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[どれだけそうして見上げていたのか。
大きく深呼吸をした後、いつものリズムで扉を叩いた]
ミリィ、家に居ますか?
無事かどうかだけでも良いので確認させてください。
軽く脅してやれば引っ込むよ、ああいう手合いは。
まあ、程度を弁えとかないと、逆上するけどね。
[村の仲間相手とは思えない言葉を、平然と発する。最も、自衛団側の対応も手荒いのだから、対抗するには丁度いいとも言えるが]
そりゃ、心配してそうだねえ。
[ユーディットの事については、どうする?と言外に問いを投げる]
[その後も騒がしい村の中を歩いていく間に似たようなことが何度か起こったが、いちいち気にしてはいられない。
自衛団の詰め所に辿り着くと、どんどんどん、と乱暴にドアを
ノックする。出てきた団員(負の感情が多大に含まれた表情をしていたが、やっぱりそれも気にしないことにした)に、エーリッヒの所在を尋ねる。]
え、……とっくに帰った、んですか?
[かえってきた意外な返答を、オウム返しに口にした。]
えっ、じゃあどうして……
あの、エーリッヒ様、まだ家に戻ってないんです。
どこに行ったかわかりま……
[必死で団員を問い詰める、前に、自分で答えが判ってしまった。]
……した。
いえ、はい。……すみませんでした。
[はぁーっとため息をつく。
自衛団員に頭をひとつ下げると、一路、エーリッヒのいるであろう酒場へ向かった。]
[多少急ぎ足だったせいか、宿に着く頃には息が上がり。入り口付近にいた自警団が明らかに殺気だった目で睨みつけてくる。そのうちの一人が尋問めいた事をしてくるが、それに合わせて状況を確認する]
…死んだのは団長のじーさまかよ。
…どーりでなぁ。
[事情を聞きだしながらメモを取っていたペンで額をコツコツと叩く。その様が気に入らなかったのか、自警団の一人が詰め寄ってくるが]
っせえよ。馬鹿。
それより俺の家に投石してくる馬鹿と落書きした馬鹿がいるぞ。そーいうのも取り締まってはもらえねーのか?自警団さんよ。
お前らからすりゃ胡散臭え容疑者が何されよーが知ったこっちゃねーかもしれねえが。このままほっときゃパニックになるぞ。狼の野郎よりもそっちのがよっぽど厄介かもな?
[それから振り返り、己の思考に没頭しているようなブリジットを見る]
フレーゲ先生、
果物は食べてやらないと可哀想ですよ。
何か、お飲みになりますか。
[色取り取りの、何処か不安定な“塔”を見て、眼を眇めた]
-娼館-
[戻ると顔色の悪い女将が中に入れてくれた。御伽噺が現実になって、流石に女将も自分を見る目に翳りが出たように思えた。
視線を知らぬまま、気づかぬままにやりすごす。
女将からそれを感じるのは初めてだったけれど。
何時もの事だった。
二階の自室へと戻り、テーブルの隅に置かれた小箱をあけて、その中に置いていた痛み止めをいくつかをポケットに入れ。
そして古い小瓶を取り出した。
中には無色透明な液体。
それを確認してから、胸の合間にしまった。
落とさないように、必要な時にすぐに使えるように。
そうしてすぐに、外へでて宿の方へと向かっていった。]
[―――左手の鈍痛に耐えながらも、更に絵を描き続けると、またしてもノックの音]
およよ。
今日は、本当によく人が来る日だね。
[言いながらも、その顔は笑顔。
いつか聞いたノックのリズム。それはオトフリートが来たという合図の音だから。
玄関までつってけと歩き、扉を開く]
やっほ。せんせ。
元気してます?
まま、とりあえず、立ち話もなんだから、ずずいと中へどうぞ。
[言うが早いか、ミリィがオトフリートの手を引き、部屋に連れて行こうとする]
わかっちゃいるが、それも面倒でな。
下手につついて、状況悪化させるのも厄介だし。
[物騒な言葉には、さらり、と返して]
……まあ、そうだろう、な。
早めに、帰るのが吉、かな。
[心配、という言葉に苦笑しつつ、立ち上がる。
当人がこちらに向かっているとは、思いも寄らずに]
[立ち止まっている姿を自警団に見つかる。
それは先程工房に来た一人で。
今までどこに居たかを語気強く聞かれた]
…てめぇの脳味噌はついさっきのことすら覚えてないのか?
工房からの一本道歩いてたよ。
……そもそも何があったってんだ。
[騒ぎの原因が分からず、逆に自警団に訊ね返した。
返って来た答えは、ギュンターが何者か──明らかに人とは思えない相手に殺されたと言う事。
その話を聞いてあからさまに眉を顰めた]
…ふん、それで俺を疑ったってことか。
アンタ頭に血が上って忘れてるかもしれないが、俺はさっきまで工房に居た。
そこからアンタらを抜いて村の入り口まで行くのはちぃと難しく無いか?
[そう言い返したのに返って来たのは、人狼ならばありうる、と言う言葉。
それには苦々しく表情が歪んだ]
…容疑者に変わりは無いってことか。
ともかく、俺はやってねぇ。
……いい加減飯食わせてくれよ。
[盛大に溜息をつくと、何か叫ぶ自警団を無視して歩き始めた]
[自警団にまくしたて、その隙に宿の中へと入る。自分の後をつけていたティルには気づかないまま]
よぅ。
[口から出たのはいつもと変わらぬ挨拶で]
[闇の中に浮かび上がる、酒場の明かり。
きい、と音をたててそのドアを開ける。
見慣れた背中が立ち上がりかけるのが見えた。]
……エーリッヒ様。
[ドアに手をかけたまま、安堵の息とともに、彼の名を呼ぶ。]
え、わっ!?
[扉が開いてミリィの顔が見える。
ホッと安堵の息をついたら途端に手を引っ張られ、数歩もつれかかりながらも中へ。掴まれた手首に痛みを感じたがそれは隠して、ただ促されるままに部屋へと通される]
無事だったのなら何よりです。
ああ、絵を描く邪魔をしてしまいましたか。
[どこか力なくも、笑みと取れるものを浮かべて。
さてどこまで伝わっているのだろうかと悩む]
なら、痣くらい我慢するといい。
[エーリッヒに返す言葉も、また軽い。
その間に外から話し声が聞こえて、顔を動かした。内容までは掴み取れないが、自衛団員同士の会話にしては、少々、荒い]
誰か、来たかな。
[呟きと同時に、扉が開かれる]
ああ、バウムさんか。
[追いかけてはみたものの。何事もなく宿にたどり着いた]
…あー…狼だとしても、そう簡単には尻尾ださないよなぁ…
[自分で自分の浅知恵にあきれはしたものの。
自警団員と話して中に入っていくハインリヒを追いかけて、宿に向かう。
気がついた自警団員が何か言っているが、無視して素早く中に入った]
こんちはー。
[女将さんや中の人に挨拶をしつつ、中を見る。
ブリジットの作っている果物の塔に驚きつつも、お目当てのハインリヒの近くの席に座る]
ハインリヒのおっちゃんもこんにちはー。
[笑顔を作って、挨拶をした]
…大丈夫よ、姉さん。
何もしないで居ると、色々嫌な事ばかり考えるのだもの。
[大人しく休んでいるよりも、動いた方が気がまぎれると思い、
それに…あの自警団長をあんなふうにしたバケモノが隠れているのならば、見つけなければならない。
そう思って客席へ出ると、テーブルを拭き始めてみたり。]
あら、ブリスせんせ。
…塔は、天目指し積み上げるほどに揺らぎ、
倒れる事を恐れて地へと並べれば、それは塔にはならず。
…そういうの、でしたっけ?
……我慢するにしても、手首を痛めたら、ピアノが弾けんだろうが。
[アーベルの軽い言葉に、真顔で返し。
それから、呼びかける声を捉えてそちらを振り返る]
ああ、ユーディ。
[刹那、掠めたのは安堵の色か]
……騒ぎが起きたから……どうしたかと思ったけど。
そっちは、何事もないみたいだね。
ん、ああ。
しかし塔は容易に崩してしまってはいけない。
木の棒で成った塔ならともかくもだ。
そう、ともかくも!
[アーベルに話しかけられると、そんな事を言いつつも]
そうだな。そういえば喉が渇いた気もする。
何でもよい、貰おう。
[頷いて答え、ざわめきに続く戸の開く音にそちらを見る。ハインリヒの姿に]
やあ、今晩は。好調かい。不調かね。それも事実。
ブリジット=フレーゲがお邪魔しているよ。
[次に入ってきたティルやユーディットに向けても手を振った]
で、噂をすれば――ってところかな。
随分、賑やかになったね。
[次々に入って来る面々に、そんな事を言いつつ]
厭なら面倒臭がらずに防衛手段を講じろ、
しなかったなら報いと思って我慢しろ、って、
言ってるだけですけど?
[真顔で返される場違いな言葉にも、口が減る事は無い]
[にこにことしたまま、オトフリートの正面に座る]
―――無事?
それは、私が人狼に襲われなかったってこと?
それとも、私が人狼だと思って、誰かに殺されていないかってこと?
[笑顔のまま、すらすらとそう告げた]
[つかつかつか、とエーリッヒの元まで歩いていく。
周りの客のことは見えていない様子。]
ああ、ユーディ。
じゃ、ないでしょうこの馬鹿ご主人様っ!!
[一気に声のボリュームをマックスにして怒鳴る。]
人がどれだけ心配したと思ってるんですか!?
[既に宿にいた数人から挨拶があり。一人一人、誰がいるのか確認をしながら挨拶を返し席に着く。後から入ってきたティルが珍しく自分の席の傍に座るを見て]
よー。ティル。俺のすぐ後に来たって事は…結構近く歩いてたのか?全く気づかなかったが。
[それとなく様子を見て]
村の奴らにひでーこととかされては無いみたいだな。…しばらくは一人では出歩かねーほうがいいぞ。めんどくせー話だけどな。
あ、わりーが煙草吸わせてもらうぜ。
[OKかどうかの返事は待たず、煙草を咥えて火をつける]
ならば、此の世は何より成った塔でしょう。
[ブリジットに目を向けると、彼女に話しかける姉の姿が見えたが、敢えて声をかける事は無く、頷きに了解の意を返して、奥から酒瓶を手にして戻って来る]
ワインは神の血、とも言われるんでしたか。
[卓上にグラスと共に、それを置いた]
[奥から出てきてブリジットに話しかけるノーラの姿を視界の隅に止め。
多少なりとも落ち着いて見える様子に、微かに安堵の息を漏らしつつ]
……はい、そこで理屈をごねない。
ま、今後度が過ぎるようなら、それなりに対処する、って事で。
[アーベルにむけて、こう返しておいた]
[あまりにもさらりと告げられた言葉にこちらが息を飲む]
ああ、ええ。
どちらも、でしょうか。
[しどろもどろな答え方]
私も冷静とは言い難いですが。
自衛団員を始めとして、皆殺気立ってきましたからね。
まぁ、無理もありませんが。
一人で居るのは危険です。
塔は希望の象徴であり絶望の象徴である。
力の証明であり無力の証明である。
崩れないからこそ塔であり、崩れるからこそ塔なのだ。
それ故に!
存在する限りは、祈る事だよ。
[テーブルを拭くノーラを眺めながら、その問いに語るよう返し。空いている方の手を広げ掲げてみせ]
[向けられた怒鳴り声に。
思考停止、数秒。
緑の瞳は、どこかきょとり、として]
あ……ああ。
……すまなかった。
[間を置いて零れたのは、こんな言葉]
そだね。
ギュンターのおじいさんが殺されちゃったんだもんね。
みんなが信頼していた人が……いなくなっちゃったんだ。
みんな……怖いんだよ。人狼が。
……私も、怖いよ。
あの強かったおじいさんでさえやられちゃったんだもん。
……先生も、怖い?
如何こう言う前に、他人に叱られないようにしたら?
[眼差しにも声にも、笑みを含んで言う]
言われても言われなくても解らないんだから、
たっぷり言ってやるといいよ。
[ユーディットの大声に、少し笑みを漏らしつつ。
タバコを吸うハインリヒの様子を伺いながら、話しかける]
うん。おっちゃんの後ろあたりにいたよー。声かけようと思ったら、宿ついちゃったし。
[こっそり尾行してた事は、あいまいに隠して]
ん?俺は大丈夫だよ、おっちゃんも心配してくれてあんがと。
[タバコの煙に軽く顔をしかめるが、何事もなかったように話し続ける]
そーいえばおっちゃん、しばらく顔みなかったけど、どーしてたの?村の入り口の騒ぎとか、気にならなかった?
表裏一体…かしらね。
塔は聳え立つが故に塔であり、いつか崩れる事で塔で居られる。
けれど、崩れてしまえばそれは…塔ではないということかしら。
[少女めいた容姿を残した小説家の、緑色の瞳を覗き込んで。
相変わらず一貫したものを、彼女は持っているような気がした。
それは少し、周りからはズレてはいるけれど。]
すまなかったで済んだらいいんです。
いいんですよ、本当に。それで何事もないならば。
[早口で捲くし立てる。]
でも何かあるかもって思うじゃないですか!
今日何があったか……状況が判ってないわけじゃないでしょう!
私がどれだけ……。
[はぁ、とため息をついて。]
ちっちゃい子供じゃないんです。考えてください。ちゃんと。
[ゆっくりと、それこそ幼い子供に言い聞かせるように言った。]
自衛団の方は……大丈夫だったんですか。
何もされませんでしたか。
[努めて感情を抑えて、冷静に聞こえるように声のトーンを調節して尋ねる。
が、それが逆に怖いことには気付いていない。]
…怖い、ですね。
日常が壊されて非日常を強要されるのは。
[ミリィの左手に手を伸ばす。
傷の治り具合を確かめようとするように]
しかし私は人狼よりも。
人間の方が怖いと言ったら…笑いますか?
[なるべく人通りの多い道を、と思って選んだ道だったが、殆ど人の気配がしない。
あんな事件が起こった後だから、皆家に篭っているんだろうとは今更だった。
窓の隙間から感じる冷たい視線だけは、時折感じる事ができた。
7年前から日常的に晒され感じてきた視線は、今が一番きついように思えた。
変わらないでいてくれたのは極一部。
もしくは、昔の自分を知らない人達。]
小さく、溜息をついて。
いつもより早く、歩き出した。]
[足早に前かがみに、歩いていたらドンと誰かにぶつかった。
軽くよろめいたが、辛うじて倒れずにすんだ。]
ご、ごめんなさ…。
あ、っ、ユリアン。
[申し訳なさそうな顔が一変して、嬉しそうなものへと変わっていったが。
彼から感じる穏やかでない雰囲気に、心配そうに見上げる。]
…どうしたの?何かあった…?
[ユーディットの大声にそちらに顔を向けた後、二人のやり取りに笑みを浮かべ]
まあ、場合によっちゃあんな風に怒鳴られる事もあるかもだしよ?
[冗談めかした後で、ティルの問いに小首をかしげ、数秒後に何か勘付いたらしく]
…どうした探偵ごっこか?
まあ、別にかまわねーけどな。
俺はこの宿に居るとき以外は大抵は家で寝てるぜ。
酒かっくらって帰るから、何かで目が覚めるまではぐっすりって奴だ。
…もっとも証明してくれる奴も居ないけどな。
お袋もどっかに連れていかれちまったしな。
[そう答えてから、少しだけ視線を外しティルを避けるように煙を吐きだした]
[笑う幼馴染姉弟には、一瞬だけジト目を向けたかも]
……状況はわかってるよ、嫌というほどね。
本当にすまない……迂闊だった。
[捲くし立てられる言葉に、静かに返し。
諭すような言葉には、頷いて。
最後の、抑えた問いに思わず右手を後ろに回したのは、多分無意識]
ああ、まあ。
丁寧な扱いは受けられなかったけど、大事はないよ。
[空腹と先程の自警団の言葉に不機嫌さを撒き散らしながら─と言ってもいつものように無表情なのだが─、広場を横切り宿屋へ向かおうとする。
と、横からの衝撃に少したたらを踏んで、ぶつかって来た人物に視線を向ける。
それは半ば睨むようなものになりかけたが、ぶつかって来た人物が誰なのかに気付くと、直ぐに掻き消えた]
…イレーネ。
……いや、さっき自警団の奴に捕まって。
[何か、と聞かれて不機嫌である原因を簡潔に話す。
その中には襲われたギュンターのことや、技師が戻ってこないことも含まれていただろう]
この世は何から成った塔か?
怒りだよ。
怒りは出来るものではなく溢れるものだ。
全てに内在しているものだ。
だからこそ鎮めるためには祈らねばならない。
祈りは流出を止める。
止めなければ……影は満ちる。
[アーベルに向けても返しつつ、持ってこられた酒瓶とグラスを見]
「このパンは私の体であり、このワインは私の血である」
[食せよ! とは宣言するよう高らかに言い]
聖餐。
神を食すのもまた、祈りでありしか。
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