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─ 第二階層・通路 ─
[言われた事>>57は、きょとりと瞬いたが受け止める。
解りやすい説明の為、眉を寄せる事はなく暫く考えるようにする。
具体的なそれは、母親が死んだ時の事を少し思い起こした。
あの時は、たくさん泣いていたような、気がする。]
なんかそれ、かーちゃんが死んだ時みてぇ…。
[パトラッシュの上に再度かけられた毛布を、父親がしてくれるようにぽんぽん叩いた。
言われた言葉の意味を理解すれば、その微かな違和にも気づく。
父親に言われた>>58のかと尋ねられれば、正直に「うん」とこくり頷くも。]
とーちゃんは偽者なんかじゃない!
[もしもの話もまた、理解するのに少し間が開いて。
理解できれば絶対に無いと、少し怒ったように*否定した*]
─ 第二階層 通路・機械犬傍 ─
[子供の言葉>>69から母親が死んでいることを知る。
表情に変化は無かったが、軍人が子供に告げた言葉の意図が理解出来た気がした。
子供の返答から自分の中で軍人が黒に近付く。
自分の問いに怒るようにして否定するのを見ると、バンダナの奥で瞳が細まった]
落ち着け、もしもの話だ。
お前がアイツを信じるのは自由だ。
だがな、何故カルロスがお前に「強く生きろ」と言ったか。
その意味を少しは考えてみろ。
[一度瞳を閉じ、言葉を言い切った時にまた開く。
言われた子供はどんな表情をしていただろうか。
自分の言葉への反応を見てから、視線は再び目的の人物を探し始めるのだった]
─ 第二階層・通路 ─
[部屋を出て、さて、どう回ろうか、と思案しながら歩き出す。
何となく、食堂に行くのは避けてエレベーターの方へと進んで行くと、目に入るのは少年と研究者と、毛布をかけられた何か]
……何、してんの?
[毛布をかけられているのが何かは、何となく予測がつくが。
場にいる二人の組み合わせの意味がわからずに。
やや、距離を取った場所で立ち止まり、首を傾げて声をかけてみた]
─ 第二階層 通路 ─
食って得た情報で擬態したんだろう。
擬態出来ると言うことは、そいつは第三段階にまで成長してるってことだ。
[もう一つ情報を与えて、航宙士の言葉>>73に頷く]
これは俺の推測だが…。
パトラッシュは機械であるためにプログラム通りの行動を取り易い。
部屋は持たず、おそらく夜中も巡回をして過ごしていただろう。
誰かの部屋に入り込むリスクを考えれば、通路をうろついている者を襲う方が易い。
また、死んだと記録されているリディアの姿で現れることによって、プログラムの混乱を狙った可能性が高い。
俺達の前にその姿で現れても、本人ではないことが丸分かりだからな。
パトラッシュに限り、油断は誘えるはずだ。
……まぁ、何故パトラッシュを狙ったのかの理由は、いまいち思いつかんのだがな。
[航宙士が口にした疑問は、自分もまた答えを得られておらず。
左手が顎鬚を撫でた]
それと…。
[呟いて、バンダナの奥の視線をしっかりと航宙士へと向ける]
パトラッシュの武器が、レーザーによって破壊されていた。
このことから俺はお前がPMCに寄生されている可能性を低く見ている。
お前の持っている銃は、実弾銃だろう。
[子供が居ようが居まいが、航宙士に対してそう言葉を投げた]
それは、ありがとう、いうとこかしらぁ?
……ま、茶化す場面でもないっぽいから、それはおいといて。
確かに、ウチが使ってるんは実弾銃ね。
レーザーとかブラスターは、性に合わんのよ。
[くす、と笑みを漏らすのは一瞬、すぐに居住まいを正す。
こちらが疑念を持っていることは、行動で示している。
にもかかわらず、そう言って来た向こうの真意は、と。
探るような光が、猫の目に宿った]
で、それを基準にウチを低可能性に回すとして。
……学者のセンセは、他の誰をお疑いですの?
─ 第二階層 通路 ─
第三段階からは繁殖も始まるからな。
[顔を顰めた航宙士>>76に再び頷きを返して]
権限持ちについては俺も考えた。
俺がここまで残されていることにも疑問が残るしな。
結果的にPMCを見つけ出す方法を発見出来ていないが、判別方法を確立させる可能性を持っているにも関わらず、襲われることが無かった。
キャップからも情報を得ているなら、俺はもうお払い箱とも言えるはずなんだが…それが無い。
考え得るのは、俺が持つ第三フロアの出入り権限くらいだ。
[相手が紡ぐ予測にも同意を向ける。
こちらの宣言を受けて居住まいを正す様子>>77には、機械犬の傍に膝をついていた状態から立ち上がり]
この緊急事態が起きた時から冗談を言っている余裕は無い。
お前が死者が持っていた武器を所持しているなら話は別だが…。
レーザー他に比べて補充の利かせにくいそれを使い続けていることから見て、その可能性も低く見ている。
[PMCである可能性を低く見ている理由を更に述べた。
問いを投げられると、一度子供が立ち去った方向へと視線が向いた。
それから航宙士へ視線を戻すと、静かに言葉を紡ぎ始める]
……カルロスだ。
第一に、今までの襲撃の手際の良さ。
これらは殺しに慣れた者である可能性を高く見ることが出来る。
後から知識として得た可能性も否めないが、この中で一番知識を持っているのは奴だろう。
第二に、艦のシステムについての知識。
リディアのカードを使ってキャップの部屋に入ったこと。
使ったカードをその場に捨てたこと。
このことから、リディアのカードに第三フロアへ入る権限があることを知り、リディアの死が確定されればそのカードが使えなくなることを知っていることになる。
この点については俺らも含まれるが、カルロスの子供は選択肢から外れる。
第三に、……リディアの持っていた整備の知識を必要とするか否か。
これはまだ推測の域にしかない事柄だが、整備の知識を必要とする者は限られる。
機械であるパトラッシュと義足をつけているカルロスの息子。
しかしこの二名は第二の部分で選択肢から外れている。
次点で必要となると言えば……義足をつけている息子を抱えるカルロスのみだ。
[右手の指で数を示しながら、疑う理由を挙げていった]
─ 第二階層・通路 ─
命の営みにケチはつけたくないけど、苗床にされるんは、勘弁だわ。
[繁殖、という言葉>>79に、素の感想をぽつり]
権限持ちに関しては、似たようなモン、か。
……ま、ウチが残されてる理由として考えられるんは、他の誰にもできん事……航行制御に絡んでかなぁ、と思っとるんだけど。
まー、ウチがそこまでの権限もらってる事、知ってるのはそれこそにーさんくらいのモンだけど、ねぇ。
[軽く肩を竦めながら、さらりと告げるのは、同僚にも疑念を持っている、という意味合いの言葉。
銃に関しての推測に対しては、そこまで考えるか、とちょっと思いながら。
続く、問いへの答えに、猫尻尾がゆらり、と揺れた]
……なぁる。
カードの扱いに関しては、確かにウチらやにーさんも含まれるけど。
実戦経験に関しては……まぁねぇ。
ウチも、スラムで荒事やっとった時期はあったけど、そこまで慣れてる訳じゃないし。
整備知識の必要性に関しては、突っ込みようもない、か。
[なされた説明に、自分なりの見解を返し、それから]
ま、ここ二日の動きでわかってるとは思うけど。
ウチが今まで一番疑ってたんは、そちらさんね。
今でも完全にそれがなくなってるわけじゃあない、けど。
[前置きをして、ゆっくりと話し始めるのは、自分の考え]
『寄生される』っていうのが、感覚的によくわかんないんだけど。
ようするに、自分の存在にケンカ売られるわけよねぇ?
そういう状況になったら……何かしら、不調とかズレとか、やっぱりそういうモノって発生すると思うんよ。
なんだけど。
……学者のセンセって、態度とか全然、かわっとらんのよねぇ、始まってからずっと。
まー、細かい所がわかるほどにそっちの事は知らんし、PMCがそういうところまで隠したり誤魔化したりできるのか、までは、ウチにはわからんから。
ほとんど直感頼みではあるんだけど。
……取りあえず、オトメの勘を信じて、当面アンタ撃つ気はないわ。
─ 第二階層 通路→食堂 ─
[走る――といってもひょこひょこだが。
ともあれ少し下を向いたまま、食堂まで来ていた。]
…おなかすいた。
[ぽつりと呟いて、食堂に入るとノブがレーザーを回していた。]
にーちゃん。
[別の人の気配に、少しだけ機嫌は上向いて。
適当に飲み物を取ってきてから近づいていった。
適当に取ったら真っ黒い飲み物だったが。]
─ 第二階層 通路 ─
航行制御…なるほどな。
[航宙士が残されている理由>>82についてを聞いて、納得するような声を漏らす。
加えてそれを知る者の存在も記憶へと留めた]
俺が疑われるのは仕事の性質上致し方ないことだ。
自分でも寄生されている可能性についての結論を出すのに時間がかかった。
[銃口を向けられていたことで疑われていたこと>>83は承知している。
前置きに次いで紡がれる言葉>>84を黙って聞き、ふむ、と一つ声を零した]
PMCに入り込まれる感覚がどう言ったものなのか、寄生された自覚があるのかどうかははっきりしていない。
ただ、自分の意思とは異なることを身体が起こした場合は、異変を感じ取ることが出来るだろう。
意識までもが乗っ取られていなければ、の話だが。
俺自身については、今までの行動を俯瞰的に見て寄生されている可能性は低く見ている。
もし行動に違和を感じていたなら…支配され切る前に自分の手で幕を引いている。
[勿論それが出来れば、の話ではあったが。
そう言い切って、一度自分の右掌を見る。
あんな危険なものをこの艦内からこの身を使って出されるくらいなら、諸共死んだ方がマシだった]
お前からその言葉を貰えるのはありがたい。
疑われて死ぬに抵抗は無いが、ただ死ぬ気は毛頭無いからな。
[視線を航宙士へと戻すと、右手を身体の横に戻し、小さく頷いた]
ところで──お前は俺以外に疑っている奴は居るのか?
[自分を疑うのは構わない。
だからそれ以外で居ないかと、問い返してみた]
―第二階層・自室―
[朝に目を覚ますのは放送を聴くよりも前、ちょうど朝のシャワーを浴びた後で半裸状態だった。
そのためにオーフェンが飛び出していくのには止めることができないままに行ってしまった]
ったく…、しょうがないやつだ。
[苦笑を浮かべる様子は彼の父親が以前に浮かべていたのと変わらないもの。
身支度を整えると自分もオーフェンに遅れて部屋を後にした。
そこまでしてからふと妙な違和感を感じる。
それは自分の存在についてとかそういう類のものだっただろうか。その疑問も仲間からかかった言葉によって途切れる]
―→第二階層・通路―
[オーフェンの行き先といえばパトラッシュを探してのこと、どこか人の集まりそうな場所食堂などにいるだろうかと、
通路を歩いていくとエリカとスティーヴの姿が見える、何かを話しているらしい]
スティーヴ、エリカ、オーフのこと見なかったか?
[会話の内容は聞こえていなかったのでそれに関わることなく少し離れた位置からそう声をかける。
足元に転がる毛布に包まれた存在に気づくとわずかに渋い顔をする。
それが何を示すものなのかは誰が見てもわかるものだろう]
─ 第二階層・通路 ─
意識まで乗っ取られたらどうなるかはわかんないけど。
それ以前なら、拒絶反応も出るかも知んない、と。
[自分の見解への答え>>86に、小さく呟く。
思い起こすのは、昨夜の一斉射撃の後の同僚の様子。
いつもの睡眠不足か、と思いはしたものの、拒絶反応、という観点から見たなら違和感は募る]
……オーフェンの坊ちゃんは、今んとこ除外。
あのこも、始まってから「変わらなさすぎる」と思うからね。
消去法で残り二人になるわけだけど、どっちもどっちなんよねぇ。
……ただ、拒絶反応がある、って仮定でいけば、昨夜のにーさんはちょっとおかしいかな、と思ってる。
単なる睡眠不足、熱量不足の反応にしちゃ大げさだったし……回復も、みょーに早かったし、ねぇ。
[問い返し>>88に、淡々と自説を紡いで、それから。
軽く、息を吐いて、目を伏せた]
ん、まあ。
……心情を挟んでいーなら、一番疑いたくはない相手……だけど、ねぇ。
[一拍間を置いて、上げた顔には、苦笑が滲んでいた]
― 第二階層・食堂 ―
おはよー。
[オーフェンが入ってくると銃を腰に戻して。
いつもと変わらない様子で手を振った]
お、ストレートで飲むの?
大人だねー。
[さっきまで飲んでいたものをオーフェンが運んできたのを見て、感心したように笑った]
─ 第二階層 通路 ─
[自分の問いに答える航宙士の言葉>>91>>92にじっと耳を傾ける]
…ガキが除外されるのは同じか。
残りは似たり寄ったり、と。
……暁に関しては確かに随分と違和感があったな。
あの消耗具合は極端すぎる。
[その点に関しては自身も引っかかった部分ではあった。
通信士よりも軍人の方が色濃くなったために触れず終いになっていた事柄だったが。
私情については分からないでもないことであったため、責めるような事は無く]
同僚なんだったか。
俺も知らん相手ではないが……迷うな。
迷いは死に繋がるぞ。
[いつかアンドロイドにも告げたことと同じようなことを言って、静かに航宙士を見詰めた]
そうか、ありがとう。
[エリカの返答に礼の言葉を返し、食堂へと向かうべく彼らの傍を通ることになるだろうか。
何の話をしていたのかわざわざ聞くことはしない]
パトラッシュがか…
[ただ毛布に包まった姿を一度見てから]
やっぱり食われていたのか?
[自分がしたことなので知ってはいることだが、カルロスとしての自分は知らないことなので、平時の時の様にそう聞いていた]
― 第二階層・食堂 ―
そのままで飲むのは、子供だとなかなか。
…ぶはっ!
[初体験するのもいいんじゃないかと特に止めることはせず。
笑ってみていたら見事にとばっちりを食らった。
白い上着も水玉模様だ]
あー、やっぱまだ早かったか。
次に飲むことがあったらミルクと砂糖多めに入れるといいよ。
[取り出したハンカチで眼鏡と顔を拭う。
素顔だと金色の眸は酷く冷たく見えたかもしれない]
[こちらを探るようにその視線が見えたのは軍人として訓練された技が身についている為か。それでも表面上は気にした様子は見せずに]
しかし、パトラッシュの何が目的だったんだろうな?
[その答えについて、知らないはずの自分はそう問いかける]
リディアやクローディアさんについてはまだなんとなくわからなくもないが…
[彼の持つ知識や力等にはカルロスとして考えれば有用性があるとは思えない]
ものめずらしさとか…か?
[それは真実に近いことであるが、それを目の前の二人が知ることは無いのかもしれない]
っと、話しているところ邪魔してしまったな。
[そう二人に申し訳なさそうにしてからオーフェンのところに行って来ると食堂へと向かった]
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