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……アンタのせいだ。
アンタが、オリガを殺したんだ。
[ゆら、と身体を揺らして、僕はベルトに通してあった刀身波打つ短剣を抜く。
右手で握り、けれどもだらりと腕を横に垂らして。
大股で無造作に歩き、ジラントとの距離を詰めようとした]
― エントランス ―
[オリガが殺された。
その事実に男は、ああと息を漏らす。
推測はやはり当たっているのだろうと。]
[男は生憎鈍感だから、サーシャとオリガ、二人の間にあった感情などわからなかったけども。
それでも、今のサーシャの激高ぶりを見れば、彼がオリガを憎からず思っていたのだろうとは想像は着く。
けども。
今はオリガへの弔いの思いよりも、勝手な思い込みをしているサーシャへの怒りの方が勝って。]
うっせぇ……
びぃびぃ喚くなガキがっ!
[低い声で一喝。]
……惚れた女守りきれなかった八つ当たりしてんじゃねぇよ。
つーかだ、なんで鬼が一匹しかいないって発想になってんだよ……。
付き合いきれんぞ。
[右手は柄を握ったけども、まだ鉈はさやに収まったまま。]
― →三階 ―
[廊下に落ちる水跡を辿ったのは階段の直前までで、ボクは上へ行くことを選んだ。
今更になってしまったけれど、話で聞いていただけのアナスタシアさんの死体を見ておこうと思ったのだ]
“おにさんこちら、てのなるほうへ”……っと。
[なんとなく、自分では遊んだ事もない遊びの歌を口ずさんでみたりして。
以前は途中で止まって、ベルナルトさんと誰かさんの殺し合いを見ていた階段を上がり切って、書斎の方へ歩き出す]
─ 三階・展望室 ─
[落ちた花弁には気付かぬまま、一瞥するは空の月。
煌々と輝く紅が染めるは、己だけでなく森に降り注ぐ雫も変わらず]
本当に。
この『ゲーム』の仕掛け人は、趣味が良い。
[口にした皮肉は、誰かの耳に届く事はあったか。
この屋敷に来てから、時追う毎に人の気配には敏感になってきたけれど]
もう、みんな殺す。
『ゲーム』なんて、どうでも良い。
殺す。
それだけだ。
[言い放って短剣を握った右腕を振り上げると、ジラントの左肩目掛けて斬り付けるように振り下ろす。
武術など習ったことも無い、素人同然の動きだった]
は……
てめぇの勝手に巻き込むなボケがっ。
[振り下ろされた短剣、普段なら難なく鉈ではじきかえせる程度の動き。
けども。]
――………っ!
[鉈を抜こうとしたした瞬間、激痛が走り、一瞬遅れの動作。
弾きそびれ、左肩を短剣がかすめて、紅が散った。]
ちっ……。
[壁に背を預け。
右手は鉈を構えつ、左手で傷を抑える。
ああ、殺らなきゃ殺られる。
結局、鬼相手だろうと、人相手だろうと一緒か、と男は痛みに顔を顰めながらも嗤った。]
― 二階廊下 ―
[何時だったか、階下からの叫び声>>16は、微かに耳に捉えども。
それに応じて客室を出ることはしなかった。その時は未だ、出られなかった。
今漸く客室を出て、床に滴る水痕>>43に気付く。
他の客室の一つと、階段とを繋ぐように落とされたそれ。
目を階段の方に向けた時、下から響くふたりの男の声>>59>>65に瞬いた。
その声色から漠然と、誰と誰の諍いであるかは察せられた。
懸念はジラントだけでなく、サーシャにも抱くべきだったとこの時覚った。]
オリガさんを想う気持ちは。
変わらなかった、って、ことなのかな。
[『鬼』に喰らわれたオリガを見たのならば、あの様子も道理だと。
どこか痛ましく、けれどどこか冷めた心で、小さく零した。]
― 三階/展望室 ―
[ガラス張りの外は、あの時みたいに赤い雨が降っていた。何時になったら止むんだろう]
……変わる必要、あります?
[言葉の意味は良く分からなくて、アレクセイさんに目を向ける。
笑みが珍しく思えるのは、ここ数日そうでない顔ばかり目にしてきたからか]
たくさん、死んじゃいましたねぇ。
オリガさんも殺されちゃったみたいです。
[唇に指を当て、他人事みたいにボクは言う。というか、他人事だった]
はっ、あいにく、だが……
[窪んだ左目、なら俺と同じだ、と。
サーシャの右手がまっすぐ胸へと突き出されるよりも早く。
男の右手は、サーシャの首筋を左から強かに切りつけようと。]
―――そういう趣味はねぇさっ!!!
だから。
あなたも、死んで下さい。
[すらり、剣を抜き放ち、キリルへと向ける。
これが自分の、『ゲーム』に勝つ為の、牙]
私に、喰われて。
─ エントランス ─
[窮鼠猫を噛む───。
その言葉が頭の中に残っていたなら、相手を侮りはしなかっただろうに。
僕の頭は他の者達を殺すことでいっぱいになっていた。
だから、僕の短剣が届くより早く相手が動く>>78とは思っていなくて、勢いよく迫る刃に右目を瞠った]
ぐっ…!
[死角からの動きには流石に対応が遅れる。
迫る刃から逃げるように反対側に身体を跳ねさせたが、首を護るために持ち上げた左腕に鉈の刃が深く、刺さった。
ジラントへ向けていた狙いも当然外れ、更には鉈が振り抜かれる勢いに身体自体が、飛ぶ。
勢いで左腕に刺さった鉈が抜け、紅を散らしながら僕は床へと落ちた]
― 二階廊下→階段、一階付近 ―
[緩やかに段を踏み、降りていく。
慎重に足を運んだのは、「無茶はしない」という言葉を表すように。
声がした方の様子を一先ず目で確かめようと、階段の上からエントランスの方を覗き見れば。
そこにやはり居た二人の男と――舞う短剣と、鉈。]
っ、―――…
[ジラントとサーシャには、階段上に立った女の気配は捉えられたかどうか。
メーフィエには咄嗟にはそれは解らなかったが。
それでも、腰元の剣に手を添えて、一歩、下がった。]
やだなぁ。
見逃してくれないかなぁ。
[多分無理かなぁ、とは思いながら。ボクはそっとスカートに手を触れる。
そこに隠してあるナイフは、3本。向かってきたら投げつけてやろうと思っている。
その後どうするかは、その時次第だ]
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