69 赤き燈灯る崖の上で
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─ 広間 ─
───分かりました。
では、行ってきなさい。
ここには私が残りますから。
[ネリーの言葉>>168に頷いて、移動を促すように軽く彼女の肩を叩いた。
広間の扉へと視線を向ければ、丁度グレンの姿>>169も見えて。
ネリーを広間から送り出すのも合わせて、自分も扉の近くへと向かった]
(171) 2011/12/09(Fri) 22:21:31
ご苦労様です、グレン。
……先程のことはお気になさらずに。
[グレンの報告に労いの言葉を返した。
謝罪には首を軽く横に振り、続く言葉には僅かに首を傾ぐ]
言わなければいけないこと、ですか?
何でしょう。
[一度途切れる言葉と同時に、グレンと再び視線が合った]
(172) 2011/12/09(Fri) 22:21:36
見習いメイド ネリーは、使用人 グレンに、聞いてはいけなかったことだったか、と不安げに。
2011/12/09(Fri) 22:21:38
[濡れたタオルで僅かながらも赤黒い色を拭ってゆく。
白いタオルに移る、日常が壊れた証の色。]
昨日、旦那様の部屋の方向へ向かってゆく、
ローレンス家の娘(こ)を見かけた。
その時は、何とも思わなかったが
[言葉の先は途絶えた。]
(173) 2011/12/09(Fri) 22:29:14
─ 広間 扉傍 ─
ローレンス様が?
[グレンが告げた内容>>173は疑惑を呼び起こすには十分なもの]
───まさか。
[途切れた先の言葉は、想像として頭を過ぎる]
(174) 2011/12/09(Fri) 22:35:56
― 広間 ―
[広間の適当な椅子にすわって、スープだけを引き寄せておいた。
そうやって進まぬ食事をしているときに、この屋敷の中に残った三人の使用人たちがあつまっているのが見える。
メイドが広間から出て行き、執事とグレンがやりとりをしている声がもれ聞こえて]
……
[だが、名前が挙がっていてもそれが誰かなど分からぬ男には、誰のことなのかと、執事たちのほうをじっとみた]
(175) 2011/12/09(Fri) 22:39:29
使用人 グレンは、執事 ヒューバートへ、視線を外し瞬きしたが、やがてまた合わせ、頷く。
2011/12/09(Fri) 22:39:32
─ 広間 ─
[ヒューバートの許可>>172を得て、主の部屋へ向かおうとした矢先、グレンに気付き。
タオルを渡してから広間を後にしようと考えての行動だったが。
続いたグレンの言葉>>173に、目を見開いた。
そういえば、メイは今どこにいるのだろう。]
(176) 2011/12/09(Fri) 22:40:07
─ 広間 ─
[ネリーとヒューバートのやり取りに、そういえば自分もちゃんと顔を見ていないな、と思いはしたが。
それは、埋葬の時に、と動く事はなかった。
何より、先に触れた時の衝撃が、まだ残っているような気がして]
……と、いうか。
一度、着替えた方が、いい、か。
[すっかり染みになっちゃったな、と。
そんな事を思うのと、グレンの訪れは、どちらが先だったか。
ともあれ、一度戻って着替えよう、とそちらへ近づき]
……え?
[告げられた言葉と、その中の名前に、ひとつ、瞬いた]
(177) 2011/12/09(Fri) 22:43:11
使用人 グレンは、奏者 ソフィーを見ると、明らかに気が緩んだようだった。
2011/12/09(Fri) 22:46:48
………無事に帰れたら、料理、練習しよう…
[テーブルに並んだ料理>>159を見て、
小さくため息をつきながら呟く。
切っただけの野菜や焼いただけのパンが並ぶ養父の食事は、
昨日の料理ならまだ『比べる相手が悪い』で納得できた。
でも、専門で無いはずのヒューバートの料理もこれとなると…]
ぇと、とりあえず、これ貰います…
[スクランブルエッグのカナッペを一つだけ取って、
ちびりちびりとかじっていく。
グレンの言葉>>173は微妙に気になったけれど、
家の名を言われても人の姓をあまり呼ばない少女には誰の事だか分らなかった。]
(178) 2011/12/09(Fri) 22:47:10
─ 広間 扉傍 ─
[視線を外すグレンを見詰めたままで居ると、戻された視線が再び合う]
そうですか……。
分かりました。
彼女を、問い質してみましょう。
[人狼かと問うたところで肯定の返事が得られるとは思えないが、この場で手を下すと言うのを口にするのは憚られた。
細い瞳は瞑られ、一種の覚悟を表情に宿す]
(179) 2011/12/09(Fri) 22:52:18
―アーヴァインの部屋前―
如何でしょうか、ね。居てくれたなら、随分楽になるのでしょうが。
[はっきりとは言わなかったが、口振りも言葉も執事のそれと似通ったもの。
彼の内心など知る由もなく、伝承の中の残り二つにも、今は思い至らない]
……ああ、そうですね。忘れるところでした。
いつまでも此処にいては、叔父も眠れないでしょうしね。
[促しに頷いて、広間へ向かうことにする。
部屋を離れる際、執事の意識が逸れた時。一度振り返り、赤い染みを作るシーツを小さく睨みつけた]
(180) 2011/12/09(Fri) 22:53:24
―→広間―
[執事が広間で2つの報告をするのを訊いた後、言われたとおりに食卓につく。
衝撃はそれほどではなかったとはいえ、現場の凄惨さを見た後の食はなかなか進むものではない。気づけばスープばかりが減っていた。
穴を掘り終えたらしき使用人>>173が現れたのはそんな折のこと]
ローレンス?
[聞こえた家名に瞬きを一つ。
名前を直接聞く機会はあっただろうか。例え無かったとしても他の者の名は知っていたから、結果的に浮かび上がるのは一人だった]
ああ、確かメイさんとか言った。
……そう言えば、姿が見えませんね。
(181) 2011/12/09(Fri) 22:54:21
使用人 グレンは、執事 ヒューバートに、もう一度頷いた。
2011/12/09(Fri) 22:54:53
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。
2011/12/09(Fri) 22:55:36
─ 広間 ─
[グレンの姿に、緊張が僅かに緩むのはこちらも似たようなもので。
同時、いい加減黒ずんできた紅い染みの残る出で立ちは、余計な心配をかけやしまいか、とふとそちらが気にかかった]
あ……こんなになってるけど、どこも傷めてないから、ね?
[早口に、こんな事を言って。
ヒューバート>>179の静かな声が聞こえると、ほんの少し、眉を寄せた。
問い質す、という言葉は、額面通りには受け取れていない。
だから、どんな顔をすればいいのかわからなかった]
(182) 2011/12/09(Fri) 22:59:05
─ 広間 ─
[メイが主の部屋へ向かったという話を聞いたところで、メイが人狼と結びつく程頭の回転は早くない。
問い質してみるというヒューバートの言葉>>179に、ようやくそのことに至って表情が強ばった。]
あ、の…
メイ様を、探して参りましょう、か?
[ヒューバートとグレンに、恐る恐る尋ねた。]
(183) 2011/12/09(Fri) 23:01:21
─ 広間 扉傍 ─
[瞳を開いたところでグレンの頷きを見て。
ネリーの恐々とした問い>>183には、ゆるりと首を横に振った]
貴女は、旦那様のところへ行ってきなさい。
時間は有限ですよ。
[先にやるべきことをやって来なさい、と。
既に埋葬の準備は整っているため、残された時間は少ない]
(184) 2011/12/09(Fri) 23:04:54
さぁ、ソフィー様も。
お着替えになるでしたら、お早めになさってください。
埋葬には立ち会うおつもりなのでしょう?
[眉を寄せるソフィー>>182にも、出来るだけいつもの穏やかな雰囲気を纏って行動を促した]
(185) 2011/12/09(Fri) 23:06:47
― 広間 ―
[食事は、すべての種類を少しずつ、時間をかけて頂く。
扉の方で話している内容に、不安そうにそちらをみた後、そっと席を立ち]
ケネスおじさま
あの、これを、もっていて下さいませんか。
[人の目はヒューバート達に向いているから。
小さな声で、そばまでいって、革紐で括られた小瓶のネックレスを差し出す。
鮮やかな緑の柊の葉と、赤い小さな実は、かわらずそこに]
おじさまに、預かってほしくて。
(186) 2011/12/09(Fri) 23:09:29
双子 ウェンディは、メモを貼った。
2011/12/09(Fri) 23:10:20
未亡人 オードリーは、メモを貼った。
2011/12/09(Fri) 23:10:34
─ 広間 ─
…は、い。
我儘を言って、ごめんなさい。
[執事からの言葉>>184に、どくんと胸が痛み。
こくりと頷いた。
グレンがこうしてここに居るのだから、主が土に眠るのはおうすぐだろう。
ならば、早く行った方がいいのは確かで。
深く頭を下げて、広間を後にした。]
─ →アーヴァインの部屋 ─
(187) 2011/12/09(Fri) 23:10:54
― 広間 ―
[ウェンディやオードリーはメイの名前に反応しただろうか。
みなの様子を見れば、あまり言葉を交わさなかった短髪の少女のことだと漸く思い至り]
……どうなることやら……
[軽く肩をすくめて。
食べ終えた皿を隅に寄せておいた]
(188) 2011/12/09(Fri) 23:11:17
[ソフィーには>>182、うんと言うように頷く。]
俺も痛めてませんよ。
[同じく服は汚れていたが、体の傷はなかった。]
(189) 2011/12/09(Fri) 23:12:42
使用人 グレンは、執事 ヒューバートの次の言葉を待つ。
2011/12/09(Fri) 23:13:16
[そんなことを考えていたときに、ウェンディ>>186が傍にやってきて。
差し出されたものをみて、一つまたたいた]
……俺、に?
なんかわからんが……もってりゃいいのか?
[小さな声で告げられることに首をかしげながらも、差し出された小瓶のネックレスを受け取り]
――まあ、嬢ちゃんが預かっててくれってんなら、持っとくことにしよう。
(190) 2011/12/09(Fri) 23:13:40
[何時から赤い声が聞こえ始めたのか、
記憶の始まりは定かではない。
声には色が、曲には調和の色があるかのように
音色に合わせて色が移り変わる。
男にとって、音とは色だった。
ただ一つだけ、感じない色があったけれども。]
『小春日和だなァ。
こんな日には狩りをするのも良い。』
『嗚呼、あそこの閉ざされた村のように?』
[何かの機会で大きな街に出ると、
本当に時々、赤い色の声が聞こえた。
それは呟きだったり、会話だったり、様々だった。
それが人狼であると最初は気づきもしなかった。]
(191) 2011/12/09(Fri) 23:13:43
[赤い声が聞こえると母に告げた時の記憶はもう曖昧だ。
だけど、母ではない誰かに、穏やかな声で諭された。
それだけは覚えている。]
(192) 2011/12/09(Fri) 23:14:28
― 何時かの白の景色(>>20) ―
[点々と続く蒼い足跡が消えてゆく。]
(寒い。な。)
[空からの贈り物は身を凍えさせる。
天候に未だ詳しくもなく土地勘のない場所の旅。
冬の旅の仕方を間違え、
吹雪に見舞われの立ち往生。]
[死という言葉すら頭に浮かばず、
意識は茫洋とした温く緩慢な
死の眠りの中に閉ざされかけていた。]
[その頬を、べろりと熱いものが舐めた。]
(193) 2011/12/09(Fri) 23:17:22
[閉じ掛けた黒曜石の眸は薄ら開かれた。
茶色くもっこりしたものが鼻面を突きつけている。]
『―――、ねえお爺ちゃん。
この人間、食べてもいい?』
[吼えるような息を強く吐き出すような獣の呼吸音が聞こえる。
それが、笑い声だと、何故だか分かった。]
『拾い喰いは駄目じゃよ。
今から帰る所なのじゃからのぉ。』
[まともに動かぬ体。眸だけが動く。
雪の中、少なくない数の狼が周囲を歩いていた。]
(194) 2011/12/09(Fri) 23:17:38
『くくっ、構わないだろう。
老は臆病すぎる。』
『お主のように、血気盛んで考えなしではないだけじゃわい。』
[賑やかな会話だった。]
『その子供は、我らの声が聞こえているぞ。』
[雑談に分け入ったのは、静かな声。]
『仲間?仲間なの?
人狼?ジャンプジャンプ!わおーん!がおー!』
[仔狼が、襟首を噛んでじゃれる。
世界が回り、体が仰向けになった。]
(195) 2011/12/09(Fri) 23:17:56
『声が聞こえるなら、おい、答えてみろ。』
『やはり、聞こえておらんのではないかのぅ。』
『いいや。聞こえている。』
[その狼は、凍えた身に寄り添ってきた。
とても巨きな、獣《狼》に見えた。]
―――聞こえない。
[獣の白い息が大きく吐き出された。
失笑でも嘲笑でもなく、高らかに笑う吼え声だ。]
『喰うか?』
『じゃから血気盛んじゃよ。』
(196) 2011/12/09(Fri) 23:19:19
『放っておけ。
何時か、我らの為になる時も来るだろう。
我らが血族と囁き交わせばな。』
『本当かのぅ。
それより、お腹が空いたのぅ。飯はまだかいのぅ。』
『お爺ちゃん!人間の前だからってボケないでよぅ。』
[最後にもう一度、その巨きな獣が笑った声を、聞いた。*]
(197) 2011/12/09(Fri) 23:20:47
―広間―
[ネリー>>163には分からないと首を振って、タオルをお願いし見送った。まだ考えても堂々巡りしそうだったので、別のことに意識を移す]
いいのよ。
[ウェンディ>>143には好きなようにさせ、謝罪>>152に首を振って伝えた。続いた告白に息を呑み、うつむいた>>154のをもう一度強く抱きしめた]
約束していたのよね。
もちろんいただくわ。
[一人で行きたがったのならば無理にはついていかず広間に残った]
(198) 2011/12/09(Fri) 23:21:00
はい。
ケネスおじさまに。
[こくと頷いたあと、受け取ってもらえるのだとわかると、ほっとしたように少しだけ笑みを浮かべた]
お守りなんです。
だから、お願いします。
内緒ですよ。
[しー。と、人差し指たてて、内緒の仕草]
(199) 2011/12/09(Fri) 23:21:13
─ 広間 ─
あ……ああ、うん。
立ち会うよ……ちゃんと、送らない、と。
[穏やかな雰囲気を纏うヒューバート>>185の言葉に、一つ、頷く。
彼がネリーに告げた、時間がない、というのもわかるから]
そ、か。
なら、よかった。
……こういう時、役に立てなくて、ごめん。
[力仕事はいつも頼りきりで、と。
頷くグレン>>189に、短く告げて]
じゃ、急いで行って来る。
[ヒューバートに向けてこう言うと、足早に自室へと向かった]
─ →自室 ─
(200) 2011/12/09(Fri) 23:21:36
─ 広間 ─
謝る必要はありません。
終わりましたら、報告に来てください。
その後に埋葬に移りますので。
[主の部屋へと向かうネリー>>187にはそう告げて。
立ち去る姿を見送る]
グレン、ネリーが戻りましたら旦那様の埋葬に移ります。
それが終わりましたら、業務を手伝って頂けますか。
ご覧の通り、人手が足りませんから。
[通常行っていた業務を全て行うのは流石に無理だろう。
それでも、使用した客室のベッドメイクなど、最低限のことはするべきだと判断し、グレンに助力を請うた]
(201) 2011/12/09(Fri) 23:21:46
使用人 グレンは、赤い声の持ち主に視線を滑らせた。
2011/12/09(Fri) 23:22:59
─ アーヴァインの部屋 ─
[室内に入れば、色濃く残る鉄錆の臭いが鼻につく。
絨毯の上には、赤から黒へ変わった水溜まりの痕が残っていただろうか。
それらに眉をひそめて、手で口を押さえる。
死の恐怖と、生理的嫌悪で沸き上がる吐き気を堪えながら視線を動かして、寝台の上、シーツに包まれたそれに手を伸ばした。]
おじ、ちゃん。
(202) 2011/12/09(Fri) 23:24:00
[ぽつり、母が健在だった頃─ただの子供だった頃の呼び方で、その人を呼ぶ。
シーツの下、冷たくなったその人の肌は、あの日、同じように冷たくなっていた母と同じ感触を指先に伝えた。]
…どう、して。
[自分にとっては、まるで父のような、優しく温かな人だった。
母を亡くし、居場所を失った自分を変わらず此処に置いてくれた、恩人でもあった。
こんな形で、命を奪われる理由があるとは、思えなかった。]
(203) 2011/12/09(Fri) 23:28:09
―広間―
そうね。食べなければ心身共にもたない。
多くは食べられそうにないけれど、おまかせするわ。
[ヒューバート>>146の言葉に一瞬強く目を瞑った。
過去は過去、今は今。自分に言い聞かせて瞼を上げ答えた]
ありがとう。
大切にさせていただくわ。
[ウェンディ>>157に渡された栞は今、手の中にある]
(204) 2011/12/09(Fri) 23:29:45
…アタシも袋取ってきますか…
多分、護身用にはなるよね。アレ。
[小さな声での呟きは、果たして誰に聞こえただろう。
声をかけられれば荷物を取りに行くと言い、
静かに部屋の外へと出て行った。
(205) 2011/12/09(Fri) 23:31:31
おじ、ちゃん。
目、開けて。
わたし、まだ。
何も、返せて、ないのに。
[結局恩を受けたまま、世話になったままで逝かれてしまった。
そう、後悔を口にすると同時に涙も零れる。
一つ落ちると、堰を切ったようにぽろぽろと零れ落ちた。]
(206) 2011/12/09(Fri) 23:32:10
─ 自室 ─
[部屋に戻り、閉めた扉に寄りかかる。
何となく力が抜けるような心地がして、その場に座り込んだ]
……なん、で。
[ぽつり、零れるのは、呟き]
なんで、アーヴ小父が、殺された、の。
[身寄りを亡くした自分を引き取ってくれた養い親。
どうしてそんなに気を使ってくれるのか、と問うたら、母から多くのものを貰ったからだ、と笑っていた。
母と養い親がどんな付き合いをしていたのかは知らない。
けれど、それなりの信頼はあったのだろう、というのは予測できていて。
結局、それが何なのか、までは、問う事はできなかったのだけれど]
(207) 2011/12/09(Fri) 23:36:00
……しっかり、しないと。
[甘えて頼れる相手はもういない。
なら、自分で立って、歩かなくてはならない。
それは、母が口癖のように自分に言い聞かせてきた事]
泣き言、言ってる、場合じゃ、ない、ぞ。
[途切れ途切れに呟いた後、黒の染み付いた服を着替える。
その途中、幾度も視界が霞んで手が止まりはしたが。
それでも、できる限りの速度で着替えを済ませる]
……埋葬、終わったら。
曲、おくろう。
[それが、自分に出来る一番の弔いなのはわかっているから、小さく呟いて、部屋を出た]
(208) 2011/12/09(Fri) 23:36:08
― 広間 ―
[笑みを浮かべるウェンディ>>199の頭をかるくなでて。
受け取ったネックレスは胸ポケットにいれておいた]
……お守りだってんなら、嬢ちゃんが持ってたほうがいい気がするけどなァ……
まァ、預かっておくよ。
[内緒だと念を押す様子に、なんとなく察して頷いた]
物騒だし、嬢ちゃんもあんま一人にならないように気ぃつけな。
(209) 2011/12/09(Fri) 23:36:24
[狙いをつけようとしている声が聞こえた。
視線を>>201戻す。]
分かった。
問い質すのは今から?
[タオルで最後に両手を拭って、片手に持つ。
ヒューバートが行く時は男も付いていこうとするだろうか。]
(210) 2011/12/09(Fri) 23:37:58
使用人 グレンは、黒曜石の眸を細めた。
2011/12/09(Fri) 23:39:53
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