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お早う、ギュンター爺。
[村の入り口。朝陽を迎え入れるように、外へ向け門は聳える。
その傍に佇む老齢の団長に歩み寄り、すっかりと白くなった髪に眼を細めた。片手をジーンズのポケットに突っ込み、片足に体重を預ける]
どうしたのさ、変な顔して。まあ、いつもの事か。
見回り御苦労様、若いのに任せればいいのに。
[返ってくる答えと言えば、その“若い”自分達が頼りないからだ、などとの御小言めいた台詞。苦笑すら滲ませず、青年は平然とした風で老人と向かい合い]
人には向き不向きがあるんだよ。
[そんな軽い物言いと共に、笑った]
根詰めるとよくない。
たまには息抜きに、うちにおいで。
白のいいのを仕入れたんだ。
甘いのばかりって言ってたから、食事によく合う辛口。
[言うだけ言って、碌に相手の言い分も聞かずに踵を返す。
何処にいたのか、真っ白な毛並みの猫が、青年の足に絡みつくようにするりと身を滑らせた。彼が屈み込み手を伸ばすと、白猫は当然のように腕に飛び乗り、肩口に収まった。
薄い笑みを浮かべ、立ち上がって歩を踏み出しつつ、頤の下を擽る。
*なぁ、と小さな鳴き声が零れた*]
[帰る、というオトフリートに軽く挨拶をして。
やって来たブリジットには、特に態度を変える事無く、こちらも軽い挨拶を向ける。
連れ立って出て行く二人には特に感慨ある様子でもなく、それ故かユーディットの表情の微妙な変化にも気づかぬまま]
ああ、帰ろうか。
[ごちそうさま、と女将に笑いかけ、酒場を後にする。
自宅に戻ってからも、楽譜の確認やイメージの練り直しなどに没頭して。
結局、眠りに就いたのは深夜の事]
─昨日─
[イレーネとしばしの時間を共にした後は、明日の彼女の負担を考えて早々に娼館を後にする]
……………。
[裏口から娼館を出て、一度振り返る。
先程までイレーネと共に居た場所を見つめてから、娼館を離れた]
[その後向かった先は村はずれの丘、そこに佇む一本の木の上に登る。
工房に戻ると技師があれこれ言ってくるため、一人になりたい時は専らここへ足を運んでいた]
……今の俺じゃあ、なんにもしてやれねぇんだよな。
[虚空を見つめながらぽつりと呟く。
今自分がこの村に留まる最大の要因。
その一つを想い、小さな溜息が出た。
自分が好意を向ける数少ない人物が、明日辛い思いをするのだと考えると、僅かに苛立ちが募る。
工房に戻る気も失せ、そのまま器用にも木の上で眠り*始めた*]
[翌日、目が覚めたのは夜明け前。
まだ薄暗い中起き出して、窓越しの空を見上げる。
しばしそうやってから窓を開け、流れ込む大気の感触に目を細めた後。
メモ書き用の手帳と、飴玉の入った袋をポケットに突っ込み、テーブルの上に『散歩してくる』という走り書きを残して、窓からひらりと外に出る]
……晴れて、空が見えれば。
少しは、まとまり良くなるかな……?
[そんな事を呟きつつ、当人だけは気ままな*散歩へと*]
[昨晩は、遅くならないうちに宿を出た。
帰り際に、何時もより多く給金を貰ったからと、何時ものお礼とばかりにほんの少しばかり多く払えば、『子供がそんな気使うんじゃないよ』と、パンの耳やハムの切れ端を渡してくれた]
女将さん、サンキューなー。
[笑顔で宿を出た]
[帰り道、パンの耳をかじりながら歩く]
へへーん。ちょろいもんだよな。猫被ってりゃ、こーやって食いもん分けて貰えるしー
[親の無い子供にとっては、このように大人にたかるのも処世術。悪気は全くない]
そーいや、今度ユーディ姉ちゃんが飯作ってくれるんだよなー、おだてときゃ定期的に食わせて貰えるかも。
[宿での約束を忘れずに、*帰途についた*]
[翌朝。いつものように早くに起き出して、こまごまと朝の用事を済ませた後、エーリッヒの朝ご飯を用意した。今日のメニューはトーストにサラダ、ハムエッグ。
テーブルに並べ、頃合いを見計らってエーリッヒを起こしに向かう。]
エーリッヒ様、朝ですよ。
起きて下さいな。
[ノックをして、中に優しく声をかける。]
今日は幾分か過ごし易そうですよ。
起きて下さい。
[返事はない。]
……エーリッヒ様?
[さすがに変だと思い、失礼します、と断りを入れてドアを開けた。
部屋はもぬけの殻。開かれた窓にはカーテンがはためき、テーブルには小さなメモ書きが置かれているのが見てとれる。]
エーリッヒ様……また、ですか……。
ふむ。
[ちょっとだけ思案顔をしながら、村の中をぽてぽてと歩く。
どうしても空の色が描けなかったので、父にアドバイスを聞いてみたら「根つめすぎだな。ちょっと村の中を散歩して来い。絵ってのは考えるんじゃなく、感じるもんだ」という言葉を受けて、今日は絵画を中止して、村の中を散策中]
考えるんじゃなく、感じるかあ。
むっずかしいなあ。
数学とかのように答えあればいいんだけどな。
[元々、理数肌だったらしい。
村の学校なので高が知れてるとは言え、成績がトップクラスではあったようだが、所詮村から出たことのない身としては、自分がどれだけのランクなのかは知る由も無い]
空の色も、恋模様も、方程式じゃ解けないってね。
乙女は大変だ。うむうむ。
[なにやら、一人で納得して頷いている]
それにしても―――
[立ち止まり、広がる草原を見つめて、目を細めた。
ふわりと、風がミリィを包む。
風に吹かれて、三つ編みの髪が少しだけたなびいた]
―――いい天気だね、こりゃ。
しばらく、家にこもりっきりだったから、外がこんなに気持ちいいってこと忘れてた。
[なだらかな丘の上に移動して、両足を伸ばして座り込んだ]
─昼・村はずれの丘─
[日も高くなってきた頃、木の上でふと目を覚ます。
木陰になっているため、太陽に晒されずに済み、寝苦しさは無かったが如何せん木の上。
身体が痛いのは止むを得なかった]
……あー、工房。
[無断外泊。
外泊と言うほどでもないが、朝帰りどころではない時間が経っていて。
それならいつ戻っても変わりないだろう、と直ぐに帰るようなことはしなかった。
工房へ戻らないこともほぼいつものことだったりする]
村の設定が変更されました。
[夕方過ぎ、門を潜る間際執事らしき人にぺこりとお辞儀をしながら、屋敷の裏からひっそりと外へ出た。
足取りは重く、真っ直ぐ歩いているつもりだったが僅かにふらついて頼りなかった。]
…。
[帽子を目深にかぶり、誰とも視線を合わさないようにしながら、なるだけ急ぎ足で娼館へと戻っていった。
痛む体を宥めながら。]
……。
[ぼーっと、空を眺めている]
青。
[一言、呟く]
そして、赤。
[瞳に赤色が浮かんでいる]
最後に、黒。
[ぷふーっと息をもらす]
単純に言うだけなら、これで終わるのに、どうして絵に表そうとしたら、難しいんだろ。
[ユーディットがどんな思いでいるかなど。
全く考えていない……訳ではないが、曲の事に集中している時は大抵は抜け落ちており]
空の果て……。
虹……。
架かる橋……。
[例によって例の如く、呟きながら歩いてゆく]
んー……つかめそうで、つかめない、な。
……流石に戻るべきか。
[しばらくぼけーっとしていたが、一応仕事は残っているわけで。
工房へと戻るべく、登っていた木の上からぴょいと飛び降りた]
あーあ。
長い間見つめていたけど、やっぱわかんないな。
[見つめていたというよりは、半分以上ぼけっとしていただけなのではあるが]
赤って言っても、色んな種類がある。うん。それは分かる。
でも、その色は何の色なのか?ってことを考えたら分からなくなる。
感じるまま、かあ。
……先に頭で考えちゃう私は、画家には向いてないのかなあ。
―――くしゅん!
[そろそろ、夜に近づき肌寒さを感じてきて、くしゃみをもらした]
わ。鼻水、鼻水。
[慌てて、鼻を押さえて、服のポケットをまさぐった]
[あまり忙しくならないうちにと、頼まれたのは配達の仕事。
本来ならそれは店の範疇ではないのだが、相手が親戚となれば、話は別で。赴く先――娼館という場所に関して、抱くイメージは格別良くも悪くもない。そういう需要もあるのだ、という、その程度だった。……とは言え、]
捕まらないようにしないと、ねぇ。
[別に欲がないわけではないが、金を払ってまで欲しくはない。
その上、冗談だろうが、仕事を「させよう」とするのは勘弁願いたかった。そちらの需要も、あるにはあるのだろうが。
呟く青年の足元を、白猫がちょろりとうろつく。
何を見つけたか、ぱちりと白金の眸を瞬かせて、先んじて歩んでいった]
……ふう。
[足を止め、空を見上げる。
時間は既に夕刻過ぎ。
時折、飴玉を放り込む程度で、食事らしい食事はとってはいないが、それもそれでいつもの事。
余りの不摂生さを見かねた周囲の勧めでお手伝いさんを雇い入れても、その辺りは全く改善の兆しもなく]
ああ。
また、食事忘れてる。
……というか、ここ、どこだ?
[意識して歩いてはいなかったようで。
周囲を見回し、村外れの丘近くである事を、どうにか認識した]
[―――と。
ミリィの近くに伸びていた木の上から何かが落ちてきた―――降りてきた―――音が聞こえた]
うひゃあ!?
な、何!
[慌てて振り返るも、思わぬことに混乱して、それが何なのかよく理解できない]
えーと!
うん!こんなときに父さんは、よく観察することだって言ってた!
対処法も分かるかもしれないし、ネタにもなるからって!
よし!落ち着け、私!
[混乱する頭を、ぶんぶんと左右に振り、無理矢理に自制させると、眉根をよせ、険しい―――が、愛くるしい目つきでよーく見つめた。
……敵対意識があるものならば、こんなことしてる間にやられるのは目に見えているが]
-→娼館-
[戻る道すがら、アベールの姿が見えて一瞬、足が止まりかける。が、軽く頭を下げただけで脇を抜け娼館へと戻った。無論、行き先が同じなどとは思ってもいない。
普段より少しだけ音を立てて扉を開け、裏口から飛び込むように中へと入る。
瞬間、緊張が取れたのか体はぐらりと傾ぎ。丁度そこに居た女将に、抱きとめられるように支えられた。]
「お帰りイレーネ。…見せてごらん。」
[言うが早いが、女将が被っていた帽子を剥ぎテーブルへと投げ、服を脱がせ始める。いつものことなので、されるまま。辛うじてテーブルを支えにして立っていた。
露になった薄い背を見て、女将は眉を潜めた。]
「はぁ…あの狒々爺、相変わらず悪趣味な。
酷いね、こりゃ。」
[背中には薄赤い軽めの痣と、血が滲むか滲まないか程度の切り傷がうっすらと残されていた。が、これ自体は然程酷いものではない。
問題というか、深く刻まれた切り傷や血が滲む青痣が残されたのは、一見しただけでは見えにくい、脇や首の裏、髪の付け根。女将からは見えないが、膝や肘の裏などにも残されている。
老人いわく、『すぐ分かる所に傷が残っては商売の邪魔になる』と。彼なりの自分に対する優しさらしい。が。
女将は軽く溜息をついて、痛み止めだよと、今朝方オトフリートが置いていった薬を持って自分に渡した。]
すみません…。
[辛うじてそれだけ呟くと、水と一緒に一気に流し込んだ。]
[すとんと綺麗に着地する。
下に誰か居るなど考えもせずに]
………何してんの。
[驚きの声の後にじっとこちらを見つめてくる人物。
確か村に居る画家の娘だったか。
慌てる相手とは対照的に、落ち着いた様子でミリィに声をかけた]
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