72 天より落つる月の囁き
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大丈夫、じゃないよ。
[仕草を指摘こそ出来ないが、振り返った天鵞絨の双眼に見付けたのは、苦い色の混じる笑み>>77だ。
彼の姉程には、はっきりと汲み取れないだろうけれど。
それでも小さい頃に足繁く通っていた相手の心境を、全く理解出来ない儘でなど居られる筈も無い。]
…色んな事、立て続けに起こって…。
[言いよどむよう自身の指先に力を籠めて、眉を寄せる。]
それを何かライさん、一人で背負おうとしてそうで、気に成る。
(84) 2012/01/13(Fri) 22:42:15
[旅の一座に手紙を出すのを忘れているのは、
やはり気持ちに余裕がないからか。]
……やっぱりそうよねぇ。
[茶猫の喉元近くに指を持っていき、気持ちいいポイントを掻こうと。]
…うん、隣にするわ。
[独り言に近い状態だが、頷くと奥の方の部屋へと入って行った。]
→部屋H
(85) 2012/01/13(Fri) 22:43:13
あっ。
[不意に思いだしたかのように声を上げた]
そーだ。泊まれって、言ってたよね。
着替えとか持ってきてない!
[その部分は聞いていたらしい。
玄関に向けて駆けだそうとすれば残っていた自衛団員に止められた。
代わりに持ってくるとは言われたものの]
むぅ、じゃあいいや。……部屋、どこだっけ?
[不満気だったのは多分、悪戯道具も一緒に持ってくるつもりだったのだろう。
ひとまず部屋の確保に向かおうと廊下に出る]
(86) 2012/01/13(Fri) 22:44:28
踊り子 ローザは、メモを貼った。
2012/01/13(Fri) 22:45:17
─ 集会場 広間 ─
[クレメンスから視線を向けられた>>7のには気付けなかったが、ミハエルと話している様子に気付くと軽く目を伏せた。
二十半ばになる前、父の友人の元から村に戻ってきた自分にもクレメンスは口止めをしにきた。
その事柄は、正直受け入れがたかった。
なんでそんなことを言うのか、本当にそれで良いのか。
そう聞きたい気持ちもあったけれど、クレメンス自身考えた末の願いだと思えば断ることもできず結局は了承したけれど。
答えを出せる訳がない自問に陥りかけたところで、自衛団長の声が響いた。]
─── 人狼?
(87) 2012/01/13(Fri) 22:48:10
[思いも寄らない言葉に、顔を上げて丸まった目を自営団長に向けた。
集まった面々からも戸惑いや苛立ちの声が上がるものの、それに気を配る余裕などない。
いつの間にか二階から降りてきていたライヒアルトの問いかけに対しての答えは自分も知りたいもので。
自衛団長の紡ぐ言葉と、出された書簡に目を通したライヒアルトが口にした、『幻燈歌』の再現>>25を望むという団長の表情から固い決意が見えれば知らず詰めていた息を吐いた。
幻燈歌も、人狼の話も、街にいた頃に耳にしたことはあるけれど、あまり耳触りの良いものではなかったように思う。
心細さを感じて視線を動かしたところでゼルギウスと目があうと、さっきまでいなかったのにと驚きを表情に出しつつ軽く手を上げた。]
おじいちゃんが私達を集めた理由はわかったけど…
なんでローザやライヒアルトまで集めるのよ。
…ううん、なんでこの人選なのよ。
[問い詰めるのは他の人達が既にしているから、問う声は独り言のように小さいもの。
亡くなった神父の身内を疑うなんて、と思うのは当然として親友の忘れ形見も親友の兄も、妹や弟のように思える彼らも、無論自分自身もこんなことに集められたくはなかった。]
(88) 2012/01/13(Fri) 22:48:24
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2012/01/13(Fri) 22:48:27
…いいでしょう?
皆で出た後、で。
[返答が戻るまでの空いた間>>82に何を思うか、少し情けない笑みを滲ませるが。
笑顔が返ると、ほっとしたように頷いて。
>>86出て行くベアトリーチェの呟きも、耳に入るようになる。]
そういえば。ゼルギウスさんは、もう部屋確保されました?
(89) 2012/01/13(Fri) 22:51:37
─ 集会場 広間 ─
いや、そう、言われても……。
[大丈夫、じゃない、と言われて>>84へにゃり、という感じで眉が下がる。
一人で、という言葉に、否定を返そうとしたものの。
何故か、そのための言葉は浮かんでは来なかった]
……そんな心算じゃ、ない。
ただ……。
[しばし空白の時を置いて、ぽつり、と言葉を落とす]
ただ……事の起こりの一端に、教会が絡んでいるなら。
相応、果たすべき責がある、から。
……全部、背負おうとは……してない、心算。
(90) 2012/01/13(Fri) 22:52:21
[ざわめきはあれど、話が終われば皆それぞれに動く。
二階へと上がるクレメンスやエーリッヒに声をかけることもできず、入浴に向かうミハエルとユーディットには手を振るくらいしかできなかった。
幻燈歌について問う声にも、自分よりも詳しそうなライヒアルトやローザあたりに視線を向けて説明を頼んで。
自分は椅子に座ったまま、ふ、と息を深く吐き。]
…本当に厄介なことになっちゃったなぁ。
[小さくぼやいた後、あ、と声をあげ。]
私も、何も持ってきてなかったわ。
荷物取ってきてもらわなきゃ。
(91) 2012/01/13(Fri) 22:54:30
― 浴室 ―
うん。じゃあお願いね。
[玉の肌がどうのこうのと、引っ込んでいるようにユーディット>>81から言われれば脱衣所に姿を消すが。
もしその前にクレメンスに見つかっていれば、「げ」と小さく呟いたり、それでも表情だけは何事もなかったように笑顔で会釈したりしたかもしれない]
(92) 2012/01/13(Fri) 23:01:05
貴族 ミハエルは、メモを貼った。
2012/01/13(Fri) 23:02:47
貴族 ミハエルは、メモを貼った。
2012/01/13(Fri) 23:03:21
…唯?
[惑った顔を返されても、言葉を取り下げる事は無い。
寧ろ、尚更ぎゅっと眉間に力を込めるような面持ちで、最後には途切れそうな声>>90を聞く。]
…教会が絡んでいるから、って。
責任が有るから、って言って…それで、ライさんの悲しい気持ちは、何時吐き出せるの。
[亡くなった、のは彼の。]
一人で抱え込んだ儘なんて、辛いよ。私。
[彼の姉もきっとそう思うだろうと、身勝手な言葉を吐いて口を引き結ぶけれど。籠めていた力も空しく、眉が下がった。]
(93) 2012/01/13(Fri) 23:05:57
―部屋H―
[室内に入り、荷物を置くとベッドの端に座る。
扉はいつでも茶猫が外に出れるように薄く開けたまま。]
……ほんと、大変な事になっちゃったなぁ。
[はふ、と息を吐くと、ようやく涙が一つ、二つと流れていく。
我慢していたつもりはないのだが、やはり辛く悲しくて。
疲れて横になってしまうまで泣き続けた。]
(94) 2012/01/13(Fri) 23:06:57
─ 集会場 広間 ─
幻燈歌は詩人の歌だからなあ。
皆が聞きやすいように、表現を工夫するのが腕の見せ所だろうし。
[拗ねたように聞こえるベアトリーチェ>>83の声に、やれやれという顔を作った。
皆でというブリジット>>89には笑顔のまま、けれど何も言わず]
ああ。さっきまで眠くて仕方なくて。とりあえず近い所ってことで、階段脇の部屋を借りてきたよ。
元は宿だったって言うし、一人一部屋確保して平気じゃないかな。
[部屋について答えた]
(95) 2012/01/13(Fri) 23:07:38
[父と祖父が出かけたのは自分の師匠の手伝いの為だが、元々師匠に呼ばれたのは自分だった。
半人前に手伝いなど出来るかと、祖父が行くと言って聞かず、結果一人で行かせるわけにもいかず父もついていったという経緯があったので、家に長期滞在用の荷物が纏めてあった。
自衛団員に説明するのは面倒だったので、荷物が置いてある場所だけ簡潔に伝えて取りに行ってもらって。]
…ちょっとお待ちよ。
あんたが責任感じることでもないんじゃないかい?
ローザもだけど、あんたも無理おしでないよ。
[耳に届いた声>>84>>90に眉を寄せ、顔を向けた。]
(96) 2012/01/13(Fri) 23:08:04
─ 1階廊下 ─
[浴室の方へと視線を向ければ、見張りをしていたらしいユーディットと、浴室の扉から顔を覗かせていたミハエル>>92が見えた]
(……おいおい、んな格好で出てくんなよ。
危機感足りねーぞ)
[とか何とか思ったりして糸目になったが、ミハエルが女性であることは知っているし、驚いたり狼狽えるようなことは無かった。
会釈されたなら挨拶代わりに右手を上げておく。
何か言われたなら顔しか見えなかったとすっ呆けることだろう。
そうこうしているうちにユーディットが部屋へ向かうべくこちらへ来るか]
(97) 2012/01/13(Fri) 23:12:28
―1F 廊下―
[>>80 ユーディットのもっともな疑問には]
あー、俺のな。都で石鹸にハマってな。
学校の連中とで自作して分けてもらってる。
風呂行くのに荷物用意してたら、母さんがもってけっていうから。
日頃からちゃんと使ってるわけじゃねえようだし、ここ。
[一斗缶でオリーブオイルを煮詰め、硫酸と苛性ソーダを加えてじっくりごとごとというやつである]
(98) 2012/01/13(Fri) 23:13:38
[>>66 ちらりと上気したミハイルの顔が見えて、ぷい、とそっぽをむいて、見ていないことにした]
[上から誰かの足音が聞こえれば、ここで誰かと会いたくないと思ったのか、広間へと向かう。ほどなくしてクレメンスが現れるだろうか]
→ 広間
(99) 2012/01/13(Fri) 23:13:57
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2012/01/13(Fri) 23:14:35
[案じる表情でライヒアルトを見るも、それ以上を言い募る気はなく。
ゼルギウスに顔を向けると、その表情を苦笑に変えた。]
そういや、ゼルギウスも呼ばれてたのねぇ。
顔見てびっくりしたわよ。
(100) 2012/01/13(Fri) 23:16:19
―集会場・広間―
今はもう大丈夫ですか?
…自衛団、体調構わず連れて来たんでしょうし。
[>>95眠かったと聞いて、その様子を窺うように視線を寄せるが。
その後の言葉に嘗ての湯治場だった事を思い出せば、良かった、と頷いて。]
じゃあ、部屋が無くなって広間で寝る!って羽目にはならなそうですね。
(101) 2012/01/13(Fri) 23:17:24
─ 集会場 広間 ─
……それ、は。
[抱え込んでいない、とは、言えない。
目覚めにその報せを受け。
ここに来て、思わぬ話を聞かされて。
今は感情的なものは全て、内側に押し込めているから]
……ごめん。
でも、今は、崩れたく、ないんだ。
[辛い、と。
そう言ってくれるブリジット>>93の気持ちも、わからないわけではないけれど]
……今は、こうしているのが、一番ラク、だから。
別に、無理してるわけじゃ、ない……。
[困ったような口調で綴る言葉は、こちらを向いたアマンダ>>96への答えでもあった]
(102) 2012/01/13(Fri) 23:17:59
― 一階廊下―
[広間から出たベアトリーチェは、真っ直ぐ階段に向かおうとする。
一階にも部屋があることを知らないわけではなかったが、初めから二階にする心算だった。
理由は単純、高いところのほうが好きだから]
あれ、おっちゃん何してんの?
[クレメンスの姿>>97を見つけ。
その視線を追って、ユーディットの姿を見つけたならぺこんと頭を下げた。
ミハエルは丁度引っ込んだ後だったようで気付かなかった]
(103) 2012/01/13(Fri) 23:20:41
少女 ベアトリーチェは、研究生 エーリッヒとは入れ違う形だったようだ。
2012/01/13(Fri) 23:21:16
─ →1階廊下 ─
なんだぁ。いい匂いがするから期待してたのに残念。
[とはエーリッヒの弁に対して>>98。
という会話中にミハエルが出てきたものだから、慌てた訳で。]
はいはい、じゃ待っててね。
…………ところでえーりん、見てないわよねー……?
[ミハエルに頼まれると>>92 100点満点の笑顔で応対していたのだが、エーリッヒにもその笑顔のままにこりと笑って言っておいた。
見たら承知しないから忘れろ、暗に物語っていた。]
(104) 2012/01/13(Fri) 23:22:44
[>>97エーリッヒが広間に行くのと前後してか、急いでいたのでクレメンスとすれ違いざま肩をぶつけそうになり。]
わっと、ごめんなさい。
[会釈した後に思い出したように足を止めて。]
あ、今フーくんが入ってるから、お風呂は使わないで下さいね。
[とは一言念のために注意しつつ。呼び止められなければそのまま通り抜けようと。]
(105) 2012/01/13(Fri) 23:22:58
[修道士の彼に対して、如何言葉にすれば良いか惑う中。
傍らから、アマンダの声>>96が聞こえると、]
…アマンダさん。
[言葉がそれ切りであろうと>>100、何か心強くも感じたように呟いた。]
(106) 2012/01/13(Fri) 23:25:04
─ 集会場 広間 ─
だね。ジットや、アマさんの言うとおりだ。
教会関係者だからって、ライやロザだけに責を押し付けるのは間違ってる。
[二人>>93>>95にウンウンと頷いた。
前に落ちてきた髪を、邪魔そうに払う]
焦っても始まらないと思うな、俺は。
誰のせいとか関係なく、一人一人が出来ることをしてくしかない。
違うか?
[ライヒアルトの右手の動き>>77に気がつくと、苦笑しながら困り口調>>102の方に向けて言った]
(107) 2012/01/13(Fri) 23:29:27
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