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[外へ飛び出し広場へ出ると、やはり自警団がうろついていて。それによりまだパトラッシュが捕まっていないと言うことを察知する。村中を探し回ろうと移動し始めた時に2・3人の自警団員がその前に立ち塞がった]
…何?
[きつめの視線で彼らを見上げる。男達はディーノを取り囲むようにして逃げ場を無くし訊ねてきた]
「お前昨日随分と庇ってたようだな。あの犬はどこだ?」
…知らないよ。
宿屋には戻って来てない。
知ってたとしても、教えない。
人狼でも何でもないパトラッシュを無駄死にさせるわけには行かない。
「貴様…!」
パトラッシュが何をした!?
事実かも分からないような情報で人狼だって決め付けて!
パトラッシュが誰かを襲うところでも見たって言うの!?
[広場で他に人が居ると言うのも気にせず声を荒げる。その剣幕に少しだけ気圧されたように男達は身体を仰け反らせ]
「し、しかし奴が人語を話すと言う情報も入ってる!
最初の情報を寄越した者とは別の者からの情報でな!」
[その言葉には瞳を大きく見開いた。誰が、どこで漏れたんだ? そう逡巡するのも束の間、出て来た言葉は]
…それが何だって言うんだ。
人狼は人に化けるんだ!
パトラッシュが人狼だって言うなら…それこそ人の姿で紛れ込んでるはずだ!
いつもいつもいつも!
他と少し違うところがあれば排除しようとして!
皆と違い力があるからって気味悪がられて!!
[悲痛な叫び。自分が過去に受けた傷。涙と共にそれは零れ出て。男達がうろたえ始めた時、どこかから笛の音が響いた]
「!! 合図だ! 見つかったぞ!!」
[急げ!と男達は走り出す。涙を拭うと同時にそれが見えて]
…パトラッシュ…!!
[走り去る男達を追いかけて駆け出した]
「確かに喋った!」
「追え!」
「ランディ、何やってる!」
え。
ランディ!?
待って!!
[慌てて自分も走り出す]
[何が起きているのか]
[考える暇も無い]
〔パトラッシュの怒鳴り声に怒鳴り声で返す〕
…何でついてきた、だと!
…そんなもの!
俺にもわからん!
だが、土地勘の無いお前が何処に逃げるつもりだ!
つべこべ言わねぇで、俺について来い!
〔と、進む先へと指をさす〕
〔それは、鉱山の作業小屋を指していた〕
馴染みの鉱夫がいるはずだ。
もしかすると、匿ってもらえるかもしれん!
〔それだけ言うと、走る事にだけ専念した〕
〔後ろを振り返る〕
〔たくさんの人間が後を追ってきているのが見えた〕
〔少し考えた後、パトラッシュにだけ聞こえるように小さく呟く〕
…村はずれの丘に行く手前に、登り坂がある。
その坂は、裏に回りこむと、小さな洞穴がある。
子供くらいの大きさの奴しか入れないし、蝙蝠が巣をつくっているんで、村人はあまり近寄らんはずだ。
そこに隠れて夜を待て。
俺は奴らを引き付けるから、後は何とかしろよな!
〔そう言うと、走るペースを落としていく〕
[わからん、と返されてぽかんとする。]
ったくどいつもこいつも……!
[しかし土地勘が無いと言われればそれはその通り。
口を挟むのは諦めて走ることにする。
作業小屋を指差されれば、ちょっと眉を上げたが。
続く言葉に耳を澄ませる。]
オーケイ、了解した。……幸運を祈る!
[ランディがスピードを落とすのと同時にこちらは速度を上げ、作業小屋の裏に一度回りこむ。
表からの視線が集まらぬ岩影を伝って、丘の方向へ。]
[男達を追いかけ辿り着いたのは村から外れた工房のような場所。そこにはまだ数人自警団員が残っていて、やってきた男達に「向こうだ!」と指示を出している]
「ランディの家に居やがった」
「鉱山の方へ行ったぞ!」
「ランディも一緒に逃げたって!?」
[男達の声が飛び交う。その言葉から状況を理解しようと頭を働かせる]
ここ…ランディの家なのか…。
パトラッシュがここに居て、ランディと一緒に逃げた…?
[何故ランディが? 彼はパトラッシュを匿ってくれていたのか?
疑問は残るが、今気になるのはパトラッシュの安否。逃げたと言われる鉱山の方向へと駆け出した]
は…ぁっ。
[自警団員の足についていくことは]
[もちろんできるわけもなく]
[大分遅れて追いついて]
「何考えてたんだ!」
[騒ぐ男達の後ろ]
[肩で息をしていた]
〔普段の運動不足が祟ってか、全身が心臓のように早鐘を打っていた。もうどんなに頑張っても、歩く速度くらいにしか走れそうに無かった…ように見えた〕
〔何人かの自警団員が追い越していく〕
〔武装していない自警団員が、やや乱暴に立たせてくる〕
〔それに対して、両腕を軽く上げて対峙する〕
…何、で、逃げ、たか…だと?
…知らん。
ただ、驚いたら…身体が勝手に、動いてただけだ。
自分の、家の…前で騒がれ…たら、誰だって驚いて、何するかわかったモンじゃ、ねぇだろ?
〔息も絶え絶えにそう言ってのける〕
〔まぁ、こんな言い訳で騙されてくれるとは思えんしなぁ、とは思っていたが、案の定詰問は続き、続きは詰め所で、と連行される〕
〔抵抗しても仕方ないのでされるがままにしていると、向こうから近づいてくるフランとディーノの姿が見えた〕
…どうした?
何か用事でもあったのか?フラン。
ディーノも、こんなところまで珍しいな。どうした?
〔二人にはのんびりと声をかけたが、それは自警団員の勘に触ったらしく、荒々しく詰め所まで引きずられていった〕
ラ、ランディ…。
パトラッシュ、は…?
[流石に走り詰めで息が切れる。肩を上下させながら連行されようとしているランディにパトラッシュの行方を訊ねた。しかしその間にランディは詰所へと連れて行かれ。その後を追って駆け出そうとする]
ラン、ディ。
話が、した、いと思、って。
[切れ切れに答えながら]
まって。
あたし、も。
[とにかく話が聞きたい]
[何を信じればいいのか]
[混乱は混乱を呼ぶ]
[目覚めてみても、まだ捕り物劇は続いていたようで。
窓の外からは、怒鳴り声は騒がしい動きが蔓延していた。
その様子にポツリと呟く]
本当に・・・能無ししかいないのかしらね。この村には。
[冷たい目で、外を眺めていたが、やがて、空腹に気づき、食堂へとその歩を進めた]
[降りて、適当な食事を頼むと、マスターが物言いたそうな顔でこちらを見ているのに気づいた]
・・・何か?
「いや・・・その・・・本当にあの犬が、人狼なのか、と。
それならそれでありがたいことではあるんだが・・・」
さあ?知らないわ?
少なくとも、私はあの子が人狼だなんて言った覚えは無いしね。
ただ。
普通の犬は喋らないわ。
それを考えたら、可能性は他の人達より高いんじゃないかしら?
「・・・まあ。
確かに、そうか・・・」
[ランディが連れて行かれるのを追いかけて。自分も詰所へと辿り着く。ランディは詰所の中へ入れられ、その扉は閉められる]
ランディに聞きたいことがあるんだ!
話をさせて!
[外で立ち塞がる自警団員に掴みかかるように詰め寄る。しかし返って来る答えはNo。パトラッシュの行方が分かると思ったのに。彼なら知ってるのではないかと思ったのに。手がかりは自分から離れた場所に]
…いつ解放される?
それまで待つから。
[キッと相手を睨むような視線でそう告げて。少し離れた詰所の入り口が見える場所でその時を待った]
[少し遅れて辿り着く]
[詰め所の前にはディーノの姿]
あ…。
[彼も信じていいのか分からない]
[うろたえ戸惑う]
ディーノ。
[詰め所に向けられた視線は厳しく]
[それもまた近寄りがたかった]
[声をかけられそちらに視線を向ける。それがフランだと知ると張り詰めていた雰囲気は消え、表情は沈んだものになる]
フラン…。
何でこんなことに…。
パトラッシュが人狼だなんて、何かの間違いだよ…。
[その場に座り込むと膝を抱えて顔を膝に埋める]
[沈んだ表情のディーノ]
[その隣に一緒に座って]
うん。
自警団の人も殺気立っているから。
[詰め所の方を振り返り]
ランディは。
きっと何か知ってるんだよね。
パトラッシュ、守ってくれたんだよね。
[そしてやはり俯いて]
本当に。
どうしてこんなことに。
─宿屋2階/朝─
[ふ、と、途絶えていた意識が繋がり、目が覚める。
自分がどこにいるのか理解できず、しばしぼんやりとして]
……あれ?
[そこが宿での自室だと気がついて。
戻ってきた記憶の無い事に戸惑うものの、すぐ側の気配に、ぼんやりとそれを理解した]
レッグ……運んでくれた……?
[情けないなあ、と呟いて。サイドテーブルの水差しから汲んだ水を飲んで、一つ息を吐く。
気だるいけれど、動けなくはなくて]
ちょっと帰るだけなら、平気……かな?
[小さく呟いて。
転寝しているレッグの肩に毛布をかけて、そーっと部屋の外へ]
[階下に下りれば、当然の如く主人に見咎められるものの]
あ……大丈夫。
ちょっとふらつくけど、でも、一度、家に帰りたいから……。
[師にちゃんと薬を処方してもらってくるから、と。
拝み倒して、強引に許可を取り付け、外へ。
外の物々しさに僅かに眉を寄せるものの、真っ直ぐに自宅へと]
─自宅/朝─
[戻ってきた所を出迎えてくれたのは、心配そうな表情の師で]
……御師様……あのね。
[宿で起きた事。
自分の事。
それらを話して。
……師は、どこか固い表情でそれを聞いていたものの、話が終わると一つ、息を吐いた]
「……それで、お前はどうしたい?」
[投げられた問い。それに、僅かに目を伏せる]
……よく、わかんないけど……何もしないのは、嫌……だから……。
……あれ、持って行っても、いいです……よね?
[伺うような問いかけに、師はああ、と頷いた]
ありがと、御師様。
あ、それでね。飴玉、持って行っていい?
[肯定に安堵しつつ、ふと思いついて笑顔で問う。師はやれやれ、という感じで息を吐くと、用意しておく、と頷いた]
……ありがとっ!
[にこ、と笑って。自室へと足を向ける]
多分…。
自警団の人が話してたのを聞いた限りじゃ、ランディの家にパトラッシュが居て、見つかったと知るや一緒に逃げたって…。
きっと、何か知ってる。
[俯いた顔を僅かに上げて]
パトラッシュが人狼じゃないか、って言った人が居る。
疑いが広まればそれは力となりその対象を排除しようとする。
人狼だと言わなくても、それに繋がるような言動を伝えればそれは起こる。
自分達と少しでも異なるものを排除しようと…。
[紡がれた言葉はどこか沈痛な雰囲気を含んでいて。表情が読み取れるならば苦痛に歪んでいただろうか]
[自室に入り、着替えをして。
新しい着替えを用意した後、机の上の小箱に向直る]
…………。
[しばしの逡巡の後、それを開いて。
中に納まっていた深い紫の天鵞絨に包まれた物を手に取り、ぎゅ、と抱きしめる]
同じには……したくない……もう、嫌だから。
[呟く表情は、いつになく真摯だろうか]
[部屋を出て師の所に戻ると、テーブルの上には飴の詰まったガラス瓶。
それを手に取り、荷物に入れて]
それじゃあ、宿に戻るね……え? その前に?
[具合を診せて行け、という言葉に。
反論の余地はなかった。
そんなこんなで、疲労と風邪、という診断と薬をもらった頃には、既に時間は昼過ぎ。
宿に戻ろう、と自宅を後にすれば村の中は相変わらず騒々しく……詰め所の方は特にそれが酷いような気がした]
あの子……大丈夫、かなぁ……。
[そんな、不安げな呟きをもらしつつ。ゆっくりとした足取りで、宿へと]
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