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― 宿へ ―
[途中、誰かにいつもと違う様子で
クロエを送っていることを問われたなら。]
ギュンターさんが亡くなったので。
[と、いつもの通り言葉足らず過ぎる説明をしただろうか。]
ということで、リッキーさん、後は頼みます。
[宿につけばリッキーに流石にもう少しまともな説明、
場所とクロエの状況を端的に伝えて、
部屋に運ぶならそこまでは手伝い、
けれど看病などには手を出すことをせず。]
…―――。
[心配そうにしているぶち猫の喉元を一撫で。
その後、誰かに事情を聞こうと引きとめられなければ、
何事もなかったかのように、フィールドワークに*向かうか*]
―昨夜・別荘―
[アーベルからはいそがずとも、と言われたが。
それでも別荘にもどり、最初に使用人にいいつけたのは借りていた服のこと]
返すときの、こころづけは、自分でえらぶわ?
[その服のはなしから発展し、彼女とのはなしは宿屋でおきたことに。
表情をくもらせる彼女の肩にそっと手をおき]
あたくしは、だいじょうぶよ。
メメントモリ……それがいままでも常だったのだし。
いいおんなになりたいもの。
[別荘の自室にはいったのなら、書きかけの羊皮紙が目にとまる。
インスピレーションをもとめて外にでて、そのまま]
つよすぎるインスピレーションよねぇ。
ものがたりとして書くには不謹慎といわれちゃうかしら?
[それでも、と、その日あったことのあらましをインクでつづる。
ある人物の回想を中心にすえたものがたり。
そう見せかけただけのノンフィクションを]
―翌朝・村中―
よふかしは、美容の大敵よねぇ…。
[あふ、とくちもとを手でかくしながらのあくび。
日持ちのする砂糖菓子をえらび、服へのおれいとする。
それでも天候がいまだ荒れており、服じたいが乾いていないので、もっていくのは後日となるが。
その代わりにもっていくのが、服にしのばせられるだけの小さい護り刀というのは、なんとも差がはげしい]
あらぁん…?
むこう、騒がしいわねぇ…。
[目が向いたのは、昨晩教わった自衛団の詰め所の方角。
ドレスのすそをゆらし、そちらへと近付いていく]
[ドレスで歩むおとこに気付いた島民が、みじかい悲鳴をあげた。
そのようすから、ひとつの想像――予想ともいえるもの――をくみたてながら、人だかりのむこうをみる]
…あぁ……。
[ちかづくほどに血臭もただよっていたから、なおのこと]
死者が見つかったのね。
[その事実はわかりやすいものとなっていた]
―路地―
……ふあぁ。
[朝になり、自衛団詰所へと向かう男は一つ欠伸を洩らした。
目的は昨夜話した通り、団長に会うことだったのだが]
んぁ。
なんだ、珍しい組み合わせだな?
[途中ライヒアルトとクロエ、ついでに猫を見掛けて声を掛ける。
クロエが抱き抱えられていたなら、揶揄いよりも「色気がねぇな」などと呆れたような言葉でも掛けたろうか]
は?
[が、その調子も短い説明の後には崩れ]
ちょ、おい。
そりゃどういう……
……いや。
アンタに聞くよか、直接見たが早いか。
[尋ねかけるもそう判断して、先程より急ぎ足で詰所へ向かった]
―詰め所近く路地―
[けわしい表情で、死者をみつめる。
凄惨としかいえぬようなそれをみつめるのは、ものがたりのためか。
傍からすれば、なにかにとりつかれているようでもあるか]
――……。
[痛ましそうに首をふり、十字を切るゆびさきの動きは貴族の優雅さ]
―詰所近く―
[目的地に近付くにつれ、見えてくる人だかりと血臭に眉を寄せた。
ヘルムートやフーゴーの姿を目の端に捉えつつ、現場を見た。
恐れの視線が向くのは気にした様も無い]
……酷ぇな。
[その反応に死体そのものへの恐れが薄いのは職業柄見慣れている所為か。
それでも近付かずとも分かる惨状に、知らず眉根が寄った]
―自衛団詰所近辺・路地―
[肩を揺さぶる感触と、声。虚空と化していた意識に響くそれは、途切れていた感覚の幾つかを繋ぐ]
……だん、な……?
うん……もどる。
[か細い声は、普段の勢いに慣れた者には異質と見えるか。
ふらつきながらも立ち上がった所に、ライヒアルトの申し出が聞こえ]
だいじょぶ。
あるける、から。
[かなり、ぎりぎりの状態ではあるのだが。
自分で歩く事を選び、肩を支えられつつ、宿へと戻る。
周囲から向けられる視線、それに込められた感情に気づく余裕は、なかった]
―宿屋―
[歩く気力が続いたのは、酒場まで。
椅子の一つに座り込み、小さく息を吐く]
ここで、いいよ。
も少し、落ち着いたら、部屋、戻るから。
……ありがと、ライ兄さん。
[ぶち猫を撫でるライヒアルトに、小さく言って。
彼が行ってしまうと、膝に上がってきたぶち猫を抱え込んで*目を閉じた*]
[十字を切る仕種と、しばしの瞑目の後]
おい、団員は何処行った。
いつまであのままにしとく気だ。
[周囲を見回す。
団員の1人でも捕まったなら、遺体をどうにかするよう告げて]
先日の死者もだが。
弔う気があんなら、教会に連れて来い。
[そう付け加え。
今暫くは*その場に*]
神父さま…えぇ。
[ひどいといわれたのなら、うなずくしかなく]
あの方、きのうの団長さん、ですわよね?
[あからさま、といえば、あからさまな事実だが。
数おおくの傷口や、おびただしいくれないの色彩が、その事実をみえにくくしていた]
やっぱり、ああいうはなしをしたから…。
[いちばんさいしょに狙われたのだろうかと、問うように。
胸元に手をひきよせ、ぐっとにぎった]
─自衛団詰所近辺・路地─
[クロエの反応に眉根を寄せる。状況が状況ではあるが、あまりにもぼぅとし過ぎではないか、と。立ち上がるのには肩を支え、ライヒアルトから申し出があるとクロエを彼に託した]
すまねぇな、頼む。
[肩を支えられながら宿屋へと向かうクロエと付き添うライヒアルトを見送る。視線を現場に戻すと、また無意識に左腕を右手で握り込んだ。しばらく見つめた後、フーゴーは踵を返す。ウェンデルとヘルムートには気付いて居ないのか、声をかけることなく急ぎ足で宿屋へと向かった。
クロエのことで、気になることがあったために]
─ →宿屋─
[丁度ライヒアルトとは入れ違う形になっただろうか。改めて礼を告げてからクロエへと近付く]
クロエ…どうして、あそこに行った?
髪も整えねぇままにふらふら出て行っただろ。
何で、あそこに行く必要があったんだ。
[周囲には誰か居ただろうか。それも気にしない、否、気を回せないくらいに焦ったようにクロエへと訊ねた。第一発見者は一番疑われやすい、けれどクロエに返り血のようなものは無い。一抹の不安ともしやと言う思い。綯い交ぜの状態でフーゴーは答えを*待った*]
―宿屋―
[差し込む光が揺れている]
母さん、違う…。
俺は……じゃない…っ!
[左手を大きく振り払う。
微かな痛みが走り、パチリと瞼を開いた]
……チッ。
[半身を起こした格好で重い頭を振る。
纏わり付く気だるさも振り払って起き出した]
クロエ…?
[もしまだ寝ていたらと、そっと開いた扉の中は無人だった。
眉間に皺が寄り、足早に酒場へと向かった]
― 酒場 ―
……そうですか?お大事に。
[宿へとクロエを運ぶと、椅子までで良いと示され、頷いた。
やはり性分なのか、それ以上は云わずに、
何かやはりピントのずれた言葉をかけ、
ぶち猫から手をひくと、すくりと立ちあがる。]
いえ、大したことではないですし。
[酒場を出ようとしたところで、フーゴ―とすれ違う。
礼を云われれば少し首を傾ける。
何かを問う様な眼差しを向けるも、フーゴ―はそれに気がつかぬ様子で、クロエに近づき焦ったように彼女に問いかけの言葉を発した。]
…―――。
[学者が沈黙を保てば、空気のような存在となる。
そうでなくとも、フーゴーは周りを気にしている様子ではなかったけれど。
クロエが、フーゴ―の問いにその場で何か返すようであれば、
それを聴いて、けれど問いは重ねずにその場を離れるだろう。]
―宿屋・酒場―
親父さん、クロエを見なかったか?
部屋に居ない…っ!?
…クロエ?
[椅子に座り込んでいる姿を見て息を飲む。
下ろされたままの髪に別人と勘違いしかけたが、すぐにクロエだと気づいて名を呼んだ]
親父さんが追いかけて。
自衛団長が…?
ライヒアルトさんが連れてきてくれたんだ。
[リッキーが近寄ってきて、状況を耳打ちしてくれる。
沈黙しているライヒアルトがいれば感謝の視線を送った。
リッキーから水のグラスを渡されると、フーゴーの問いかけは同じく邪魔をしないようにしつつ、クロエの傍に近寄り置いた。
何度文句を言われてもやってしまう頭を撫でる手は、少し強張っていたかもしれない]
[ウェンデルのみじかい肯定に、まなざしを伏せつつうなずいて]
ごめんなさい。
…これを見てるのは、ちょっとつらいわ……。
[深呼吸でおちつこうとして、吸った血のかおりに眉をひそめた]
しずかなところで、すこし、心をおちつかせてくるわ。
団員さんにきかれたら、森だって伝えてちょうだい?
[ウェンデルが伝えなくても、さがしはするだろうから、断られてもかまわなかったが。
さすがになにも告げないよりはマシかとも思い。
そうしてから、森へと*向かった*]
−宿屋・客室→酒場−
[けほ、と咳をして。片手で氷嚢を額に当てながら起き上がる。]
風邪なんて…何年振りでしょう。
油断、してしまいました、ね。
[溜息混じりに呟き、酒場に行って軽い食事を頼めば、野菜入りのお粥が出てきて。
ボーっと食事をしていると、アーベルと顔色の悪いクロエの話しが聞こえてきた。]
困っている人々が居れば、力になるのが騎士というもの……
早く治さないと……
[リッキーが用意してくれた薬を飲んでからそう呟く。
すぐにでも島内の様子を見に行きたかったが、風邪を悪化させては何もできなくなるので、今は大人しく*寝る事にした。*]
― 夜 ―
[寝る、と盛大に宣言したはいいものの眠気がやってくるはずもなく。
やがて無音の空間に耐え切れなくなって、そっと窓から抜け出した]
ったくよぉ……何が覚悟だ…。
[行く宛てもない足は何処へ向けても島民の目に触れて]
はっ、余所モンの容疑者には随分なこった。
[舌打ちを隠さずに足音を荒立てるも。
行き場を失ったその行方は自室へと向けられることだろう]
― 翌朝 自室→酒場 ―
[開け放したままの窓、カーテンが揺れる部屋で浅い眠りから目を覚ます。やがて重い足取りで酒場に向かうと、まずはいつもと同じようにリッキーに水を求めた。
部屋の中に数人の姿を見つければ。
挨拶をしようと息を吸い込んだところで、リッキーにぐいぐいと腕を掴まれカウンターに腰掛けるよう促された。
水を手渡されながら昨夜からの経緯を聞かされる]
本当かよ…。
[信じられない、と言わんばかりの呟きにだったら自分で確かめてくるといいと言われ、少し怖気付いたような色も浮かんだか。
再度振り向いて様子を伺うも、黙したまま。
顔色の悪い赤毛の騎士も含めて声をかける先はないように思われた]
―宿屋―
[問いかける声に、閉じていた目をゆっくり開ける。
目に入るのは、いつになく焦りを帯びたよなフーゴーの顔]
どうして、って……。
[言葉を上手く紡げず、俯く。
どう話せばいいのか惑っていると、名を呼ぶアーベルの声が聞こえた]
……あ。
[大人しく寝てなかったから怒られるかな、と。
場違いな思考が過り、それと前後するよに頭が撫でられる。
いつもと同じ、でも、少し違う感触。
それでも、それは少しだけ気持ちを楽にしてくれた]
……『声』、きこえたの。
ひとが、死んだこと、教えてくれる、『声』。
……でも、誰がか、は、わかんないから。
もし……大事なひとだったら、いやだから。
確かめなきゃ、って……それで……。
[途切れがち、言葉を綴る]
それで……行ったら……爺様、まっかで、まっしろで……。
[口に出す事で蘇る光景。
身体が震え、ぶち猫を抱える腕に、*力がこもる*]
― 宿屋→港方面へ ―
…――霊能者。
[宿に泊まっていた者も起きてくる中、
フーゴーの問いかけに答えたクロエ。
その言葉を聴いて、ボソリとその単語を口にする。
果たして半分空気と化していた学者のその独り言を、
拾う者があったのか否か。]
…―――。
[それっきり興味を失ったかのように、踵を返すのは、
震えるクロエを慰めるのは自身の仕事でないと思っているからか、
そもそも、そんなことすら思っていないからか。]
嗚呼、クロエさんを無事に送ったことを
お知らせしておいた方が良いでしょうか。
[ふっとクロエを送る際、すれ違った人。
ウェンデル(他にもいればその人も)を思い出し、
彼がまだ詰所近くに居るならば、一言声をかけてから、
常の日課を果たす為に、淀みなく足は港へと向かった。]
― 宿(酒場) → 詰所近辺・路地 ―
[フーゴーとクロエのやりとりは途中から耳にしても、いまいち要領を得なかったが。
まっかで、まっしろで、と震えるクロエの言葉に視線を尖らせる]
[あまり音を立てないようにして、宿を後にする。
向かうのはリッキーから聞き及んだ詰所近く。
何処かと誰に聞くまでもない人だかりに紛れてその光景を目の当たりにしようと。
周囲に広がった夥しい赤に歩みを止めた。
惨劇の爪痕、初老の変わり果てた姿に薄く開けた目が開く]
……ざまあねえな…。
[搾り出したような減らず口は僅かに震えていたか*]
─宿屋─
…死んだことを、教える、声。
[クロエの返答に小さく息を飲んだ。この子が、と声には出ず心で思う。声にはせずとも思い起こす単語はライヒアルトが密かに発したものと同じ]
……そうか……それで、あそこに。
…おめぇにその力が備わったのは、良いことなのか良くねぇことなのか…。
[力を持つ者が見つかったことは状況的に喜ばしいことではある。けれどクロエの状態を見ると、精神が持つのかと不安が募った]
ああ、分かったから。
後は、思い出さなくて良い。
[身体を震わす様子にそう声をかけて。アーベルに視線で、部屋へ、と促す。
右手がぺちりと額を叩く。手を当てたまま、しばらく考え込むように沈黙した]
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