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うん、わかったわ!
ありがとう。
あなた、とっても良いひとね。
[にっこりと満面の笑みを浮かべ深く、頷いた時には、もうオトフリートは歩き出して居た。
少し駆け足で彼が図書館を出るのを玄関で背中に手を振って見送り。
図書館の入り口の脇に、しゃがんで頬杖をついた格好で上機嫌に歌を歌い始めた**]
─診療所─
……ん。んう。
[ゆっくりと気だるげに眼を開く。]
んあ。…………ここ、は?
[灯りに手を翳し……自身の黒く染まった手が目に入り、思い出す。]
……ああ、そっか。アトリエでぶっ倒れて。
てことは、ここは診療所。かな?
[歩き出す背に、エルザの歌が聞こえる。ざくざくと岩を砕いて均された道を踏み、その歌から遠ざかる。アトリエに着くと「絵師」の護衛なのか見張りに立っていた一人にキャンバスを見せて]
ミハエルに、これを届けに来た。
[そう告げた]
[若干の迷いはあっただろうが「絵師」と幼なじみであることは知れていたし、何より手にした肖像の効果は絶大で、そのまま道は開かれる]
ミハエル、絵を持ってきたぞ。
[アトリエの戸口で幼なじみの弟を呼ぶ。彼が、自分が勧めた通り、薬師の絵を描いたなら、絵筆はここにあるはずだった]
[表で話す声が聞こえる。
やがてそれは、己を呼ぶ声へと変わった]
え…あ。
はい。
[扉のほうを振り向き。
瞬いた後、急いでそちらへと向かった。
漆黒の絵筆は、描いたばかりのキャンバスの前に]
ん?よっ。起きたか
[椅子から立ちあがりユリアンの下までいき]
何があったか聞きたいとこだが、動けるか?
[と聞きつつも。ブリジットにユリアンが起きたことを伝える]
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