人狼物語 ─幻夢─


77 【Prayers stone】

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彫刻師 カルメン

[自宅に戻ってから間もなく、外が騒がしくなる。
彷彿するは朝の騒ぎ。
また何かあったのではと胸騒ぎがして様子を見に外へ。
行き交う自衛団員の一人を呼び止めれば
ヨハナの事が伝えられて、暫し声を失う]

そんな……

[宿に向かう道中でのヨハナの姿が浮かび
女は何か堪えるように柳眉寄せ目を伏せた。
案じていたライヒアルトやウェンデルの姿が過ぎり]

……あのとき、様子を

[見に行っていれば、とそんな事を考えるが
既に時遅く、過ぎ去った時間は戻せない]

(70) 2012/08/16(Thu) 18:06:33

彫刻師 カルメン

[ふるり、首を振るい女は自宅に戻る。
手早く必要な荷物を纏めて鞄に詰め込んだ。
アーベルから預かった宿の部屋の鍵を握り締め
エーリッヒから貰ったキャンディをポケットに入れる。

急ぎ足でゆく先は
少し前に出たばかりの宿。
其処ではノーラがヨハナの事を伝えている所だった]

(71) 2012/08/16(Thu) 18:06:45

彫刻師 カルメン

― 翌朝/宿の一室 ―

[宿の部屋で女は荷物を解く。
スケッチブックを捲り新しいページを開いた。
一度目を閉じると瞼の裏に浮かぶのは近しい隻眼の男。
ゆる、と目を開きペンをとるとその輪郭を描きかけて]

――…、

[ダメ、というかのように横に振られる首。
浮かんだ其れを打ち消してもう一枚捲る。
暫し考えて、フードを目深に被った旅人の
幼さを感じさせる金糸の女性の姿を描き出す。
澱みない白の中に佇む姿は写し鏡のようにも見える。
変わりなく描かれた姿を暫く見詰めてから
女は何処か物憂げに目を伏せた。

ゲルダの悲鳴を聞くのは、その少し後のこと**]

(72) 2012/08/16(Thu) 18:06:57

細工師 ライヒアルト、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 18:07:16

服飾師 エーリッヒ

─ 昨日/宿屋 ─

[周囲を観察するように見回していると、カルメン>>50と目が合った。
首を傾げられたので笑みを向けておいたが、何か声をかけたりはしない。
ただ、カルメンも何か様子がおかしいように見えて、後で声をかけようかと考えた。
尤も、その日は色々とすれ違ってしまい、声を掛けられず終いとなってしまったのだが]

[ノーラがヨハナのことを伝えに来た>>61のは日暮れ近くだったか。
その話を聞いて隻暗緑を円くする]

ヨハナさん……どうして……。

[こんなことになるならあの時点で探しに行くべきだったと、酷く後悔の念を抱いた。
けれどそれがヨハナの望みでもあったなら、引きとめても無駄だったかもしれないと、そんな風にも思う。
結局は悼むことしか出来ず、様々な想いを飲み込むように紅茶を飲み下していた]

(73) 2012/08/16(Thu) 18:23:10

服飾師 エーリッヒ

[ロミが部屋へと戻る時、ゲルダ>>36もついて行くのが見えた。
余程護りたい気持ちが強いのだろう。
同時に、人狼ではないと分かったのだから当然か、と言う意識も働いた]

[その後ブリジットが部屋に戻るまでは共に居て、部屋へ向かうのを送り届けてから宿屋を後にした。
リスがお腹を空かせてポケットで不満げにしている。
その様子に「ごめんなさいね」なんて言って苦笑を浮かべた]

(74) 2012/08/16(Thu) 18:23:14

服飾師 エーリッヒ、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 18:25:47

小説家志望 ブリジット

―前日/宿屋食堂―

……。え?

[紅茶を飲んで、落ち着いて、うとうとと眠りに落ちかけていた頃の事でした。
美術商のお姉さん>>61が、団長さんの奥さんがもう戻って来ない事を伝えました。
見に行かなかった事を後悔する声、嘆く声、色んな声が上がる中、僕はただただ呆然としていました]

……ほんと、に?

[疑っていたわけではありません。でも信じられなかったのです。
さっきまで確かに生きてここに居た人が、もう居ないだなんてことが。
その後のことはよく覚えていません。
多分促されるようにして>>74部屋に戻ったのだと思います]

(75) 2012/08/16(Thu) 18:40:05

小説家志望 ブリジット

―翌朝/宿屋個室前廊下―

[目覚めは、昨日と似たようなものでした。
違ったのは、上がった声>>53が昨日よりも近いところで聞こえたことです。
僕は支度もろくにせずに部屋を飛び出して]

……。

[並ぶ個室の扉が一つだけ、開け放たれているのを見ました。
僕はその部屋を借りた人を知っています。一昨日、僕は彼女がそこに入って行くのを見届けてから、自分の部屋に入りました]

(76) 2012/08/16(Thu) 18:40:48

小説家志望 ブリジット

……。嘘、うそだよ、そんな。

[何が覚悟できたというのでしょう。
僕はまだ、少しも覚悟なんかできていなかったのです。
少なくとも、“その“覚悟は]

(77) 2012/08/16(Thu) 18:41:57

小説家志望 ブリジット

[覗きこんだ部屋の中には、昨日の朝見たのと同じ光景がありました。
いいえ、完全に同じではありません。役者が違っていました。
動かない身体を抱きしめるのは、団長さんの奥さんではなく、刺繍師のお姉さんでした。
そして、団長さんの代わりに]

……、ロミ……

[僕の友達が、そこにいました]

(78) 2012/08/16(Thu) 18:42:25

刺繍師 ゲルダ

―回想:腕の中の少女が生きていた頃―

[美術商の女性が報せた訃報>>61には、目を見開いて。
ガタン!と音を立てて一度椅子から立ち上がり、
呆然とした顔で暫く伝えた人物を眺めたのだった。

 ゆっくりと、自分の手を、見下ろす。
 震えてしまうのを、包んでくれたあの手。

自分がおそろしいと感じると言ったことよりも、おそろしいと思うことがあると、言っていた。
それを聞くことは叶わなかったけれど、自ら死を選び取るほど。
おそろしかったのだろうか、と、想いを馳せる。

彼女の手が震えを止めてくれたから、
自分のすべき事ができた、と思ったのに。

 だが結局言葉は、ひとつも発さずに
 見下ろした手をゆっくりと閉じて―――目を、強く瞑った]

―回想:了―

(79) 2012/08/16(Thu) 18:42:42

小説家志望 ブリジット

なんで、……どうし、

[問いかけようとして、口を噤みます。
刺繍師さんはぶつぶつと呟いていました>>54。それはとても聞き取り辛い声でしたが]

…… ころした?

[わたしが、と、確かに聞こえました]

……。

[僕は刺繍師さんが昨日言っていた事を知りません。
“呪い”の事も、友達のことを人間だと言っていた事も。
だから、その言葉は――いいえ、今はそんな事よりも]

(80) 2012/08/16(Thu) 18:42:57

小説家志望 ブリジット

……。ロミは……殺されたんだよね。
だったら、人狼じゃ、ないんだよ、ね。

[僕は振り絞るように声を出しました。
彼女を離さない刺繍師さんか、シーツを持ってきたお兄さん>>56か、それとも他か――聞いてくれるなら誰だって良かったのです]

だったら、……だったら、帰してあげようよ。
お父さんのところに、帰してあげたって、いいでしょ……!

[だんだんと語気は荒くなって、視界は昨日みたいにぼやけてきました。
僕は暫く、聞き訳の無い子供みたいに泣きじゃくっていました**]

(81) 2012/08/16(Thu) 18:43:35

小説家志望 ブリジット、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 18:45:45

服飾師 エーリッヒ

─ 翌朝/自住居穴→ ─

[今日もまた、起こされたのはリスの鳴き声でだった。
その声を聞いて、もはや嫌な予感しか抱かない。
身だしなみを整え、赤黒いものをつけたままのコートを羽織るとリスをポケットに入れて自住居穴を後にした]

[外に出て直ぐは特に異変らしき異変は見られず、ただ、畏怖の眼差しを向けられるだけだった。
向けられるものは気にせずに、候補者が集まっている宿屋へと真っ直ぐ足を向ける。
宿屋が程近くなってから、騒ぎを聞きつけて来たのだろう、自衛団員達が宿屋の中を窺っていることに気付いた]

何か、あったの?

[声をかけるとビクリとされたが、中から悲鳴と言うか、咆哮のようなものが聞こえたと言う返答を得られる。
それを聞いてすぐさま宿屋の扉を開け、中へと入って行った。
リスは尚も威嚇するような鳴き声をあげている]

(82) 2012/08/16(Thu) 18:49:34

服飾師 エーリッヒ

─ 翌朝/宿屋 ─

女将さん、何があったの?

[既に自衛団から聞いていたため、何かがあったこと前提に宿屋の女将に訊ねかける。
返って来たのは宿泊部屋の方から咆哮のような声が聞こえたと言うこと。
アーベルが様子を見に行ったと聞いて、エーリッヒもまたそちらへと向かった]

アーベル、何が……───   …ゲル、ダ?

[向かった時には既にアーベルはシーツ等を運んだ後>>56で。
ブリジット>>80がそこに居るのも見える。
彼が声をかけている部屋までやってくると、その中が視界に広がった。
ゲルダが物言わぬロミを抱いている姿>>57が見える]

(83) 2012/08/16(Thu) 18:49:45

服飾師 エーリッヒ

それは、ロミ…なの…?

[首があらぬ方向を向いていた。
その顔を確認すれば、口を開いたままのロミであることが分かる。
人狼に殺されてしまったのだと、ようやく、理解した]

ゲルダ、ゲルダ。しっかりして。
アタシが分かる?

[蹲るゲルダに近寄り、肩に手をかけて意識をこちらに向けようとする。
部屋の外ではブリジットが泣きじゃくる声>>81が聞こえていた]

(84) 2012/08/16(Thu) 18:50:03

刺繍師 ゲルダ

 ……か、か返、ぅ。
    ―――――あ、アぁ…


[現れたブリジットに向ける顔は、呆けたもの。
ゲルダは涙を流してはいなかった。
それが、不思議そうなものへと変わり、
やがてまたいつもの無表情へと戻る]


  ……?、

[現れたエーリッヒに肩を掴まれ、ゆるゆると顔を向ける。
焦点合わぬ目で見上げ、口を開いた]


  …こ、コシェバ、さん…、に、人間……
    ま、タこう、ヤッテ、死ゥ……

[うわ言のように、言葉を紡ぐ]

(85) 2012/08/16(Thu) 18:55:37

刺繍師 ゲルダ、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 18:56:51

服飾師 エーリッヒ

───……。

[焦点の合わない瞳>>85がこちらを向いた。
ショックが大きい様子のゲルダに眉尻が下がる。
また調べたらしいことを口にするのを聞くと、一度隻暗緑を閉じ、一息置いてから開いた]

そう……コシェバさんを、見たのね。

ねぇ、ゲルダ。
ロミが人狼じゃないと言うこと知っているのは、誰?

[自分以外に知るものは居るのかと、そうゲルダに問いかける。
ゲルダが昨日ロミのことを口にした時、エーリッヒはその場には居なかった。
そのため、自分以外に知る者で誰が居るのかを知らない]

(86) 2012/08/16(Thu) 19:03:13

服飾師 エーリッヒ、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 19:04:08

刺繍師 ゲルダ


[エーリッヒの声がじわりと染み込む。
それが意味のあるものであると理解した上で
内容が届くのには時間が掛かったが、
ようやく目が焦点を合わせ、隻暗緑を見た]


  ふ、ツウに話しタた、か、カラ、
  だ、ダレで、も…た、ブン。

    か、確実な、ナノは、
    こ、こコシェバ、サン、と、
  く、クヴェレ、さん…


         ね、ネェ、

[思い出してみるが、普通に話をしていたので。
誰の耳に入っていても可笑しくないし、
副長に彼女を連れて行くなと言った声は、大きめだったと思う]

(87) 2012/08/16(Thu) 19:11:33

刺繍師 ゲルダ



   い、言わな、キャ、「選ばれル」かも、だけド
    言えば、こ、コウな、ル。




  わ、ワタしが、こ、ころし、
      イクのと、オナジ…



[目を伏せて、ロミを見下ろす]

(88) 2012/08/16(Thu) 19:14:54

服飾師 エーリッヒ

[ゲルダ>>87の目の焦点が合う。
それを見て、ほんの少し安堵の息を吐いた]

誰でも、なのね…。
絞り込めはしないか…。

[確実であると告げられた人物の名はしっかりと記憶に刻み込み、その上でミリィは人と判じられたことを併せて記憶する]

落ち着いて、ゲルダ。
貴女が殺したわけじゃないわ。

選んだのは、人狼よ。

[誰が襲われるかなんて人狼の心一つ。
ゲルダの負担を減らそうと、そんな風に言葉を紡いだ]

(89) 2012/08/16(Thu) 19:33:48

服飾師 エーリッヒ

[ただ、人と口にしたためにロミが狙われたのでは、とは思う。
誰かが人狼では無いと判れば、その分人狼の隠れ蓑は減るのだから]

[けれどそれを言えばまたゲルダは自分を責めるだろう。
だから、口にはせず思考の内に留めておいた]

(90) 2012/08/16(Thu) 19:33:57

服飾師 エーリッヒ

ね、ゲルダ。
ロミを、綺麗にしてあげましょう。
そのままじゃ可哀想だわ。

貴女も着替えて来なきゃ。

[ロミを抱いたままのゲルダに声色柔らかく語りかける。
応じてくれるなら、アーベルが用意したシーツの上にロミを横たえさせようとした]

(91) 2012/08/16(Thu) 19:34:01

刺繍師 ゲルダ


  …ン。

[エーリッヒの柔らかい声に強張っていた腕が解れる。
離れる前、ロミの開いたままの口が辛そうだったから
閉じさせようとしたのは、叶うか分からない]


     ……え、選ぶ、ノハ、人狼…


[言葉を復唱する。
白いシーツが眩しくて、少し、目を、眇めた]

(92) 2012/08/16(Thu) 19:41:30

刺繍師 ゲルダ

 …き、ノウ。


 …ふ、フタり、には、話して…
 こ、コシェバ、さんには、か、髪、モラった。
 クヴェレさん、には、断られタ、。


[エーリッヒがロミの身体をシーツに横たえるのを見ながら
ポツリ、ポツリ、と言葉を、落とす。

 ロミがこうなった今、
 人狼のマーキングのようなものに思われるなら
 それは強まるだろうと思う。

きゅ、と、くちびるを噛んだ]

(93) 2012/08/16(Thu) 19:45:01

服飾師 エーリッヒ

[腕を緩めたゲルダ>>92>>93からロミを受け取り、シーツの上へと横たえる。
安定しない首は二の腕で支えて落ちないように気をつけた]

…そう、ノーラさんは断ったのね。

[その理由は何なのかを考える。
パッと思い浮かぶのは二つ程あるが、今はそれを口にはしない]

……ゲルダ、あまり、思い詰めないで。
同じことを繰り返したくないと思うなら、人狼を探すしかないわ。
貴女には、その力がある。

[唇を噛むゲルダにそう言葉を向ける。
タオルを一枚ゲルダに渡し、付いた紅を拭うよう告げて。
もう一枚タオルを貰ってロミに付いている紅をゆっくりと拭っていった]

(94) 2012/08/16(Thu) 20:28:57

服飾師 エーリッヒ

[ただ、ゲルダについて一つ思うところがある。
それもまだ胸中に収めたままで、口にはしないけれど]

(95) 2012/08/16(Thu) 20:29:03

細工師 ライヒアルト

─ 宿屋・自室→廊下 ─

[あれやこれや、まとまらぬ思いに囚われていたためか、眠りの訪れは遅く、目覚めたのはいつもよりも遅い時間の事だった]

……ん……ん?

[寝ぼけ眼を擦って起き上がる。
扉の向こうから伝わる空気が、落ち着かないような気がした]

なに……?

[まだどこか、ぼう、とした様子で呟きながらも扉を開けて廊下に出る。
直後に耳に届いたのは、泣き声>>81で。
空気に混ざる、独特のにおいと合わせて、嫌な予感がした]

……何が、あった……?

[短い問いには、場にいたアーベルが答えてくれたか。
そうでなくとも、室内に視線を向けたなら、状況は知れる。
翠が、一つ、瞬いた]

(96) 2012/08/16(Thu) 20:38:21

細工師 ライヒアルト、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 20:39:16

刺繍師 ゲルダ


 ……、

[差し出されたタオルを受け取り、握りしめた。
顎を引いてロミが拭われるのを見ている]


 ……ち、カラ、。
  
     ―――み、ミミ見ツケた、い。
  ヒトヲ、み見てチャ、1日ヒトリだと、
  ま、間に合わなナイ…


[見る事で死なせるなら人狼を見れば良い。
だけど分からない、という風に頭を横に振り。
ゆっくりと、立ち上がった]

(97) 2012/08/16(Thu) 20:42:53

服飾師 エーリッヒ

ライヒ。

[姿を現したライヒアルト>>96に一度視線を向け、見ての通り、と言わんばかりにシーツに横たえたロミへと視線を流す。
タオルを動かすごとに紅が拭われていくロミの肌。
腹部に関してはどうすることも出来なかったため、タオルを一枚被せておくに留めた]

──…ええ、間に合わないわ。

だから、もう一つの手段も取らなきゃいけない。

[ゲルダの声>>97に返すのは、至極静かなもの。
自分の手にも付いた紅をタオルで拭うと、ゲルダへと手を差し伸べた]

さぁ、いつまでもそのままで居ないで、着替えてらっしゃい。

[手を取るなら、立ち上がらせようとするだろう]

(98) 2012/08/16(Thu) 20:54:34

細工師 ライヒアルト

…………そう、か。

[エーリッヒ>>98の視線の移ろい。
横たえられた亡骸を見れば、何が起きたかは、知れる]

……对不起。

[悼むように翠を伏せ、小さく紡ぐのは、異国の言葉による、謝罪。
護るべきが定まらぬならば、幼き者を、と。
そう、思い至れなかったことの悔いが、微か、滲んでいた。
昨日は泣くのを堪えていたブリジットが泣きじゃくる様子がまた、痛みを感じさせて。
無意識、片手がなだめるように少女の髪に触れていた]

(99) 2012/08/16(Thu) 21:05:16

刺繍師 ゲルダ

[エーリッヒの手を取り、頷いて。
ありガとう、と礼を呟いてから扉の方へと、ゆらりと顔を向ける。
幾人かの姿が見えて、虚ろな眸に映った。]


 も、うヒトツ。
       そ、だカラ…
 …誰、か、こ、コシェバ、さん、ヲ。
  アノ、ひとを、こ、こ殺させないで…


[うわ言のように、呟いて足を踏みだした]

(100) 2012/08/16(Thu) 21:06:30

細工師 ライヒアルト

[エーリッヒの手を借りて立ち上がるゲルダ>>100は、どこか虚ろに見えた。

憔悴の所以は知る由無い。
昨日の話にはほとんど意識を向けていなかったし、カルメンから断片は聞いたものの、その後のヨハナの事で綺麗にどこかへ飛んでいたから]

……は?
ミリィ……を?

[だから、虚ろな声がその名を紡ぐのは唐突に思えて。
翠が数度、瞬いた]

(101) 2012/08/16(Thu) 21:16:22

服飾師 エーリッヒ

──…貴女が彼女を人だと言うなら。

多分、殺されないわ。
                    …”人”には。

[その言葉はある意味残酷だったかも知れない。
人狼に殺される可能性はあると、断言しているようなものだったから]

[扉の方へと足を踏み出すゲルダ>>100を見送り、ロミの身体を丁寧にシーツで包み始める。
誰かが手伝うと言うなら手を借りて、白ですっぽりと覆い隠した]

……ロミのお父様のところに、運ぶことは可能なのかしら。
自衛団に判断を仰ぐしか、ない?

[人狼に襲われたのなら、と主張していたブリジットの言葉>>81を受けて、そんなことを口にする]

(102) 2012/08/16(Thu) 21:22:23

刺繍師 ゲルダ

[瞬く翠に、視線を留めた時間は長くも短くも無く。
彼女の名前が聞こえたから、こくりと頷いた]


 …―――お、同じよ、ウニなななって、しマウかも、

[しれないから。
一度伏せた視線はロミへと向かい、それから、床に落ちた。
  声は、ひどく、重い]

(103) 2012/08/16(Thu) 21:26:04

交易商 ミリィ

―朝・宿屋―

[悲痛な咆哮>>53が、女の意識を眠りの園から引きずり出す。
凶事の予感に身を震わせど、無視することなど出来る筈もなく。
身支度も整えぬままに、叫び声の方へ――ロミの部屋へと向けて駆け出した]

 ――――……ッ。

[蹲るゲルダの腕に抱かれた"それ"を映して、女の瞳が揺れる]

 あ、あァ……。

[唇から零れる音は意味を結ばず。
その場に立ち尽くし、窒息しそうに幾度も喘いで]

 ――……ロ、ミ。

[戦慄く唇は、ようやく"それ"――即ち、少女の名を紡いだ]

(104) 2012/08/16(Thu) 21:27:57

刺繍師 ゲルダ

[エーリッヒの言葉には、眉を上げてから下げる。
過ぎった想いと考えは複雑な絡みを繰り返して。

 一度口を開いたけれど、諦めたように閉じた]

(105) 2012/08/16(Thu) 21:31:05

細工師 ライヒアルト

……同じよう、に?

[重い声>>103と、落ちる視線。
それが、何を意味するのか。

幾つか、思う所はあれど、口にするのは避けた。

自身には、見定める力はない。
ただ、想いと言霊から、正しきと思うを拾い出し、それを己が血に依る呪にて形となす]

……ま、よくわからんが。
付き合い長い知り合いが、みすみす殺される事態を歓迎する趣味はない、とだけは。
言っとく。

……とにかく、早く、着替えてこいや。
そのまんまじゃ、いられんだろ。

(106) 2012/08/16(Thu) 21:32:09

交易商 ミリィ

[昨夜、ヨハナの自死の報せを受けたとき、
女は疲れきった表情で息を吐いた。

思うところはある。
けれどもその道は、老女自らが選んだものだっだから。
静かに眸を閉じ、短く聖句を紡いで
彼女の魂が安らかであるよう願った。

けれど――]

(107) 2012/08/16(Thu) 21:34:36

交易商 ミリィ

 ……なんで、だよ。
 なんで、……ロミ嬢が死ななくちゃ、ならないんだよ。

[ロミは未だ幼くて。
死が彼女を連れ去るなど、許されていいはずがなかった]

 ――……。

[失われた少女の笑顔を想い。
最期の瞬間の恐怖と苦痛を想って。
女の瞳から、ぽろぽろと涙の粒が零れた]

(108) 2012/08/16(Thu) 21:35:14

刺繍師 ゲルダ



  …ン。


[頷いて、その横を擦れ違い先へと歩む。
その時にミリィの姿に気づき、一度、足を止めた。]


 あ、ナタを、…選ばせハ、しシナい。

[殺させない、と言いたかった。
けれどそうは言えなくて―――
目を合わせることできぬままに、その場を足早に去った]

(109) 2012/08/16(Thu) 21:38:48

交易商 ミリィ

[ロミの亡骸に近付くことも出来ず
自らの名を取り沙汰する声にも
擦れ違い様、足を止めたゲルダの言葉>>109にも
応えることの出来ぬままに、女はただ涙を流した]

(110) 2012/08/16(Thu) 21:41:47

神学生 ウェンデル

― 昨夜 ―

[ヨハナの死が伝えられた時、男は苦虫を噛み潰したような顔をした]

 生きているのに、何で死ぬ事を選ぶんだ。

[呟くも、すぐに目を伏せ、十字を切る。
そうして、借りた部屋に入っていく事になった。
その日のうちに、もちろん、食事は頂いていた]

(111) 2012/08/16(Thu) 21:42:24

交易商 ミリィ、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 21:43:23

小説家志望 ブリジット、メモを貼った。

2012/08/16(Thu) 21:46:00

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生存者 (5)

ライヒアルト
184回 残2396pt
ウェンデル
158回 残4081pt
アーベル
40回 残7885pt
カルメン
42回 残7571pt
ノーラ
129回 残3923pt

犠牲者 (4)

ギュンター(2d)
10回 残8582pt
ロミ(3d)
67回 残6826pt
ブリジット(5d)
35回 残7973pt
エーリッヒ(6d)
136回 残4582pt

処刑者 (4)

ヨハナ(3d)
58回 残6801pt
ベアトリーチェ(4d)
30回 残8144pt
ゲルダ(5d)
21回 残8437pt
ミリィ(6d)
50回 残7295pt

突然死者 (0)

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




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幻夢学園 by seileitoh/日向星花
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黒い森 by 坂無炳吾
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