになったら、仕事とは言え、嬉しくねえ事態だな。
甘いってのは、親父によく言われんだけどよ。
[最後には、一瞬とても色々な経験をしてきた大人びた顔が見えた]
[レナーテのさっくりとした返答に、一瞬、固まった]
……すみません。
両親も帰ってくるかもしれませんので。
忙しいものですから、家にいないことの方が多いんですけど。
お祭りも近いのに、今度は別の街に行くとも聞きましたし。
[微妙に忌避しているのは、あの食いっぷりを見た者ならば分かるはずだ]
甘くても、良いんじゃないかしら。
全てを疑って生きるよりは、信じて裏切られる方を選びたいです。
……そんなことにならないのが、一番ですけど。
[大人びて見えたレナーテの顔を見つめ、呟く]
ああ、そうね。
待ち合わせ場所決めておけば良かったわ。
そうしたら、ベティちゃんもやきもきせずに済んだでしょうに。
[戻らないと、というハンスに同意を示す。
大通りへ近づくと、何やら、先とは違う騒がしさに包まれていた]
[ざわめきたつ人々に話を聞けば、理由は容易に知れる。
旅の香水売りが、被疑者として連行されたのだと言うこと。
思い出すのは、カヤの見せた瓶。
それの作り手であったと、エリザベートは知りはしない]
[安堵を覚えたのは、知人ではなかったから。
同時に、その事に気づけば微妙な表情にもなった。
すぐさま、振り払ったつもりではあったけど]
あー、いいっていいって。
別にんなもんの為に護衛するとか言ってるわけじゃねえんだから。
[エルザの言い訳めいた言葉を、ひらひらと手を振り適当にやりすごした。
その後の言葉には、笑ってるような悲しがってるような優しげなような苦いような、不思議な表情を浮かべ]
―――ああ。信じたいよ。
出来るなら、信じきって―――死にたかった。
……へっ。
なんか重っ苦しい話しちまったな。
行こうぜ。
[表情を戻すと、返事も待たずに、レナーテがさっさと歩き始めた。
こういうところ、あまり護衛向きではない。
やがて、買出しが終わり、家まで送り届ければ、またぶらぶらと街中を*練り歩くことだろう*]
[大通りに差し掛かる少し前。
死にたかった。
レナーテがその台詞を口にしたときには、目を見開いたが]
……生きていて下さって、よかったわ。
だって、おかげで、こうしてお会いできましたから。
[笑みを形作り、そう言った]
[大通りでの出来事の後、
道中の会話は、あまり覚えていない。
ただ、何があったとしたって日々の暮らしを捨てることは出来ず、
食材の買出しを済ませて、レナーテとも別れ、帰途に着いた]
[作る料理は、いつもより一人分多い。
出来上がった食事を容器に入れて布で包むと、
出かけてくると言い残して夕闇に包まれる街を行く。
思うのは、一人、家に残されたであろう少女の事。
自衛団長の家へと赴き、戸を叩く]
[返答を待つまでの間、皆との会話が胸中を過ぎり、*心に深く沈んだ*]
……手伝います。
[姉の言葉に返せたのは、こんな一言。
宿ではなく、自分の部屋でゆっくり休みたいのは事実で。
その後のやり取りには口を挟む事無く大通りへ向かい]
……え。
香水売り、って……あの、ローザって子?
[そこで聞かされた話は、余りにも予想外で。
何で、と何やってんだ、が交差した。
ともあれ、買出しを済ませて帰途へ。
道中は、疲労のためもあってか言葉少なく。
一人分の料理を持ち、出かけて行った姉が帰るのを待つ事無く、自室に戻ってベッドに倒れこんだ]
……けっこ……きっつ……けど。
[今は、と風の流れを制して、は、と一つ息を吐く]
……爺様が情報を掴んでいた事。
それを知ってそうな、か……。
それこそ、直接聞かなきゃ、わかんないよなぁ……。
[呟くのは、レナーテの導き出した答え。
直接聞いた、と宣した者は、疑いから外している。
逆に、彼が犯人側である、という可能性は捨てられないものの]
その辺、言い出したらキリないもんな……。
[疑い続けるのは簡単で、でも、その先は見えないから。
少なくとも、一つか二つ、信を置ける場所は確保したくて。
向こうの真意はやはり読めずにいるものの、今は疑念は抱かずにいた。
その辺りの心理に、彼を信じるなら姉を疑わずにすむ、という事への安堵も多少はあるのだろうが。
よく知らぬ相手であるが故に、裏切られても耐えられる、という甘さがあるのも否定はできなかった]
……はあ。
やり、にく。
[思案の後、口をつくのは、愚痴めいた言葉。
噴水傍でのやり取り。
団長と親しい者の関与。
あり得る、と思えるが故に]
……疑い難いっていうか……何ていうかなんだけどなぁ……。
[小声の呟きは、静かに揺れる風に溶け。
近くにあるそれに安堵しつつ、いつしか落ちるは*眠りの淵*]
メシ?うわ嬉しい、ありがとう!
良い匂い!
お茶くらい飲んでく?
[受け取ってから、彼女を家内にどうぞ、と、扉を大きく開く。
小さくて物も少なく質素な家、
魔法の黒板には「今日の帰りは夜中になる」と
自警団長の文字でだけ書かれていた。
彼女が入るなら余り美味しくは無いお茶を入れるだろうし、
そうでないなら玄関先で。]
大丈夫、今日はベッティ呼んであるんだ。
爺っちゃん探しの計画とか、話したいなって思って。
[心配する言葉をかけられれば、そう答える。
内心で、今友人が来たら計画が崩れるのをどう修正しようか、なんて考えている様子は不安げで、少し落ち着かない。]
[それから他愛ない話を少しばかりしたかもしれない。
エルザの姿が見えなくなってから、急いで屋根へと上がる。
大丈夫、まだ友人は来ていない。
ぐるりと回る路地を上から見ながら、少女はずっとその時を待ったのだった。]
―宿屋から自警団長への家に続く路地―
[少女が「仕事」を終えてその場から消えた後、
別な人物が其処を訪れる。
そうして現場からは、
注意して見れば人に寄っては違和感を覚えるほど、
眠った少女も含め痕跡は全くなくなってしまうのだった*]
―早朝:表通り―
[少女は今日は、仕事の用具を背に背負って家を出た。
大きな帽子を目深に被り、
翠のマフラーを背に揺らす姿は何時もと同じ。
向かう先は、フーゴーの宿屋。
勿論、彼女が昨日来なかった事を言うつもりだったのだけれど]
…ん?
[噂好きな太ったおばさん達が話している脇を通り過ぎる時に、
耳が拾った言葉に足を止めた。]
おばちゃん、なんて?
…香水売りがどうかしたか?
[聞き返す。
自警団が、容疑者を白昼堂々連れて行っただとか何だとか。
少女の眉が思い切り中央へと、寄った。]
―回想―
[待ち合わせ場所については苦笑して頷いた]
[大通りまでは一緒に][ローザの話を聞いて眉を寄せた]
[姉弟や剣士と別れて宿に戻った時はもう薄暗くなっていた]
ベッティ、戻っているかい?
[少女の姿はなく][残されていたのは書置き一枚]
[間違いなく本人の筆跡で書かれたものだったので]
[一抹の不安は覚えながらも][その夜は訪ねなかった]
─翌朝・宿屋─
[目を覚ましたのは朝もまだ早い時]
[早めに休んだのが原因でもあるだろう]
[軽食を腹に収めるべく一階の食堂スペースへと降り]
[女将に注文をしてから]
何か面白い話は増えたか?
[ここに来てからのお決まりのセリフを口にする]
[告げられたのは自衛団に一人の香水売りが連れて行かれたと言う話]
[内容は理解せど、それが誰なのかまでは思い至らなかった]
[彼女を顔を突き合わせたのはほんの一度]
[それも相手がすぐに逃げる形で終っていたために]
へぇ、ついに自衛団による被害者が出たか?
ああ、まだ被害者とも決まって無いか。
そいつが犯人なんだったら、自衛団は一躍功労者だ。
[常の軽い口調で言いながら、出された軽食を腹に収める]
[その口調に女将は呆れに似た息を吐いた]
その辺りの仔細を知りたいところだな。
冤罪にしろ手柄にしろ、俺にとっては良いネタだ。
[あんまり首を突っ込むんじゃないよ、と忠告を受けながら]
[席を立ち外へと向かう]
[出たところで移動先に関してしばし思案]
…話を聞くには自衛団が一番良いんだろうが…。
下手に刺激して俺が捕まるのも御免だな。
ま、調べが進んでんのかくらいは聞けるか。
[考えながら作り上げるのは常に咥えている手巻きタバコ]
[火を灯し渋みの交る薫りを纏わせながら]
[一度詰所へ向かうべく大通りへ]
─宿屋→大通り─
ふゥん…
それで、爺っちゃんが帰ってくればいいんだけど!
[噂を聞かせてくれたおばちゃんにニカッと笑って
雑巾やブラシの詰まった籠を背負ったまま、大通りを歩いた。
フーゴーの宿屋へと向けて、その足取りは少し、重い。]
[それから聞いたのはベッティが来ると言うこと、
話したのは今日の成果は上がらなかったことくらい。]
べティちゃんが来るなら、
いっそ、お泊まりのほうが良いかもしれないわ。
夜道は危ないし、カヤちゃんが家に一人なのも、ね。
[近親者に対する疑いも、連行された者がいることも、口にはしない。
空のカップを置き、]
良かったら、家にもいらっしゃいね。
[そんな誘いをかけただけ。
強く勧めることは、しなかった。]
[友が来るという台詞と、不安げにも映る様子は、少しばかり釣り合いが取れない。
けれど、エリザベートは少女の頬に手を伸ばし撫ぜるだけで、追求はしなかった]
[若い子の邪魔をしてはいけないからと、いつも通りに笑って、自衛団員宅を後にする。
その後の出来事は、*知らない*]
─宿舎・自室─
[家に帰った後、普段は嗜む程度であるアルコールを呷るほど飲んで、そのままテーブルに突っ伏して寝てしまっていた
外の喧噪に、んう、と小さな唸り声を上げて顔を上げる
だが、二日酔いか頭がガンガンと痛んですぐに頭を抱える形に]
自警団……言い掛かり………誤認逮捕……
[頭を押さえたままブツブツと呟いていたが]
…………許せないよねぇ
[手の隙間から僅かに覗く口許は、残酷な笑みを浮かべ、歪んでいた]
─大通り─
[いつものようにジーンズに両手を突っ込み]
[手巻きタバコを咥えながらゆったりとした速度で歩く]
[しばらく大通りを歩いて行くと]
[籠を背負った小さな姿が見えてきた]
[持ち前のコンパスの差もあって、その後ろに直ぐに追いつく]
…おいガキ。
ちんたら歩いてると蹴飛ばしちまうぞ。
[かける言葉が意地悪いのもいつものことだった]
わ、わ。
オレはボールじゃねぇよ!
[後ろから大柄な男の声。
驚いた声を上げて振り返ってから、あ、と小さく]
…何処行くんだ?
[問いを重ねる。]
詰所だ。
香水売りだかが連行されたって聞いてな。
調べやらなんやらが進んでんのか聞きに行く。
[目の前の小さな姿を見下ろし]
[隠すことでも無いために行き場所を答える]
そっちは仕事か?
[背負われた籠に一度隻眸を向け]
[何気ない態度で訊ね返した]
―翌朝・フーゴーの宿―
親父さん。
確認するけれど、カヤ君が直接ここに来て。
その伝言を受けてベッティは出かけたんだよな?
[昨夜聞いたことをフーゴーにもう一度尋ねる]
[まだ朝だ][それでも若干の焦り]
[普段ならこの時間には戻ってくるはず]
……分かった。ありがとう。
先に迎えに行ってくる。
[食事は取らずに立ち上がった]
[宿を出て自衛団長の家に向かう]
ん、詰所か。
爺っちゃん戻ってたりしないかな。
[背に背負った籠の蓋は閉められているけれど、
煤の匂いは仄かにあたりに漂う。
男を目一杯見上げて、うん、と頷いた。]
仕事、なんだけど。
昨日呼んだベッティがうちに来なかったからサ、
忙しかったのかな、ってちょっと宿屋に寄る心算。
―大通り―
カヤ君!
[見つけた姿は一つだけ]
[傍に居る隻眼の男も認識せずに名を呼び走る]
一人なのか。
ベッティは一緒じゃないのか?
[少し強張った顔で尋ねる]
どうかね。
それも兼ねて見に行くとするか。
[その可能性はほぼ無いと思っては居るが]
[宿屋に向かうと言う子供とその理由に僅か思案を巡らしつつ]
ベッティ…?
ああ、あの露店のガキか。
来なかった、ねぇ……。
[思い当るのはただ一つ]
[けれど確信に至る裏付けは今のところ無い]
[だからそれ以上のことは言わずに居た]
[直後に子供の名を呼ぶ声]
[隻眸をそちらへと向ける]
[強張った表情の、焦りを見せる行商人が子供へと駆け寄っていた]
あれ、おっちゃん?
[宿屋の方向、今まさに向かおうとしていた道。
友が師匠と呼んでいた男の姿を見つけ、目を見開く。]
え、ベッティ、って…
昨日、…――仕事じゃねぇの?
[翠の大きな目は、更に見開かれ。
きゅ、と、両手を身体の横で拳に握り締める。]
来なかったから、どうしたのかなって…今、寄る心算、で…
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