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─宿屋─
ふぇ?
寄りかかれ、て……。
[向けられた言葉の意を測りかね、伏していた目を上げるのと。
腕が回されたのは、どちらが先だったか]
……て、あ、え……と。
[思考が一瞬止まって、それから]
………………ずるい、よ。
[俯いて、ぽつり、と零したのはそれだけ聞くとなんの脈絡もない言葉。
それでも、拒絶するよな様子はなく。
……傍観者状態のぶち猫はと言えば、呆れたように明後日の方を向き、顔を洗う仕種をしていたりするのだが]
[どうやって、えらべばいいのか。
えらんだのなら、どうすべきか。
成すことはわかっても、成し方はわからないまま。
まずは、知ることが必要だろうかと、宿へと向かう。
そこになら、「容疑者」の誰かはいるだろうと]
―→宿屋―
[出入り口で、そのひとりをみつけ、足を留める]
……おじさま。
[死体の傍に立っていたひと。
そういえば、第一発見者だったのだろうかと首をかしげる]
─宿屋外・出入口傍─
[ぷかぷかとパイプから煙が上がる。不安定な雲行きを見上げる。暗雲はこの先を暗示するかのようにどんよりとしていた]
……おぅ、いらっしゃいルーミィ。
[かけられる声にその存在にようやく気付き、視線を前へと向けた。パイプを持たぬ手を上げ、挨拶とする]
……。
[必死に走っていると、また1度こけた。
だけど、そんなこと気にしない。気にも留めていない。
今はただ、ライヒアルトの元へ急がなくちゃ。
ライヒアルトが、先程の物体に変わっちゃう前に]
……。
[少女は走る。必死に走る。
どこだっけ?
ライヒアルトはどこに行くって言っていたっけ?
例え、記憶が無くたって、大事なものだけは忘れたくない。これは大事なものだ。だから……]
……そうだ!海!
[急な方向転換で、また1度こけたが、それでも、少女は走り続けた]
…――なんですか?
[名を呼ばれて、ハタハタと揺れる瞼。
そして相手の表情から、おそらく何を思ったのか伺い知れて、
2mmほど、唇の端が上がる。
――そこに自虐的な笑みが浮かぶ。]
こういう時、私はどう反応していいのか、
…――良く、分かりません。
[大学時代、息子に会いに来るついでに行商をしていた両親が、
物取りに襲われて死んだ時も、涙ひとつ流せずにいて。
随分奇異の目で見られたと、幼馴染には話したことがあっただろうか。]
けれど、それが私です…――。
───港───
……!!
[そして、少女は見つけた。
少女にとって、今、此処にいるべき意味を]
───ライヒアルト!!
[はあはあと息を荒げながらも、少女はライヒアルトとヴィリーが話しているそばへと駆け寄った]
……良かった。
まだ、いなくなっていないんだね。
[体が息を欲して苦しいけど、それでも、少女は笑った]
―詰所近く―
[少女が現れ、また去っていったのは、学者が来る以前だったか、それより後だったか。
その言葉は聞こえていたかいなかったか、男はただ黙って見遣るのみだった]
……猶予は一日、だったか。
[呟き、煙草を地面に落とす。
弔い代わりの灯を揉み消してから、踵を返して歩き出した。
途中一度、懐に手を触れ]
―宿屋―
何がだよ。
[ずるいと言われ首を傾げる。
ぶち猫から更に呆れたよな鳴き声が上がったかもしれない]
お袋も俺も、好き放題しかしてこなかったからな。
まあ、使える時は使っとけ。
[暫くそうしていてから再び歩き出し、部屋の扉を開けた]
………あぁ。
お前は、お前だったな。
[幼馴染が、珍しく無理に表情を作るのをみて。
自分の言葉がそれをさせてしまったことを後悔しながらも、ここで謝るのは、余計に重荷になると思い、ただ、彼を肯定することで謝罪の代わりとして。]
[そこに、小さな少女の声が飛んできて]
…リディ。
[どことなくほっとしたのは、幼馴染を慕う様子が嬉しかったからか。]
[どこに行くとも決めずに歩く。
考えることは山ほどあっても、明確な答えなど出せるはずもなかった。]
――頭いたい……
[はぁ、と吐息を零し。
広場の中ほどで足を止める。
遺体が発見された現場に向かうことはせず、かといって直にクロエのところに向かった所で、告げる言葉などなにもないのだ。]
……誰かを疑わなきゃいけないなんて……
[幼馴染みの肯定の言葉に、無理に上げていた唇の端は落ちる。
無表情の中に、どこか安堵の色を見せ、
自身を呼ぶ声の方角に視線を向けた。]
リディさん、どうしましたか?
そんなに息を荒げて。
[常に戻った学者は、淡々と少女に問いかけた。]
―宿屋前―
[上げられた手に、わずかにうなずくのがあいさつの代わり]
ねぇ…、きいてもいいかしらぁ?
[さきほどまでとは逆の方向に首をかしげて]
今日、団長さんをさいしょにみつけたのって、おじさま?
――……、団長さんがいなくなったからって、あの話が立ちきえるかはわからないから…。
いろいろ、知りたいと思うのよぅ。
[疑いもするが、それとどうじに信頼もしている。
そんな態度をあらわした]
……ライヒアルト。
私は、ライヒアルトが憎い。とっても、憎い。
だけど。
ライヒアルトは、私の大事な道しるべ。そして多分、すごく大事な人。
記憶が戻らなくても、それだけは覚えているんだ。
だから。
絶対に、勝手にいなくならないで。
その為のおまじないを……私がするから。
[そう言った少女が、目を閉じて、その手を胸の前で合わせる]
[───そこに現れるのは、白い光]
[それは、少女が此処にいることが出来る奇跡の証なのだろうか]
[儚く綺麗に輝くその光は、その手に移り]
[それを、ライヒアルトに差し出すと、光はライヒアルトの体に吸い込まれるように消えた]
───ライヒアルトは、私が、守るんだ。
─宿屋─
……教えない。
[首を傾げながらの言葉に、返したのはこんな呟き。
教えない、というよりは、説明できない、という方が正しいのだけれど。
ぶち猫はと言えば、呆れたように鳴いた後、くぁ、と欠伸と毛づくろい。
使える時は、という言葉には、何も返さず。
言葉の代わりか、少し強くしがみつくよにしていたけれど]
あ、そだ。
かあさん……どうして、た?
[部屋に戻ったところで、ふと思い出して問うのは、母のこと。
気が静まってきた事で、やはりそちらは気にかかってしまって]
[一度教会へ戻り。
子供たちを呼び集め、彼らだけで留守を守るように告げた]
困ったコトがあったら、近所の人を呼びに行け。
お前らだってもうでけぇんだ、それくらいできるよな?
[キャル以外の子供はまだ何処か不安そうな顔も見せたものの、言葉にはそれぞれに頷いてみせた。
それを確かめ、一人一人頭を撫でてから、男は教会を後にする]
―広場―
とりあえずは、宿屋にでも……
……ん。
[教会を出、歩いていた足をふと止めた。
中程に立ち尽くす人影]
ゲルダか?
[僅かに目を細めた後、そちらへ近づいた]
─宿屋前─
[ヘルムートから訊ねられた言葉には一度沈黙を。そしてやや視線を下に落としつつ煙混じりの息を吐いてから口を開いた]
…いや、最初に見つけたのはクロエだ。
ギュンターがやられたってぇことは、立ち消えるどころか人狼が実際に居る証明になる。
あの傷ぁ、人じゃ到底つけられん。
……お伽噺じゃねぇんだよ。
[訊ねられた問いの回答を紡ぎ、そして初めて人狼は実在すると言い切った]
―広場―
[どこに行くこともせずに、端から見ればぼんやりと立ち止まっていた女は近づいてくる足音に気づいてのろのろと顔を上げる。
神父見習いの姿に気づけば、僅かに瞳を細めて。]
ウェンデル……
[おはよ、と短く挨拶を口にするのはいつもどおり。
けれども、普段と違うのはこんな朝日の時間帯に女が自宅からでてきていることだろう。]
聞いた?
[短く問う。
死を口にしたくないから、なにをとは言わないままに。]
[目の前で起こった情景に、知らず息を飲むが。
けれど、口を挟むことはせず。
リディの決意と思いを、ただ見守った後。
二人には声をかけず、広場の方へと一人で向かおうと。]
…――?
[少女の胸前にある手に生まれる白い光。
それを映した碧の眸が瞬く。
瞬いている間に、その光は自身に吸い込まれた。
――その刹那、一瞬瞼裏に映った風景は、
何処かで見たことのあるような。]
森…――切り株…――?
[我知れず零れる言の葉。
しかし、もう一度瞬けば、その風景は闇に消えて。
首を傾げながら、少女を見つめた。]
狩人ですか、ね。
[その言動から思う単語。
少女に護られるのはどうだろうと、
困ったように次に見たのは去ろうとしている幼馴染だった。]
―広場―
おう。
なんだ、こんな時間から起きてんのか。珍しいな。
[揶揄うように言ってみせるのは男の常。
だが笑みは次には失せて]
あぁ。見た。
[続く言葉は矢張り短い。
繋がっていないようで、けれど指すモノは同じ]
[幼馴染の視線を感じれば、こちらに助けを求めるような珍しい感情で。
少し苦笑して、軽く手をあげて]
リディが、守ると言っている。
俺が側に居なくても、問題は無いだろう。
お前は、リディを守ってやれ。
[そう言って、改めて広場へと向かう歩みを進め]
―広場―
さすがにこんな非常事態に何時までも寝てないわよ。
[揶揄う男に軽く肩をすくめ。
続く言葉に、そう、と小さく呟いた。]
冗談だったら、よかったのに。
そしたら日常に戻れたのに――
[聞いたわけではなく、その目で確認したと言う男に視線を向け、それからふるりと首を振った。]
人狼の仕業だった……?
狩人……?
[笑みを浮かべながら、ライヒアルトを見つめ、呟かれた単語を繰り返したが───次の瞬間、いきなり、少女の体がぐらついた]
……あれ?
[目の前が、ぐらぐらと揺れる。
何か、大事なものが次から次へと零れ落ちていっている気がする]
……なんか、変?
[足が体を支えきれない。
今までゆっくりと落ちていた砂が、急速に落ちていく]
……みゅう。
[呟きながら、少女はその場に膝をついた。
今まで、新たに付け加えていた記憶は、何処に消えようとしているのか。少女には分からない]
─宿屋─
…いいけどな。
[気になりはするが、こういう従妹から何かを引き出せた試しはない。諦めた風に返して。
強めにしがみつかれれば、安心させようと腕に力を篭めた]
ああ。話すから横になれって。
叔母さん自身の体調は平気そうだった。
気にして起きてたみたいだけど、俺らが見てるからって言ったらちゃんと休むって。
…今朝のが伝わったら、目離したって怒られるかな?
[冗談めかした一言を挟み]
自衛団から誰に容疑が掛かっているかという説明はあったらしい。村中に伝えられてるのかもな。
ならきっと他の人らも様子を見てくれるだろう。
[顔色は先よりだいぶましになった頃。
その足は惨劇の場所を離れて広場へと向いた。
そこには昨夜見た顔がふたつ。]
よお、ゲルダ。
[もう一方の顔は、名前が思い出せずきょとんと見遣ったまま瞬き]
見た?
[ゲルダに向けられた言葉に、「何を?」とは続けて問うこともなく、なんとなく理解したように目を細めた]
―広場―
そりゃぁ失礼。
[短く笑い]
そりゃそうだが。
起こっちまったモンは、どうにもなんねぇさ。
……これからどうすっかだ。
[小さく息を吐いて。
続く言葉には、思い返すかのように視線を空に移す]
少なくとも、人間業じゃぁなかったな。
[傷の様を詳しく告げることこそ控えたが。
声は低い]
…―――。
[去る幼馴染を見つめる視線は、どこか恨めし気に。
吐息を一つ吐いてから、視線を少女に戻すと、
くずおれて行く少女の身体。]
おんぶとだっこ、どちらが宜しいですか。
[酷く幼い子に対するように問いかける。
流石に、そのまま放置して行けるわけもなく。
そもそも、こうなった理由が、どうも自分らしいと思えば。
ただし、抱きあげるにしても、背負うにしても、
そのまま森にフィールドワークに出かけようとしてるのが、
この生物学者が変人呼ばわりされる由縁なのだけれど。]
―宿屋前―
クーちゃん……だいじょうぶかしら?
[案じるひびきで、こえを落とす]
ええ、もうあたくしも、狼がいるのをうたがってはいないわ。
きちんと、傷口までみたもの…。
[ふっと、声のトーンがおちる。
それでも一般男性よりかは、たかめのこえであるのだが]
ねぇ、でも。
あのことが起きるよりさきに、おじさまは…その。
人狼のことを、しんじていたの?
お伽話でないって、やっぱり、知っていたの?
[わずかに警戒の面に、表情が緊張をおびた]
―広場―
[声を掛けられ、視線を向ければそこには昨夜宿屋にいた人物が居て。
ゆるく瞳を細めてかるく手を上げた。]
おはよ、ユリアン。
[どこか顔色が悪く見える相手を、じっと見やる。
この騒動に巻き込まれた、旅人。
島の人間からしたら――一番に疑われてもしかたがない立場の男を。]
―広場―
――――生き残りたければ、誰かを差し出すしかない……
[ソレがギュンターから聞いた最後の言葉――もっとも大分意訳されているが。]
ウェンデルは、誰が疑わしいと思う?
[人間業じゃないと告げる、その有様を想像することなんてできない。
ふるりと首を振って、問う。
これから、に直結する問いを。]
─港→広場─
[ライ達と話したことで落ち着いたのか、団長が殺された、という広場の方へと足を進め。
現場へと向かう途中、よく知る顔を見つけると、知らず安堵の息をもらしその方へと近づいた。]
ウェンデル、ゲルダ。
…それと、ユリアン、だったか。
三人とも、ちゃんと、休んだか?
[自衛団長のことはあえて口に出さず、三人の身体を心配して]
よぉ。
……あーっと……
[現れた青年に軽く片手を挙げ。間]
……あぁ、ソレだ。
[ゲルダが呼んだ声で手を打った辺り、こちらもはっきりと名前を覚えていなかったようで]
─宿屋─
[それ以上の追求がない事に、感じたのは安堵と、他のあれこれが入り乱れた感情。
それでも、それは一時、押し止めて、言われたとおり横になる]
……そっか、それなら、良かった。
んん……どうだろね、怒られるかもしんないなぁ。
[冗談めかした一言に、少しだけ笑って]
……かあさんは、関わりないから。
お医者様も、ちゃんと診てくれる、よね。
……これから、何があっても……。
[最後の部分は、ごく小さな呟き]
―広場―
[ヴィリーがこちらへと歩いてくるのを見れば、ほっとしたような吐息をこぼす。]
おはよう、ヴィリー兄。
うん、やすんだよ……ヴィリー兄は? 大丈夫?
[軽く首を傾げて問いかける。
ウェンデルがユリアンの名前を覚えてない様子にはくすっと小さく笑った。]
─宿屋─
今アーベルがついて部屋で休ませてる。
アイツらは従兄弟同士だ、落ち付かせるには適任だろう。
[目の前の人物を安堵させるように状況を説明して。続く問いにはしばしの沈黙を返す。どこまで説明するかを考えてから、口を開いた]
……ああ、知ってたさ。
この眼で見たし、襲われもしたからな。
[考えて、口にしたのは事実の一部。右手が左腕を握り込む]
だが、この島に人狼が現れたと言う話が間違いなら間違いであって欲しかった。
懇意にしてた奴が人狼だった、ってぇことにはなって欲しくなかったからな。
[そこまで一気に言って、大きな溜息をついた]
― 広場 ―
[声をかけて、目を細められれば少し安心したようで]
良かった、あんたらにも白い目で見られるかと。
[しかしゲルダに見つめられれば、
見透かされたか、と苦笑を浮かべながら]
あー、今、人だかりに紛れてきたとこ。
[何処だと言わなくてもこれで通じるかな、と勝手に解釈した]
こりゃあ本気で覚悟きめろってことだよなー…。
[今は亡き初老の言葉を思い出し、視線を遠くへ流しながら]
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