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[去っていくミハエルに気づくと軽く挨拶をしたり、
首を傾げるエルザにはなんでもないと言い張ったり、
言い訳めいたアーベルの台詞を聞いて睨みつけたりしていたが]
おとぎ話?
[オトフリートの端的な返事に、目を向ける]
はぁ…だって事実だしな
[ミリィに睨まれてもう取り繕うのもやめてそういって肩を竦める。
だって実際。自分がガキの頃からミリィの姿が変わってるように見えないのだから仕方ないし、変わらないのは俺のせいじゃない…ミリィのせいでもないだろうけど]
にしても…絵筆…探すにしてもどうすりゃいいんだか
[なんて呟きながら、ミリィとオトフリートの難しそうな、でも重要な話だな。と思いつつ。*話を聞いている*]
[スッと集団から離れていくミハエルに]
んあ? ああ、んじゃまたな。
[とそこでミリィの怒号。ちょっとたじろぎつつ]
っと、なんだよー。そんな怒鳴らなくたっていいだろ。てか、だったら何でそんな距離開けてんだよ。もっとこっち来ればいいじゃんかよ。
そんな反応してるから、あんな噂が立つって事自覚しないと。
[前述の通り噂話には冷めた目をしてるので、二人の関係とかもガセと断定済。]
ったく、年増の癖にそういうのには乙女ぶっちゃって。似合わねー。
[でも一言余計である。]
病に倒れた恋人の絵の隣に自分自身の姿を描いた絵師の話だ。
[淡々と物語の筋を口にする]
結局、絵師自身も死んでしまうという、悲惨な話だな。
無論、事実ではないが。
[集団から離れ、人知れず溜息を吐いた。
実際、やはり宛はなく。
そのまま家に戻るのも何となく躊躇われ。
『絵師』のアトリエは無意識に避けて。
結果的に事件の中心、長の家のあるほうへ近付く形となる]
[前半だけで済ませておけば、
何か言いたげにはしつつも納得しただろうに、
口は災いの元というものであった]
端的過ぎるぞ。
……。
馬鹿げたおとぎ話だな。
[言いながら、物思うように目を上へと転じる。
死者は天に昇るのだと、聞いたことが*あった*]
─長の家・近辺─
んー……。
[しばらく様子を見ていたものの、家の方に変化などはなく。
倒れた長の見舞いにでも来たのかな、と結論付けて、歩き出そうとするが]
……と、あれ?
[こちらへ向けて歩いてくる、見慣れた姿に瞬き一つ]
おーい、どしたー?
…じぶんのえをかいたら、しんでしまうの?
[きょとりと不思議そうに、オトフリートを見る。
首を傾げるさまは、とても歳相応には見えない。]
ああ、そうだな。
実に馬鹿げている。
[薬師の言葉に、薄く笑みを浮かべ、奥歯で蜜蝋をくちゃ、と噛み締めた]
だが興味深い点もあるな。少なくとも生者の心を絵に封じるという発想が、過去にもあったということだ。
普通ならば、そんな発想自体が出てこない。だが、もしこのおとぎ話を読んだ者ならば・・・
[言葉を続けかけて、エルザの問いかけに視線を向ける]
・・・・いや、それは分からないな。誰も試したことはないはずだ。
少なくとも、記録ではそうなっている。
[気付くのは遅くて。
声を掛けられて、びくりと身を竦ませた]
っ
兄さ…
[今一番会いたくなかった、その顔をまともに見れず。
視線は少し彷徨う]
……?
どうか、したのか?
[視線を彷徨わせる様子に、感じるのは微かな違和感。
弟がこんな態度をとるのは珍しく、何かあった、というのはさすがに察しがついた]
[ミリィによるハリセンすぱーん。]
ってー。いきなり何すんだよ。
[頭を抑えぶーたれつつ、]
……てか、そっか。じっちゃんの具合ってあんまよくないのか。
そりゃ、肉体と魂が離れるなんていい事あるわけないんだろーけど。
[いたって真面目な事を言う。まあ本人にそこら辺の区別は無いわけだが。]
[オトフリートの言葉に頷いて
視線があうと、にっこりと笑った。
ミリィのハリセンを、興味深く見て思わず手を伸ばしながら、
ぶーたれるユリアンの顔を見て、声を立てて笑った。]
ギュンターさま…。
いろ…が。
絵師様に封じられた、おとうさんたちのとは違う…。
[3年前に描かれた父母の絵。
それを記憶に呼び起こし、比べていた]
[いろ、といっても、物理的に目に映る色ではなく、
封じられた、心のもようを表した、とでも言うべきか]
[その違いに不安がきざす。胸をおさえた]
[そして、オトフリートの語った御伽噺には、ふぅんと反応し、]
へぇ、それは……興味深いっすね。
オトさんは『発想』と言うけど、多分実際にあったんじゃないんかな。
絵師様に限らず、誰かが生者の絵を描いた事件が。
何でもないって、どこがだ。
[俯く様子に、大げさなため息をついて、歩み寄り。
ぽん、と。頭の上に手を置く]
……何か、あったんだろ。
お前もいいとこ、隠し事、下手だからなぁ。
[その点、余り人の事はいえた義理ではないが]
あの、
見せていただいて、ありがとうございました。
あとはお見舞いも…
長様はどちらにいらっしゃるのだ?
[家人に向かって頭を下げる。
常識的には行動の順序が逆であろうが、
そこまで思い至らずに]
[横たわる長のもとまで赴くと、
しばし顔をのぞきこんでいたのだった]
[置かれる手に俯いたまま、びくりと反応し。
く、と下唇を噛み締めた]
…兄さんに言われたくない。
[ぼそぼそと、そんな抗議はするのだけど]
そう思うんなら、もっと上手く隠すか……でなきゃ、最初から隠そうとするな。
[抗議はさらりと受け流し]
で、一体どうしたんだ?
[ぽんぽん、とあやすような手つきで頭を撫でながら、問いを重ねる]
……。あ。
お見舞いの花束とか、持ってくればよかったのだ…。
[今さら気付いてももう遅い、
恥ずかしくて頬を染め、何度も頭を下げながら、
長の家を辞したのだった]
[至極尤もな言葉に、黙り込むしかなかった。
言わなきゃバレない以前に、態度でバレてしまえばどうしようもない。
それでも絵師本人を前にして、それを言葉にするのは躊躇い、暫く黙るも。
宥めるような手に、やがては耐え切れなくなって]
…『月』。
[ただ一言、落とした]
……今回の件とそのおとぎ話とやらとは、
発想の原点が異なるのではないか?
読んだものが絵筆を盗もうと思いつくとも限らない。
読まないものであれど、他の理由で――空を望んで、行ったことかもしれない。
どうにも話を逸らしているように思えるぞ。
[逸らし気味だった赤い瞳が、オトフリートを捉えた。
ユリアンの疑問に対しては口を出さない]
[オトフリートの言葉にこくりと頷くと、]
ひとつ。炎の無い所に煙は立たない。
今言ったでしょ。「そんな発想普通出てこない」って。
たしかに死者の心を留める絵筆で生者を描くと死ぬ……って発想が創作で出てこないとは言わないけどさ。
ふたつ。……なんか噺としては、オチが生々しいとは思わね?
確かに恋人の後追いってある意味美談かもな。でもそれにしては救いがない終わり方だと思ったんよ。
ついでにみっつ。記録を残すも消すも人次第。
「記録に残っていないから無かった」……なんてのは思考停止もいいところっすよ。
むしろ、こういう御伽噺から、美談やら脚色っていう尾鰭を取っ払ったら、そこに真実が潜んでる。
なんてこともあるんじゃないっすかね。
[っと自分の推理を言ってみる。]
―海―
―― あちゃ、怪我しちゃった ――
[目を覚ましたときに、痛いと思ったのと同時、そんなことを考えた。
それでも身を起こして、脳までゆさぶられたような感覚を振り払う。
タオルでしっかりと拭いて、そこに血がちょっと移ってしまったのを見て眉を顰める。
ばれたらミリィせんせーの沁みる薬が待っている。]
それで。
真実だったら、どうだと言うんだ。
この事件と関係があると言うのか。
[色恋沙汰が少なからず絡んでいるゆえか、
微か声には棘が混じれど、それよりも純粋な疑問が勝る]
……え?
[短い言葉に、最初に零れたのはどこか惚けた声。
浮かぶのは、氷面鏡の間で見た、二つの三日月。
一つは自分。
もう一つは、継承者たる『新たな月』。
ただ、その『月』が誰に昇ったかまでは、それだけではわからなかった]
お前が……『新たな月』……?
[問いかける声は、微かに震えて]
―長の家→外―
あ、ミハエルさ――
[数歩も踏み出せば、密色の髪の兄弟が目に入る。
対話する二人の様子から、
話の内容の深刻さを読み取れるようで]
[邪魔をすべきではなかろうと、その場を後にした]
……ま、理論としては弱いから、多分ってのは言い過ぎかもね。
……でも、可能性として無いとは言い切れないんだな、これが。
―道端―
あちゃー
[遠めに見えた姿が、ミリィだった。
思わず動きを止めて、タオルを抱えてうんうん唸る。
足は包帯を巻いておけば大丈夫だろう、ちょっと打っただけだし。
なんてことを、あの女薬師は許しちゃくれないのだ。]
…他に、何があるの。
[地面に目を落としたまま、低く肯定。
己より高い兄の目から見れば、襟の下、異質ないろが僅かに覗くのは見えただろうか。
遠く、少女の声に呼ばれた気がしたが。
そちらに顔を向けることはできなかった]
―道端―
あーっ、リディねえちゃん!
[ふと前方、見慣れた背中を発見し、声をあげた]
[駆け寄ろうとして一瞬、彼女が足を引きずっていたように見えて]
[近づきながら、まじまじとリディの足を眺めてみた]
[くちゃ、と蜜蝋を噛む音は聞こえたろうか。改めてまっすぐに向けられた薬師の赤い瞳を見つめ、その疑念には答えずに、ユリアンに再び視線を向ける]
なるほどな。
だが、絵師は代々、一人だけだ。
もしも、そんな死に方をした絵師がいれば、記録に残らぬはずがない。
絵師以外の者が、それを為したとしたら…それこそもっと危険な大事件だ。やはり残さぬ理由はないだろう。
俺は、一般の目には触れない記録も見知っているが、そんな記録は見たことがない。
あ、ビーチェ
大声ダメ!
[というほうが大声である]
えーと、えーと
大丈夫だよ!
[視線を追って、自分の右の足にいった。
へらりと笑ってみた。]
ビーチェはどっかいってたの?
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