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あ、あー!
馬鹿!
エーリ君の馬鹿!!
[逃げられて、あわてて顔を出したけれどどこにもいない。]
あーもう。シチュー
――火にかけっぱなしだ。
[とりあえず、小屋へたどり着くのと、馬鹿、という声が聞こえたのはどちらが先だったやら]
……窓から出て行く、というのは、感心しないのですけどねぇ。
[零れてキラキラと光る硝子の欠片に、そんな呟きをもらし。
あいてるよ、という言葉にドアへと回った。
中に入れば、目に付くのはある意味大惨事]
あららぁ……大変な事に。
また、食べてないのですか、エーリ。
……ほんとに、困ったひとですねぇ。
[呆れたような口調は、常とかわらない]
ですねぇ、落ちなくなってしまうと大変ですし。
あ、いただけるなら、紅茶をお願いできますかぁ?
食べてって言ったのに。
わかった、紅茶だね。
えーと、たしかここっと。高いの使ってやろう
[にこにこ笑って、]
で、ミリィちゃんはどうするの?
[高いの、という言葉にくすくすと笑い。
次いで、投げられた問いに軽く首を傾げる]
どう……っていうのは、これからの事ですかぁ?
とりあえず、エーリを探して止めないと、ですねぇ。
虹の天使を持っていかれちゃうのも、エーリがいなくなるのも、どっちも嫌ですし。
……それに、『約束』もありますから。
うん、これからのこと。
そうだね、エーリ君さがさないと。
探してちゃんと馬鹿っていわないとだめだね。
言ってもきかないけど。
[こぽこぽと紅茶を注いだカップをさしだす]
[自分の分も確保]
約束?
ですねぇ。
ほんとに、お馬鹿さんに過ぎますもの。
[にこりと笑って頷き。
帽子を脱いで膝の上に乗せ、カップを受け取る]
ボクの、曾御婆様に当たる方と、守護妖精様の約束なのです。
村に何かあったら、みんなを護るために頑張る、っていう。
……守護妖精様は、追われていた曾御婆様を助けて、この地に住まわせてくださいましたから。
そのご恩に報いるのは、一族の勤めなのですよ。
[そんな約束があったから、守護妖精の意識と力の残滓を引き寄せたとか。
そこまで、考えは回っていないが]
んん、よくわからないけど。
別に危険は迫ってないんじゃないかな。
護るって何から護るの?
[不思議そうに尋ねた。]
んん、紅茶おいしいね。
まあ、エーリ君はすくいようがないくらいお馬鹿だから、ちゃんと後で頭を叩いてあげないとね。
でも、そうなるとあのラブストーリーの子孫ってことなんだね、ミリィちゃん。
ヨハナおばあちゃんが聞いたら喜びそう。
危険は、ないと思いますねぇ。
護るのは、今までどおりの穏やかな暮らし、かしら?
変化がないのは、つまらないかもしれませんけれど。
誰かが欠けたり、いなくなるのは、寂しいですもの。
[にこにこしながら言って、カップを傾け]
うん、美味しいですねぇ。
[暢気に笑った]
叩いて治ればいいんですけど、ほんとにお馬鹿さんみたいですからねぇ。
ええと、ラブストーリー?
曾御婆様が助けられた時には、守護妖精様には、伴侶がいらしたらしいですけど……。
[違ったかしらぁ、と。
首を傾げつつ、頬に指を沿え]
ヨハナおばあちゃんいわく、盛大なラブストーリーだったらしいよ。
エーリ君の本では違ったけど。
[真顔。違うとか違わないとか、そんなの知ったことじゃない]
まあ、エーリ君はいなくなるかもしれないね。
おばかだから。
[紅茶を飲み干して]
叩くくらいじゃなおんないくらい、おばかさんかも。
まあさ、過保護にしないであげるのが良いかもしれないよ。
人間不信みたいだし。
愛情不信ともいうのかな。
難しい妖精だよね、エーリ君。
[白い鳥はなんか言いたげだったものの、多分、誰も気づいていない]
……ほんとに、難しいひとですねぇ。
[こちらもカップを空にして、ため息一つ]
抱え込んだって、ぐるぐるしてしまうだけだと思うんですけど。
その辺りも、ちゃんとお話するようかしら。
……その前に問題は、どこに行ったか、ですけどねぇ。
あんま詳しくは話してくれなかったからわかんないけど。
[カップを水場に運んで、]
エーリ君は教えてくれないと思うよ。今はね。
おばかだから。
[何度も言いすぎだ]
最初は怒ってあげなきゃね。
年上なんて信じられないや。
で、飲み終わった?
片しちゃおう。
それから、探そうね。
エーリ君は嫌いな方法らしいけど、使えるのは確かだし。
[メモ帳を取り出し、笑った**]
お話していただくにも、手順が必要、という事ですねぇ。
……ほんと、年上なのが信じられません。
[さらりと言って。
飲み終わった、という問いにこくりと頷く]
ですねぇ、まずは探しましょうか。でないと、どうにもなりませんし。
……あ、カップはボクが片付けますよぉ。
探すのは、お任せしますから。
[にこりと笑って言いつつ、カップを持って水場へと。
診療所でも炊事を担当しているので、手際は良かったりする]
[カップの片づけが終わった所で、アーベルの邪魔をしないようにと一度外にでる。
彼が使うのは妖精の魔法、自分の魔法とは系列を異にする。
余計な邪魔にならないように、との気遣いからだ]
……んん。
ブルーメ、落ち着かないですか?
[悪戯妖精たちの気配を感じてか、今はミニチュアサイズの箒はちょっと、落ち着きなく]
―森―
[薄茶猫の動物的勘と警戒心を悪戯妖精避けにして、木立の中を歩く。エーリッヒに対抗手段を持つミリィを訪ねるべく村の診療所に向かいかけ、漂ってきた香ばしいを少々越した匂いに鼻を森番小屋の方へ向けた]
おォや? なにやら焦げてるみたいな匂いだねェ。
火事ならやっかいだし、誰かいるならそれはそれでいいさね。
[女は度胸とばかりに匂いの方へと歩いていく。
やがて見えてきた森番小屋の外には探し人の姿があった]
おんや、娘ッ子。ここにいたのかい。
この匂いはどうしたのさね?
……あら、猫さんに、ヨハナの御婆様。
[近づく姿と声に、伏せていた目を上げてそちらを見る]
ええ、もしかしたらエーリがいるかな、と思って。
ちょっと、遅かったみたいなのですけどねぇ。
この匂いは……お鍋が焦げてしまったそうです。
…そうか、坊は行っちまったかい。
忙しない子さね。
何か、聞いちゃいない…かねェ。
[間に合わなかったと言う言葉に溜息を付き、腕にかけた籠が軽く揺れた。薄茶猫はトンガリ帽子の飾りの赤と白い鳥を狙う仕草]
鍋は残念だったねェ…って事は、アーベルはいたのかい?
ボクが着た時には、ちょうど、窓が割れる所でしたから。
[ため息をつく様子に、申し訳なさそうな表情を覗かせる。
白の鳥は猫の仕種に警戒中]
ええ、アーベルさんは中に。
エーリとも、お話されていたようですよ。
今は、エーリを探しているそうなので、ボクは邪魔をしないように、外に。
…見事に割れてるねェ。あそこから逃げたって事かい。
少しでも話したなら聞かせてもらいたいもんだが、
[ミリィの説明に頷き小屋へ入ろうとし、邪魔と言う単語に止まる]
ふゥむ、それなら出てくるまでちィと待つかね。
そういやお前さんはアーベルから聞いちゃいないのかい?
知ってる分だけでも話してもらえると坊を止める手掛かりになるかもしれないんだがなァ。
[立っているのも疲れたのか、切り株によいしょと腰掛ける。
猫は赤か白か悩んだ末、珍しい方――つまり赤のリボンを狙う事にした。姿勢が低くなり、ちりりと涼しげな音が鳴る]
おやめ、ツィムト。
着地し損ねても、わたしゃ今は助けてやれないんだからね。
[紅のリボンを狙っていたらしき猫の様子に、あららぁ、と暢気な声を上げ。
問われた言葉に、先ほどのやり取りを思い返す]
聞いたのは、簡単な事なのですけれど。
エーリが、人間不信で、愛情不信らしいとか。
アーベルさん自身も、はっきりとした事は聞けてなかったみたいですねぇ。
[話しつつ、腰掛ける姿に心配そうな視線を向けた]
[心配そうな視線に気付き、大丈夫とばかりに腰のせいで俯きがちな顔を上げる]
人間不信に愛情不信ねェ…坊は愛されとったと思うんじゃがなァ。
だが、結び付きが深ければ深いほど、置いてかれる方は辛かろゥ。
[祖父との思い出が詰まっているだろう森番小屋に目を向け、目尻の皺が深くなる]
……坊は墓前で、人は儚いと言ってたよ。
わたしですら小さかったのにって子供の頃の背を示してなァ。
わたしゃもう、残していく側だからねェ。
坊の気持ちは判ってやれんのだろうなァ。
じゃが、残していく方の気持ちは判る…わかってるつもりさね。
[枯れた茸の作る円。その内側は虹を切り取ったような鮮やかな色彩の結晶に彩られる。
妖精の踊った跡と言われるものを模した“それ”は、異空間への口を開けたままで、ひどく不安定になっていた。
一度落ちれば、戻れるかわからぬ深い穴のように]
……この件が一段落したら、ゆっくり湯治しましょうねぇ?
[今はそれどころではないけれど、と笑って。
続いた言葉に、微かに目を伏せる]
……置き去りは、寂しい、ですねぇ。
置いていく方も、置いていかれる方も。
[何か、思う所でもあるのか、ほんの一瞬、陰りは深くなり]
人は、確かに儚いですねぇ。
永い時を生きるひとは、皆、そう言います……。
[メモに円を描き、ことばを口にする]
[エーリッヒの居場所を]
[片耳のピアスを引き換えに、魔法の力が飛んでゆく]
――林檎好きなんだね、エーリ君は
[彼には力が伝わったに違いない]
んん、行こうか。
ピアスちゃんともう一つつけてっと。
[部屋に戻り、新しいピアスを耳に]
[それから外に出ると、ヨハナもいた]
あれ、おばあちゃん。おはよう?
腰はだいじょうぶ?
[湯治という声に微かに笑って、ミリィに視線を戻す。
微かに目を伏せる様子を婆は静かな目で見ていた]
しかしなァ、限りあるからこそ人は精一杯生きるのさね。
いつ死ぬか判らんから、わたしゃ美味い菓子を作って食べたり食べさせたりしたいんじゃし。
果実にしろ何にしろ、何時でもあれば逆に作らないだろうなァ。
[妖精王のお陰で空になった籠を置いて、ゆっくりと腰を上げる。
前掛けのポケットの中で偽虹の天使が微かな音を立てて転がった]
まァ何にせよ当の本人ひっ捕まえんことにゃ話も出来ないさね。
わたしの頭が錆付いてるんじゃなきゃ、多分いつかはあそこに戻って来ると思うんじゃが、さて。
そうですね。
……限りあるからこそ、なのですよ、ね。
[ヨハナの言葉に小さく呟いて、こくん、と頷く]
そうですねぇ、まずは話をするためにも……あら。
[直後、小屋の扉が開いて、青年が姿を見せた]
あ、アーベルさん。
エーリ、見つかりましたかぁ?
ぜんぜん大丈夫そうに見えないよ
大事にしなきゃね。
ミリィちゃんが、ちゃんとあとで治療するでしょう?
[尋ねてから、指をさす。]
えっとね、エーリ君あっち。
林檎の方だよ
[見えない何かの近付く気配。
手を伸ばすと、ぱち、と弾けるような感覚]
……嫌いだって言ってるのに。
[指を舐める。
長めの金糸が目にかかり、頭を振って払った]
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