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えと、わかった……
[ディスプレイの遣方はおぼえたから、一度部屋に戻って確認した後。
廊下にいるオリガをウートラの部屋へと案内した。
そのときにウートラを支えるのに手をかして、枯れ木のような老人を運び込む]
―― さっき、は、来てくれてありがとう、オリガ。
[泣いていたときにきてくれたことにいまさらな感謝を伝えて。
彼女が別の場所にいくのなら、ついていくつもり*]
― 自室 ―
[黄昏の淡い光と、紫紺の闇の狭間、棺桶を模したベッドの上で、羽毛布団に沈み込んでいた紅と黒が身じろぐ]
くあ…
[どれくらいの間眠っていたのか、大きく伸ばした身体には力が戻っていたが…]
ん〜〜〜〜
[まだ残る酩酊感に頭を振る。それだけ白龍…ユーリーの力が大きかったというのもあるのだろうが、恐らくは繋がっている木の力が、白龍の金気に反発しているせいだが、無論、本人はそれに気付いていない]
― 廊下 ―
ドミがなれるなら、私もなれるわけだもの。
お菓子の木の力はドミの方が読み取れてるでしょう。
些細な変化も感じ取れるひとはこっちにいた方がいいわ。
[ユルリ][不安そうなドミニカ>>55には穏やかな笑顔を見せる]
ああ。そういう意図が隠れてたの。
…逆に怒ってたりしないといいわね。
[ジィ][レイス>>36の顔を覗き込む]
中でも無理したりしないって約束できるならお願いするわ。
干渉できるひとが中に入ってしまったら、お菓子の木も諦めてくれるかもしれないもの。
[手は使えないので風の一部をレイスに向けた]
[頬を撫でるように吹き抜けてゆく][ソヨリ]
[グレゴリーの仕種>>37はそのまま鋭く息を吐き出して威嚇した]
[シャッ]
― 自室 ―
[それでも、意識がはっきりすると、勢いをつけてベッドから起き上がる]
なんとか、いけそーだな。
[視線をディスプレイに向けると、望む相手の居場所が表示された]
さすがに、一人にはなってねえか…
― 自室 ―
[レイスが自分が木に取り込まれてもいいと考えているのは、もう判っていた。それはもう止められないのではないかとも、思っている。木にとっては、栄養は誰でもいいのだし]
………
[ちりちりと、深い深い奥底で、何かが痛みを訴えても、それは表層にまでは届かず、疑問や、疑念といった形を取る事もなかった]
― 自室 ―
問題は、おっさんと、レディ・オリガかな…
[ウートラは、万一があっても木に害は為さないから心配ない。ユーリーは、自分を疑ってはいないようだ。だが…火の魔人は相手が誰でも油断をすまい、そしてオリガは多分…護ろうとするだろう]
─ 中庭・泉の辺 ─
[水辺に座り、緩く音色を響かせる。
それが精神を鎮める事による、我流の錬気の法であるのは、人には教えていないのだが。
普段の好みやスタイルから、意外な趣味、と思われている可能性は、ある。
勿論、そんなん気にしちゃいないが。
きらきら、ふわふわ。
音色が響くのに伴い、生成された『金』の気が、粒子になって周囲を舞っていた]
[ヒュルリ][ウートラの部屋か廊下に開いた窓があったらしい]
[風が運んできた笛の音に瞼を伏せた]
落ち着く音。
らしくないけど、綺麗なのよね。
[ドミニカを抱く腕の力を緩めながら笑った][クスリ]
[オリガに抱きしめられたまま、どこかから聞こえる笛の音に一度瞬く。
ユーリーが吹いているとはしらないけど、オリガは知っているようで]
…… うん……きれいな、おと……
[こくりと頷いて、離れるオリガに涙がかわいた瞳を向ける]
……ふえの、ところに、いく?
[まだ起きないウートラに一度視線をやってから、オリガにといかけた]
―中庭―
[治療やらなんやを終えた後、レイスを伴って中庭へ出ます。
さすがに操られている者を一人自由にはさせられません。
水と火の両方の道を避ける必要があった為、辿り着いたのは幾分か時間が過ぎた頃でしょうか。]
なんてーか・・・余裕なヤツだな
[穏やかな音色の主を探して視線を向ければ、泉の傍に白龍の青年の姿がありました。
邪魔をする気はないので声はかけず菓子の木の方へ歩みます。
少しでも魔力の消費を防ごうと転移は使わずにいるのでした。]
― ウートラの部屋 ―
いいのよ。私なんかこれっぽっちも感じられなかった。
もしかしたらの可能性だけでも十分。
ドミにも無理をして欲しいわけじゃないわ。
[ニコリ][しょんぼりするドミニカ>>64を励ますように笑う]
ええ。レイスらしくないって、あの人も言ってたでしょう。
お菓子の木から開放されたら怖くなんかなくなるわ。
レイスもきっと分かってくれるから。大丈夫。
[ポフポフ][慰めるように頭をなでた]
そうね。もう少し近くで聞きましょうか。
おじいちゃん、外に行くわね。
[コックリ][提案>>67に頷く]
[聞こえてなくてもウートラの耳元に囁いて部屋を出た][フワリ]
オマエはちょっと離れてろよ
距離は関係ないような気もするが、まあ念の為だ
[レイスにはあまり近づかないように言い置いて、菓子の木を少し離れて観察します。
鋭く睨む黒い眼には、菓子が再び生りそうな兆候は見つけられませんでした。
艶々してるかとか大きさとかは元々の状態を覚えていないので、わかりようがありません。]
まだ足りないって事か・・・
植えた主が主なら、育てられたモノもモノだね
[大食らいなところはよく似てると呆れたように呟きます。]
― 自室 ―
[ディスプレイに再び目を向けると、中庭にレイスとグレゴリーは一緒に出た様子。そして、女性二人がウートラの部屋から出たのを見ると、自分も廊下へと、戸をくぐった]
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