情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
ちが…っ
[でも、違わないから、口に出せなくて。]
『だから、逃げて、逃げてよ!どこかに…
わかんないよ、もう!たかひろは仲間なのに、』
りきっちゃんを、殺した…っ、なんで。なんで?
だめ、だよ。
だって、巫女さんが、悲しいよ…っ
ひとりぼっち、だったんだから…、だから、せめて、巫女さんが、望むこと、叶えてあげたいよ…っ
たかひろだって、そのために
[そう、思っているけど。]
[孝博と涼の様子をしばし見つめ。
涼から投げられた言葉。
それに、小さく息を吐く]
願いを叶える、そのための術が。
他の生命を喰らうという事。
その時点で……ほっとく事はできん。
[告げる言葉は、酷く静か]
――ソレは、オマエの所為だろ?
言うコト聞かねェからだ。
[低い声が洩れる。
最早誰に聞かれていようが構いはしなかった。
そして不調から来る機嫌の悪さそのままに、]
巫女?
・・・ッハ、関係ねーな。
[涼の弁解を、あっさりと打ち砕いた。]
[聞こえる内容の半分以上もわかっていないだろうが]
願いも方法も関係ありません。
単純に言って…人は結構。勝手な生き物なんですよ
[涼に手を伸ばす。可能ならば引き寄せるだろう]
涼ちゃん。私、言ったよね?
涼ちゃんが、例え説得してくれたとしても。
見逃すことは出来ないんだよ、って。
[静かな兄の声。それに続けて]
哀しくても。
新しい悲しみを作らせ続けるわけには、いかない。
だが、君の中に魔はいない。
しかし、孝坊は、そうじゃない。
……だから、鎮めなきゃならないんだよ。
[涼に向ける言葉は、あくまで静かに]
……巫女が関わりないなら、尚更、ほっとけねぇな。
[ついで、孝博に向けたのは、鋭さを帯びた言葉と、視線]
だって、やだって、言った。
私は、人だって、言ったよ。それでいいって
――え?
[孝博を見る。]
なん、で?
巫女さんが、咲かせてって、言ったからじゃないの?
そう、これは私の我侭。
死にたくない。死なせたくない。
[蓮実の声を聞いて。孝博の方へと目を凝らす]
魔を開放してしまうわけにも、いかない。
独りよがりと笑われても。
[涼の言葉に少し息を詰まらせる。巫女は悲しみ、その願いを涼達に伝えた。それを叶えるために彼女達は動いていたと言う。気持ちは分からないでもない。
でも]
悲しみは、悲しみを、生み出す。
連鎖し、伝播する。
巫女の悲しみ、望み、それにより発生した、憎しみの、連鎖。
それは、いくつもの、悲しみを、引き起こす。
……そんなの、続けちゃ、いけないんだ。
[ぽつり、小さく呟く。自分に孝博を止める力は無い。前に居る皆に頼るより他ない。
だから、願う、祈る。全てが、悲しみから解放されることを──]
[涼の視線。見えないからこそ、感じた]
思うかどうかじゃないわ。
そうしなければいけないだけ。
[もう一つの冷たい視線に、僅か身動ぎながら。
それでも構えは解かない]
思ってなかったら、言わねぇ。
[冷えた視線を向ける孝博に、ふ、と笑んで]
そして、俺は、やると決めた。
葛木の血を継いだ者として。
ただの俺として。
……これ以上、何も失わない、奪わせない。
[右手は既に、懐の黒檀を掴んで]
[切欠は、確かにコエだった。
最初に犯した殺人も、或いはその為だったかも知れない。
それでも、]
オレはなァ、
愉しけりゃ、
何だってよかッたんだよ。
[続けたのは、かれ自身の為。]
それが一番の問題ですね
[このような惨劇の舞う陸の孤島に法などというものはない
単純に強いものが勝つわけで、孝博の言葉は己にはしっかりと当てはまるが]
別に全員にそれがあてはまるとも限りませんしね
[涼をつかみ引き寄せ、孝博から離す]
[男の人の力に、今は逆らうこともできず。
ただ、見る。
――それでも、孝博が本当に危険だったら、かばってしまうんだろう。
そういう風に、ちょっとだけ、思った。]
こんな状況じゃ、自信過剰な位の方が、生き易いぜ?
[くく、と笑う。
口調は冗談めくが、瞳は険しさを帯び。
漂う桜の香に、それは更に強くなる]
咲いた桜は散らせばならぬ。
凝りし魔を散らせばならぬ。
[その構えは素人のもの。
けれどその意思は連綿と受け継がれてきたもの]
負けることなんて。考える暇、無い。
[均衡の崩れる一瞬を待つ]
[言い捨てて、それきり彼女からは興味を失ったように。]
じゃァ、
――やってみりゃ、イイんじゃねェの?
[顔から手を外し、同時に地を蹴った。
向かう先は史人。
力で言えばかれより上であろう琉璃ですら、殺されてしまったということは、今は意識には無く。
無辜の者を殺したときとは、明らかに状況が違うことにも気づかない。]
そうですか。自分の意思ですね…では同じです
単に道が外れただけですが
[愉しければと口にする孝博に軽く頷き]
涼さん…いい子にしててもらえますかね。
できれば死んでもらいたくないですから
[こちらへと駆ける、孝博の様子に、ふ、と笑みを浮かべ]
……遅いぜ、孝坊っ!
[右手に、ぐ、と力を入れる。
走る痺れは意識に入れずに、刃を抜き放ち。
その勢いに乗せるよに、短刀を斜め上へと大きく振るう]
[孝博のことばの意味なんてすぐにわかった。
ただ自分はいらなかったんだと思った。
だからはっちゃんに止められても、止められなくても、動けなかったのは本当だ。
でも、――私は魔に染まりきってはいないけど、その要素もあって。]
――…
[空耳だと思う。でも確かにまた、桜を咲かせてと願う声がきこえた気がした。]
[孝博と兄が交錯する。
その隣でザ、と一歩横へ踏み出した]
………。
[動きを追えている訳ではない。
ただその気配だけを読もうとしながら]
ッと。
[振るわれた刃の軌跡に合わせるように、上体を逸らす。]
ダレが、遅いッて?
[上がった手を掴み取ろうと、片手を伸ばす。]
[もはや別人のような孝博の姿。昔慣れ親しんだ彼は、もうここには居ないのだろうか]
人が、死ぬのは、もう、嫌。
ここに居る、誰も、死んでは、欲しくない。
でも、それじゃあ、終わらない…。
終わらせる、ための、代償が、必要。
私には、手を下す、力も、勇気も、無い。
出来ないから、出来ることを、する。
見届け、背負う、覚悟を。
[命は須らく平等。命を刈ることは他者の生を背負うと言うこと。自分は他者の命を刈る勇気は無いが、それを止めることもしない。だから、刈る者と同じように、その者の生を背負わねばならない]
[史人へと踏み込む孝博。2人の動きをじっと見つめ。この惨劇が終わることを、ただひたすら願う]
[史人と孝博を見て、懐に手を入れる。
役に立たないというのが高い。こんなときでもちゃんと下せる辺りなんともいえない気持ちが浮かびながら、ぼうっとしている涼を見る。この子が一体何をするのか。わからないが]
そうですね…いい子にして、生きていたら。
…利吉さんの願いが叶うんじゃないでしょうか
んなもん、お前に決まってんだろっ!
[返す言葉は、軽いもの。
伸ばされる手の動きとその意図を察して。
とっさに、腰を落として蹴りで足を払おうとする。
右手の経緯は知らずとも、何か異変がある事は、いつかのやり取りから気取られているかも知れない、と。
ふと、そんな事を考えつつ、右手に力を入れなおした]
終わらせることだけを、考える。
[兄の右へとずれた位置から、孝博の脇を狙って。
更に前に一歩、踏み込んでその尖った先を突き出した]
そうですね
[なんとも最もな意見である…が、それでも一度手に力をこめる]
私が、いい子に、生きていて欲しいと思うのではダメですかね?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新