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…ふわふわの袋詰め…
枕・・・にはできませんよね。きっと。
[渡された>>31袋を見て思うのはそんな事。
それでもまずは捕まえるべく、てくてくひとまず歩いて行って…]
…あ。場所確保忘れてた。
[網にするにも柄が無きゃ無理で、小さくため息つきました。]
[白狼を追いかけるふわふわの群れを追いかけると、わふわふ言ってるやつと目が合った]
うぉ、やっぱ『もふらいおん』か。
[もふらいおんは白狼(というよりその背中の剣)を追いかけるのを中断し、こちらを振り返る。
どうやら先に邪魔者を退ける事にしたようだ]
………アレって、格闘戦通じるのか?
[魔力は封印済み、武器もなし。
まあそういう事態に備えての肉弾戦訓練も欠かしてはいないが……
29ダメージくらいはなんとか与えられるのか?]
え、と…
『………これ、は…』
[足元には3匹のふわふわがじーとこちらを見上げている。
意味がわからず見下ろしてたら頭の上のももちゃんがぽふん、と跳ねた。]
ももちゃん?
っと、うわ!?
[どしたの?と聞こうとしたら、手に持っていた回収袋の中にぽふぽふぽふと何かが飛び込む感触があり。
中を見ると、足元にいたふわ達がふわふわしていた。]
……もしかしてももちゃん、説得しにいってた?
『…みたいだな。』
─ 『世界樹の仔』から少し離れて ─
[『世界樹の仔』から離れた後。
ティルは仔熊になってふわふわの集まる場所へと向かっていました。
ギュンターに捕まった時のことを踏まえて、服がふわふわに触れないようにしたみたいです。
捕獲袋は口に銜えて運びます]
ぅ、 ぅ、 ……ぅ?
[リズミカルに駆ける先で、ふわふわの塊がもそりと動いたように見えました。
ティルは立ち止まり、袋を地面に置くと、ゆっくりとその傍に近付いていきます]
くぅ………ぅ?
[もそ、と鼻先を近付けふわふわを左右に掻き分けました]
『…………』
…………。
[パステルカラーと眼が合いました]
がぅ。
『わぅ』
[ティルが右手を上げると、もふらいおんは左手を上げます。
ティルが左手を上げると、もるらいおんは右手を上げます。
対照的な動きをしばらく繰り返し、ティルはじぃっともふらいおんを見詰めました]
がぅがぁう!
『!!!!!』
[捕獲!と言わんばかりにティルが両手を掲げてもふらいおんへと襲い掛かりました。
もふらいおんは身の危険を察知し、周囲のふわ溜まりに逃げ込もうとします]
突っかかってくるのがいたり、逃げるのがいたりっ!
なんなんだ、お前らっ!
『……もふらいおんだろう』
冷静に突っ込むな!
……っと、とりあえずっ!
Wird benutzt, die Bindung von einer schweren magischen Macht, meinem Feind, zu unterdrücken!
[傘をくるん、と回して早口に詠唱するのは動きを抑える加重の呪文。
先の突進で、フットワークが軽いのはわかっているからこその対策、ともいう]
― 結界付近 ―
[駆け去ったティルを見送り、何やら考えているところへ、エーリッヒの問いかけが聞こえて振り向く>>72]
ティルが、ギュンターさんが突然消えたと言ってる。
何かの理由でゼルギウス導師が外へ送ったのでなければ、邪魔だと思った誰かに排除されたのかもしれないな。
[返した言葉は淡々と事実を告げるものだった]
…んー。
意外に、柄無しでもやれたりするんでしょうか?ふわふわ回収。
[袋に入った(07)匹のふわふわを見て、
ぽつりとつぶやくそんな事。
柄が無い分、空気抵抗とかを無視して振り回しやすいのは事実です。]
…ふわふわ入ってる以上、次は振れないんですよね。
[それが問題でした。]
すごいねももちゃん、ありがとー!
『…色々ツッコミたいが、まぁ…そのふわふわの手柄ではあるな。』
ふわふわじゃないよ、もーもーちゃーん!
『…もも殿の手柄だ。これでいいか。』
うん☆
ももちゃんすごーい、お手柄だよー☆
あ、でもでもクッキーのおかげもあるのかな。
ベアちゃんとミーちゃんにもクッキーのお礼しなきゃだねー。
[頭の上のピンクふわふわを撫で撫でして褒め称えると、ぽふぽふ嬉しそうに跳ねられた。]
[突進してくる『もふらいおん』を紙一重で避け、すれ違いざまに体重を乗せた拳をその横っ腹に叩き込む。
もふらいおんはその一撃で吹っ飛んだが、すぐに体勢を立て直してこちらを警戒している様子。
一撃では仕留められなかったが、それなりに手ごたえはあったし、あと2〜3回殴る事ができれば仕留められるかな?と思っていると、もふらいおんは身を翻してどっか行った]
………逃げたか。
[左わき腹を押さえながらその後姿を見送る。
突進は避けたのだが、殴ったもふらいおんが後脚で蹴ってくるのは避けきれなかったようだ]
─ 『世界樹の仔』から少し離れて ─
《もっふーーーーーーーーん》
[飛び掛った勢いで周囲のふわふわが舞い上がります。
いくつかは、ぽん、ぽん、とまた増えてしまったようです]
…………がぁう。
[ティルが飛び掛った先、爪のある手の下にもふらいおんはいませんでした。
見事に逃げられてしまったようです。
見るからにしょんぼりした様子で、ティルはふわ溜まりの中に座り込んでいました]
でも、ももちゃんの説得に応じてくれるのは少ないみたいだねー。
『そうだな、あの中から3匹しか来なかったしな。』
他に賄賂になるよーなのもないしなぁ。
『賄賂言うな。
…まぁ、どのみち実力行使は必要なはずだしな。
さきのゼルギウス導師の言葉を聞いたろう?』
─うん。
改造とかひどいよね。
『聖夜祭だって、皆が楽しみにしているしな。』
[メリット云々についてのゼル導師の返答>>85に、流石に思う所があったらしく。
珍しく真面目な顔でこくりと頷いた。]
Wohne in sich selbst; eine Welle der Macht. Eine schnelle Windstärke hier.
[早口に詠唱するのは、媒介であり、武器でもある傘への魔力付与。
と、いうか、これをやらないと強度に問題が、という説もある。
一応、二年だけとはいえ月闇学科にも在席していた身、攻撃魔法のレパートリーも相応あるのだが。
この状況下でそれをやるのは、色々怖い、というわけで]
おらよ、っと!
[風の魔力をまとい、きらきらと翠色の光を散らす傘を、加重の呪文で動きの鈍ったもふらいおんに向けて振り下ろした]
―結界付近―
突然消えた…?
『ティル?さっきの子どもが?』
[振り向いた青年>>102から得た返答に目を瞬く。
肩に戻った黒猫は、主とはまた別の場所に反応していたが。]
ゼル導師はさっき、関係なさそうな人達外に出したみたいだし、なー。
[ぽつり、呟きながらも何処か淡泊に思える調子の声に相手の顔を窺い]
導師がさっき仰っていた…"仕込み"とやらさちまった誰かに、でしょうか。
そっちも探さなくちゃならねーんでしたっけ。
そだねー。
早くふわふわ回収終わらせないと、氷のツリー作れないし。
『そうそう。
そういうわけだから、今回もアレを持って帰るとかは無しだぞ?』
へ?
…あー。
でもあの大きさなら飼っても問題なさそうじゃない?
『大有りだ。』
[鴉に示されて見据えた先には、ふわふわ塗れのもふらいおん。
真顔なままで交わされる会話はやっぱり緊張感はありませんでした。]
[もふらいおんは、ぼてっと転んだ。
まあ、大したダメージにはならなかったようだが]
そのまま、叩いて。
Splitter.
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