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うん…どしたのって…ああ
[顔を真っ赤にしていう>>105ブリジットに何が言いたかったのか
恥ずかしがり屋のために内容を口にもしなかった
ちなみにこの薬師の親も息子も薬師ゆえにかそういった羞恥心に対してはかなり無頓着でもあった。そして窓を見たりごそごそと荷から羊皮紙を出したりして]
そだなぁ。
今天気悪いから日光もほとんど出てないし、体調はそこまで悪くなかったはずだがぁ……ん、大丈夫だな
[と、羊皮紙に記してある診断からも伺えたところで頷く]
でもできるだけ身体を冷やさないように…長風呂も厳禁。
体調に変調を感じたらすぐにやめる。
[そして人差し指をたていつもの注意事項を口にして]
まあ誰か付き添ってもらったほうが安心かもしれないが…ナターリエさんに頼む?
[さすがにここで使用人の人とかもいないし、アーベルは一応いるが、男性だし、そこはブリジット次第だが、もしも頼むならば人見知りのブリジットでも大丈夫そうなナターリエさんかなぁなんて考えながら答えた]
[アーベルに直ぐに返す声が聞こえた>>106
また機会を逃してしまったけれど
淹れられたばかりのハーブティーに視線を落とし
まぁいいか、なんて思いながらふぅふぅと息をかける]
冷めても美味しいけれど熱々を飲んでみたいかも。
[ぽそりと呟くけれど大惨事になることは見えていたから
程よい温度になるまで我慢しておいた]
いや…なんかまあ、エルゼさんよか大変じゃなさそうです。
[エルゼ>>109の言葉に答えつつも、きっと聞いてないだろうなーなんて絶叫を上げてカウンターのほうにいくのをみながら律儀に答え]
こちらで、飲まさせていただきます。
[とゲルダ>>84へは答えたの*であった*]
ああ、そちらでしたか。
でも大丈夫です。お気遣いありがとうございます。
[ゲルダの訂正には微笑みを浮かべて頭を下げた。>>112
薬は戻ってから飲めばいいと思うので辞退はしたまま。
ヴィリーを追いかけるようとするエルゼリートも見えたが、ここは笑ったらいけないだろうと口元を手で隠した。>>110]
呼んでねぇっ!
[つい苛立った声でアーベルにそう言ってから、再度はっとしたように、それから赤くなって俯き]
なんでもない。なんでもないから。
[そうとだけ返してから、アーベルの方を見ることはできずに妹の方をちらりと見る。
自分が怒鳴るようになってしまったことを気にしてる様子で]
ごめん、エーファ……俺、別に責めるつもりとかそんなつもりじゃ、本当になかったんだ。
[再度の言葉の後]
エーファは本当になにも悪くない……から……
[自分でもよくわからないもやもやがさらに大きくなって非常に居心地悪そうに縮こまり。
双子そろって同じような様子に周りからは見えたかもしれない]
あいつが護る者なら一番楽なんだがな。
[がさ、と胸元からアロマスティックを取り出して、手の届く範囲に置く。
特にラーイ、ナータ、エーリッヒが自身にとって心残りになりかねない。
く、とカモミールティーを飲み干すと、
アロマスティックを吸い口に挿しこみ、ラヴェンダーの香りを嗅ぎ始める。**]
― 浴室 ―
[それなりに危険もある生活を送ってきた筈の男の身体には、けれど、一つの傷も残ってはいなかった。むしろ、不自然な程に]
あー、ほんとに荒れてきたなあ。こりゃ時間の問題か。
[外を吹きすさぶ風の音を耳にして、隻眼を細める]
あ…ありがとうございます。
ごめんなさい、淹れて頂いたのに取りにも行かずに。
[>>118ゲルダが持ってきてくれた紅茶のカップを受け取り、礼を言って。
ゼルに問いたいことが伝われば>>119、少し表情は安堵したもののやっぱりまだ恥ずかしくて頬は赤いままだった。
けれどいくつかの注意事項を聞く際には聞き落としの無いように頷いて。
ナターリエに一緒に入ってもらう?と聞かれると、ん…と考えた。
確かに彼女ならば元々見知っている方ではあるし、一人で入るよりも安心ではあるのだけれど。]
お願いできるなら、お願いしたいけれど…
ナターリエさんにご迷惑ではないかしら。
[そう頬に手を当て案じて。]
[少しぼうっとしていたらしい。
おとうとの声>>93に反応が遅れ困ったような笑みを浮かべる]
ん、ごめんね。
折角ラーイが教えてくれたのに、ね。
[ちゃんと覚えていて気にしてくれるおとうとの眸に
動揺の色が見えれば少しばかり不思議そうにして]
大丈夫なら良いのだけど。
[続く声>>115にこくんと頷き]
お茶を飲んで寝る前にでも頂く事にするわ。
――…そんなに長湯じゃないけれど
やっぱり待たせてしまうことになるだろうし。
[男性よりも長湯してしまう自覚はあるのか遠慮がちにそう言って]
[名を呼ばれたような気がする>>127。
流石に少し離れているから話の内容まではわからない。
きょとと辺りを見回してこてんと首を傾げつつ
丁度良い温度―といっても他の人にすればぬるいだけ―となった
ハーブティーにそと口をつける]
お酒よりもお茶の方が私には合うみたいね。
[ほっとするような優しい香りを楽しむように緩く目を伏せた]
いや、あれは仕方ないよ。
俺でもあの勢いには勝てない。
[口元を隠していた手をどけて、ナータに笑いかける。>>128
いきなりでは動揺するけれど、分かっていてなら平気らしい]
女性の方が時間かかるのはナータだけじゃないでしょう。
気にしすぎだよ、ナータも。
でもそれなら、俺もまだここにいるね。
昨日は寝すぎちゃったしさ。
[アーベルとブリジットの会話もそれとなく耳に入れながら。
楽しそうな顔でハーブティーをナータに合わせゆっくり飲んでいる]
―広間→浴室―
[結局そのまま妹との様子は変わることなく、部屋に戻るという妹には]
わかった、俺はもうちょっとしてからいく…。
[妹のことをそのまま見送ると、ふらふらっと浴室の方へ向かおうと広間を後にした。
ヴィリーがすでに入ってることも知らず、誰かに止められたとしても気づかなかっただろう]
はぁ、なにやってるんだろう、俺……
[広間を抜けて一度リネン室に行きタオルを手にして、浴室にかかった札にも気づかず、
脱衣所で服を脱ぎ、この時点でヴィリーの脱いだ服があることに気づくべきだったかもしれない**]
あ、ち、違うの、これは理由があって…!
そ、その、お風呂のこと、ゼルに聞いてたの。
入っても、大丈夫かしら、って。
[>>133顔が赤いのをアーベルに指摘されて額に手を当てられると、熱があると勘違いされたと気付いて慌てて頭を振った。
ゼルからもあったかもしれないが、こちらも説明は入れて。
枕元で話を聞いたりは気にならなくとも、さすがにお風呂のことなどは恥ずかしくて、更に赤くなって顔を伏せた。]
い、一応入っても大丈夫って、言われたけれど。
ナターリエさんに一緒に入ってもらえるか、お願いしようかどうしようかって、悩んでたところで。
― 広間 ―
[ゼルギウスからの説明があればそれと、補足するようにたどたどしく主から説明>>136がされるとようやく合点がいった。]
ああ…、風呂か。
俺が立ってるのは別にいいんだけど…。
[ブリジットの風呂に、女性使用人の手が入っているのはこちらも当然周知の事。
ブリジットの感情を置いておけば、自分が近くに立つ分には問題がない。
とはいえ扉一つ向こうで立っていて、浴室内の緊急事態に手が出せない――いや、緊急時には問答無用で手を出すのだが、それに気づき難い方が問題で。]
でも大事考えるなら、シスター辺りのが有り難いかな。
ゲルダの姉さんやら、フォルカー達でもいいっちゃいいけどネ。
[できれば、フォルカー達よりはゲルダ、ゲルダよりはシスターといった所。手当ての心得が有りそうかどうか、が加味されていた。]
あっちも手隙っぽいし、今聞いてみれば?
[とは談笑している風に見えた二人を視線で指して言う。説明が要るようなら、ゼルギウスに頼む事になるか。
自分が行ってもいいが、どちらかといえば薬師のゼルギウスが行くほうが良いような気がして。]
――…うん。
[ライヒアルトの笑み>>134が見れてほっとした様子。
結局彼が動揺した理由は分からぬままであるけれど
気遣ってくれているのは分かるから頷きを向ける]
そ、それはそうかもしれないけど。
やっぱり待たせていると思うと落ち着かなくて。
院では気にならないのに、ね。
[気にしないようにとの周りの配慮があるのだろうが
女が鈍感であるのか周りの気遣いが上手いのか未だ知る由なく]
ふふ、ラーイは優しいね。
たくさん眠れたのは身体が休息を欲しているからでしょう。
それに、寝すぎっていうほどではないと思うわ。
[調子が悪かったのだから、と言う言葉は飲み込んでふわりと笑う]
こういう時は助け合いデしょ。実際困ってんだし。
[頼むかどうか悩んでいる主にはそう後押しして。
ふとフォルカーらが別々に広間を出て行くのは見えはしたものの、声はかけるタイミングを逃した。
なにやらフォルカーの行き先に、若干の予感は過ぎったが。]
あ、あの。
ナターリエさん、少し、よろしいです?
その、お願いしたいことがあるんですけれど。
そ、その。
一緒にお風呂、入って頂けませんか?
[恥ずかしげに顔を赤らめてそうお願いしたものの、なんだか色々足りなかったかもしれない。**]
―広間・カウンター近く―
[フォルカーの行き先は、視線でも追いかけなかったから知らなくて。後で騒ぎになるとは思っていなかった]
ナータの方がずっと優しいよ。
そういう心配りも細やかだし。
[気にさせるようなことはクレムもしないだろう。
でも意識してではなく当然のようにそうなっている気がした]
そうかなあ。
なら今は身体がそれほど必要としてないんだよ。
[ふわりとした笑みに幸せを感じる。>>138
こうした小さな幸せを積み上げて生きていければ良かった]
[おとうとの視線がブリジットと此方に向けば瞬きをする。
ブリジットが此方へと歩んでくればティーカップを置いて]
………?
[ゼルギウスと彼女を見比べことりと首を傾げた。
ブリジットからの申し出>>141に
ゼルギウスはすかさず助け舟を出すことだろう]
それは勿論構いませんよ。
理由があるのなら尚のこと……
それを聞いて一人にさせるわけには参りません。
……ん。
入浴で気をつけなければいけないことはあるのかしら。
[ブリジットとゼルギウスへと問い掛けて注意点にも耳を傾ける]
―広間・カウンター近く―
[普段なら聞かない会話まで聞いてしまうのは、表面上は穏やかでも、やはり気が立っているからだったろうか。
ブリジットやゼルギウスが近づいてくると、場所を譲るようにナータの前を空けて端の方へと*寄った*]
そんな風に思ってくれるのはラーイくらいよ。
もっと優しくなれたら良いのだけれど。
[ライヒアルトに対して優しくあれるのだとしたら
それは女にとって彼が大事な存在であるから。
義兄と共に過ごした時間の方が長いけれど
歳近いこともありこのおとうとに懐くのは早くて]
ラーイはあんまり私を甘やかしてはダメよ。
何時まで経ってもおとうと離れ出来なくて……
それだとラーイも困るでしょう?
[小さく微笑み首を傾ぐ。
なら、と続く言葉には体調を案じる言葉は飲み込んで
彼の言葉を信じ一つ頷いてみせた]
今は未だ使用中でしょうから
お風呂が空いたら一緒に行きましょうね。
[ブリジットに声を掛け笑みを向ける。
同性であるからか彼女と一緒に入ることには何ら抵抗ないようだ。
ふと、意識を向けたその場所で何が起こるかなど今は知る由もなく
浴室へと消えたヴィリーの帰りを大人しく待っている]
今のうちに着替えも持ってきた方が良いかしら。
[ぽつと紡ぎブリジットの意見をきく仕草。
場所を譲るライヒアルトへと向き直ると]
待ってなくても大丈夫だから。
眠くなったらちゃんと休むのよ。
[なんて言葉を掛けるけれど無理強いする心算はなく
彼の意志は尊重するはず――**]
……木、倒れたりしなきゃいいんだけどな。
[ふと、零れ落ちるのはこんな呟き。
海から吹き付ける風を文字通り全身で受ける花木。
先に見た、堅い芽の事を思い返しながら、小さく息を吐き]
……起きたら、爺様ともう一回、話すか。
『場』の事も、含めて。
[自衛団がどこまでの情報を得ているかはわからない。
だが、共通の認識は持っておいた方がいいのは確かだから。
そして、それ以外にも、話したい事はなくもないから。
そう、思いながら、眠りに落ちて──翌日]
[嵐は一体いつ止んだのか。
いずれにせよ、朝、目覚めた時には風は止んでいて]
……大分、荒れたみたいだなぁ……。
[半ば凍りついた窓越しに見える外の様子にこんな呟きを漏らしつつ。
上着と、コートも羽織ってしっかり防寒対策を固めると、真白の猫を抱えて部屋を出た]
……ってと。
爺様、どこにいるんだ?
[呟きながら、階段を降りて、下へ。
広間には姿は見えず、浴室やリネン室にも姿はなかった]
……厨房に居るとは思えないし……外?
[風がいつ止んだのかはわからないが。
外の様子を見に行った、というのは十分に考えられるから、外に出る。
早朝の空気は、風が荒れた名残りもあってか、切りつけるように、冷たい。
その空気の中、白い息を吐きながら建物の周囲をぐるりと巡り──]
……え?
[宿の裏手。場所的には、リネン室の外辺りか。
そこに、不自然ないろを、見つけた。
積もった雪と、外壁を染める、異質な黒ずみ。
元の色はなんだったのか。
それを物語るのは、立ち込める異臭]
なに、これ……?
[呟いて、見回す。腕に抱えた猫が、不安げに低く鳴く。
翠が捉えたのは、黒ずんだ壁にもたれかかるよにして座り込む、見慣れた姿]
……じい、さま?
なに、してんの、そんなとこで。
[掠れた声で呼びかけても、答えはない。
近づいて、肩に触れる。
伝わるのは、文字通り氷のような冷たさ]
じい……さま……ちょっと。
冗談だとしても。タチ悪いし。出来も悪い。
[繋がらない。
目の前の事が現実と繋がらない。
けれど。
深く抉られた喉元と、胸元。そこを染めるいろは。
目の前のひとが、生きていないと──死んでいる、と。
とても、端的に、物語っていて]
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