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[夜明け前。鶏が時を告げるよりも早く起き出して顔を洗う。
――昨夜は話をするというよりも、話を聞くと言った方が正しい按配で。それでもある程度の満足をしてもらえたのか、彼の懐はそれなりに重みを増していた。]
…急いで帰らなきゃ。
[部屋を出て、廊下を進む。ほどなくロビーへと辿り着いた。]
[朝食の準備の為であろう産みたての玉子の籠を抱えた使用人に、館を辞する事を告げる。主の意向を気にしてか引き止める彼に首を振って、やや強引に使用人が出てきたであろう勝手口を目指し厨房へと向かう。
頑丈そうなテーブルの傍を通り過ぎようとして、ふいに鼻を掠める香りに足を止める。]
……いちご?
[他の客人より早く食事を終えた彼は、それがどうしてそこにあるのか知らなかった。季節外れの赤い果実に目を丸くする。酸味が口内に蘇り、唾を飲み込んだ。]
[未だ春の遠い季節。その赤い果実は生であることこそが素晴らしいのにと思いつつ、自分には関係ないと止まった足を再び動かし、
その背にかけられる使用人の声。]
[”客人”に供するのならば構わないだろうと考えたのか、単にジャムにするのが面倒なのか。持って行ってもいいという言葉に大喜びで、紙袋に詰められたそれを受け取って。]
「その代わり、ちゃんとアーヴァイン様に直接お礼を言ってくれ」
はい、もちろん! ありがとうございます!
[もう一度来い――そんな言葉の意味などに気付くことなく、家までの道程を駆け抜けた。]
[季節外れの果実は、まだ幼い弟をそれはそれは喜ばせた。弟の書いたお礼の絵手紙(単なる落書きとも言うが)を手に訪れた彼を、館の主はにこやかに受け入れ――しかし、来客が多い為にすぐには相手が出来ないのでゆっくりしていくように告げた。]
…本当にいいのかな。
[何もせずにいる時間なんて慣れてなくて。
小遣い稼ぎになるお手伝いなど探しつつ、*館を見て回っている。*]
ー庭園ー
[雨風に荒らされた庭木は既に整えられていた。ひっそりと冬薔薇の咲く奥に、白亜の墓標が静かに佇んでいる。
温室で手折った白百合を手向け、その前に跪く。
微かな旋律は鎮魂歌。男性とは思えぬ澄んだファルセットの歌声が流れる。]
―庭園―
[歌声につられたのか、ふらりと庭園へ。]
確か……コーネリアスさん、でしたっけ?
[歌い終わるのを待ち、背後から声をかける。]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
おっと、ハーヴェイさん有難うございます。
アンケート、参加者の皆様、宜しくお願いします。
ついでに開始日も9-10としか書いていなかったので
どうするか聞いておきます。
http://werewolf.rash.jp/?%c0%d6%a4%ad%b1%ab%b9%df%a4%eb%b3%b3%a4%ce%be%e5%a4%c7
9日0時or10日0時。
酒場の看板娘 ローズマリー が参加しました。
[わたしは朝早くに目を覚ます。外はまだ暗い。窓のカァテンは閉じられているけれど、きっと意味など無いのだろう。
陽が昇るには時間が必要だ。
安物のベッドの上で身じろいだら、悲鳴をあげられてしまう。隣の男はそれでも起きない。起きそうにもないし、起こそうとも思わない。]
ん…、駄目ね。
[カァテンを開けるつもりだったのだけれど、諦める。それに腕に抱きついている温もりを、離すわけにもいかない。
東向きのこの部屋は、朝陽がとても映えるのに。
少し残念な気持ちのまま、男の肌に身体を添わせる。
温もりが心地よくて、うっとりと目を閉じた。]
[ここは麓の村のはずれ。
花壇には花が植えられていて、それが咲き誇るのはとても綺麗な風景だ。
わたしの好きなものの一つ。
そして私たちは、ここで春を売っている――]
[陽が昇ると、名残惜しそうに男は部屋を出た。わたしはようやくカァテンを開けて、外の景色を見る。
雨が降ったあとの地面は、とてもきらきらと輝いて綺麗。
あァ、湯浴みをしようかしら。
そう思って、部屋から出る。]
おはよう、義母さん。えぇ。今から……あら、鈴? 届いたの。
それじゃぁ、休んだら行こうかしら。
[わたしが風呂へ向かうとその背に視線を感じる。いつ見ても、見慣れないんだろう。それもそうかと、諦めに似た思いが広がる。
わたしの背中には、斜めに走った後がある。縁取るように少し盛り上がって、肌は硬くなってしまっているから、治すことはできない。
風呂場に入れば、やはり痛そうな姉妹に、小さく笑ってしまった。]
大丈夫よ、これもわたしの売りものよ。こういうのが好きな人には、とても嬉しいみたい。触っても感じないのに、不思議なものね、殿方は。
あ。その一人の所に、行くことになったわ。えぇ、アーヴァインさんよ。
……え? どうして行くかって?
それはね――
―館―
[地面は固く、厚い靴でもその冷たさをわたしに伝える。じんじんと痛むつま先は、早く暖かい場所に行きたいと訴える。
吊り橋をゆっくりと渡る。髪が流れていく。
そして次の地面に降り立って、鞄の中から鈴を取り出す。りんりん、やさしい音が響く。
いつもの使用人が出てくる前に、わたしは*ペンを取り出した。*]
■名前 Rosemary Lire
■年齢 26
■自己紹介 春を届けに。
[夜風が身に染みたのか、肩を竦める。
夕暮れだったはずのあたりは、いつの間にか暗闇に包まれていた。]
…また、逢いに来ます。姉さん。
[小さくそう墓標に囁くと、温かな光が漏れる温室のほうへ歩き出す。]
[彼が家に帰っている間に、既に風雨に荒らされた庭などは整えられていたようだった。適当な用事を見つけられないままぐるりと館の中を見終えると、広間へと足を向ける。
館の主は”来客が多い”と言っていた。
元々、好奇心はそれなりにある方だ。自分以外に誰が来ているのか、見てみたかった。]
…ここかな?
[控えめに扉を開けて、覗き込む。人影は――ないようだった。]
[来客は随分と多いようだった。
使用人の使っているその隣の部屋が彼女には宛がわれた。
一眠りした後に訪れた館主の話ではもう暫くのんびりしていて良いとのことであったが、仮にも雇われの身。主人亡き後、身寄りのないところを引き取ってくださったのだから、何時までも甘えるわけにも行くまい。
それに何より]
お1人では忙しいでしょうものね。
[掃除用具を借り、軽く階段付近の掃除から始めてみるのだった]
―温室―
[凍りつくような冬の空気から隔離された場所。
そこで、咲き誇る花々を見ている。
小ぶりの葡萄の木、木苺、石榴……
食べ物のなる木ばかり見ているような気もするが。]
[どうしようか、しばし悩む。
広くてきれいな広間で一人ぽつんと待っているのは、どう考えても退屈だった。]
…探してみようかな。
[ぽつり、呟いて。踵を返す。行く宛てはないけれど。]
−温室−
[義兄の趣味で、建てられたその硝子張りの建物には、夜も温かな陽光を模した灯りが点り、そこだけが一年中春のような空間になっている。
その中に佇む、黒い帽子の牧師の姿を認めると、軽く会釈をする。]
この部屋がお気に入りのようですね、牧師様。
……ふむ、葡萄も木苺も石榴もたわわに実っていますね。
今度はアーヴァインさんに断ってから摘み取る事にしましょうか。
[満足げに頷いてから、今度は薔薇の方へ歩を進め。]
ええ、とても。
いつ見ても花々が咲き誇っていますし……食べられるものも多いですから。ふふふ。
[視線は薔薇に向けられたまま。両手は後ろで組んだ状態。
何故か、左手だけ白い手袋をしている。]
[2階客室に通じる階段は掃除中のようだった。豊かな緑のお下げ髪の少女の邪魔にならないよう、外へと足を向ける。
既に暗くなった庭に出れば、仄かな明かりのついた硝子張りの建物が見えた。]
…あれ、なんだろ?
[温室と知らぬまま、灯に惹かれるようにとてとてと歩く。
やがて近くに辿り着けば、ガラスを通して黒い服の人物と、長い白い髪の人物の姿が透けて見えた。]
→温室(外)
ふうっ……。
[客室の窓辺で、ため息一つ]
まいったなあ、もぉ……また、「あの話」してるのかあ……。
[昼間、届けられたという簡素な手紙を見やって。
また、ため息]
ほんとに、もう……。
[呆れや……それ以外にも、色々と複雑そうな感情を込めた呟きをもらし。
ゆっくりと部屋の外へ]
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