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[訴えに手が離されたなら、一つ、息を吐き。
騒ぎを遠巻きにしていた宿の主人か、もしくは他の誰かに頼んで、亡骸を包むものを用意してもらう]
……とりあえず、自衛団の連中が、引き取りに来るだろう、けど。
それまで、どっかの部屋借りて、寝かしといて、いいかな、親父さん。
[低く問い、了承が得られたなら、エリザベートが借りていた部屋まで彼女を運ぶ。
助力の申し出は、丁重にお断りしておいた]
……結局……礼。
言えずじまい……か。
[運ぶ直前、ふと、呟いた言葉には、果たして誰か気づいたか。**]
―宿の入り口―
[ヘルムートの顔についた赤が広がる。
あたりまえの口調で不思議そうに返された言葉>>20に反論することはできない。
差し出す人間を選べなかった事が、この結果を招いた一因なら、ヘルムートの行動を非難する権利などもっていないのだから]
それは、そう、だけど……
[それでも、せめてなにか疑わしいところがあるのなら、まだ納得させる事ができたのに。
運が悪かった、といえるような選び方での死は衝撃だった。
フォルカー>>17の瞳の色の変化や呟きに気づくことはなく。
こときれたエリザベータの身体を支えたまま、ゲルダやアーベルがやってきたのにギクシャクと視線をむける]
[けれど今は何かを言える状態ではなく。
オトフリート>>58がちかよってきて、エリザベータを部屋へと運ぶのをぼんやりとみやり。
一つ吐息を零して、何も出来ずに血に濡れた手に視線を落とした。
ライヒアルトに気遣われたなら『大丈夫』と軽く答えて、のろのろと汚れを落としに部屋に戻る。
そして夜が明けるまで、眠れない時間を過ごした**]
[宿屋の入口付近に居た少女は掃除に使った布切れを
片付けに行こうと水場の方へ目を向ける。
けれど、その逆。
フォルカーが向かった方向で何やら争うような音が聞こえた。
はたり、大きな眸が瞬かれる]
――…?
[何、と音なく紡ぎ振り返り
――少女は事切れた元歌姫の姿を目の当たりにする事となった]
……っ!?
[ひぅ、と悲鳴になりそこなった息が漏れる。
漂う血の匂いと元歌姫の姿に少女はきつく柳眉を寄せる。
血に濡れたもう一人の姿が目に留まり
凡その状況を少女は理解する。
集まりくる人。
その時、少女が手伝えることはなく――
否、手伝えるような心理状態にはなかった。
遺体を見るのは初めてで頭の中は真っ白。
動く事さえ出来ずに居た]
[我に返ったのは伝承学者が包むものを必要とした時>>58
遠巻きにみていた宿の主人が奥から大きなシーツを持ってきたのを
途中で受け取り、オトフリートへと差し出した。
白に包まれゆくエリザベートの姿。
白に赤が滲めばへなりと眉尻が下がる]
――…
[彼の呟きが微か風に混じり耳に届けど
その意味を少女は理解できなかった]
[家に帰りそびれた少女は宿で一晩過ごす事となる。
空いている部屋を借りたはいいが
このような状況で一人で休むのは何だか落ち着かない。
母親は如何しているだろう。
父親は今、どこら辺にいるのだろう。
あえて事件から思考を遠ざけて、目を瞑る**]
─ 自宅 ─
送ってくれてありがとう、アーベル。
アーベルには甘えてばかりで申し訳ないな。
[家に着いて幼馴染に礼を言う。
彼はしばらく一緒にいたか、それともすぐに自分の家へと戻っていったか。
出来るなら一緒に居て欲しかったけれど、そこまで甘えるわけにもいかないかと思い引き止めはできなかった。
けれど、彼が離れる際には気を付けて、と声だけはかけて。
一人になって、まず着替えようと服に手をかけたがそれについた緋を見つめると手をおろし。
胸元から鏡と、スカートの下から短剣とを取り出し、袖をめくって腕を露にした。]
─ 自宅 ─
[昨日切った傷は、もう血は出ないもののまだ生々しくあった。
その少し下に銀の刃をあてがい、横に引く。
緋が刃を伝い、黒へと落ちて揺らぐ。
その揺らぎに指を乗せて、金の髪の少女を胸の内に思い描きながら唇を開いた。]
我が思い望む者の 真実を顕さん
其の代償は我が血 我が命
其の身に映し 示し給え───
[一度紡いだ言の葉は、昨日よりも滑らかに落ちていく。
大きく揺らぐ黒に代わりその身を染めたのは─。]
……白…。
─ 自宅 ─
[鏡を染め上げた色は、人の証。
その色を小さく呟いて、詰めていた息を深く吐いた。
それは、少女が人であったことに対する安堵と。
人狼を見つけられなかったことへの落胆とが入り混ざったものだった。]
……ベアトリーチェは、人間、か。
[身体を襲う疲労感に、その場に座り込む。
少女を見定めることに決めたのは、ライヒアルトのあの呟きを聞いたからだった。
ライヒアルトには死者を見る力がなさそうにみえた。
けれど、彼の呟きがそれと関係無いものだとも思えなくて。
誰かが彼の側でそれを言ったのだろう、それは誰だと考えた。
単純に考えれば彼と親しい者の可能性が高く、彼の側に良く居るのを見たのは学者と宿屋の息子だったはずで。
もしも彼らのうちに力持つ者がいるのなら下手に見定めない方が良いと、選択肢から外した。
フォルカーとベアトリーチェのどちらかを見定めようと思っていたから、フォルカーを外すなら見定めるのは少女しかいなかった。]
…これ程酷いとは、思っていなかった、な。
[座り込んだまま、ぽつりと愚痴を零す。
昨日に増して身体が重い。
どうせ血を流すんだから着替える前にと思ったが、座り込んだまま立ち上がることもきびしくて。
しばらくこのまま休むか、と背を壁に預け。
目を閉じるとすぐ深い眠りに落ちた。]
─ 夜・自宅 ─
[時間はどのくらい経った後だったか。
何かの気配に気付いて眠りからは覚めたものの、まだ身体は眠りを欲している為に視界はぼやけて。
既に夜の帳が落ちていたために室内も暗闇に近く、何かが近付いてきているとは解るもののそれが何かは解らなくて。
ただ、殺気だけは強く伝わってきた。]
────…っ、
[逃げようにも、疲労と恐怖に身体が動かない。
なんとか腕を伸ばし、かろうじて机の上の鏡を掴んでそれを抱いてぎゅっと目を瞑って。
一緒に生きようと言ってくれた幼馴染に、ごめん、と。
心の中で謝った、が。]
───…?
[がきん、と。
何かが跳ね返されるような音が聞こえた。
それは一回だけだったか、それとも数回か。
目を瞑ったままだったために、何が起きているのかは見えなかったが。
音が聞こえなくなって、ようやく瞳を開いたものの。
そこにはもう、何の姿も気配すら残ってはいなかった。]
……今の、は…
[恐らく、人狼だったのだろうと思う。
姿を見なかったことが少し悔やまれるが、それよりも何故自分が無事なのかが気になった。
思い当たることと言えば、伝承にある。]
守護、者?
[ぽつり、呟く。脳裏に過ぎたのは、幼馴染の顔だった。**]
─ 昨日・宿 ─
[オトフリートがエリザベータを運ぶのにさほどの苦労が見られないようなら、手伝わず見送った。呟いた言葉には気づいたが>>58、みるに留めた。懇意にしていたしな、とは片隅で思う。恩があるとまでは聞いていたかどうか。
血塗れたままぼんやりしているイレーネに、『大丈夫か』と仕草し軽く肩を叩くと、大丈夫だと、一応の反応が返りはする>>59。
頭を撫でるような年齢では無い為、気遣うように何度か背と肩を叩くに留めたが。1人で動けるようなら、手は貸さずにこちらも見送るのみで、自身は入り口の血の後始末をつけた。
アーベルにどう思われたなど知る由もなく。
ゲルダに答えぬまま二人と別れて少し休み、食事はしっかり取ってから部屋に戻った。]
[部屋に戻れば、汚れた身体を拭いた。厚めの僧衣を脱ぎ薄いシャツを脱ぎ捨てれば傷と刺青――トライバルが変わらず現れる。
そのうちの一つ、いまはもう薄い傷の一つに触れると、音の無い溜息が落ちた。狼が関わる、苦い記憶の名残だった。
そういえば着替えを持ってきておらず。
教会に残った連中には悪いが後で取りに行くか、など思いながら身体を拭き終わると、獲物を手に届く所に置いて寝台に横になる。]
……。
[今日の事を思えば目を閉じたまま、暫く眠れはしなかったが。]
─ 翌日・宿一階 ─
[それでもいつかは眠りに落ち、何時と同じ早い時間に目を覚ます。
朝から働いていた宿の主人に、『少し出てくる』と言い残し教会へと戻り、気づかれないよう裏から素早く部屋まで戻り、着替えを持って戻ってきた。
そのまま荷は二階へと運び。
一階へ戻ると朝食は遠慮し、『水か茶だけ欲しい』と頼んで暫し待っていた。]
─ 昨日/宿屋 玄関口 ─
[他に食って掛かる人が居たとしても、僕の態度は変わらなかった。
それどころか、どうして怒っているのかと首を傾げたことだろう。
手を下したエリザベータの周囲。
人が集まる様子を眺めつつ、僕の思考はもう既に彼女から逸れていた]
どうしようかな、これ…。
[虚ろな瞳が映すのは、手にしたままの短めの剣。
持ち主は逃げ去ってしまい、その剣も紅に濡れたまま。
このまま風呂場まで持って行って、洗ってしまうのが早いかと考えた]
[僕の言葉に感情を揺らすオトフリート>>57のことは、ただ虚ろな瞳で見るだけで。
エリザベータを運ぼうとするのが見えると、彼からも、虚ろな瞳は逸らされた]
ああ、ありがとう、フォルカー君。
[無闇に紅を広げないために同じ場所に立ち続けていると、お湯を沸かしてくれたフォルカー>>36が僕を呼びに来た。
それには礼を言って、虚ろな瞳を瞼に隠して微笑む。
その場で靴を脱ぐと、血塗れた靴を持って風呂場まで案内してもらった]
─ 昨日/宿屋 風呂場 ─
[案内してくれたフォルカーと別れると、服を着たまま風呂場まで行って、先ずは靴と剣を風呂場の床へと置いた。
それから脱衣所で返り血に染まる上着を脱いで、内側を表にするように包み。
残りの服も脱いで風呂場へと入った]
うわぁ……髪にまで付いてる。
[長く垂れ下がる後ろ髪を見ると、飛び散った紅がこびり付き、髪をいくつかの房に分けている。
お湯につけて時間をかけて取る必要があるなと考えながら、先ずは靴と剣に付く紅を洗い流した。
湯に溶けた紅が洗う度に色濃くなる。
それを捨てて新しい湯で洗う、をしばらく繰り返して。
粗方洗い終えると、ようやく自分についた紅を落とすことを始めた]
[手に付いた赤は靴と剣を洗った時に落ちたため、先ずは顔に付いたものを落とす。
ついでにお湯を身体にかけ、冷えぬように気をつけた。
肌に付いた紅が落ちたなら、今度は湯船に浸かり、湯桶に髪を浸してこびり付いた紅をふやかし始める。
時間が掛かるだろうからと、しばらくはゆっくりと湯に浸かっていた]
……………。
[湯船の淵にしな垂れかかるようにして、淵に重ねた手の上に頬を載せる。
小さく息を零したのは、知らず強張っていた身体が湯の温かさで解れたためだった]
[自分が為したことに罪悪感は抱いていない。
やれと言ったのは、自衛団の方なのだ]
───……あの時と、似てるなぁ。
[ふと、15年前、この村に来る前にあったことを思い出す。
父が、僕に自分を刺せと言った時のことを]
あの時は、言われた通りに出来なかったんだっけ。
[父には殺せと言われたのだけれど、7歳の僕には父を傷付けるだけで精一杯だった。
その後に母に止められたせいもある。
それがあってから僕は祖父の下へと移され。
直後、父と母は他界した。
祖父は何も言ってなかったけれど、多分、心中したんだと思う]
[言われたことを行うことに疑問は抱かない。
だからこそ父の時も、今回のことも、躊躇うことが無かった]
………────ああ、もしかして。
[湯に浸かり、髪を浸したままぼんやりとしていて。
不意に頭に浮かんだことがあった]
僕は、人を殺すために生きてる、のかな───?
[誰かを護るのではなく、誰かを殺すために。
与えるのではなく、奪うために。
そのために生きてるのではないかと、そう思った]
これが、僕が求めていた理由、なのかな…。
[まだはっきりとは確信出来ないけれど、求めるものが見えてきた、気がした]
[浸していた髪に付いた紅もこそぎ落とすと、水気を絞り身体を拭いて。
隅に置いてあった靴と剣を持って風呂場を出た。
脱衣場で服を着ようとしたけれど、上着はもはや使い物にならず、袖を通すわけには行かなかった。
代わりに剣の刃を挟むようにして鞘代わりにする。
ズボンやシャツは多少紅が見えるものの、着る分には問題ないようだったため、上着無しの状態で着ることにした]
─ →昨日/宿屋 一階 ─
[長らく風呂に浸かっていたため、食事スペースへ戻ってきた時にどのくらい残っている人が居ただろうか。
宿屋の主の姿を見つけると、テーブルに置いたままの図鑑と羊皮紙、ペンを指差し]
すみません、あれ、あのまま置いておいても良いですか?
着替えてから、また戻って来ますので。
[宿屋の主も僕達の出入りについては団長の遺志もあり了承しているようで。
快く、とは行かなかったが頷きを返してくれた]
ありがとうございます。
では、後程。
[そう言って一度、僕は宿屋を辞し自宅を目指した]
─ →昨日/自宅 ─
[剣も持ったまま自宅へと戻り、まずは着替えを用意する。
剣を挟んでいた上着はそのままゴミ箱へと捨て、剣は別の布で巻いておくことにした。
着ていた物を脱ぎ、新しい服に着替えて。
脱いだものも捨てると、布で巻いた剣を手に持った]
───……と、羊皮紙、追加するか。
[向こうにある分では足りなくなるかと考え、新たに羊皮紙も用意して。
それらを手にその日のうちに宿屋へと戻った]
─ →昨日/宿屋 ─
[宿屋に戻るとまた席へとつき、剣を床に置いて図鑑へと向き直る。
ページを捲っては絵を描き、途中休憩を入れたり、食事を頼んだりしながら、結局ずっと宿屋で過ごした。
夜も灯りを借りて描き続けて居たのだけれど、描いているうちに睡魔が襲ってきて。
ここに集められた朝の時のように、テーブルに突っ伏して眠ってしまっていた]
─ 翌朝/宿屋 一階 ─
[眠りは深く、起きて来て支度を始めた宿屋の主には全く気付かない。
誰かが食事スペースにやって来ても、しばらくは眠り続けたままだった]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[飲み物を待っている間、ヘルムートが机に突っ伏しているのに気づいて近付く。
灯りが置いてあるのを見て、昨晩からここに居たのかと気づくと身体をゆすった。]
こコで寝タノか?風邪引くゾ。
[そう声はかけたが、目を覚ましたかどうか。]
― 昨夜・宿 ―
[死を目の当たりにしたのに、涙が出てこなかった。
自衛団長の時もそうだった。
怖かったけれど、修道士が来てくれるまで泣けなかった。
御伽噺の霊能者は、もっと嘆いて死んでゆく人の心を視ていたのに]
僕、壊れてるのかな。
[デザイナー>>75を案内してから戻ってくると、少女>>63も今夜は宿に泊まることになったと父親が教えてくれた。
話がしたくて部屋に行こうとしたけれど、突然に目の前が真っ暗になった。身体が傾いで紅色の瞳も瞼の裏に隠れた。
気がついたら自分の部屋で、朝になっていた]
─ 翌日/宿屋 一階 ─
[夢は見なかった。
それ程までに眠りは深かったのだけれど]
……ん───。
[身体を揺すられる>>86と、ゆっくりとではあるが意識は深みから浮かび上がって来た]
──────?
[虚ろな瞳をふるりと振るわせた瞼から覗かせ、ゆるく、瞬きをする]
………ああ、そう、か。
あのまま、寝てしまったんだね…。
[テーブルに両肘を突いて身体を持ち上げ、右手で口許を押さえて欠伸をした。
傍らにライヒアルトが居るのに気付くと、「おはよう、ございます」と、暢気に挨拶をしていた]
― 翌朝・宿一階 ―
[裏で顔を洗って戻ると、厨房にいた父親に立ち塞がられた。
動けるのかと聞かれて大丈夫と答えたら、またスープだけは飲めとカップを押し付けられた。飲まないと行かせてもらえそうになかったから、大人しく飲んだ。ちょっと苦くて熱かった]
おはようございます。
[食事スペースにも既に人>>85>>89がいた。
デザイナーを見たらゾクッとして、少し離れた場所から挨拶した]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[相変わらず死んだ目だなと思いながら、呑気な声>>89には『おはよう』と返す。仕草自体は日常の挨拶と変わりがないから、挨拶を返した、というのは分ただろう。]
根詰めるノは宜しクなぃぞ。
顔洗つテ来い。
[まだどこかぼんやりした様子に、くいと水場を指して言った。
デザイナー、という職業はあまり馴染みがなかったが。
書き付けてあるものはその際見れ、ふぅんと場違いに感心した。]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[フォルカーの姿>>90が見えればひらと手を振る。
昨日はあれから殆ど顔を合わせなかったから、様子を伺いながら『大丈夫か』と仕草した。
胸中で昨日のweiße―つまりは白という言葉は気にかかったが。
それを問うかどうかは少し迷っていた。]
─ 翌日/宿屋 一階 ─
[挨拶を返された>>91のは理解出来て、虚ろな瞳を細めて笑みを作る]
いつものことだから、大丈夫です。
そうですね、顔、洗って来ます。
[ぼさぼさになった前髪を掻き揚げながら立ち上がり、席から離れていく。
描いているものを見られても、特に何も言うことは無かった。
離れた場所からのフォルカーからの挨拶>>90にも、虚ろな瞳を細めた笑みを向けて]
おはよう、フォルカー君。
風呂場、また借りるね。
[顔を洗うためにそう一言断りを入れて、一旦食事スペースから離れて行った]
─ 前日・宿 ─
[周りから、どう見えたかはともかくとして。
自分としては、落ち着いている方だと思っていた。
少なくとも、シーツを差し出してくれたベアトリーチェ>>62に、ありがとう、と言って表情を和らげられるくらいには]
……本当に、ねぇ。
[一人、部屋まで亡骸を運んでベッドに横たえて。
ぽつり、と零すのは嘆息]
何か……したかったんだけど、ね。
あなたの歌は、俺をどん底から引き上げてくれた、から。
[気遣いの理由、一方的な『恩』。
それは、いとしいものとこれからいつくしむべきものを同時に喪い、失意の底にあった時。
その様子を見かねた知人に、半ば引き摺られて行った公演で聴いた歌が、力を与えてくれた事に由来する]
……礼も言えなかったし……半端だなぁ、ほんとに。
[声を失くした彼女に、その失くしたものに救われた、とは言えずにいた。
そのままで、こんな形になった現状に、思う所なくもない、が]
……やりきれんね、ほんと。
[そんな諸々は、短い言葉に集約して。
角部屋に戻り、ぼんやりとしたまま、いつの間にか眠りに落ちていた]
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