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[シスターとミハエルも2Fへと上がって来る。
人が増えれば自然と安堵する気持ちが生まれた]
ミハエル…もう大丈夫そうだな。
シスターも、こんばんは。ああ、ハンスさんが閉じ篭り続けてるのが、ちょっと…皆心配みたいで。
…秘密の抜け穴、か。
[神父の言葉に考え込むように呟いて、
クレメンスの問う、エルザにも目を向け]
何かアーベルさんのことで視えたのか?
[彼女はベアトリーチェから逃れるように階段を降りようとしていた。
やってきたばかりのオトフリートも挨拶をそこそこに追いかけている]
エルザさん…!?
[クレメンスの腕をふりほどき、そのまま駆ける。導かれるように]
[廊下を駆け、部屋の窓から、外へ]
[裏庭の奧へ――アーベルの見つかったところへ]
―corridor/廊下―
エルザさん…?
[誰から逃げたのか。
わからなくて彼女の後を、追うか追わないか。
ミハエルも走っていったのを見て、]
あ、けが人。
[慌てて、後を追う。]
→裏庭―
[静かな夜だった。音を立てるのは、清らかな水を湛えた小さな噴水ばかり。
月の光が水面に映える]
[不意に立ちすくんだ...に夜の風が吹く]
…アーベル?
[唇から零れる歌声。それはオペラの悲劇的なアリア]
あたりは静けさに包まれ
夜は深く、暗く…
噴水の水面は
陰鬱な月の青白い光を映していたわ
そのとき、深く沈んだうめき声が
風に乗って聞こえて来たの。
すると、噴水の上に
私に向かってある影が現われたの!
まるで誰かに語りかけるかのように
その唇が動くのを見たの。
そして、死んだような手で
私を手招きしているように見えたの。
そして、一瞬止まったかと思うと、
次の瞬間、すばやく消えてしまったわ。
そして、最初はとても澄んでいた噴水の水が
血に赤く染まったの。
[クレメンスがベアトリーチェへ声をかけていた。
「ハンスは神の試練を耐えられそうもないかもしれない」
彼らの間でのみ意味が通るのかもしれないそれに僅かに首を傾ぐ]
>>128
遊戯…ですか、でも…
[「神の手で作られているなら」
彼らしい言葉だとそのように理解し、頷く。
神父の言葉はいつも正しく自分などが反論するべきでないし、
また、したくもない。けれども出口ばかりは]
あって欲しい…
…試練は、俺達が俺達の手で人狼を倒しさえすれば、終わるのでしょうか?
[ならばまだ救いがあるというものだ。
永遠に閉じ込められ、死を待つばかりと言われるよりはずっと。
クレメンスが肯定してくれる事を強く望む目を隠そうとせず見上げた]
[月明かりに輝く銀糸を認め、静かに歌いやめる]
ここなのね、アーベル。
[惨劇の痕だが、月明かりの元では色も分からない。ちぎれた銀糸があちこちにキラキラ美しく光る。
それは月の雫に似ている]
[エルザを追いかけていく。
あぁ、近づく。今朝の光景。
暗い夜の中では、銀糸だけが煌いて。
もう一度エルザに視線を向け、逸らさない]
[意外だった。
彼女、エルザは病の床に臥していたはずなのに、
以前抱いた時はあれほど軽かったはずなのに、
予想外に足が早い。
それは何かに引っ張られているからなのか。
身につけた武具防具の重さもあって、距離は縮まらない。
やっと追いつけばそこは、裏庭。
匂いを感じる。]
―裏庭―
──2F・ハンスの部屋前(E)──
…アーベルの事が視えたのなら、何故?
[ユリアンの言葉に頭を振る。]
──ああ、きっと終わるはずだよ。
[過去の日記の事は黙っておいた。
「ベアトリーチェが、繰り返していることを」
「そして前回の勝利が人狼側で終わったことを」]
[クレメンスは、ユリアンの肩にがっしりと手を置いた]
あたしを、呼んだの…?
[緊張した面持ちで目を閉じた。『視る』ために。
周りを回る夜の風。風に舞ってエルザにからみつく銀の糸。
はっと見開くエルザの瞳に蒼い煌めき]
…償い/罪の印/忘れてはいけない/十字架…
[口をついて出る切れ切れの言葉]
…ロザリオ/彼女のため/シスター/神父/殺した/護れず…
重い、十字架…。
[指さすアーベルの亡骸は、頭と胴体が離れている]
[常にかけていたロザリオは、どこに?]
[呆然とエルザを見つめる]
[エルザに絡み付いてゆく銀糸に気が付いて、それが誰の持ち物であったのかを思い出す]
[...を助けてくれた、あの冷たい瞳の青年の]
[声も出せぬままに]
[エルザの紡ぐアリアと続く言葉を聞く]
[昨日あの部屋で。
こちらを見ていた彼の瞳を思い出しながら]
[風に誘われるまま噴水に目を向ける。水しぶきに月の光がきらめいて、白い虹が。いや、おぼろげな影が]
…アーベル。笑って、いるの?
[これほどまでに月の光が強ければ、他の人にも見えるのではないだろうか?
力の抜けた柔らかい笑顔。アーベルが、白く、虹の中に]
[エルザを見据え、呟きを聞く。
「護れず」、とは、もしかしたら、あの時言っていた・・・。
エルザの呟きにはっとして、その視線の先を見るも。
...には何も見ることができず]
・・・「笑ってみたら」、って、・・・。
あたしも、見たかった。
[イレーネの声を聞いて、少し寂しそうにする。自分だけが、他人とは違うのだと]
…イイ顔してるわ。少なくとも、一人、代わってやれたって言いたげね。
[誰に代わってあげたかったのかしら?
その問いは、声に出さなかった]
[エルザが単語を脈絡無く並べている。
が、彼にはそれが理解できた。]
…。
[笑っている?
彼女はそういったか。
彼女の目線を追って、噴水を――]
>>137
[そしてクレメンスは大きな手を肩に置き、願いを肯定してくれる。
救われたような温かな気持ちは本来、仮にもイレーネが優しいと評してくれた人間が感じるべきものではなかったかもしれない。
それでも心から嬉しそうに、微笑んで]
――良かった。
それを知るのが、俺が神さまに呪いの言葉を吐いてしまう前で良かった。
感謝しなくちゃ…
神さまは試練をお与えになっても、必ず希望の光も残しておいて下さる。
神父さまがそう仰るなら、間違いない。
神さまからの試練を乗り越えて、幸せに暮らしていくためにも…
俺にできることなら何でもがんばるし、手伝います。
[その決意は本来、微笑と共にするべきものではなかったのかもしれない。それでも手を服越しにナイフに触れる事を止めぬまま、神父に対する信頼の目が曇ることもなく呟くのだった]
[エルザの言葉に]
・・・イイ顔、か。・・・やっぱ見たいね。
・・・・・・エルザありがとう。
[伝えてくれてありがとう。色々ありがとう。あたしもがんばるから]
重い十字架が、首から外れたのね。あなたの償いは終わったのかしら。
[噴水の虹にきらめくアーベルから、血だまりのアーベルに目を移す。
その亡骸の形さえ、人狼の情けなのだろうか]
[目を閉じて、そっと呟く]
[その声はきっと、誰かのため息によく似ているだろう]
『…カティア』
[アーベルが笑っていると聞いて、やっと肩の力を抜けた。
でも、やっぱり悲しくて。
エルザの呟きは、なんだかアーベル本人のように聞こえて。
胸を押さえる。
死はどうして、悲しいの?
もう、会えないことが?
では、天国が本当にあって、自分が死んでもう一度そこで再会できるとしたら。
死は、悲しくないの?恐れることはないの?
・・・・・・ほんとうに?]
[幾ら噴水に目を凝らしても、彼には見えなかった。
だが、彼にはそれで良かったのかもしれない。
過去を追い過ぎてしまうから。]
…。
彼の、ロザリオ。
[少し、口に出すのを悩む]
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