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―二階個室―
[朝の光が差し込んでも、私は目覚める事なく。未だ昏き睡りの中]
[時折、摺り寄せられる温もりに心守られつ*白金の輪は時を刻む*]
[目を開く、傷は治療が施されて、既に痛みも無い]
あー…どじった。
[寝台の上で身を起こし、獣じみた仕草でぶるりと頭を振る]
[裂けたり汚れたりしている服を着替えて、部屋を出る]
ハインリヒさんは無事かなあ…
[昨日感じた異変を思い出して眉を顰める、生死に関わる程の衝撃とは思えなかったが]
[そっと足音を忍ばせて階段を降り、玄関から外に出ると、果樹園へと足を向ける。足元のふらつくようなことはなかったが、僅かに普段よりその動きは緩慢だった]
―屋敷→果樹園―
―果樹園―
[昨日より、また伸びたように見える若木の傍、自分が意識を無くした際に落とした短剣を見つけて拾いあげる。暫し、手の中でくるり、と弄び、思案]
これなら、なんとかなるかな?
[短剣を懐に入れ、結界を超えて中央塔へと歩き出す]
―中央塔―
[幸い、雷撃の一閃で排除できる程度の小さなドロイドしか途中では襲ってこなかった。中央塔の外周区画に足を踏み入れると、バンダナを外して短剣を取り出し、封じられた壁に両手でその切っ先を突き当てる]
雷光の名によって…命ずる…
[紫電の輝きがその身から短剣へと流れる。それは生き物の胎動にも似ていたか]
汝が主の元へ…
[パチリ、と雷光が弾け、見えない壁に吸い込まれるように…短剣は姿を消した。或いはシステムの中に流れる電流の中に溶込んだか。運が良ければ、地下に居る筈の生命の娘の元へと、その武器を届けるだろう]
後は自力でなんとかしろよー
[どこか気の抜けた声で、呟いて]
ふう…
[反対側の壁を背に、ずるずると床に座り込んだかと思うと]
ねむ……
[眠った]
[ミリィの攻撃を防ぐために行ったことなど何もなかった。
けれど、傷などない]
…翠樹の力でこの身を傷つけることなど、叶わない、か。
[皮肉っぽく小さく呟き、そのまま消えるミリィを睨んだだろう]
[ブリスを軽くにらんだのは、そこに本性を解放しようとする可能性を見たから。
結果として何もなかったが]
…まったく。
[ちいさくぼやいて、精霊は相変わらず不機嫌そうに壊滅を免れた部屋へと戻る。
―――微かに翠樹の気配を残して]
─二階・自室─
[ふ、と戻る意識。
目覚めを呼び込んだのは、訴えかける従魔の声]
ち……きつ……。
[掠れた声で呟いて、ベッドを寄せた壁に寄りかかる。
白梟から向けられる、睨むよな視線]
……そう、怒りなさんな、と。
[部屋へと戻ると手荷物のなかから煙草を探し火をつける。
香りは蜂蜜のように甘く。
実際には煙草ではないのだけれど]
……まったく。
ここのやつらと来たら本当に後先見ないのばっかりだねぇ……。
[疲れた、と小さく呟いて吐息ひとつ。
薄青の煙がゆらゆらと揺れては消えた]
どいつもこいつもバカっていうのか、騒げない方がバカなのか。
[首をかしげればこきりといい音。
そのままぼんやりとした表情で中央塔のある方へと視線を向ける]
……セレスは、わかってる。
俺は、わかろうとしてないだけ。
[無限鎖を介した言葉のやり取りを、こんな言葉で締めくくると、ゆっくりと立ち上がる。
足元がやや覚束ないが、取りあえず下へ行こうと部屋を出て。
ふらついてます、見事なまでに。
こんな状態で階段はまともに下りられるのかというと]
…ま、いざとなったらひっぱたいて多少のお仕置きも必要か。
[ふむ、と首を捻って火を消すと立ち上がって廊下に出る。
壊滅を免れた酒があるなら寝酒にかっぱらってこようと]
……なんか、前にもどっかから落ちたような……。
[がったんと、派手な物音と共に滑り落ちた直後に零れたのは、こんな言葉。
以前は窓から、精霊たちの寛ぐ庭に落ちたんだっけ……などと思い返しつつ]
[扉を閉める音と、階段から何かが激しく落ちる音はどちらの方が大きかっただろう?
表現通りキョトンとすると、首を一捻り。
階段へと近づき]
…何してんの、おとっつぁん。
[上から見下ろし]
[呼びかける声に、一つ、瞬いて。
見上げれば、眩い陽光。落ちた後には精霊に会うものなのかと思いつつ]
……見ての通り、階段から落ちたとこです。
ていうか、誰がおとっつぁんですかと。
[あくまでそこは突っ込むのか]
あれ、誰かにおとーさんて言われてなかったっけ。
ライデンかな?
[階段をのんびり降りながら、起き上がる気配がなければ手をさしのべて起こしもするだろうが]
[ほんの一瞬掠めた苦笑は、どこへ向いたのか。
恐らくは、降りてくる陽精ではないのだろうけれど]
……そりゃま、彼にも言われてますけどね。
[投げられる言葉に、小さくため息。手を差し伸べられたなら、素直に助力を受け入れて立ち上がる。
その際に、気の乱れは伝わるだろうが]
どうも、助かりました。
―1F・厨房―
[とりあえず休息は一応取って。実際には大きな力を使ったわけでも無いし、彼女自身はそれ程酷い疲労もしておらず。
昨晩の思いつきどおりに階下へと降りてきていた]
うー、無理しようとしたわけじゃないのに。
[その台詞が昨日のハインリヒの言い訳と同じになっているのには気が付いていない。鍋をかき回しながら小さくぼやく]
あれ、そういえば。
なんでヘルガさんは何もしなかったし、なかったの?
[時竜と風の人が紡いだ防御は一通りのそれを防いでくれたけど。ヘルガの位置には場所的にそれを越えるほどの刃が迫っていたはずで。疑問符を浮かべながらおたまを動かしていた]
[それ以外にも考えることは多く。
響いてきた音もどこか遠く聞こえて首を傾げたのみ]
力を求めて、かぁ。
皆で協力してあげられるようなことならいいのに。
それなら普通に行けば終わるのにな。
[ぐるぐるぐる。脳の中もお鍋の中も。
作業台には雑多な調味料]
[さざめく時の気配に苦笑しながらその手を引いて立ち上がらせながら]
…落つかれ、おとっつぁん?
[クスクスと苦笑する。
きっちんから感じる香りに首をかしげつつ]
[獣の警戒心ゆえか。
何処からか届いた物音に、私の意識は深き淵から浮き上がる]
………
[緩やかに指先が動く。何かを探そうとするように]
[微かな耳の震えに、従魔はじぃ、とナターリエを見つめ。
静寂に、ぱたり、と寂しげに尾を振るか]
[一方時空竜、向けられる苦笑に、決まり悪げに頭を掻き]
少し、飛び回りすぎたようで。
……ま、こんなんだから、あちこちに怒られるんだって、わかっちゃいるんですが。
[性分でねぇ、と冗談めかして言いつつ。
直後にこちらも厨房からの気配に気づいたか。
ちょっとだけ、嫌な予感がしたとかそんな]
飛び回る。
まったく、竜ってのはどいつもこいつも気ままだねぇ。
[誉めているのか貶しているのかは謎だったが。
それから本来の目的であるキッチンへアルコールを貰いに行こうと思い立ち]
…キッチン行くけど、どうする?
[軽く首を捻り尋ねた]
気ままに……見えますかね?
多分、一番強い束縛を受けてる種族ですよ、俺たちは。
[力あるものとしての律に、最も強く縛られているのが竜族だから、と笑って]
……ああ。行った方がいい気がしますね。
[問いには一つ、頷いた]
あ。野菜だけのも作ってたっけ。
[ユーディットの出していたメニューを思い出す。もう一つ必要だったかと鍋を引っ張り出した。
がしゃあん]
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