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― 『世界樹の仔』下 ―
[この袋は危ないよ、とばかりに、ふわふわ達の空白地帯が出来る。その隙間から這い出るようにして、ふわだまりから顔を出した]
迷宮以外で、こんな目に遭うなんて。
[元凶は自分の失敗だが。涙目を擦った]
─ 結界内のどこか ─
[ベアハッグされたもふらいおんはじたばた。
その力に少し負けて、ベアハッグが緩んでしまいました。
もう少しかと思ったのに、残念ですね]
ぐるるるるぅ……。
『がるるるぅ……』
[ティルの腕から逃げたもふらいおんがティルを睨みつけます。
ティルも負けじともふらいおんを睨みつけます。
対峙する2匹の猛獣(ぬいぐるみ風)。
その間をふわふわが1匹、ころりらと転がって行きました]
『がるぁ!!』
がぅあ!!
[2匹が同時に動きます。
お互いの爪がお互いの顔を目掛けて伸びていきました]
― 『世界樹の仔』下 ―
私は……今の人っ!
[エーリッヒの声>>72に上を見上げて。
二人?と首を傾げてから、慌てて振り返った]
大丈夫、ですかっ!?
二人?
あ、エリさん。
[随分でっかいふわだまりだなーと思ってたら、聴こえた声>>72に上を見上げ。]
…もしかして、ココ、誰か埋もれてる…?
『かもしれん、な。』
クロウ、ちょっと眼鏡おねがーい。
[視線を下に戻すと、ふわだまりを見て。
埋もれている二人を出そうと、クロウに眼鏡を預けてふわだまりを掻き分け始めた。]
― 『世界樹の仔』下 ―
私は、大丈夫だ…そっちは、無事、か?
[ベアトリーチェの脇>>75に、何とか、ふわふわを掻き分けながら、顔を出し、彼女を押し出そうとする]
あ、ベアちゃん!
と、お兄さんもだいじょぶ?
引っ張るから手ぇ出してー。
[ふわだまりから出てきた顔>>73>>77に、手を差し伸べた。]
─ 結界内のどこか ─
[お互いの爪がお互いにクリーンヒットします。
反動で2匹は後ろへと軽く吹き飛んでいきました]
……ぅ …がぅ… ぐる ぅ…。
[軽く意識が飛びそうになりましたが、ティルはどうにか起き上がり、殴られた部分を手で何度か擦りながら立ち上がります。
対してもふらいおんは、しっかりと眼を回し、吹き飛んだ先で四肢を投げ出していました]
がああぁああぁあぁあぁう!!!
[ティルの勝利の雄たけびが響きます。
もふらいおんの姿は掻き消え、後には金色の欠片が残っていました]
お、ベアト、無事か…って、ダーヴィ?おいおい!
[パステルカラーを掻き分けて、覗いたベアトリーチェの顔>>75にほっとする。
が、見得ぬもう一人は何処。
落ちる間際聞こえた詠唱の件も有り無事だろうとは思いつつも、
少し慌てて降りれそうな枝を選別しつつ手腕で樹の下を目指す最中、戻って来たミリィと鴉>>76に気付けば]
あ、ミリィ!
そこそこ、其処に二人落ちたんだ!
─ 結界内のどこか ─
[ティルは捕獲袋を拾ってくると、欠片の傍に転がっているふわふわ1匹を袋へ仕舞いました]
がぁう♪
[1匹だけですが、ようやく捕まえたのでとても嬉しそうです。
転がっている金色の欠片は人型に戻ってから、自分の服のポケットへと仕舞いました]
― 『世界樹の仔』下 ―
大丈夫です、生きてます!
[樹上の導師には、叫び返し>>66]
二人一緒には無理だろう。とりあえず、彼女を先に引っぱり出してくれないか?
[助力を願い出てくれたミリィ>>78には、そう頼む]
『あ、勝ってら』
おおー。
[誰かが樹の下で埋もれている頃。
1人と1匹はぬいぐるみVSぬいぐるみの戦い(結構激しい)を呑気に眺めていた。
勝利の雄たけび>>79にぱちぱちと拍手を送り]
ていうか、あのクマさん、屋台でみたやつに似てない?
『さあ?』
[色々を見逃しているお陰で、少年とクマとぬいぐるみがイコールで結べることにはまだ気付いていないのだった]
[ベアちゃんとお兄さんがふわだまりから顔を出す前。
慌てて樹から降りてるエリさん>>80の声に、上を見上げ。]
わかったー。
今すぐ探すから、エリさんは慌てないで降りてきてー。
[と声を返してふわだまりをわさわさ掻き分けましたとさ。]
[何か動いたような気がしたが気のせいだったようだ…或いは奥深くに潜ってしまったのだろうか?どちらにしても、この体勢からでは、これ以上確かめようも無い]
ん、わかったー。
お兄さん埋もれないように踏ん張っててねー?
ってわけで、ベアちゃん手ぇ伸ばしてー。
[ダーヴィッドの言葉>>82はもっともなので二もなく頷き。
ベアちゃんに手が届けば、ぐいっと力いっぱい引っ張った。]
― 『世界樹の仔』下 ―
!!
[近くに顔が現れる>>77と、またどうしても硬直してしまうわけで。
ミリィ>>78の手も借りながら、ほうほうのていで、ふわだまりを脱出することになるのだった]
さってと、色々気になることはあるけど。
そろそろ再開しなきゃね。
[立ち上がって腰を手で払い。
辺りを見渡して、ふわふわが集まっている辺りに目標を定める。
合間に先程のクマが人型になった>>81のもまた見逃して]
“かの者を縛り、止めよ”
[詠唱と共に、ランプで揺らめいていた闇が再び抜け出す]
→『世界樹の仔』下―
――よ、っと。
[時間は矢張り多少掛かるものの、実はこっそり雷撃の道を目指している身。
木登り如きで挫けるものか、という勢いで最後はミリィの側へと跳躍して漸く奮闘中の三人の下へ。]
どんな時にもレディファースト、天聖学科の鑑だな。
まあ、でもダーヴィも手貸せー?
[ミリィがベアトを引っ張り出せるようであれば、男の方>>82へ片腕を伸ばし]
そうか、なら大丈夫だな。
[叫び返す声>>82が聞こえると、集中した魔力を音もなく、『魔本』の内へと還元する]
と、いうか、生きてなかったら、さすがに事なんだがな。
[そんな事態にはならないというか、なったら怖いというかなんと言うか、だが]
[唱えたのは先よりも少し強めの呪。
言葉の通りに、闇でふわふわの群れの一部を縛り上げた。……までは良かったが]
よっし、……あっ。
[近づくよりも先に、もがいていたふわふわの一匹がするっと抜け出して。
余裕が出来た隙に、次々と他のものも零れていってしまった]
また失敗かー。相性悪いのかなー。
[結果としてまた一匹も捕獲することができず、頭を掻く]
― 『世界樹の仔』下 ―
?
[なんか固まられてる?>>87とは、ちょっと思ったが、男にとっては割と良く見る反応だったので、気にしないことにした。続いて、降りて来たエーリッヒに声をかけられると>>89苦笑を浮かべ]
慌ててふわだまりを発生させた時点で、ただのどじっこだ。
すまん、助かる。
[素直に差し出された腕に捕まって、ふわだまりからの脱出を試みた]
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