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[部屋に入ってきたナターリエに椅子を勧め、自分はベッドに座る。
そして、まっすぐこちらを見つめてくるナターリエ。そして、差し出された手の白金の腕輪、そしてその菫青石の天蓋から現れる時計をジッと見てたが]
…………仮に。仮に私がその協力者だとして。
ナターリェさんは、どうするつもり?
[そう言ってこちらもナターリエの眼を見つめ返す。]
[少女の返事に、小さく息を飲んで。
目を逸らす事なく見つめる瞳に、私の瞳は愁いを帯びようか]
……皆に話す事も、捕らえる事も…出来はします。
なれど、私はそなたを断罪したいわけではありませぬ。
[震える手を握り、私は心を込めて訴える]
どうか…彼の竜の『器』たる幼子に、伝えてはいただけませぬか?
寂しいであらば…側に在るが欲しいであらば、私が参りまする。
代わりに、望まぬ招きをせし者達を…どうか解放して下さる様にと。
< ナターリエは何を言っているというのでしょう。
猫にはすぐにはわかりませんでした。一瞬、気配がゆれたでしょうか。だけれどそれをすぐに戻して、猫はとびらにもうすこし、近づきました。
――そんなこと、させるわけには、いかない。猫にはなんの、力もありませんけれど。
はったりくらいなら、きっと、かませます。 >
[震えながら、切々と訴えかけてくるナターリエをジッと見ていたが]
……知らないよ。あくまで可能性の話なんですから。
でも、そうだね。多分の話。
……そんなに甘っちょろい話じゃないんだよ。
[視線はジッとナターリエを見たまま。外の第三者には気づいているのか、いないのか。]
[少女が視線を逸らさぬように、私も視線を逸らさぬまま応える]
…そなたが可能性、と言うであらばそれでもよい。
多分の話でも…構いませぬ。
私が考えが甘いであれば…違うと言うであれば、
彼の竜は…何を望みしや…?
[淡い菫色は灼熱の色をただ見つめて]
< とびらの開く音は聞こえたかもしれませんけれど、猫の意識は部屋の中。
問いへの答えを待っています。
くちびる湿らせ、猫は静かに……盗み聞きぞっこうちゅう。 >
< 大きく気配はゆれました。
あわててリディのそばに走ります。さすが、足音はしませんでしたが。
その口をふさいじゃえばいいんです!
というのはなかば、盗み聞きの負い目と、ばれたくないっていう気持ちで、パニックになってしまったからでしょう、か >
[ナターリエの問いかけにくすりと笑うと]
そんなの私の知り及ぶ範囲じゃないよ。
ただ、寂しいなんてのは、その協力者がそばに居てやればそれで済む話。
拒否したなんてのは、協力者の意義自体が歪むから問題外。
だから甘い話。そう考えただけ。
< すくなくとも、かろうじて聞こえた範囲。知り及ぶところじゃない、って、どういうことか。
考えるまえに、瞬発力をいかして、じゃんぷ!
手を伸ばして――その腕をとらえようとしました。
ねえ、猫。逃がしてあげれば、よかったんじゃないかしら? >
[少女の小さな笑いに、私は哀しげに瞳を揺らす]
寂しくなくば、何故に連れてゆくのですか。
連れて行かれた者達は少なくとも望んで行ったではありませぬ。
それに…協力せし者は何ゆえ彼の竜へと力を貸しておるや。
そなたは何を知り、何を望みて動く…?
…――っ!?
< 気づかれる って思った瞬間、
猫は、その勢いのまま、近くにあった扉をあけて、リディをおしこもうとします。
もちろん、自分もいっしょに。
口ふさいだほうが、いいかもしれない。
そう思ったら、おおえる場所は、ひとつしかないわけなんですけれど。だって、猫にとっては、たいした意味などもってませんもの。 >
だから、知らないって…………ん?
[突然、聞こえた足音。そして聞こえてきた声。怪訝そうにドアを開けきょろきょろと廊下を見回すが、すでにリディは部屋に押し込まれた後。]
……何だったんだろ?
[そう言って首傾げ。]
[翠樹の少女の後ろから、私も廊下を覗く。
既に姿も気配もなけれど、獣の鼻はそれが彼の猫だと教えてくれた]
……なにゆえ…?
[疑問はあれど、いま成すべきはそれではなく。
私は驚きを押し隠し、知らぬと言い張っていた少女を見下ろす]
……あくまでも知らぬと…そうおっしゃるのですね。
なれば…私に出来る事は………
[獣の耳が垂れて、愁いの瞳を睫毛に隠す]
[耳を垂らし、言葉尻を濁したナターリエをジッと見ながら]
……私を突き出す? それとも、ここでいっそ殺してしまうとか?
それは構わないけど、もちろん相応の抵抗はさせてもらうよ。
私も、無抵抗でってのは嫌だから。
[ほんの少し、ふざけた色を含んだ言葉。だが、その左手はすでに銃把を握っている。]
悪巧み、じゃなくて。
ええと。
< それから、猫は、ふと、おもいだしました。
ミリィ――あの人間は、機鋼竜と、かかわっている。
そして、かばったリディも、きのうから、猫はそう思っているのでした。
……ぜったいぜつめい?
でもその瞬間、はっとしました。 >
ナターリエが、
< 刃も関係なしに、猫はその扉をふたたび開けようとします >
今度はナターリエがなんなのよ!
それでなんでリディをひっつかまえて猫さんは何してた訳?
[短剣を持った腕を脇に降ろして
妨害の意図は無いが、(それ以前に状況が全く判っていない)空いている手でエーリッヒを引き止める]
ナターリェが、自分を、って…!
< 妨害の意図とかより、結果としてそうなっているんですもの。猫はその手を振り払おうとしました、さながら昨日のリディのように。 >
あの、部屋、赤い、人!
< それだけで意味は通じるでしょうか? >
[俯いていた顔を少しだけ上げ、見つめる少女へ愁いの瞳を向ける]
…殺すなど…傷付ける事など、私には出来ませぬ。
捕らえようとしても……勝てはしないのでしょうね。
[動いた左手の気配に、僅か身体は強張ろうか。
心宥めるよに天蓋を閉じた時計を撫でる]
なれど私は…そなたを傷つけるも、麒麟たる私を――屍のみならず流れる血すら穢れなる故に――傷つけさせるも望みはしませぬ。
そなたが違うと言い張るであれば、ここから逃げるもないであろう。
他の者なればそなたが心を開くかも知れぬ故、しばしこのままに…
[そう告げて、扉の側にある少女の横をすり抜けてゆかんとする]
自分を……はっきりいーなさいよー!!
[手を振りほどいた(まるで逃げるように?)エーリッヒを睨む。赤い人?ダーヴィッド以外の赤い人は]
だめ、だから…!
< 説明している暇はないといわんばかり、猫は扉を開け放ち――
向かう先は、先に、立ち聞きした部屋。
コップが廊下におちていたりはするのだが。 >
[ナターリエの言葉にふぅとひとつ息を吐くと、銃から手を離す。]
そう。それなら、私は構わないし、今ナターリェさんを傷つける気も更々ない。
私は無実ですもの。心を開くも何も……
[そう言って、出て行くナターリエには何もせず、むしろドアを開けて送り出す。]
……Curiosity killed the cat.
[ばたんっ。扉を閉じる間際にぽつりと呟かれたそれは、果たしてナターリエの耳に届いたのだろうか。]
[手から離れた銃に、私は小さく息を零す。
屍や血が穢れと言うのは、紛れもない真実であるがゆえに]
……退いて下さりありがとうござりまする。
[この屋敷を、この地を、この界を――
穢さずに済んだ事に、私は小さな声で…心を込めて礼を言って。
送り出されるままに、少女の部屋を出てゆく]
……?
[獣の耳は少女の言葉を捉えたなれど、言葉の異なるがゆえにわからずに。力なく肩を落としたまま、*その場を後にした*]
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