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−集会所・会議室−
[小机に長巻物を広げ、自警団員の若者に墨をすらせて、綽綽と記録をつけている]
口伝じゃもう、継がせる者がないからねえ。
最後まで記せる保証はないが、残せるとこまで残しておくさ。
ああ、若いの。墨を持ったついでだ。
ちょいとそっちへ、旅芸人の兄さんの名前の写しを……なんだ、ヒヨっこにしちゃ筋がいいじゃないか。
フン、それに物覚えも悪くはない。婆はずっとここにいたからね。外で起きてたことは、あんたらじゃなくっちゃ分からない。
どうだい、若いの。警邏団なんか抜けちまって、婆の弟子にでもならんか。
……冗談だよ、逃げるんじゃない。人魚のお嬢さんが拾われたときのこと、もう少し詳しく聞かせとくれ。
[そこには今回の事件のこれまでのあらましが淡々と、主観的な事実だけを抜き出すように綴られている。
自警団の把握している記録、そしてデボラ到着後に集会所で起きた出来事の大半は、まもなく書きあがることだろう]
―回想―
[どこか、無理をしたようだとギルバートの声には思った。だがその内容にはあとで思い切り叩きたくなるに違いない。
しかし自警団の人も、同じように思ったのか、連れ立ってテントに戻った。
そのときは、あまり怒る気にもなれなかったのは、恐らくまだ、動転していたからだろう。
停電だったことにざわめく団員たちの中に、姉の姿を認めて安堵した。
テントの中に一人になれば、目に浮かぶ姿。
鮮やかなまでの色彩。
まがまがしい。
ベッドの中にうずくまる。
そして気づけば朝になり、微笑って舞台に立つ。ミスをすることはなく、終わらせた。
姉の心配そうなまなざしには、気づいても。]
[誰かがやってくる気配を感じ、老婆は顔を上げた。
ちょうど一段落ついたところであるらしく、脇ではようやく開放された若者がため息をついている]
こんばんは。イザベラ嬢ちゃん。
―テント→集会所―
[考える。
デボラとミッキーが、二人が、見分けるものだと言ったことを。
そしてデボラは、シャーロットを、人狼だと見分けた。
対して、ミッキーは。
シャーロットを、人間だと見分けた。]
どちらを信じるか……?
[そういうことなのだろうかと思う。
と、昨日自分を送ってくれた自警団の人を見つける。声をかけ、処刑について尋ねれば、
やはりそれはしなければならないということ。]
そう、ですか
[頭を下げて、集会所の中に入る。
……昨日のことを思い出して、扉を閉めると少しの間、目を瞑った。]
こんばんは。
[目に入った、二人の女性に声をかけて、軽く頭を下げた。
それから会議室の、デボラの前。
机の上の紙に気づいた。]
……それは?
[会議室の中に入り、尋ねる。]
−集会所・会議室−
ああ、兄さんも来たね。
聞いてるよ。今日もお仕事だったんだろ? お疲れさん。
……これか。『記録』さ。
言葉は衰えていくものだからね。
婆のような古い語り部の時代は、むかしむかしに終わってたんだろう。
カミーラも、霊を見る力を持ってる…って。
[昨夜の記録を何度も読み返しながら、ベッドの上で、落ち着けずにごろごろと転がった。
ない知恵を振り絞って考える。
人狼とその仲間は合わせて3人しかいない。ということは、見抜くもの達・霊を見る者達・村人達の中に一人ずつ、人狼、若しくはその仲間が紛れているわけだ。
そして、もしデボラの言葉を信じるならば、シャーロットと言う娘が人狼。
…その選択肢はあまりに魅力的だった。彼女が人狼なら、オレは、ローズマリーのこともリックのことも疑わないですむ…]
-集会所・会議室-
[会議室の戸を開けると、幼い頃から良く見知った老婆の姿が眼に入った。
思わず微笑んで、昨夜彼女が言った言葉を思い出しその微笑みを強張らせる。]
こんばんは。デボラおばあちゃん。
今日から私もここで寝泊まりすることにしたわ。部屋は空いているわよね?
[昨日、自分は狼を見分けるものどちらもが本物の可能性もあると言った。
だが、もうそれは絶対にない。
目の前にいる、子供のころから見慣れた老婆は、2分の1の確率で人を喰らうものなのだ。]
─集会場・外─
嫌です!
私は投票をしたくないです。
[自警団の男に胸倉を掴まれて、彼は叫んだ。顔には痣が出来ている。]
「団長が死んだんだ!お前らの所為だ!
お前らの所為で起こったんだ。お前らが選べ!!!
団長が最期に決めた通りに、投票処刑は行う!行うんだ!!!」
[彼は、誰かの所為にしたいという、抑える事が出来ない悲しみと怒りといった遺された人達の感情が理解ったから、強く言い返せない。]
違います…
[多く言い返せない。]
「何が違うって言うんだ!!!お前らの中に人狼がいるのは確かなんだ!俺は団長の傍に居て、獣の息遣いを嗅いだんだ!下手をしたら俺が死んでた!お前か!?お前なのか!!!」
[地面に突き倒された。片手を地面につけて半身を起こすと、口を拭った。唇を切ったのだろう、血がついていた。]
―会議室―
おかげさまで、お客様も楽しんで下さったようです。
[微か、わらう。
そして続いた言葉を繰り返した。]
おれも見ても、良いですか?
語り部の時間は、まだ終わってはいないと思いますよ。おれはあなた以外にも、話すことを仕事とする人がいることを知っていますから。
[ついさっき、悲鳴を上げて外へ駆け出していった少女…シャーロット。
彼女とは言葉も交わしたことはない。しかし、昨夜この背中に負ぶった身体は、確かに温かかった]
…オレは、あの温もりを、殺そうって言うのか?
−集会所・会議室−
そういえばイザベラ嬢ちゃんは、都会で勉強をしてきたんじゃなかったかい。
この発音の言葉に覚えはないかね?
婆が勉強したのはあまりに昔で、どこの言葉だか覚えてないんだ。
遠い遠いむかしに滅びた、何処かの国の言葉だったようにも思うがねえ……
知ってるうちであの異国の娘さんに通じたのが、これだけでね。
片言の英語よりは、こっちの方が分かるようなのさ。
話によると、あの娘もネリーと同じに、死者の魂が見えるらしい。
このまま通訳が婆だけじゃ、あんたらの目からは不都合だろうよ。
[昔から知っているとは言え、それは表面的なものだけだ。
老女デボラがどんな人間で、何を考えているのか、自分は考えたことがなかった。ただの、村にいるお話好きのおばあちゃん。
でも、自分にとってもはや彼女はそれだけの存在ではない。本物偽物どちらにせよ彼女は狼が誰かを知るものであることに違いはない。]
ねえ、おばちゃんはなんで、シャーロットを占いたいと思ったの?
確か、ネリーのことを最初は占いたいと思っていたのよね?
選び方に、基準はあったの……?
[彼女が偽物ならば、聞いて正しい答えが返って来ることはないのだろう。
けれど知りたかった。]
[外が騒がしい。机の上の紙に興味を示していたが、そちらを見やる。
と、その耳に、入った言葉に、思わずデボラを見る]
彼女も、「死者を見分けるもの」?
…また、どちらかが偽者ですか?
─集会場・外─
…デボラお婆さんに、シャーロットさんは人狼だと言われました。でも…でも、確かではないです。
自警団が、もっと調査をするべきです。
少なくとも…見える人と、死者が見える人達の中には…狼の協力者と、人狼が…いる筈です。個別に、自警団が調べれば…
私は、誰かの命を奪う覚悟なんて出来ません。したくありません。
「殺さないと、俺達が殺されるんだよ!
お前知ってるだろ!!!どれだけ村の人間が殺されたか。知ってるだろ!」
[自警団の男がまた拳を振り上げようとした時、窓が開いて水が振ってきた。自警団の男は見上げる。]
[ハーヴェイにくしゃりと頷いて]
ああ、どうぞ。
誰かに見てもらわなきゃ、つけた価値もないってもんじゃないか。
ついでに、間違ったところがあれば直してやっとくれ。
ククク……ありがとうよ。
まだまだ時間は残ってる、まだまだできることがある、まだまだ待ってる者がいる。
……そう、思ってたんだがねえ。
─集会場・外─
「チッ。団長の最期の言葉は絶対だ。
分かったら、さっさと投票しやがれ。」
[悪態をついて、逃げるように自警団の男は去っていった。虚勢は恐怖の裏返し。]
すみません、ギルバートさん…
―集会場二階―
[自警団員に怪我がないのを見て取って]
…ケンカならオレが買うし、暴力なら助太刀するぜ?
って言うか、むしゃくしゃしてるから殴らせろ。
[二階の窓から、そばに生えている木を伝って外へ出る]
言葉は、聞き分けることはできますよ。おれにはしゃべることはできませんけれど。
[イザベラとデボラの言葉を聞いて、彼は言った。]
読みもできませんが。
……口が慣れれば、喋ることも出来るかもしれませんね。
彼女、が、死者を見分けるものだと名乗りをあげたのなら。
二人の、見分けるもの。二人の死者をみわけるもの。
……そのうち二人が、偽者ならば。
あなたは。
[少し、考え、デボラに問う]
誰を、今度は、見分けたいのですか?
[そこ迄言いかけて、外の騒音に耳を奪われた。思わず窓の外に目をやると、そこでは容疑者の青年と自警団が何か揉めている。水まで降って来る始末だ。
...はため息をついた。]
ここではもめ事ばかりね。
次から次へと、落ち着いて考える暇もない。
―集会場外―
怪我、平気か、ユージーン。
[木から下りると、ユージーンを振り向いて、口をあけた]
悪かったな、あんたまでびしょぬれだ。
あなたの目は、もう、人狼を見分けてしまった。
あと一人、
そして協力する人がいるのなら、
……それもあなたの目にはとても近い場所にいると思います。
…あなたの前で言うのも、おかしいかもしれないけれど、おれにはあなたを信じていいのかわからない。
だからあなたの意見を聞きたいと思いました。
[それから、紙を手元に。]
ありがとうございます、これ、読ませていただきますね。
[濃茶の瞳が、文字を追う。]
[二人から質問を受けて、どちらに答えたものか少し迷うったようだった。
結局老婆は、まず状況確認の優先を選んだ。]
そういうことだ、兄さん。>>149
イストーの坊やは残念だけど、嘘つきだった。
あの娘たちだけでも、ひょっとして婆の記憶違いじゃないかとは願ったがねえ……
いくら調べてもやっぱり、これについちゃ間違いがない。
それにこの年寄りの衰えた記憶だけなんぞじゃなく、ほら、あっちの元気な旅人さんも同じことを知っていた筈だ。
どちらかが霊を見るもので、もう一人は爪と牙持つものか、それと語らうものさ。
[最後はギルバートを指差し、フッと笑うと顔を伏せる]
[窓をあけて外にタオルを投げる様子に気づいて、彼は一度、顔を上げる。
外でぬれている人を見る。]
……大丈夫ですか?
火にあたらないと、風邪を引きますよ。
[犯人もやはりそこにいるのだとは分かっていない。]
─集会場・外─
はい。
[痣に手をやっていたけれど、ギルバートに頷いた。]
急に降ってきて吃驚しました。
[彼がそう言った瞬間、頭からタオルが降ってきて視界が塞がれた。]
…なんか聞こえたな。処刑なんて嫌だって。
気持は分からなくもないさ。あんたらしいから。
[ユージーンを哀れむような目で見る。
...も、ほんのわずか前まではそう思っていた。…彼も、変わっていくのだろうと予想は出来たから]
…でも、オレたちは逃げられないよ。ユージーン。
イザベラ嬢ちゃん、すまないがそっちに答えるのはちょっと待っとくれ。
サーカスの兄さん、婆の占いはあとたったの一度で十分だ。
今夜はミッキー坊やを占う。そして、シャーロットの魂を二人の巫女に見させれば……
……それで、おしまい。全てが明るみに出てくるだろう。
[タオルから抜け出て、どこから降ってきたのだろうと窓を見上げた。女性の声が聞こえていたのだけれど。
濡れた服と髪をタオルで拭う。]
…
[ギルバートから声をかけられると、地面の一点を見つめる。それから、ぐっとギルバートを見つめる。]
本当に?
[デボラの言葉に、彼女を再び見た。]
……もし。
もし、あなたが本物の「みわける人」だとすれば。
人狼なら、生き残りたいなら、あなたと同じように、彼女を、人狼だと言うのではないのでしょうか?
……一日でも処刑を遅らすために。
あなたは。
[悩むように口を閉じて、それから小さく、言った。]
あなたは、三人の中の、誰が、人狼だと思いますか?
……それと、彼女も……イザベラさんもいっていましたけれど、
どうして昨日、二人を、見分けようと思ったのでしょうか。
……おれは、自分と話していないから、ではあったのですけれど。
墓守の坊や。
ひょっとすれば、いやおそらく、人を一度も処刑することなく、すべては終わるかもしれないよ。
……いや、賢明なあんたなら、きっと分かっているのだろうね。
それでも、いかなる命だろうと失いたくないというのか、優しい坊やは。
ククク、あるいは……この婆を信じることができないかね。
それもいい。婆は後先なんて気にしない。
いずれにしても、間もなくこの悲しい騒ぎは終わるだろうさね。
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