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……って、どうするか。
さっきの様子見ちまうと……そう、とは思い難いし。
[ダイスが示した出目――「10」の先。
多少の贔屓目の存在も否定はしないが、従妹は違う、という気がして]
そうなると、読めない所か、カードを生かせそうなとこ……。
生かせそうな、っていうと、ライかブリジット、かね。
[前者は信あるが故に。
後者は一見破天荒なようで、その実、観察力や判断力に長けると見ているから。
そんな呟きをもらしつつ、気軽に摘まめるサイズのガーリックトーストやら作りおきのザワークラウト、チーズ、レーズンを用意して食堂へ戻り。
しばし、昔話に興じながら時を過ごした]
―翌朝/自室―
[結局、夜の内には呪を行う先は決めきれず。
動き出したのは、夜明け間近。
机の上に瑠璃のダイスを並べ、呪を紡ぐ――が]
……何?
[光が灯る事はなく。
そして、それが示唆する事象は――自分が知る限りは、一つだけ]
……まさか?
[低く呟き、部屋を出る。
一見すると、昨日と変わらぬ夜明け。
しかし、空気には、微かな違和。
困惑を感じつつ、その違和をたどって二階へと向かい、そして]
―翌朝/ブリジットの部屋―
[その部屋の前に立つと、違和は――血の臭いはより強くなる。
自然、蒼は険しさを帯び]
……ブリジット?
起きてるか?
[声をかけても答えはなく。
高まる嫌な予感に、入るぜ、と声をかけつつ、扉に手をかける。
抵抗なく開いた扉の向こう、見えた光景に]
……っ!?
[言葉が失せた]
[目に入ったのは、床を染める深く沈んだ紅。
そこに広がる長い髪。
紅の中央に倒れた者が息を止めているのは一目瞭然。
欠落の激しい心臓の辺りと、食い破られた腹が端的に物語る、事実に。
ぎ、と唇を噛んだ]
……やってくれる……。
[零れ落ちるのは、低い呟き。
ともあれ、このままにはできない、と。
ベッドから取ったシーツで亡骸を覆う。
白がすぐに色を違えるのを、蒼は、睨むように見据えていた**]
―昨夜/宿屋外―
「おお姫よ。囚われの君を今こそ奪回し助け参らん!」
[明りのついていた窓は誰の部屋だったか。
とにかく男の頭の中では今度はそういうことになってたらしい。
宿を見張っていた団員が仲間を呼ぶ]
「おい、また抜け出してるぞ」
「ええい、邪魔をするなー!」
[取り押さえようとやってきた団員達に剣を抜く男。
数人で揉み合う内に紅が飛び散った]
「ぎゃあっ」
「やっぱ狂ってるぞこいつっ」
「なあ、そんなのあの話にもいたよな!」
[頷きあった自衛団員は、躊躇なく男の命を奪うことを選んだ]
―昨夜/宿屋外―
[赤毛の男がどれだけ剣を使えたのかは分からない。
けれど多勢に無勢、自衛団員も単なる素人ではなかった。
背後から心臓を一突き。動きが止まったところに他からも駄目押し。そうまでされれば狼だとて生きてはいられないだろう]
「……死んだか?」
[地面に倒れた男を恐々と取り囲む団員達。
しばらく様子を見て、恐る恐る触れてみれば脈らしいものはなく]
「よ、よし。一人処刑できたぞ」
[詰所に運ぼうと動き始めた]
―昨夜/宿屋食堂→外―
うん。それはまた綺麗だね。
あ、そうして貰えるなら嬉しい。
[あの香りがあれば無理にでなくても眠れるかもしれない。
ライヒアルト>>95に笑われると嬉しそうに笑って頷いた。
会話は聞く側に回ってお茶をゆっくり楽しんで]
そうだ、ライさん今夜はどうするの。
良ければ荷車は明日また返しにいくよ。
[戻るとしても夜道を引っ張ることもなかろうと、アーベルと飲み交わすライヒアルトに言って位置を直しに行こうとした。
騒ぎ>>113>>114は食堂まで聞こえてきただろうか。
誰かが気にしたなら、まず自分が様子を見てくるからと制して外に出る]
―昨夜/宿屋外→食堂―
……処刑か。
[先に声がしていた方へ回った。
そこに倒れている男と自衛団員を冷めた目で見る。
文句があるかと言われれば首を横に振った]
どうせ、やらなきゃいけなかっただろ。
そいつは訳が分からん奴だったし。
どうして選んだのかは気になるから知りたいけどな。
[一連の流れを聞くと、そうかと小さく頷いて]
そういや名前くらいは把握してあったんだろ。
なんていうんだ。
[覚えていた団員からダーヴィッドの名前を教えてもらう。
そのまま後も自衛団に任せ、当初の目的を果たすと食堂に戻って、尋ねられれば何が起きたのかを*伝えた*]
―宿屋・自室→―
[幼馴染の心配をよそに自分は寝ていて、そのためにギュンターの銀の剣の話など、情報とか聞き逃したりもしていた。
その話を聞いていればもう少し違ったことも考えていたのかもしれない。
目を覚ましたのは朝早くのことで、何かあわてたような足音が聞こえる]
アーベル…か……?
[手早く髪を漉いてから、その足跡の後を追うように二階へと上がり、ブリジットの部屋へと入ってくアーベルの姿]
逢引って時間でもねぇやな……
[ぽつりとつぶやいて不審そうに、そちらのほうを見て、部屋の前へ。
ちょうどアーベルが亡骸をシーツで覆う姿が見えて。
それから床に広がり、今はシーツをそめつつある紅、それが指すことは…]
アーベル……?
[震える声でその背に名前を*呼びかけた*]
―朝/宿屋/個室―
んっ……―――
[カーテンから緩く差す日差しを、瞼越しに感じて目覚める。
飲んだ薬が効いたのか、胸が痛むことはなく、そのことにほぅっと息を吐く。
妻は流石に寝台の淵に凭れるでなく、傍らにあっただろう。
ゼルギウスが寝る前とは真逆、今度は夫が妻の頬に掛かる髪を梳いた。
幼い日、遊んでとせがむ彼女に、外で遊ぶことが叶わない身故に、本を読んで聞かせることが多かった。時には気がつけば、どちらかが寝落ちてしまいこうして寝床を共にすることもあったか。そんなことをふっと思い出す。]
私が此処にこうして在るのは、君のおかげでなんだ。
たぶん、君に逢わなかったら、
私はもう既に両親の元にあったと思うから。
[遊んでとせがむ子と、光の中で遊んでやりたいと思った。
そう思うことで、光の中に脚を踏み出すことが出来た。
そのうちに、出来ることならば、
触れる温もりを護りたいと思うようになった。
だから、今、まだこうして生きていれる
―――……綱渡りだとしても。]
…、……―――。
[と、部屋の外に足音を聴く。
扉の開く音に続いて、もう一つ足音。]
少し、覗いてくるね。
[妻は目覚めぬままだったか。
今朝は外に出かけるわけではなかったから、メモは残さずに部屋を出た。]
―朝/ブリジットの部屋―
[音が向かった先に行けば、奥にアーベルの姿とシーツに包まれ紅に染まる何か。
――……それがブリジットだと、識ってはいるけれど。
そして、手前にはベッティの姿があった。]
嗚呼……―――
[険を孕むアーベルの蒼とは対照的、静かな紅色が3つを映し、吐息と共に言葉を零す。]
自衛団の人、呼んだほうが佳いよね。
[くるり、踵を返しかけ、ふっと思い立ったようにまた振り返り]
[周囲から聞こえる話題は人狼について書かれた伝奇のもの。
人狼に対抗する能力者とは別に、与する者の話を聞き。
ミルクティーを口にしながら考えた]
(つまりは、人でありながら人狼に味方する者、ってことか。
カルメンの言う通り、伝承通りになるとも限らないけど──)
[もしそうなったら、と考えかけて、思考を止めた。
今はその状況にはなっていないのだし、考える必要はないだろうと判断して]
[和やかとも言える茶会に聞こえて来る喧騒>>113>>114。
何事か、と視線を喧騒のする方へと向ける。
様子を見て来るべきかと動こうとすると、ユリアンが外へ向かう方が早かった]
ダーヴィッド?
誰だ、それは。
……ああ、あの、騒いでいた。
[戻って来たユリアンに訊ねると、男の名と処刑された旨を聞かされて。
自衛団の手にかかったと聞いて軽く眉根を寄せた]
妄言を口走ってはいたが…正直彼が人狼とは思い難い。
それすらも偽りと言われてしまうのであれば、何とも言えんが。
[そう言葉を紡ぎ、悼むように一度瞳を閉じる。
次に開いた時、ちらりとクロエへと視線が向いただろうか。
死者を視る彼女がどんな反応をしているのかを*確認するように*]
第一発見者はアーベル君なんだよね?
ミハエル君みたいに、きっと第一発見者は、疑われる、よ。
ねぇ、なんでブリジットさんの部屋に来たのか聴いても良い?
宿屋の手伝いにしても、この時間に尋ねるのは、少し……―――
[チラリとベッティを見やり、先を紡ぐをやめる。
鈍い男とて、わりかし判り易いベッティの想いの先は識れるから。
逢引とかそんな言葉は、使うのが躊躇われて。
けれど、それでも、アーベルの答えが返るまでは、その場を動かずに。じっと、シーツを染める色に似た眸で、蒼を見詰めた*]
―宿屋・ブリジットの部屋―
[アーベルが何を思ってこの部屋を訪れたのか、それはまるで彼女が死んだことを知っていたか、今殺したかの二択であるように感じ。
それでも床に広がる血の量やブリジットをシーツで包むところだった様子から、自分が来る前の間に殺したとは考えられなかった。
遺体の状況を見ることができるならば、それは確信に変わるだろうか]
どうしt…
[彼女が死んだとわかったのか、そう聞こうとアーベルの方に歩み寄り、後ろから聞こえる足音。
振り返るとゼルギウスの姿が見え、その言葉に静かに頷く]
[何故この部屋に来たのか、それを聞くゼルギウスにすぐに自分が口を開いた]
ああ、今日は私が変な時間に目が覚めちゃってな。
夜に人狼って動くんだろ?見回りかねてアーベルに付き添ってもらってたんだ。
[部屋に広がる血の匂いや、ブリジットが死んだという事実に吐きそうになるのや、感情が爆発しそうになるのを抑えて、体は震えていただろう。
知られちゃいけないことがそこにあるように思ったので、告げたのはわずかに嘘の混じった言葉、
じっとまっすぐにゼルギウスを見つめる目は真摯に、嘘をつくのは昔から得意だったのでそれ自体に動じることもなかった]
今は私がここの主なんだ、宿泊してる皆の安全確認するのも仕事のうち、だしな……
[つむぐ言葉は徐々に声のトーンを落としていき、ちらりとブリジットの遺体のくるまれたシーツの方を見て*俯いた*]
[アーベルに尋ねたにも関わらず、即座に答えが返ってきたのはベッティの方。
紅は瞬いて、視線を蒼から逸らし彼女を見る。
全てを嘘だとは思っていないけれど、引っ掛かりを覚えるのは
ベッティがアーベルを庇う言葉であったから。
もし、違う誰かを庇う言葉であったなら、ゼルギウスはまま信じたであろう。
顔に浮かぶのは本当にうっすらとした、2人に悟られるかどうか怪しいくらいの微苦笑。
――……愛する人の為に、嘘つくことは識っているから。]
そう。アーベル君も、それでよいのかな?
[再び紅は蒼を見て、首を傾げて見せた。
掘り下げてしまえば、突っ込める違和感はあるにはあるのだ。
見回りに来たとしても、反応がないと部屋に入るには早すぎる時間。
そも、皆の安全を確かめたとするならば、他の部屋にノックがなかったのは可笑しい。
アーベルも是と謂うならば、その辺り突っ込む人はいるのだろうか。
ゼルギウスはそこまで考えてでなく、けれどまるでそれを示唆するように蒼に無言で問いかけた*]
―宿屋・ブリジットの部屋―
[こちらを見るめを見つめながら、ゼルギウスの様子にぽつりと]
意外と冷静なんだな……。
[探るように聞く様子は人狼を探すというのであれば別に不思議はないこと、けれども冷静に考えられるのならアーベルが殺した相手のところに行く理由はないはず。
それに妻を溺愛するはずの彼ならば、次は彼女かもしれないという不安ないのだろうかとも、疑惑が疑惑を生んでいるだけの妄想かもしれない、
けれどもこちらは疑うような視線をゼルギウスに向けていたかもしれない]
[アーベルの彼に対する返答はどうだったか、その後に]
イレーネのそばにいてやらなくていいのか?
"心配のはずだろ?"
[最後の言葉を強調するように、手はぎゅっと自分の服のすそをつかむように強く握り]
皆には私から言っとく、誰がどこにいるかとか部屋の場所、全部知ってるからな。
[そう告げて、一度アーベルの方に気遣うような視線を向けてから、自分は他の人に伝えようと部屋を出て行こうと。
止められることもなければ、まだ起きていないイレーネ以外の宿泊してるものを起こして、ブリジットが殺されたことと、簡単な経緯>>127を説明するだろうか。
見回り中、ノックがなかったことを問われれば、何もないのに起こす必要ないだろうと答え、なぜブリジットの部屋を開けたか聞かれれば血の匂いを理由に*答えるだろう*]
―宿屋/ブリジットの部屋―
[冷静に考えるも何も、唯、第一発見者は疑われるの法則を持ち出しただけ。
ゼルギウスとしては、心配を向けた心算であったが……―――。
隠すことをしないベッティの疑惑の目に、苦笑は深まる。]
――……私が慌てふためいたら、イレーネが不安がるから。
[それは真実ではあったが、それにしても冷静であると見えるのは間違いないかもしれない。
さて、アーベルの答えはどうであったろうか。
その答えを聴き、おそらくはどんな答えでも頷いて見せ、ポツリと呟く。]
こんな時に、いうことじゃないかもしれないけど。
ううん、こんな時だからこそ、かな。
ベッティさんのこと、ちゃんと考えた方が佳いよ。
アーベル君がどんな答えを出すにせよ。
私が言うのも可笑しなことだけれど、
一つを強く想うことは、強くもあるけど酷く脆いことでもあるから。
[既に姿の見えないベッティについて、相変わらず判っているのかいないのかの言葉を紡ぐ。
去り際の彼女の言葉には淡い笑みを向けただけ。
一先ずは今朝、妻の生存は確認できているけれど……それを謂ったとて、彼女の心には届かないだろうと思う。今の保障はないと謂われてしまえばそれまでで。それを謂うだろう心境だと判るから。]
[こふっと一つ咳きつく。
刹那眉間に皺を寄せ、直ぐに何事もなかったかのように常の表情を取り繕った。]
じゃあ、私は自衛団に報告に行って来るよ。
嗚呼、もし、イレーネが起きてきたら、
私は自衛団に報告に行ったと伝えてくれないかな?
[一般的に第一発見者だから疑われるよ?と謂ったにも関わらず、けれど、ゼルギウス本人は疑っていないと暗に告げるかのように、大事な妻への伝言をアーベルに頼む。
そのまま引き止められないのならば、銀の影は詰所に向かい、そしてそこで赤い髪の青年の死を識るのだろう*]
―宿屋 個室―
[昨晩は騒ぎがある前に部屋に戻ってきていた。
部屋で喧騒に微かに気づいたものの、夫のことと自身の事を考えて
結局様子見には行かなかった。
そして暫くの後、夫の横に潜り込み、いつもの様に眠りに落ちまた朝を迎える。]
―宿屋 個室―
……ゼル?
[目を開けてまた夫がいないことを不安に思い
――今日はメモも無いこともそれに拍車をかけたか。
不安気に部屋の外に出ると、血の匂いを嗅ぎ取った。
妊娠中は嗅覚が上がっているらしく、微かな鉄の匂いにも鼻は過敏に反応する。
おそるおそるゆっくりと、血の匂いのする方へと向かい
ぴたりと足は、その元の部屋には入らず外で止まった。]
……ね、何があったの……?
[中に入らない、入れないのは
その先にあるものに見当がついてしまっているから。
目にせずにいれば、表情は怯えを含みながらも、狼狽する事はなく。]
─昨夜/宿屋・食堂─
[赤毛の男性についてアーベルから言われれば、そうだね、と遠慮がちに頷いて。
ゲルダがお茶を淹れるのなら、自分も一緒にその準備を手伝った。
カルメンとイレーネが読んでいる本の内容について話しているのは、丁度席を外していたので聞いておらず。
ライヒアルトがゲルダを気遣うのには、ふわり微笑むだけで口を挟むことはしなかった。
ユリアンやミハエルたちとも一緒にお茶をして、しばらく過ごしたものの。]
…ベッティ、遅いな。
[そう呟き宿の方に視線を向け、彼女を呼んでこようと立ち上がり。
ゲルダ達も共に来るなら、一緒にベッティを呼びに部屋へと向かうも、自室で眠っている彼女を見つければ無理に起こさない方が良いかと、声はかけぬまま食堂へと戻った。]
ゲルダ、私ちょっとお風呂もらってくるね。
[お茶会も終わり、片付けを済ませた後。
椅子に座って休んでいる幼馴染に声をかけ、アーベルに頼んでお風呂を借りたのだがなにやら外が騒がしくなり。]
…何か、あったのかな。
[何が起きたのかが気がかりで、手早く入浴を済ませ。
体はきちんと拭いたものの髪はまだ濡れたまま食堂へと戻った。
丁度外から戻ってきたユリアンの姿がみえて。]
ユリアンさん、なにかあっ…
[そう声をかけようとした所に、自衛団員が入ってきて、自分の名を呼んだ。
それが意味することは、一つ。]
あなたたち、誰か、殺したの?
[その問いに答えはなく、腕をつかまれ引かれるままに宿を出た。
誰かが引きとめようとしてくれるなら、心配しないでと無理に笑顔を作ってそれを留め。
蒼鷹がついてきてくれるならば知らず安堵の表情を浮かべるが、ついてこなくても、大丈夫だから待ってて、と微笑んだ。
そのまま詰め所へと連れていかれ、ダーヴィッドの骸と引き合わせられるも。]
……っ…!!!!!!
[命を奪われたばかりの骸と向き合うのは初めてで。
そこから流れ込む感情の強さに意識が一瞬遠くなった。]
[ぐい、と自衛団員に肩を引かれ遠くなった意識が戻り。
ダーヴィッドの正体について問われると、いまだ押し寄せる波に抗いながら、かろうじて声を発した。]
この、人は……人狼、じゃ、ない…
人、間……です。
[彼の体を包む光は、ただ白く。
けれど押し寄せる感情は、滅裂なものだった。
恐らくは正気ではなかっただろう彼の、全ての感情が死によって解放されたせいで。
それでも根底にあるのは、人狼を許さぬという強い正義だった。]
[ダーヴィッドは人狼ではないとだけ聞けば自衛団員はもう帰って良いと言われたが、しばらく立ち上がることもできずその場で目を閉じて情報を遮断した。
蒼鷹がついてきていたなら、そばに居てくれただろうか。
その様子を自衛団員達は薄気味悪いものを見るように遠巻きにしていただろう。
しばらく休み、ようやく動けるようになった時。
ゆっくりと瞳を開き、横たわる赤毛の男性の顔を見つめて。]
…ベッティのこと助けてくれたのに。
お礼、言わずじまいで、ごめんなさい。
貴方のこと、よく知らないままに、怖がってごめんなさい。
─…どうか、安らかに。
[思えば、結局名前すら知らずじまいだった男性にそう囁くと、立ち上がり。
詰め所を*後にした。*]
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