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急がねぇと、ほんと色々ヤバいかも。
海荒れて、津波とかなったらシャレになんねーし。
急ぐ……か。
[呟いて、しばし、瞑目。
周囲に満ちるは、雨と風、雷の音。
先ほどのナターリエの揶揄めいた言葉が、ふと過った]
手がかりなんてない、確信なんてない。
けれど。
他にないなら、食いつくっきゃねぇか。
[小さく呟き、ロッドを構え直して目を閉じる]
< 後に続いた答えを示さない返答は惑いを悟られたようで、闇竜の微笑みは映さず回廊の先を見ていた。
手が髪に隠れた右の頬に触れる。微かな隙間に、仄白い光が覗いた >
叶える代償を悟っていても。
< 呟きは問いかけではない。答えは既に刻んだのだから >
…揺れると…どうなるのでしょうか?
他の属性を持つようになったりするのでしょうか?
逆に自分の属性が弱まって他に影響される、とか
…兎に角――本人に伺った方が、早そうですね。
[頷くと立ち上がり。
食器を片付けた後、廊下へと出て老竜の部屋へと向かう。
…――が、どの部屋を使っているのかが判らなかったので、廊下をウロウロと彷徨う事となる。]
―東殿・食堂―
うん、ノーラみたいなの。
[こんなの、と幼子が小さな手にて示すは輪を模った其れ。
仔にしてみれば腕輪を視的表現する精一杯の技法であったが、しかしその表現すら結局の所曖昧に変わりは無い。
暫しの沈黙の間幼子は視線の高さが等しくなった地竜殿を真直ぐに見つめていたが、やはり返る答えは幼子の期待する答えでは無かった。落胆の色は隠しきれねども致し方無い事。漸く全ての問いを投げ終えた仔は、地竜殿の解放へと至る。
――例えの話、これが幼子ではなく他の者であれば若しやすると言い包めに近いと察しも出来ようが、少なからず仔には其れを悟るには困難であった。]
……こまったね。
[私へと視線を落とす幼子は言葉通り確かに困っている――途方に暮れている様であった。
と、近くへと歩み寄る心竜殿の存在を認知したと同時向けられた提案に、幼子は一度目を瞬かせる。]
デザート?
……、ノーラの?
[デザートと耳にし輝いた目は、しかして影竜殿の分であると聞き及び一寸躊躇いを見せる。
幼子としては恐らくとも非常に食したい所であるだろうが、
本来は己と親しい相手の物であると聞き悩むのは道理。
沈黙を保ったまま心竜殿を見上げ次に影竜殿が出でた扉を見、
最後に卓上へと置かれた皿へと視線を向けた。]
…、…たべる。
[…しかし幼子の心情は好みの菓子を目の前には敵わぬとみた。私は思わず溜息をこぼす。
影竜殿のこと故、恐らく仔が食したと知れども叱りはせぬだろうと思ったが、
しかし人の物には変わり無い、後に謝罪だけは述べねばならぬと心に*決めた*。]
―東館:部屋―
[ベッドの上、少し湿った髪。
身じろぐ手に握られた首飾り。]
[床に落ちたタイは、赤黒く。
鍵がかかった部屋は、ただしずかに、今は闇。]
[闇の気配があたりを包み、それ以外には、なにもない**]
―東殿の部屋―
[翠樹の仔竜がデザートを食べる様子を微笑みながら眺めて。
やがて部屋へと戻り、青年も休息を取る。
椅子に腰掛けたまま目を閉じる姿は、どこか*彫像の如く*]
―― 私室 ――
[横たわっていたベッドの上で、しかばね…もとい青年がぱちりと目を開ける。眠っていたのかどうか、どうあれ寝惚けている風ではない]
新しい可能性…不確定要素…
…「力ある剣」
[静かな声が、誰も聞く者の無い室内に響く]
なぜ、剣の持ち主は名乗りでない?
[それほどの力ある剣を持っているなら、この騒動の始まりに、名乗り出て他の竜に協力を仰げば、揺らされた者もおいそれと手出しは出来なかったろう。それをしなかったのは何故か?]
ケース1…剣は存在しない…
[それがこれまで、最も高いと思っていた可能性]
ケース2…所持者自身、剣を持っていることを知らない…
[これが二番目に高いと思っていた可能性]
ケース3…剣の力そのものが封じられている…
[ケース2同様に可能性はある。だが、それでも他者の協力は仰いだ方が良かったのではないかという疑問は残った]
ケース4…すでに一振りを奪われている…
[それが、新しい可能性…もしも、皇竜の側近が、本当に剣を預かっていたとしたら…剣を奪ってから結界に閉じ込めたのかもしれない…そして、剣が奪われたから、もう一振りの所持者は名乗り出ることが出来ないのかもしれない]
─竜皇殿・城壁上→東殿・回廊─
[狭い空間での演舞は、どれほど続いたか。
さすがに、体力の消耗を感じた所で城壁から降りる。
濡れた常磐緑は、手に持ったままだった]
……疾風だけに風邪はひかねーつもりだけど。
[義兄が聞いたら、違う理由でひかない、と突っ込んだかも知れない]
いちお、あったまった方がいいんかなぁ……?
[そんな事を呟きつつ、浴室に向けてずりずり]
[とりあえず、浴室で身体を温める。
着替えは、一時的にだからと適当に借りた。
びしょ濡れの常磐緑はすぐには巻けず、やむなく、タオルで首筋を隠したりとか、微妙に不自然なスタイルになったりしつつ、部屋まで戻り]
─ →東殿・自室─
っかし……どーすっか。
誰か巻き込むか、それとも。
[自身に秘密が明かされた理由。
それは、何かあれば後を託す、という意思表示なのやも知れないが。
自分は、そこの所には──剣を第一とする部分には、どうしても賛同できていない訳で。
それを考えると、あと一人ぐらい、巻き込みたい所なのだが]
んー……。
[考えながら、ごろ、ごろり]
[どさり、と重いものを落とすような音をさせ、ベッドから降りる。
それから身支度を整えると、部屋を出る。
ガチャリ、扉が音をさせた。]
…ザムエル殿に、どう聞くべきでしょうか。
[独り言をぶつぶつ呟きながら
外を見て――西殿を、窓から見上げる。]
[結局、何が悩みの種なのかといえば。
相手によっては、状況が更に悪化する、という可能性。
もう一振りの行方は全くわからない以上、敵に塩は贈れないわけで]
だああああああっ!
なんで、もっと頭の回るのにしとかなかったんだよー!
[それは八つ当たりというものです]
うー……本気で、あったまいてぇ……。
― 東殿・一室 ―
< 幾らの時が過ぎたか、陽は出ないために確かではない。世界は少し違って感じられる。
孫娘が結界に囚われた事を伝え聞いても、皇竜の眷属らは平静であるよう努めていた。
しかし、灯された明かりは闇と共に不安を払わんとする証。
光は影を生み、揺らめく >
[絶叫が聞こえ、びくりと扉の前で肩を竦める。
聞こえた部屋の前まで行き、そっと耳をつけ。
コンコン、とノックした。]
…あの、大丈夫ですか?
何か、ありましたか?
[混沌の欠片でも出たのだろうか、と。
風竜の部屋の、扉の前。]
……ふえっ!?
[唐突なノックの音に、慌てて起き上がろうとして]
あ、なんでもね、ちょっ……どわたっ!
[ごろごろしている内に端に寄っていたのか、見事にベッドから落ちた。
派手な物音が、響く]
―――回想―――
[食堂に着いた後は、一緒に歩いていた二人とはそれなりに離れ、アーベルからお茶をもらい、適当に益体もない話を色々な人と話しているとき、
『それ』は突然来た]
(……は……ぁ……!?)
[声にこそ上げなかったが、多少身震いしたのは鋭いものならば気づいたかもしれない。
水が。
いきなりその力を増大させた]
―――っ。
[ともすれば、暴走してしまいそうな力を無理矢理に押さえ込む。
それが精一杯だ。
其の後のことは、断片的にしか思い出せない。
後にそれは―――天聖のものが結界に囚われたことにより、一時的に弱まり、結果、「力ある剣」の持つ強大な力が、流水へと流れたことだということに気づいた]
(『力ある剣』を持っていなく、また、それを扱う資格のない私にすら余剰の力がフィードバックするとは……。
『力ある剣』
予想よりも遥かに強い力のようねぃ……)
[この時に一時的に流れた力に比べたら、焔に何かされたことなど、取るにも足らないことだった。
―――ややして、雨にもう少し触れてくるとか適当な理由をつけて、中庭でその力が発散されるのを待った]
―――回想終了―――
[廊下の方から聞こえる声。
それに答えるよりも早く、ピアが動いていた。
きーきー、と危機感を帯びた声は、急いで急いで、とでも聞こえるかも知れない]
……あたた……あ、うん……。
[落ちた当人は、当たり所が良かったのか、打ち付けた部分を摩りつつ、反射的に頷くのが精一杯]
[ガチャリ、扉を開ける。
ひっくり返ったティルを見て、駆け寄った。]
どうしたんですか?!
攻撃を受けましたか?!
[思わず大声を出し、扉は開け放したまま。
ピアにも、何が?という顔を向けた。]
……ふぅ。
[木の根元に座り込み、目を閉じて、長時間雨に打たれながら、淀んで鉄砲水のように飛び出しそうな力を、河から海へ、海から雲へ、雲から河へと循環するように、少しずつ、その力を発散させていく。
その眼前には、水の輪がくるくると回っている。
自分は暴走するタイプだからと、水竜王に教わった御し方の一つだ]
天聖……。
確認するまでもない。
結界に囚われてしまったようねぃ。
[半眼を開けて、ポツリ呟く]
─東殿・自室─
[駆け寄ってきたミリィ。
その声がちょっと耳に痛かったのはさておき]
いや、そーいうんじゃなくて。
考え事してごろごろしてたら、落っこちた……。
[そうとしか説明できないので、ぼそぼそと呟く。
ピアは呆れたように、肩を竦める仕種をして見せた]
『力ある剣』
「偽者」たる私が使えないのは当然なのだから、これは、単なる八つ当たりと思ってもいいかしらぁ。
―――これは、「本物」の生粋たる竜族でしか扱えなくて当然ねぃ。
さて。
問題はその件のものが、どこにいったのか、ということかしらぁ。
答えは―――二つ。
八つ当たりと証したのだから、天聖に起因しているのは、間違い無いでしょうねぃ。
すなわち、天聖と共に結界内に消えたか、「揺らされたもの」の手に落ちたか。
おっこち…?
大丈夫ですか?
[少し安堵した表情を見せ、ピアの仕草には思わずそちらに駆け寄りそうになり、ぎゅっと手を握って止めた。]
…冷やす、とか私できないのですけれど…
どこかいたい所ありませんか?
[出来る事といったら、電流を流してコリをほぐす事くらい?]
ん、へーきへーき。
こんなん、兄貴と殴りあうのに比べりゃ、どーってことないよ。
[比較対象が間違ってます。
ピアは、握り締められた手にきょと、と首を傾げつつ、相棒の肩へするりと登る。
少しでも、首筋の痕を隠そう、というつもりらしい]
それより、雷竜の姉さん。
どっか、行くとこだったの?
[とりあえず、落下の話は決まり悪いので、話題そらしを試みてみた]
[考察を進めると、眼前で回っている水の輪が二重になった。
複雑に動くほど、思考が冷静になっている証拠だ]
「揺らされたもの」
もし、『力ある剣』を手に入れたとして、いきなり動いてくるかしらぁ?
―――無いわねぃ。
手に入れたとして、それは切り札。ジョーカーとなる存在。相手の手札も分からないのに、オープンにする人はいないわねぃ。
なら、可能性は、ある。ということかしらぁ。
逆に前者の場合。
「揺らされたもの」の結界内ということを省みれば、やはり、あちらが有利。
けれど……誰かが、天聖が囚われたのは、虚竜王の不機嫌による影響とか言っていたかしらぁ?
なら、結界内にあるとは分からない可能性もある。かしらぁ。
……ふむ。
状況は、五分よりも悪くなっているかしらぁ。
[それでも、口調はひたすら淡々と]
あぁ、えぇ。
ザムエル殿にお話を聞こうと思って。
ああそうだ、ティム殿、貴方は――揺らされていますか?
[人差し指だけを伸ばして他の指は軽く握り、自分の顎に絡めていたけれど、ふと思い出してちらりとティムに向け。
真っ直ぐに質問をぶつけた。]
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