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[返ってきた声を頼りに、その場所を探し当て]
お子様二人…、ああでもこの位の年なら、女の子は十分レディだよな。失礼。
しかし…今日はまだ、って。確信犯のように、これからする気なんかい。
[呆れたようにネロを見遣る]
[近寄ったとき、光はすでになく。瞬いたが、たいして気には留めず]
スティーヴから聞いたんだ。木にひっかかってたって。自分からは来ないんじゃないかと思ったから、迎えに来た。
クローディアからの声、聞いただろう。広場に集合。一緒に、行かないか?
……相変わらず、野生児やっているな。
[猟師が言ったとおり、見た目、大きな怪我はなさそうだったが、細かな傷は沢山できていそうで、様子を見ようかとゆっくり歩み寄ろうとする]
うん。楽しかったらする。なんだって楽しいもの
[と、呆れながらこちらを見やるカルロスに、何度か頷き返し
カレンの言葉を聞いて思い出す]
そういえば声は聞こえた〜探したけど見つからなかったんだ〜
恥ずかしがりやさんなんだね〜♪
[広場という単語はやっぱり気に留めてもない]
…楽しければ、か。俺と美人なレディ達に被害が出ないならべーつに良いんだけど。ガキでしかも子供には興味無いし。
あ、そうだ。そこのお嬢さん。コイツを広場に連れてく気があるんなら、広場に楽しいことがあるって教えてやると良いみたいよ?
[噛み合わなさそうな会話に、一つヒントを与え。自身は、ひらりと一つ手を振り、広場の方へと歩み始める]
あは、そうなんだ〜。声も空を飛ぶんだね〜
それとも声が大きかったのかな〜あはは〜♪
翼はね…元に戻ったよ〜
嘘だよ〜嘘〜あははは〜
[けたけたと笑い、体の点検をしている横でそれを気にも留めず、去っていくカルロスの背に手をぶんぶん振っている]
あはは。うん……僕も…―――…よ〜
またね〜〜
じゅうきゅう…。
[立ち去る前に聞こえた一言に、思わず振り返る。
そして、上から下まで、隈なく見る。もう一度、見る。更に見る]
お嬢さん、そんなガキなんて放っておいて、俺と一緒に広場までデートでもどうですか?
俺なら、きちんとエスコートいたしますよ?
[場の空気も読まず、先ずは口説いてみることにした]
―広場―
しかし巫女殿もお隠れか。
[誰かが避けるも気にせずに、白狐は聖殿の方へと鼻先を向ける。]
困ったもンだ。そう思わないか?
――あァ、残念ながらアレは未だ来ないだろうよ
[くるりと向きを変えた面は、アヤメの姿を捉える。
声は愉悦を秘めて、揺れる。]
[ばさり、と羽ばたく相棒。
唐突な仕種は、撫でているラスを驚かせたやも知れないが]
ローディが呑気なのは、今に始まった事でもないさね。
何が残念なんだい、狐の旦那?
アタシは別に、何も気にしちゃいないが。
[その羽ばたきの原因──面の男へ向けて。
返す言葉は、微か、鋭い響きを帯びて]
[少年の体を点検する。少し大きな切り傷や擦り傷があれば、持ち歩く血止めと膿止めの軟膏を塗り、簡単な処置を施す。>>98に、少年の背、翼胞のあるあたりをじっと見つめ]
翼が、3枚。左右でかかる力が違い、バランスが崩れるのも、上手く飛行ができない原因だろうな。
いっそ、もう一枚切ってみるか?
[小首をかしげ、特に表情を変えることもなく。ちょきん、と指で作ったはさみを閉じて見せた]
>>97>>99
さっき何気にレディに入れもしなかったのに年齢が条件に合えば口説くのか。ある意味すごいな。心意気に感心した。
[いやみという風でもなく、真面目にそういうと、じっくり、顔を眺める。男の顔はかすかに見覚えがある程度で、しかし、翼を歩いている姿に、ぼんやりと思い出すものがあった。あきれた顔]
ケイジの隷属者か。飛べないのに、こんなところでうろうろしていていいのか、そっちこそ。
ネロは。ほうっておく気になれない。なんなら連れて行くの、手伝ってくれ。
あァ、お前も元気そうだな。
[鳥を撫でていたラスが、何を思ったかなど、狐は気にしない。
投げた言葉への返答に、狐の口から哂いがあふれた。]
そいつァ、失敬。
気にしているように思えたんだが、俺の勘違いか?
執事 ジョエル が参加しました。
―広場―
クローディアにも困ったものだ。
[集まりつつある者達を聖殿の影で見ながら、ためいきをつく]
有象無象を集めた所で、何の足しにもならぬだろうに。
むしろ――
[言葉を途切らせ、眉を顰めた]
[治療されているという概念もない。傷口に軟膏をぬられ、顔をしかめる。匂いが気に食わなかったからだが、じっとはしていた
だが翼を切るか?という言葉には拒絶するように離れる]
それは楽しくないからやだ
くるくる回って落っこちて、それも楽しいからいいんだ〜♪
[先ほど治った機嫌はまた損ねられたようで、ラウルはふいっとそっぽを向く]
旦那、一度目ぇ診てもらった方がいいんじゃないかい?
ああ、その面を磨くなりなんなり、かねぇ。
アタシは別に、なぁんにも、気にしちゃいないよ?
大体、ナニを気にする、ってぇのさ?
[声に含まれるものには気づいていたが。
それはそれでいつもの事、と反応は示さぬように]
[手馴れた治療風景に首を傾げ]
お嬢さんは…薬師ですか?いや、医師…?ともあれ、働く女性は素敵だなあと思う所存で、この辺りも口説く要因だけど?
面倒見が良い所も中々に高評価だしねー。
[悪びれず笑みを浮かべ、けれど、一つの名前に表情は固まった]
あー…まあ。飛べないからこの道使ってんの。飛べる奴にはその辺り分からないと思うけどさ。
ネロって…コイツ?レディの頼みか…荷物運びで良いなら持ってく。
[襟首を掴もうと、ネロに手を伸ばす]
アヤメ嬢は、――や、なンも。
[手にした枝を小さくし、愉しそうにポィと投げる。
実の向かう先には鳥の姿。]
素直じゃないアヤメ嬢に、プレゼントだ。
[手持ちの茘枝を揺らして、次いでラスを見た。――白い狐の金の目が。]
あれ〜
[体が急に浮いた。飛行というよりも引っ張られるように、それに首をかしげているうちに、肩に乗せられた]
あはは
[降りるよりも前に、興味がいった、カルロスの髪を弄っている]
アタシが、なんだって?
[ほんの少し、声に宿る険。それを遮るように投げられた実。
ラウルの尾羽がふわりと動き、それを絡めとる]
……はっ、素直じゃないのは、生まれつきさ。
大きなお世話だよ。
[抵抗されるかと構えていたものの、肩透かしに終わり。
だが、それ以上に問題のある状況だった]
こォら、ガキ!せっかく整えた髪を崩すなっつーの!
[その手を払い、それでも止まらなそうならば、自身の身体ごと揺らして、それを妨害にかかる]
さすがに、うまく掴む
[尾羽の様子を見て、愉しげな声。]
アヤメ嬢もアレ位、素直になりャイイだろうに――
なァ?
あァ、お前さんにもやろう。
[残りをラスに放り投げた。]
なァに、いくらでもあるからな。
うんっ
[カルロスの髪をいじくりながら、カレンの言葉にこくこくと頷く。
でも意味も注意もわかっていない。楽しいという言葉にだけは伝わったが、そこで髪を弄っていた手を払われた。
やめろという言葉を聞いてももう一度手を伸ばしたが、今度は全体が揺れて掴めないが、興味はあっさり逸れた]
あはは、揺れる揺れる〜。ぐらぐらぐらぐら〜落っこちるときみたい〜
[今度はそっちに興味がいった]
[愉しげな声をどう受け取ったのか、ラウルはくるるる、と低く鳴き]
狐の旦那は、口うるさいねぇ……。
そういうのは、自分の相手にやっとくれ。
アタシは、人に指図されるのは、真っ平ごめんだよ。
[投げられた枝の行方を軽く目で追った後、大げさなため息と共に、肩を竦めて見せ]
[金目の狐は、顔を変えずにアヤメを見る。]
相手ねェ。
俺はイタンシャだからねェ、そンなのはいないさ。
口煩くて悪いな。が――
[ふ、と視線を感じ、白い狐は視線を投じる。]
あれは。
もうすぐ巫女殿も来るということか
[狐の面の金の目が向いたのを、一瞬捉え、ふい、と目を逸らす]
クローディアは、まだか?本気で全員が集まるのを待っていたら日が暮れてしまうぞ。
[聖殿のクローディアに茶を運んでいくらしい親族の少女に声をかけると、困った様子で首を振られる]
[ためいき]
[揺らしても髪が乱れる事に大差は無いと気付いたのは、暫く後で]
身体以上に、心が疲れた…。いやでも、これもレディの頼み。最後までやり遂げますかね。
[溜息をつき、肩の上の存在を見る]
…お前、変なのな。
飛ぶのと落ちるのが、両方同じように聞こえてくる。
だからって、アタシにちょっかいかけなくてもいいだろうさね。
[呆れたように言いつつ、それた視線を追うように聖殿を見やり]
ん、兄さんか。
[ため息をつく青年の様子に、聖殿の状況を察して苦笑する]
……まあだまだ、ローディは出てきそうにないねぇ……。
あれ?もうやめたの?
[ため息をついているカルロスを余所に...は少し不満げでいたが
問いにはにぱっと笑みを浮かべ]
うん。一緒一緒。飛んだ後は落ちるだけだもの〜。ひゅーーってね〜。あはは〜
ちょっかい、……ねェ
[喉の奥が可笑しそうな音を立てた。]
そんなことを言われたと知ったら、アレが怒りそうでどうにも、コワイコワイ
[口調にそんな感情は滲まず、目を逸らしたジョエルを追う事もない。
視線を外して、天を仰ぐ。]
巫女殿もオイソガシイことで。
[頷いて立ち去る少女を見送り、広場へと視線を戻す。手分けと言っても世話係の親族は、さほどの数ではない。やはり、全ての者が揃うにはまだ時間がかかるだろう]
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