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[どばぁ、と薄黄緑の体液を派手に撒き散らしながら空飛ぶ芋虫は後方へと文字通り吹っ飛び、そして動かなくなる]
…あー、気持ち悪かった。
[まずは赤く煌く拳銃をヒップバックへ仕舞い、次に青く輝く拳銃の中身を再充填してから戻す。
赤には実弾、青には戦術を施した魔弾が充填されている。
普段なら使うことはなかったけれど、この際芋虫相手にはどうもこうも言っていられなかったわけで。
かといって、戻る気分にもなれなかった青少年は中央廃墟へと足を踏み入れ、旧華街を少し回った後どうにか身を横たえることの出来そうな古い臥舖の上に転がる。
防寒具はお決まりのようにバンダナ毛布]
−そして、時は巡り現在へ−
酷い言われようですね。
[素っ気無い態度に漏れるのは苦笑]
このような状況の中で聞く音楽もなかなか良いものですね。
……押しつぶされそうな心を保たせるため、でしょうか?
[にこやかな笑みで言いながらアーベルを見て。
その直後にぱきり、と何かが割れる音がした]
そんなものに頼らなくても
[ぴき]
このアタシが
[ぱき]
アーベルちゃんを
[ぱら]
癒してあげるわよん?
[言葉を発するごとに足元からオトフリートに亀裂が入り。
最後の言葉と同時に”オトフリート”が剥がれ落ちた]
さぁ、アーベルちゃん。
デートの約束、守ってもらうわよ?
[”オトフリート”の中から現れた紅い存在。
月明かりに照らされたその顔の、唇の端が吊り上がった]
別に、単なる気晴らし……。
[言いかけた言葉は、唐突な音に遮られ。
割れて、剥離する、影。
現れた真紅に]
……野郎の癒しなんざいらねーし、デートの約束なんざ、した覚えはねぇぞっ!
[とんっ、と軽く跳んで距離を開けつつ、吐き捨てる。
真紅を見据える蒼は、それでも鋭さを失わず]
やぁだ、ひどーい。
この間お相手願うって言ってくれたじゃなぁい。
[両手を頬に当て、おどけるような物言い。
しかしその間に影から刃が伸びてきて、廃墟の壁をすぱっと切り刻む。
壁はばらりと崩れ去り、窓の代わりに出入り口が出来た]
戦いと言う名の『デート』に、誘ってくれたでしょ?
[にぃ、と唇の両端を吊り上げると、アーベルを外へ誘うかのようにバックステップ。
余裕染みた笑みを向けた]
―中央・廃墟街―
[ガラリと、何処かで、都の残骸が崩れる音が届く。
老化して、骨組みの剥き出しになった建物の上に佇んだまま、
廃墟の海を見下ろす。吹き上げる風が、煽る様に金を揺らした。
遥か高く昇る月が、蒼い。]
……喧嘩は売った。だけど、誘ってねぇ!
[そこだけは譲れない、と言わんばかりにきっぱりと言い切り]
……Reine Luft……Anfang.
[糸へ向け、念を凝らす。零れる、煌めき]
ま、どっちにしろ、あんたは俺にとっちゃ、障害。
ぶち破る必要があるのは、確かだしな……。
Ein Faden geworden die Klinge!
[糸を刃へと変えつつ、走り出す。
距離を詰め、下から掬い上げるような、しなる刃の一閃]
…………。
[そこは、見慣れない天井。]
―メディカルルーム―
[きょとんしながら、身を起こす。
ぼんやりする頭。記憶に霞。
自分はどうやら寝台で寝ていたようだが
寝台に移動した記憶はない。]
−中央廃墟街・旧華街−
[がらん、と遠く響く瓦礫の歌で空気が揺れて目が覚める。
もそり、と動けば白い塊が解けてひらりとバンダナに戻る。
ちょうど見上げた空に月は輝き]
……月がー…出た出ーたー……月がー出たーァよいよい、と。
[ふわり欠伸混じる歌声と共に起き上がり、ぐっと伸びをひとつ]
つれないわぁ。
そこもまたカ・ワ・イ・イんだけど♪
[どこまでも調子は崩さず。
きゃー、なんて言いながら詰め寄るアーベルと対峙した]
[月明かりに照らされ光る相手の糸。
下からの動きを感じると、その動きに合わせるかのようにバク転し、その矛先をギリギリでかわす。
チッと言う音と共に真紅の髪が少し散った]
アタシとアナタは敵同士。
いかに恋焦がれていようとぶつかるのは避けられぬ運命。
ああ、なんて悲劇的なのかしら!
[着地後、片膝をついた体勢のまま、両手で自分の身体を抱きしめて。
陶酔するかのように声を上げる。
しかしすぐに手を解き、ばん!と地面を叩いた。
叩いた場所から影がせり上がり、5つの刃となって地を駆け、アーベルと向かって行く]
[少女は腕の中におともだちの姿を見ると
いつものように抱きかかえ。
……そういえば、球体は何処に?]
…………。
[少しずつ、頭の中にあった霞が晴れていく。]
...ateraergan amias.
urusisuokowukayies etioinan ononomurussir owagni.
[左腕を前へと突き出して。ゆるりと翠を伏せる。
静かに、薄く開いた口唇から紡がれるのは、――異国の言葉。]
――oyeatok inekakiboy.
[―――シャン、
静寂を割いて、白金が鳴り響く。空へと現れた、――朱の組紐。
根付の鈴が結ばれた其れは、差し出された手首へと
しゅるりと、意思を持つかの様に絡みつく。
垂れ下がる白金が、月光を受けて、鈍く輝いた。]
[初撃がかわされた、と悟るや糸は素早く手元に戻す]
……だーから! 野郎にんな事言われても、嬉しくねぇ、っつてんだろうが!
[吐き捨てるように言って。迫る、五つの影の刃に舌打ち一つ]
……影使い……か。
あー、色んな意味でめんどーなっ!
[影を操る者、その噂は裏の仕事場で耳にしていたが。
よもや、こんな場所で対決する事になるなどとは思わず]
……っと!
[くる、と踵で半回転、開けた空間を背にしつつ、地を蹴って跳び、直撃は避け]
って、どうやって、距離を維持するか……。
[下がれば下がるだけ、こちらが不利、ならば、距離を詰めねばと。
再び地を蹴り、開けた距離を詰めて行く]
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