情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[盛り上がる酒盛りの話を、自分は関係ないなー、と聞き流しつつ]
……仕事?
[ふと耳に入った言葉に、不思議そうにナサニエルを見て]
旅しながらできる仕事って、どんなのがあるの?
[酒をとの牧師の声に、適当にワインとチーズでも見繕うよう、使用人にいいつけたところで…名を呼ぶ鈴の音のような声に振り向く。]
…おや、君は……?
[僅かにその面影に見覚えはあるも、名までは思い出せず。]
[名前が出てこないらしいコーネリアスの様子に、苦笑して]
あー、やっぱり忘れられてるかなぁ。
メイ。メイ=エアハート。
ずーっと前、ばーちゃんに連れて来られた頃に会ったくらいだから、覚えてないかなあ。
[あの頃はばーちゃんの後ろから出なかったしね、と。
思い出してくす、と笑み]
[メイの問いかけに少し真顔になって]
あ、俺、一応物書きやってんの。
主に旅行記とかね。
旅の思い出とかいろいろ書いて、新聞や雑誌に売り込んでる所。
あんま売れないけどね。
俺が旅してんのって、完全に趣味だし。
ふうん……旅行記、かぁ。
[ナサニエルの返答に、何やら考え込むような素振りを見せて]
そっかあ、そういうのもあるんだね。
一応、趣味と仕事が一緒になってるんだ。
……ちょっと、大変そうだけどー。
[売れてない、という言葉に、くすくすと楽しげに笑みをもらし]
ええ、其れはもう……仕事、ですか?
[ ナサニエルの言葉に頷こうとして、聞えた単語に黒の瞳を緩やかに瞬かせる。次いだメイとの遣り取りに納得いったように嗚呼、と声を零す。売れないとの台詞には口許に軽く握った手を当てつメイ同様に薄く笑みを浮かべた。]
成る程。
生まれてから村の外に出た事が無い身としては、羨ましい限りですが。
[ 落とされた呟きには言葉通り羨望の色が滲む。]
うん、そう。
[思い出されて嬉しかったのか、ほっとしたように笑んで、一つ頷く。祖母の事を問われると、その笑みはやや苦笑めいたものに]
ばーちゃんは、元気だけど……足が悪くなってきちゃっててね。橋、渡って来るのが難しくなっちゃったんだ。
[だから、自分が代理でその手作りのパンや菓子を届けに来ているのだと。
そう、説明した直後に、ふわ、と小さく欠伸。眠そうだ]
大変だけど、楽しい……かぁ。
ボクも、外に出てみたいけど……多分、ダメだしなぁ。
[それから、ナサニエルの言葉に独り言めいて呟いて。
一瞬浮かんだ陰りを振り払うように二、三度首を振って]
……さて、と。眠くなって来たし……ボク、先に休むね。
それじゃ、お休みなさい。飲みすぎ、注意だよー?
[冗談めかした口調で言ってから。場にいる面々にぺこり、とお辞儀をして*足早に客室へと*]
[ハーヴェイの呟きに混じる物を読み取って]
村から出た事がないのか?
まぁ、人それぞれだから何も言えないけどさ。
[普通に暮らしていればそれはよくあることなのだけど]
俺は家出同然で飛び出してきてるからなー。
今更帰っても何言われるか……。
[ 苺をまた一つ摘んで、運ばれて来た紅茶に手を付ける。此れも菜園で採れたものから造ったか、ハーブティー――恐らくはカモミールか何だろうの甘い香りが鼻腔を擽った。目を伏せて一息ついた後に顔を上げて、]
其方の銀髪の方は、メイと御知り合いで?
村の方……では無さそうですが。
[メイとの会話が聞えたか、コーネリアスと呼ばれていた男に問い掛ける。]
嗚呼。他人に訊ねる前に、先ずは自分が名乗るべきでした。
ハーヴェイ=ローウェル、と申します。
私は、かれこれ30年程前くらいですね。
村にやってきたのは。
そういえば、あの頃は色々ありましたっけねえ……
[どこか、遠い所を見つめている]
……あ。
[しばらく物思いに耽っていたが、ふと我に返る。]
私はラプサンスーチョンをお願いします。
一日に一度はあの匂いを嗅がないと落ち着かないものですから。
[すかさず、その場にいた給仕にリクエスト。]
お休み。……まあ、注意しとく。
[ 呟かれた言葉と翳りは彼には見えず、何時もと変わらぬ調子で見送ればナサニエルへと視線を戻し、浮かべる表情は微笑から苦笑へと変わる。]
出る機会が、無いもので。大体は村の内に居て賄える事ばかりですし、ね。
以前は町の学校に通いたいと考えてもいましたが。
[ 続いた台詞にはカップを持ち上げようとした手が止まり、]
……家出同然?
反対でもされ……ああ、踏み込んだ話になりますね。申し訳無い。
…いろいろ、ね。
ほんといろいろあるみたいだな、牧師さんは。
[ルーサーの呟きにふと思った事を呟く。
次いで口にされた紅茶の名前に少し驚いて]
…随分変わったのが好みなんだな。
[とだけ。
自分はアッサムをミルクティーで、と頼んで]
ええ、癖の強い紅茶なので苦手な方は多いようですね。
[出されたティーカップを受け取り、一口飲む。
煙のような、薬のようなきつい香り。]
[苦笑するハーヴェイに少し悪い事を言ったかと思い]
ここで賄えるって言うんなら、無理はすることはないわな。
故郷って言うのは良いもんなんだって言うし。
[ハーヴェイが何かを言いよどむのに気付いて]
あ、いや、構わないぜ?困る事でもないし。
反対も何も、誰にも言わないで出て来ちまったからなー。
ま、心配すんのはホームのシスターくらいだろうけどな。
[つまりは親無し。
だけどそれはわざわざ言う事でもなく、苦笑して]
俺は気ままな暮らしが性にあってるって事だな、うん。
[ 牧師の紡いだ名には彼も些か驚いたか、]
……東洋の紅茶でしたか? 其れも、茶が発祥した地の。
珍しい物も在るんですね。
[流石はアーヴァインかと思いながら、ハーブティーを啜る。ルーサーの飲む其れとは打って変わり、林檎に似た和やかな香り。]
確かに癖は強いよな…。
しかし本当に何でもあるんだな、ここ。
[運ばれてきたミルクティーを飲みながら、今度は錦上添花でも頼んでみようかと不穏な笑み]
アーヴァインさんは、食べる物と飲む物には人一倍こだわる方でね。
産みたての卵を食べる為に鶏小屋も作った、なんて話も聞いたような気がします。
[ストレートのラプサンスーチョンを、さも美味しそうに啜り。]
[懐かしげにメイと言葉を交わし、部屋へと戻るのを見送る。
書生の声に小さく笑みを返す。]
…お忘れで?
まぁ、無理もないでしょうかね。かなり暫くぶりですし。
故郷……、ですか。
[ 視線は一度、窓の外へと逸れる。天に浮かぶ月は地に光を齎すも、見える景色は矢張り薄闇に包まれ遠く迄は見えはしない。そして黒曜石の双眸を持つ青年を照らすのは月では無く室内のランプの光。其の横顔が何を思うかは読み取れはしなかっただろうが、緩やかにナサニエルへと目を戻せば顔に浮かぶのは薄い笑み。]
俺は、余計な事も訊いてしまう事が多くて。
誰にも何も、ですか。随分と思い切った事をなさるんですね。
[ ホーム、という単語が意味する事に気付きはしたものの其れに敢えて触れる事も無く、半分程に迄減った白いカップを卓上に置く。]
現在の生活が在っているのならば、其れで宜しいのでは。
へぇ…産みたての卵の為に、ねぇ。
そこまで拘ってれば、食いモンで病気になるとかってのは無さそうだな。
むしろ健康に良いって感じだし。
[普段の生活が不健康そのものな自分には考え付かない事だと思い、自嘲気味に笑う]
さて、と。
[出された紅茶を綺麗に飲み干し、立ち上がる。]
一度、部屋に戻って仮眠を取る事にします。
それでは、また食事時にでも。
[空になった帽子を被りなおし、会釈してから*広間を出た。*]
[ 微笑を向ける銀髪の男の言葉にゆるり、瞬きをして、]
何処かで、御逢いしましたか?
[白の磁器から離した指先を蟀谷に当て思考する。コーネリアスという名に、銀の髪。想起してみれば其の特徴はいともあっさり朧げだった記憶を浮上させた。]
……あ。
アーヴァインさんの、義弟……の方、でしたか?
気になった事を訊くのは悪いことじゃないと思うぜ?
[ほんの少し窓の外を見るハーヴェイの様子が気にはなったが、それ以上は何も言えず]
あぁ、何も言わなかった…元々何もないのと同じだしね。
帰る場所が欲しい時もあるけど、ね。
今が面白いからそれで良いんだけどね、俺は。
[そう言いながら、空になったカップを弄んで]
[銀髪の男がハーヴェイに話しかけるのを見て。
ハーヴェイが暫し考え口にした言葉で、彼が何者かを知る]
アーヴァイン…?あぁ、ここの主の親戚の人か。
[と小さく呟く]
[ふと気付けば夜も遅く。
それに気付けば軽く睡魔が訪れる]
悪い、俺もそろそろ休むな。
また後で。
[そう言うと立ち上がり、手近な使用人に自分の寝場所について問う。
場所を教えられれば、与えられた部屋へと*広間を後にした*]
無闇に、人を。……然う、ですね。
お休みなさい。また。
[ 呟くような言葉の後に就寝の挨拶を述べ、広間を去っていくルーサーを見送る。
ナサニエルから零れた台詞には片眉を顰めるも、]
何も無い、なんて。
[何も知らない彼に、否定出来よう筈も無い。途中で口を噤み、小さく首を振る。]
……面白いのでしたら、好いのだと思います。
貴方の旅行記を、一度読んでみたいものですね。
[ 続けようとした言葉の代わりにそう云って、先程と同じ様に見送った。]
[ 鈍感。コーネリアスの紡いだ単語に僅か首を傾ければ苦笑が浮かぶ。]
……済みません。
でも、学者見習いだなんて、そんな大層なものではありませんよ。
御久し振りです。また、御世話になっています。
[ パチ。室内を暖める暖炉に焼べられた薪の爆ぜる音が耳に届く。一人二人と広間を去っていけば、ハーヴェイも元々雄弁な方では無いが為に自然と沈黙が訪れ、白い磁器を半ば満たす薄く色付いた液体に視線を落とせば彼の顔が映り込んだ。其れを払うかの如く口許に運び、大地の林檎の名を持つ紅茶を飲み干す。]
御馳走様でした。
……苺、大分余ってしまいましたね。
ジャムにでもして貰うのが好いんでしょうか。
[ 半ば独り言のように云うと椅子を引いて立ち上がり、卓上に置かれた書籍を手にする。やや傷んだ皮の表紙に書かれているのは古の時代に使われていた文字。]
其れでは、俺も之で失礼します。数日は滞在する予定ですので、また。
[ 軽く会釈を交わせば足早に広間を後にして、勝手知ったる様子で宛がわれた*寝室へと向かった。*]
…そういえば、よくうちの書庫で本を開いたまま眠り込んでいて、親御さんが探しに来たこともありましたっけね。
[ついでに淹れて貰った紅茶を口にしながら、思い出話に花を咲かせているうちに時は過ぎ。]
えぇ、おやすみなさい。
[一人二人部屋へと戻る中、自分も居室へと去る。]
見習いメイド ネリー が参加しました。
[雨の過ぎ去った跡はまだあちらこちらに残っていた。
ぬかるんだ道に足を取られない様、小柄な影―女性のようだ―は慎重に進む。うっかり水溜まりに踏み入ろうものなら、冷たい泥水が跳ね上がる。履き慣れた靴は既にそうして汚れていて、それを見る度に何も今日でなくとも良かったか、などと後悔の念に駆られるのだったが。
ふと大きく水を跳ねて、その歩みが止まる。
彼女の手には木綿の白い手袋が嵌められ、左には大きなスーツケースと黒い傘、右には今は亡き元の主人の遺した簡略な地図がそれぞれ握られていた。雨のせいか少し滲んだ地図の赤い×印、次いで目の前の吊り橋、その先にある建物の順に視線は巡り]
着いた。
[確認するように一つ、頷く。白い息とともに吐き出された声同様、建物の明かりにぼんやりと照らされたその顔もまだ幼さを残すものであった]
[それから幾度かの深呼吸の後に漸く意を決して、吊り橋を渡り始める。一歩進んでは木の板が軋んだ音をたてる度に身を竦ませるものだから、なかなか進まないのだけど。
それでも橋の中頃まで届いた頃、橋は大きく揺れ]
きゃ…っ
[手摺を慌てて掴んだ拍子に指に挟んだままだった地図がひらりと逃れ、宙を舞い]
……あぁ…
[地図自体は既に意味を為さないものだとはいえ、主人が自分の為に描いてくれたもの。酷く落胆した顔で崖の下を見つめた]
[だが崖の下から吹き上げる風に再び吊り橋が揺れると、注意は逸れ]
…
[強張った表情で、手摺を掴む手も荷物を掴む手もしっかりと握り締めて、残りの道をそろそろと進む]
[…やっとのことで渡り終えた頃にはすっかり疲弊の色を浮かべていたが、扉の前に立つと自然、表情は引き締まった。
ドアベルを鳴らし、扉を開けた使用人に青い鳥の紋で封のされた手紙を渡す。
紋を確認した使用人に中に通され、当然のように目の前に置かれたペンと用紙に、彼女は少し困惑した顔になった]
え、…あの、私はお客様では…
………あ、…そう、ですか。
[疑問の声は使用人のしきたりだから、と言う声にかき消された。いまいち釈然とはしなかったが、館の主に報告に向かう使用人を見送り、ペンを滑らせる]
■名前:ネリー=ワイルズ Nellie=Wilds
■年齢:16歳
■自己紹介:先日亡くなった旦那様の紹介で伺いました。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新