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─翌朝・酒場─
[起きた時間はいつものように。客足が無いのが分かっていても、常の行動は崩せなかった。カウンターで溜息に似た息を吐いていると、酒場の扉が開いた。そこに居たのは血に濡れたヴィリーと、抱えられたゲルダの姿]
ヴィリー、おめぇその格好…。
[どうした、と問う前にヴィリーからゲルダが殺されたと聞かされる。人狼がまだ居る、と。瞬時に表情から色が消え失せた]
……まだ、居るか。
一匹じゃ、無かったんだな。
[可能性として考えてはいたが、これ以上起きて欲しくは無いと言う希望も少なからずあって。声にはやや落胆の色が乗る。ゲルダを寝かせる場所を、と頼まれると少し悩んでから、リッキーにダーヴィッドが使っていた部屋を空けて来るよう指示した。支度が終わればリッキーがヴィリーを呼びに来る]
外の壁にメッセージ、だと?
……そうか。
…ヴィリー、誰かの命を奪う覚悟があるなら、これを貸してやる。
純銀製の短剣だ、人狼には絶大な効果がある。
もちろん、人の命も奪える。
奪う覚悟があるなら、受け取れ。
[ヴィリーを試すように言いながら、腰に差していたスコルピウスを取り出し、彼の目の前に突き出した。ヴィリーが短剣を受け取ろうが受け取らまいが、そのやり取りの後にフーゴーは外の壁にあるメッセージを確認しに行く*ことだろう*]
─宿屋─
[リッキーから部屋の準備が出来た、と言われれば世話をかける、と頭を下げ。
ゲルダを連れていこうとした時、フーゴーに引き止められる。
そして眼前に出されたものは、彼の左腕に巻きついたものと同じ煌きを持つ短剣だった。
そして、覚悟があるなら受け取れ、と告げられれば、手を伸ばしかけて、一旦思い留まり。]
…俺に渡して…良い、のか。
俺が、人狼かも、しれないんだぞ。
[人間だという証を立てられているものは、フーゴーにクロエ、ユリアンだけだった。
自分のことを信じると言ってくれた彼女は、腕の中で冷たくなっている。
知らず、抱きしめる手に力を込めて、フーゴーを見つめ。]
[つかの間、沈黙が続き。]
俺が、疑わしいと思ったら。
迷わず、殺せ。
[そう言って。
改めて手を伸ばすと、差し出された短剣を受け取った。
命を奪うだけでなく、奪われることも念頭に置く。
それが、己の覚悟を示す言葉だった。]
…ダーヴィッドを殺したのは、自衛団員で。
ライを殺したのは、アーベルだった。
俺は、どちらも許せない。
だが、どちらの言い分も、解る。
…でも。
ゲルダを殺したのは、人狼で。
こんな、ことをしたモノを、俺は、許せない。
だから。
[そう言うと、短剣を懐にいれ。
ゲルダをダーヴィッドの部屋へと運び、そのまま傍を*離れないで。*]
―回想―
生きて…。
[手当てをしてもらったことで死の影は消えていた。
許せないと言った、その人物から言われた言葉は重たかった]
…ああ。分かった。
全力を尽くす。
[ヴィリーの顔を正面から見て頷いた]
―回想―
[ゲルダも近くにはいたのだろうか。
何か言われれば小さく煩いとか返しもするだろう。
ただ言い合いにはやはりならない。一抹の寂しさすら感じた。
それもまた自分のせいであると分かってはいても]
厄介をかけた。
…気をつけて。
[戻るというヴィリー、あるいは途中までついてゆくかもしれないゲルダに向けて言った。
そしてクロエと二人になってから。その問いは投げられた]
……俺が知りたかったから。
疑ってもいたんだろうな。もしかしたらお袋みたいになっちまったんじゃないかって。
夢に生活を蝕まれてるんじゃないかってさ。
[近しい相手でないと視れそうになかったのも嘘ではない。
けれどやはりそれだけでもなくて。
天井の一点をじっと見つめ答えた]
占いは親父との接点だから…もう二度とやらないつもりだったんだ。それでも、やらなきゃいけないんだと思った。
最初は前の日にフーゴーの親父さんを視ようとしたんだけど、手が動かなかった。どうしても集中できなかった。
だから仕切り直して。集中してたら…クロエの顔しか浮かばなくなってた。
[ハ、と嘲う]
馬鹿だよな。いくら似てきたからって、クロエはクロエなのに。
見方が一つ違っただけでこのザマだとか。
お前のことしか考えられなくなるとか、よほど俺の方がお袋と一緒だ。
―昨夜・宿屋内酒場―
――……人狼は、人でも、ある。
[フーゴーの言葉を反芻し、眼を伏せる]
[同じ様な言葉がアーベルによって囁かれたのも耳に入って]
[けれど、其れ以上、其の事について口を開くことはせず]
[成すべきこととばかり、死者に向き合う]
必要そうなら、手を、借りるかも。
[人狼に貸してくれる手があるかは分からないけれど]
[誰にともなく、そう告げた]
[ふたりをとむらったのは、森の奥ふかく。
あまり人目につかないだろうことと、かつてライヒアルトに取材をしたとき、こういった場所を好んだのをおもいだして]
――……、ずっと、いっしょね。
[ふっと、うかんだ言の葉を、思うまま口にだした。
組んだゆびさきは、いのりのかたち。
月明かりをみあげたのなら、そこから去って]
―翌朝―
[目覚めて、袖を通したのは、これまでのドレスでは無く]
[男物の服]
[黒の色彩の其れは、教会へ向かう時や]
[死者を悼む時に男が着るもの]
――……血の、香り。
[別荘を離れて、宿に近付いたのなら香る其れ]
[足を止めて、路地の奥を見た]
─酒場─
……おめぇが人狼なんだったら。
どうして自分が手に掛けた者を大事そうに抱く。
どうして大事な者を手に掛けた相手をそんなに憎める。
おめぇが人狼だとしたら、矛盾しすぎてんだよ。
もしそれが演技だとしても……俺はおめぇのその眼を信じてみたくなった。
[短剣を差し出したままヴィリーの隻眼を見つめる。しばしの沈黙の後に、ヴィリーは彼なりの覚悟を口にしてから、銀の牙を手にした]
…ああ、勿論だ。
[覚悟にはヴィリーを見据えたまま承諾の意を向けて。続く言葉も静かに耳にする。それには何も言わず、ゲルダを部屋へと運ぶヴィリーを見送った]
………甘い、よな、俺も。
この歳になってまだ一時の感情で動いちまう。
おめぇの眼に突き動かすものを見たってことにしといてくれや。
[ヴィリーが居なくなってから、彼に短剣を渡した理由を呟く。これで身を護るものは無くなった。無いことも無いが、それは本当の最終手段]
…残る人狼は、誰だ。
[身の証明の立っていない者と、一時的に人間と言われた者。それらを思い浮かべながら、フーゴーは右手で左腕を擦った。そうしてから宿屋の外へと出て、壁のメッセージを確認しに行く]
[其処に死者の姿は無い]
[唯、大きな血溜まりと、二つの紅文が遺されるのみ]
酷い、状況……。
[持ち上げた指先が、白手袋越しに唇に触れた]
―回想―
馬鹿なことをしたのは、分かってる。
冷静さを誰より失ってたのは俺だな。
誰より先に水底に沈んじまうような奴だ。
[けれど、と続けて]
それでも最後まで抗う。
ヴィリーにもそう言ったからな。
[クロエを見る。その顔にも疲労は見て取れた]
後は大人しくしてるから。
クロエも休めよ。
[ついてる、と頑固に言い張られれば苦笑して。
眠った振りで相手が眠るのを待ち、毛布を掛けたりもするだろう]
─宿屋外─
[ヴィリーに聞いた情報を頼りにメッセージのある場所を探す。とは言え直ぐに鉄錆の匂いが鼻につき、匂いの強い方へと足を向けることで見つけることが出来た。その先には先客が一人]
………ん?
おぅ、ルーミィも来てたのか。
……酷ぇ光景だな。
[いつもと異なる姿に直ぐには名前が出て来ず、顔を見たことでようやくヘルムートと気付く。声をかけてから赤い溜まりと二つの文章を見つけた]
……挑発のつもりか。
[文章を見て眉根を寄せながら、ち、と短く舌打ちをする]
―宿屋外・路地―
おじさま。
[名前を呼ぶ声に、瞳を瞬かせ]
[そして漸く、顔を見られていた事に気付く]
[向き直る動作は、何処かぎこちないもの]
そう、ね。
挑発で無いのなら、どんな意図が有るのかしら……。
[短い舌打ちに、僅かの間眼を伏せて]
おじさまは、此処に居たのが誰かは……?
[知っているのだろうかと首を傾げて、フーゴーを見つめた]
─宿屋外─
[ぎこちない動きに僅か怪訝そうにするが、現場のことを考えれば当たり前かとも思い直す]
さて、仲間を失って尚こんなものが書けるっつー自信の現れなのかもな。
[声は低く、文字を見つめる瞳は険しい。誰が、と聞かれると視線をヘルムートへと向けて]
……ゲルダだ。
ヴィリーが、見つけた。
[押し殺したような声で紡いだ]
─回想
[椅子に座らされたまま茹で上がっていたが、突如激しい物音と共にアーベルがライヒアルトに組かかかるのが見え。完全に止めるタイミングを見失いただただ見る事しかできず。やがて、動きが止まり。そして流れ出る赤]
やだ…待ってよ。ねえ。どして?
もしかして…アーベルが狼なの?
[思い出されるのはユリアンが人間なのが濃厚という事実。しかし、その後耳に入るのは]
先生さんが…狼なの?
[そこに見える表情は生きている時のそれと変わりがなく。だからこそ、辺りに溢れる赤色と鉄と生臭さが混じった臭いに吐き気がこみ上げて。口を押さえて自分の部屋へとかけこんだ。誰かに大丈夫か?と声をかけられたかもしれないが「大丈夫だから!」と吐き出しそうになるのを堪えてそれだけ告げた]
─回想─
……伯母さん……みたい、に?
[問いの答え。一つ、瞬いた。
語られる言葉を聞いて、軽く目を伏せる]
っとに、もう。
ウチは、ウチだよ。それ以外の誰でもない。
それに……夢にすがりつくほど、弱くもないつもり。
[やや間を置いて、紡いだのは、こんな言葉]
……あんまり嬉しくない経緯だけど、心配されてた、ってこと……か、な。
ホントに、ウチの周りは過保護しかいないんだから。
[冗談めかした口調で言う、けれど。
声は少し、震えていたかも知れない。
震えの元となる感情は、正方向のものだけれど]
……うん、ホントに、ばか、だよ。
でも……。
[言葉が途切れる。少しの沈黙を経て]
最後まで、諦めない、なら。
ウチも、頑張る。
……信じてる、から。
[紡いだ言葉は小さいけれど、確たる意思の響きを帯びていた]
……休め、って言われても。
だあーめ、見張ってる、って言ったんだから!
[休め、という言葉にはこんな反発をして。
それでも、常よりも落ちた集中力は意識を長く保たせず。
寝たふりを見抜けぬままに、意識を手放し、そして]
─宿屋・翌朝─
……ん。
[目覚めを呼び込んだのは、囁くよな『声』。
笑うような、哂うよな]
……っ……また?
今度は、誰?
[零れ落ちるのは、泣きそうな呟き。
すぐ近く、では、ない。けれど。
言いようもなく、嫌な予感がしていた]
―宿屋外・路地―
おじさまだったら、そう思うのね。
それなら、狼は自信家ってことなのかしら?
[顎に手を当て、考え込む姿勢だけ見れば]
[普段の女らしさからは、酷く遠い]
ゲルダちゃんを。ヴィリーさんが。
[小声で反芻し、眼を瞑る]
二人の様子、聞いてみても良いかしら?
第一発見者だからって、必ずしも疑うのは良く無いと解るけれど……、占いだけに頼らずに狼を探すには必要でしょう?
おじさまと、クーちゃんは違う。
リアちゃんは、狼じゃないって、言われてた。
ベルちゃんは、狼のアル先輩を刺した。
[ぽんぽんと、これまでの状況を口にする]
あたくしは、あたくしの可能性を考えない。
[そう前提して]
ヴィリーさんか、カヤちゃんか、神父さま。
ベルちゃんの可能性も、あるけれど…。
[凡そ其の三人の中から、考えているとは言外に]
─宿屋外─
ハッタリかも知れねぇがな。
あっちは自分らが何人居るのかが分かってるが、俺らにはそれすら分かってねぇ。
残りが一匹なのかそれ以上なのか……そこらを分からせねぇものなのかも知れん。
どの道、憶測の域から出ねぇ話だがよ。
[ヘルムートの口調はそのままでありながら仕草はドレスを着て居た時からかけ離れて見え。それに違和を覚えるのは仕方の無いことなのだろうか。続いて訊ねられると、少しだけ沈黙してから「…そうだな」と返し、口を開く]
ヴィリーは、人狼を許さねぇってよ。
ダーヴィッドを連行した自衛団も、ライヒアルトを手に掛けたアーベルも許せないが、言い分は解る、と。
だがゲルダを殺した人狼は……。
[そこまで言って、一度言葉を途切れさせた。ヴィリーの怒りは言葉では表し切れないと言うように]
……ゲルダの状態は詳しくは分からねぇ。
ただ、顔は綺麗なもんだった。
身体は上着で包まれてたが……この状態なら、おそらく酷い傷跡が残ってるんじゃねぇかと思う。
[言葉を途切れさせた後に一息つけてから、ゲルダのこともヘルムートに伝えた]
―回想―
普通に生活ができなくなる程じゃない。
けど…親父のことが年々忘れられなくなっていて。時々酷く取り乱すようになっちまった。
…本人が島に来なくなったのも、そのせいなんだ。
[言えずに隠していた事実を告げる]
ごめんな。
心配はしてたよ、いつでもずっと。
…大切だったからな。
[クロエの頬に手を伸ばす。横になった位置からは、頭より近い]
ありがとう。
…はいはい、分かった分かった。
少し休むよ。
[口を噤み瞼を閉じて、クロエの呼吸音を確かめていた。
そして、朝を迎えて]
おめぇからすればその三人だろうな。
俺からすりゃおめぇも入っちまうが。
[疑っていると言葉に含める。実際はヴィリーは除外され、確かな身の証明が為されていない者達が対象となるのだが]
おめぇが一番に疑ってるのは、誰だ?
[そう言う奴が居るのかと、ヘルムートに訊ねた]
―宿屋―
起きた……起こされたのか?
[タロットケース片手に、机の近くからクロエに声をかけた。
泣きそうな呟きに、問いを変える]
─宿屋─
[問いかけに、振り返る。
黒の瞳に浮かぶのは、不安の翳り]
うん……また、きこえる……。
[死者が出た、という、端的な事実。
未だ終わらぬ事の示唆]
……確かめ、行かない、と。
[と、ここまで言って。
それから、あ、と短く声を上げる]
起きて、大丈夫、なの?
―宿屋外・路地―
[フーゴーの推測には、口の中でなるほどと呟く]
――……人狼を、許さない、か。
そう、よね。
ヴィリーさんを信じるのなら。
[ヴィリーとゲルダ、其々の様相に頷きを返し]
ええ、あたくしが入るのは、当然だと思っているわ。
[僅かなりの微苦笑にはソツが無い]
あたくしが、選ぶのなら…。
―宿屋―
…そうか。まだ終わってなかったか。
[ケースを腰のポーチへと仕舞う。
クロエの傍まで歩くと、しっかりと肩に手を置いて]
分かった、俺も行く。
ああ。万全とは言えないけど、大丈夫だ。
[まだ怪しいところもあったが、そう頷いた]
狼に味方する人間が居るって話、有るでしょう?
その人間に庇われたようにも見えたから。
[単純な見方をするならだけれど、と、また苦笑を]
ただ、こういう挑発をしそうな子には見えないから…。
[また少し、考え込む姿勢を見せて]
そう思うと、神父さまが似合いそうでもあるのよね。
[もう一つの名前をも口に出した]
─宿屋外─
……ほぅ。
ユリアンが人間と見た奴を疑わしいと取るか。
てこたぁ、ユリアンは偽物と見てるってことか?
[自然に向けらた微苦笑を見やりながら、逡巡の後に紡がれた名前に瞳を細める]
[酒場に足を踏み入れれば、既に何人か顔があって。
かといって挨拶をするわけでもなく、いつも通り水を求めた。]
ああ、飲むほうじゃなくて、まずそっち。
[そう言ってグラスワインで水を受け取り。
3度目のそれをこなす]
[指をならす動作なく彩られたのは青。
真珠の色が白だったのは、誰かに見て取れたのだろうか]
[無言のままそれを確かめれば、真珠を掬って木箱へと。
ため息の後、礼を述べてグラスをカウンターの奥へと差し出した]
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