情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─回想─
一人、二人と宿から村人達が解放されていく。
そして残される自分。容疑者として残された自分。
─どういう理由で俺が容疑者なんだ?
─答える必要は無い。
─そんなもん納得できるわけが無いだろう。
─納得してもらう必要も無い。
少しでも騒ぎのヒントが得られるかと思ったが自警団からは突き放す返答ばかり。問うた事で判った事は何一つ無く。ただ一つ判った、もしくは想像できるのは。
「こりゃ俺ら(容疑者)に対しては『何でもあり』で対応なさるって事だろな」という事のみで。
「何でもあり」で頭に浮かぶのは「監禁」「拷問」もしくは…。
[食事を済ませた後は、一応、書きかけの譜面を広げては見るけれど。
しかし、どうにも落ち着かず、結局作曲は投げ出した]
……とはいえ、散歩に出れる状態でもなし……。
[そんな思いから、結局。
部屋に篭ったまま、自分の曲、人の曲を問わず、思いつくままにピアノを引き続けて時間を過ごす事となっていた。
その間、色々と浮かぶ考えはあるものの、しかし、形としては定まらず。
合間合間に、ため息が落ちるのは、避けられなかった]
― 昨夜・書斎 ―
[扉と窓だけを避けるよう、壁際に本棚が並べられている。加えて床には本の塔が幾つも出来ていて、崩れたらしい山もあるため足の踏み場はほとんどない。棚や塔やらのあちらこちらには何かと書き殴られた紙が無造作に貼り付けられている。そんな雑然とした部屋の中央、ぽつりと置かれた机に向かっていた]
……。
[窓から差し込む月明かりだけが照らす薄暗い室内。机上に広げたノートを見下ろし]
[軽く頭を叩かれて]
好き嫌いなんていえる立場じゃねーからなあ。
[気がつけば皿は空っぽになっていた。
フォークを皿に置き、軽く手を合わせ、ごちそうさまと言って、席を立つ]
そっかー。いたいた。『占い師』とか、なんか色々いたような気がするなあ。
…人狼がいれば、そんな人たちもいるのかな?いれば簡単に俺たちの容疑も晴れそうな気がするんだけどな。
[笑いながら、ゆっくりとドアの方に歩き出す]
女将さん、アーベル兄ちゃん、ごっそーさまでした。とりあえず、家に帰るよ。
かぶりを振って頭に浮かんだモノを追い出そうとする。けれどもそれは頭というよりは、身体のどこかにあるかもわからない「心」にしっかりとしがみついたまま。
ともあれ、このままでは埒もあかず。
─家に戻るのは構わないのか。病気のお袋が俺を待ってんだ。
─…。
返答は無く。ただ制止もされない。
無言で宿の戸を開き、早足で家へと向かう。
自警団に誘導されて村から出て行く人々の幾人かが自分を指差し、何事か呟いていた。
それはある意味見慣れた情景ではあって。
それらを無視して家へとたどり着いてみれば。
目に飛び込んできたのは立つのもやっとの母親を無理やり歩かせる自警団の姿。
そういう力を持つ奴等が逆に人狼を引き寄せるんだ――
なんて話もあるし、必ずしも、善い方向に使うとも限らない。
他者を信じず、自力で何とかするんだね。
[薄く笑みを浮かべ、ティルが立ち上がるのに合わせて床に降り立つ]
狼に食べられないよう、
お子様は、早く帰って寝るといい。
[空になった食器を手にして、奥へと引っ込む。
入れ違いに出て来た女将の複雑そうな表情は、*果たして見ていたか*]
はい、ここにいますよ。
今は少しでもお休みなさい。
[微笑みながらその身体を支え。
意識が途切れたところで抱き上げ寝台へと運ぶ。
靴を脱がせ、胸元を緩めて上から布団を掛ける]
…今夜は離れない方が良さそうですね。
[良くも悪くも勝手知ったる他人の家。
救急箱を持ち出して、浅く傷ついた場所の手当てをし。
少し離れた場所に椅子を置くと、いつ目を覚ましても良いように一晩中待機していた]
─自警団の一人に掴みかかるも、瞬く間に数人に押さえ込まれる。殺気立った自警団達の怒声。
─その中に混じって、細く小さく震えていて。それでもしっかりと聞こえる母親の声。
「あたしは大丈夫だから。
あんたは狼なんかじゃない。
だから、あんたも大丈夫だから」
─連れていかれる母親。
─取り押さえる自警団達に「もう暴れない」と告げて立ち上がり、その後姿に手を振った。
─自分が泣いていたのに気づいたのはもう暫くしてからだった。
はは、狼が現れたら、石でもぶん投げて逃げることにするよ。
[冗談のように笑い]
うん。それじゃ、おやすみなさいー
[軽く手を振って、宿を出て行く。女将の表情にも気がつかずに。
夜道の中へ*消えていった*]
[昨日、一昨日と同じように日常に起こる家の用を手早く済ませると(何があっても家事は必要なのだ。例え人狼容疑がかかろうとも)、ちょっと迷った後、エーリッヒの部屋のドアをノックした。部屋から漏れ出るピアノの音で、起きているのは判っていたし、部屋の前に立てばトレイが無くなっていたので、朝食に口をつけたことも判った(ユーディットはちょっと胸を撫で下ろした)。]
エーリッヒ様。
あの、私、これから酒場の方に出かけてみます。
昨日のあれだけでは情報があまりに少ないですし、……昨夜、皆何事もなかったか確かめないといけませんし。
あの場所なら、容疑のかかった人たちの今の様子が少しは判ると思うんです。
エーリッヒ様はどうなさいますか?
[ドアの外から、落ち着いた声で話しかける。]
─現在─
母親の居ない今、この家にいる意味もなく。
宿に戻るか、他の容疑者とされた村人達と接触するのも手かもしれないと考えながら。
頭の別のところでは、ぼんやりと母親に捧げる詩を考えていた。この騒ぎが終わったら、伝えられるように。
歩いては立ち止まりメモを取り出して言葉を綴る。
綴った言葉をグシグシとペンで消してはまた歩く。
それを繰り返すうち、気がつけばもう宿の前。
ため息とともにメモを閉じ、口からこぼれた言葉といえば。
「ああ、やっぱり俺には向いてねえなあ」
[ドアの向こうから聞こえてきた声に、一つ瞬いて、手を止める]
出かける……って、それは構いやしないが。
[昨夜、帰途に向けられた周囲の視線を思い出す。
村生まれの自分にも向けられていた畏怖。
村の内でもこうなのだから、余所から来た者に対してどうなるか、と。
考えたのは、そんな事]
……なら、俺も行くよ。
昨夜はまともに話、聞けなかったし。
知り合い連中、気になるしね。
[がり、と。ペンで引っ掻くようにして空の頁に文字を綴っていく。怪奇話の続きから、時折、妄言じみた呪術か何かのような文字列が混ざり。確かな意味のとれないそれは段々とただ絡まった線になり、塗り潰しになって]
崩れたるは塔か?
否か! 塔ならばそれは結構。怯え畏れねばならない。
塔でないならばそれも結構。――変容の違いだ!
[自問らしき言葉を零す。そんな事を繰り返し、気付けば室内を明るい陽が照らし始めていた]
-娼館・自室-
[目が覚めてから暫くは、娼館の掃除やら、いつもの日課をこなして過ごす。それくらいは、女将からも許された。
時折姉さんたちから感じる視線は冷たかったが、何時もと大差ないと思って表向きは普通に過ごす。
粗方仕事を片付けた後で、再び自室に篭る。
そしてテーブルの隅に置かれていた小箱を開け、薬をとり飲んだ。今は、痛み止めだけを。
小箱の中には他にも幾つかの、古い小瓶に入った何かが収められていたが、それには一瞥しただけで、再び箱をしまう。]
…人狼。
[ぽつりと、呟いて。
小袋の中身―親指ほどの大きさのブラックオパールを手に握った。]
はい、わかりました。では一緒に参りましょう。
ええと、お支度が終わりましたら玄関まで来てください。
[部屋の内から聞こえる声にそう返して、見えるわけもないのにぴょこんとお辞儀をしてその場を去る。
エーリッヒが部屋から出る頃には、玄関先で花の様子をしげしげと見ながら彼を待つ、ユーディットの姿があることだろう。]
さ、行きましょうか。
[エーリッヒの姿を認めれば、そう言って酒場への道を共に歩き出すだろう。]
―――。
[深い眠りから覚め、目を開けてみると、そこはいつものような天井が見えた。
少しだけ頭が重い。
今、何時くらいだろうと、窓の外を見ようとすると、傍らにオトフリートがいるのが目に入った]
……先生?
どうしたんですか?こんなところで?
あ。もしかして、夜這い?
いけません!私には、10を頭に2人の子供が!
―――なんて言ってみたり。
[笑みを浮かべながら、ぺろりと舌を出す。
その様子は、いつもの通りであり―――いつもの通りではない。
今まで、オトフリートの前ではまともに話せなくなっていたのが、普通に話せるようになっている。
それは良い変化なのか、悪い変化なのか。今はまだ、誰にも分からない]
[ふらり、宿屋へ向かうために広場へと足を踏み入れる。
ちらほら村人も居たが、こちらに向けられるのは不安げな、憎らしげな視線。
気にしない素振りをしながらも歩を進める。
時折、見回り中らしき自警団の一団とすれ違ったりもした。
もちろん向けられる視線は疑わしげなもの]
…………。
[常のやる気なさげな様相で視線を返す。
自警団の視線はこちらから外れず、広場を歩く間ずっとそれは付きまとった]
ああ、わかった。ちょっと待っててくれ。
[最後に向けられた声に返し、鍵盤の蓋を閉じる。
身支度を整え、窓を閉め。
譜面を片付けるついでに、先ほども見ていた箱にまた、視線を]
…………。
[微か、逡巡するような気配。
右手が銀色の箱の蓋を軽く撫で、結局、離れる]
……俺には。ないし。
[低い呟きの後、部屋を出る。
玄関で待つユーディットが、先日持ち帰った花を見ている様子に、ふと笑みが零れた]
気に入ってもらえたなら、何より、かな?
[冗談めかした言葉を投げつつ、酒場へ向けて歩き出す]
[それは父の形見であり、伝えられていたものの一つだった。
大切な、その時がくるまで大切にと、父に重々言いくるめられていたもの。
それを使うのは今だった。
だけど果たして信じてもらえるか。
異能者は忌み嫌われるから隠れていなさいと。
それも、父がのこした言伝。
だけど。]
今が、父さんが言っていた『その時』、なんだよね…きっと。
[ぽつと呟いて、黒くそして鮮やかに光るオパールを手に握り、部屋を出た。
女将に断りをいれて、外へと。]
――はふ。
[欠伸を噛み殺したアーベルの足元で、白猫が大口を開ける。
人気の少ない酒場の前、箒の上に手を乗せて、更に顎を乗せるという、何ともやる気のない格好で、彼は其処にいた。
一応は掃除の途中ではあるものの、時折通りすがる人々の視線が煩わしい]
……暇だねえ。楽だけど。
…気分悪…。
俺が何したってんだ。
[容疑者として名を挙げられただけでこの対応。
気分が良い訳が無い。
苛々が募り、宿屋の扉を開ける勢いがつきすぎて、大きな音が立つ。
やべ、と思ったが後の祭り。
宿屋の女将に怯えた視線を向けられた]
[笑顔を見せるエーリッヒに、こくりと素直に頷き笑った。]
ええ、エーリッヒ様が下さった大切な大切な花ですからね。
気に入るどころの話じゃありません。
[と、こちらも冗談めかして返し。
酒場への道のりをゆっくりと歩き出す。
途中、通りすがる人々の視線は気にしない。気にならない。
視線だけでは人は死なない。]
……そういえばエーリッヒ様。
[道中、ふと思い出した、といった調子で切り出す。]
昨日はああ言ってくださいましたけど、私が人狼なんじゃないか、とか、正直不安になりません?
[小首を傾げて、柔らかな表情で尋ねる。]
― 現在 ―
[どれほどの時が経ったか、そのうちに書斎を出、そのまま外へと向かう。片手には筆入れやノートや紙を十字に縛った物。ゆらりと、ぶつぶつと呟きながら歩く彼女を、いつもより疎らに見える村人達はいつもと同じに避けて通る。よく見ればその視線が普段の困惑や嫌悪とはまた違った、恐怖や好奇を帯びていた事がわかっただろうが。
それに別段注意を向ける事もなく、彼女の足は広場の方へと]
[サボりながらも丁度横側まで到達していた所為もあり、来店客に気付いたのは、扉を開く大袈裟な音によって。昨日の今日、村人が討ち入りに来たということはないだろうと思いながら、表の扉に回る]
……なぁに、やってんの。
[容疑者の一人――ユリアンの姿に、呆れ混じりの声が出た]
[バツが悪そうに宿屋の中に入ろうとしたところで、呆れたような声が聞こえた]
……ちっと苛ついてた。
[すまん、と簡潔に謝る]
[返された言葉には、それなら良かった、と笑む。
周囲から投げかけられる視線は、こちらも気にした様子はなく]
……その質問は、そのまま返してみたい所ではあるんだけれど。
[投げかけられた問いに、最初に口にするのは、こんな言葉]
疑いだしたら、きりがないっていうのもあるから、ね。
そういう考えは、今は、持たないようにしてる。
まあ……信じたい気持ちもあるし……ね。
[村人の目が何時もより厳しいのは仕方ないことで。
視線を避けるように小走りに、広場を通って宿の方へと向かう。]
あ…。
[途中でブリジットに会い、遠くからだが小さく会釈した。
そういえばこの人も名を呼ばれていたと、思い返しながら。]
そ。
まあ、仕方ないか。
[厭な話ではあるが、今となっては同じ境遇の者。
向けられる視線などは、容易に想像がついた]
実力行使に出ないだけ、マシだけどね。
そのうち、後ろから刺されても可笑しくなさそうだ。
[肩上に箒を乗せて、両手を引っ掛ける。
白猫は事態をまるで知らぬ様子で、暢気に毛づくろいをしていた]
おはようございます。
[目を覚ましたミリィに、窓の外を見ていた顔を向けた。
その言葉を使うには外れた時間だったが、穏やかな挨拶を送る]
おや、随分と信用がありませんね。
7つの時のお子様に怒られるようなことはしていませんよ?
[普通に会話をしてくれることが嬉しかった。
そして同時に少し不安だった]
お腹、すいていませんか。
[夜が明けて、長時間は離れないようにしながら何度か部屋を離れた。ミリィがまともに食事をしていないことにも気付いている]
……実力行使って、周りの連中が?
ユーディットが、何かが起きない限りは何もしてこないんじゃ、って言ってたけど。
刺されるような状況にはなって欲しかないね。
[小さく肩を竦めてカウンターへと近付いた。
いつものセットを頼み、テーブル席へと着く]
……そうですか。
[エーリッヒの答えに、ひとつ頷く。]
ああ。私は、エーリッヒ様を疑ってますよ。
というより、疑わないといけないと思ってる……というのが適切なんでしょうか。
これは皆に対してそうなんですけれどね。
[ちょっとだけ笑う。言葉の重さとは裏腹に、口調は軽く、和やか。]
疑わないと、って思ってる割に、頭は言うこと聞いてくれなかったりするのが困ったところです。
信じる気持ちって、コントロールし難いものなんですね。
昨晩一生懸命考えてよく判りました。
[エーリッヒの最後の台詞には、ありがとうございます、とお礼を言い。
そろそろ酒場が見える頃だろうか。]
[広場に着き、イレーネに気付けば呟くのを止めてひらりと大きく手を振り]
やあ、元気かい。憂鬱かね。それもまた自然。
星が落ちてこない限りはね。
星が落ちてきたなら……
落ちてきたならば。
慄然だよ、諸君!
憂鬱はすなわち終末ではないという事だ!
よきかな、しかし、落ちてきたなら……
嗚呼、恐ろしくて仕方がない。
[イレーネに向けてか、周囲に向けてか――無論周囲が聞くわけもないのだが――はっとしたように語り。最後は独り言のように言ってから、宿屋へ歩いていき、その戸を叩いた]
[オトフリートの言葉に、ミリィが微笑む]
私としては、夜這いに来てもらっても、別にいいんですけどね?
ま。先生がそんな人じゃないってことは、重々承知してますから。
そんな人だから……昨日、私を救いに来てくれた。
[少しだけ目を伏せる]
……ある程度は覚えているんだ。昨日の事。
自分の弱さに、嫌になっちゃう。
あ。ちゃんとお礼言ってなかったよね。
ありがとう。先生。
[ベッドの上でぺこりと頭を下げた]
お腹は、空いてない、かな。
あまり、食欲無いんだ。
逆を言えば、何かが起きたら――?
[それ以上を口にすることはなく。
扉の傍の壁に背を凭れつつ、注文を受け、そそくさと厨房に向かう女将を見る]
何か起きたら面倒だけれど、
何も起きなかったら、どうする気なんだろうね。
あるものをあると証明する以上に、
ないものをないと証明するなんて難しいのに。
このままじゃ交易だってままならない、先細りするのがオチだ。
[実際に見ていないものの、厳重な閉鎖の話は聞いている。旅人が寄り付くはずもなかった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新